ある日、突然目の前から消えた幼馴染
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136 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) 1 ◆hFwT9Qycjs :2013/04/19(金) 20:46:13.67 ID:4fr53F3N0
千夏は俺に気付くと、声をかけてきた
「あれ?ヒロどうしてここの教室に?」
「あ、あのさ…」
俺はすこしこの時、変に緊張してて、口ごもってしまった
「ん?どうしたの?」
俺はスレの人達に言われていたことを しっかり刻んで、今日挑んだのがよかったのか
もう、これ以上 俺の失態で千夏を傷つけるのはダメだと思った
「今日すこし時間空いてる?」
「時間?」
「うん」
「う〜んと、3限4限は空いてるよ。最後授業あるけど」
「なら、話したいことあるから3限と4限俺に付き合ってくれない?」
「え…なんの話?」
すこし千夏の顔が曇る
「それはその時にちゃんと話す」
「…わかった。なら学食とかで話す?」
「いいよ」
俺は千夏と約束を取り付けた
137 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) 1 ◆hFwT9Qycjs :2013/04/19(金) 20:51:07.89 ID:4fr53F3N0
俺は1と2限だけあって、他は空いていた
今日の授業は眠くなかったけど、千夏のことで頭がいっぱいで何も入ってこなかった
適当にノートを取りながら、どう話そうか迷っていた
多分、中学のこと、何も言わず転校したこと、この事は避けて通れないって考えていた
前の俺なら、中学のことは あまり千夏に思い出させたくないし、自分も思い出したくなかった
なんだかんだ考えているうちに授業は終了
そのまま昼を食いに数名で学食に行くことに
普段はコンビニなどの弁当で済ませるのだが、今日は特別
千夏は俺に気付くと、声をかけてきた
「あれ?ヒロどうしてここの教室に?」
「あ、あのさ…」
俺はすこしこの時、変に緊張してて、口ごもってしまった
「ん?どうしたの?」
俺はスレの人達に言われていたことを しっかり刻んで、今日挑んだのがよかったのか
もう、これ以上 俺の失態で千夏を傷つけるのはダメだと思った
「今日すこし時間空いてる?」
「時間?」
「うん」
「う〜んと、3限4限は空いてるよ。最後授業あるけど」
「なら、話したいことあるから3限と4限俺に付き合ってくれない?」
「え…なんの話?」
すこし千夏の顔が曇る
「それはその時にちゃんと話す」
「…わかった。なら学食とかで話す?」
「いいよ」
俺は千夏と約束を取り付けた
137 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) 1 ◆hFwT9Qycjs :2013/04/19(金) 20:51:07.89 ID:4fr53F3N0
俺は1と2限だけあって、他は空いていた
今日の授業は眠くなかったけど、千夏のことで頭がいっぱいで何も入ってこなかった
適当にノートを取りながら、どう話そうか迷っていた
多分、中学のこと、何も言わず転校したこと、この事は避けて通れないって考えていた
前の俺なら、中学のことは あまり千夏に思い出させたくないし、自分も思い出したくなかった
なんだかんだ考えているうちに授業は終了
そのまま昼を食いに数名で学食に行くことに
普段はコンビニなどの弁当で済ませるのだが、今日は特別
138 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) 1 ◆hFwT9Qycjs :2013/04/19(金) 20:54:25.45 ID:4fr53F3N0
みんなで和気藹藹と話しながら食事をしていると、千夏達が来るのが遠目から分かった
俺は まだなるべく意識しないように、友人と話しながらもくもくと飯を食っていた
そんで、昼の時間が終わると、俺だけその席に残って、他の友人は帰って行った
授業がない奴もいれば、サボる奴もいたからね
俺は千夏が友達と話し終わるまで、その席で待ち続けた
141 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) 1 ◆hFwT9Qycjs :2013/04/19(金) 21:00:01.40 ID:4fr53F3N0
ここから会話多くなるんで、すいません
3限が始まってしばらく経ってから、千夏が二つコーヒーを持ってきて俺の席にやってきた
「ヒロ、待たせてごめんね」
「あ、いいよ」
「はい、これお詫びに。ブラックでも大丈夫?」
「全然大丈夫」
「ならよかった」
千夏は俺にそっとコップを俺の前に置くと、向かいに座るように ゆっくり腰を下ろした
「てか、ヒロとこうしてちゃんと話すの本当に久しぶりだよね」
「そうだな。この前は挨拶程度だったし」
「うん…元気にしてたの?」
「俺?特にあの頃と変わらずって感じだな」
「喧嘩っ早い感じw?」
「もうあの時からしてねぇわw」
「そうなの?wならよかったw喧嘩しない約束守ってたんだ」
「別にそういうことじゃ…ないかな」
「そうなの?」
「分からん!」
なんか照れてしまって、ぎこちない
いつもの俺ではなかった
142 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) 1 ◆hFwT9Qycjs :2013/04/19(金) 21:07:13.39 ID:4fr53F3N0
「なんだよそれwなんか あたしが見ないうちにヒロすこし変わったね…」
「どこらへんが?」
「なんか落ち着いたっていうか、なんていうかな…。冷めちゃってるような感じ」
冷めてるんではなくて、千夏にしか興味言ってなかったから、そう見えていたのかも知れない
「別に冷めてないよ。小さい時とあまり変わらない。あのまま」
「そう。ならよかった」
「どうして?喧嘩っ早かったのに?」
「そこは好きじゃなかったけど、あの頃の元気があって、強くて頼れるとこいいの」
「そんなこと千夏から初めて言われたわw」
「だって、初めて言ったもんw」
「千夏は相変わらずだったのか?俺と離れてた4年間くらい」
「うーん…。分からない…」
俺はどういうことなんだろうって思った
でも、次の言葉で理解できた
145 :名も無き被検体774号+:2013/04/19(金) 21:19:36.20 ID:g75/Oh5M0
wktk
146 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) 1 ◆hFwT9Qycjs :2013/04/19(金) 21:21:22.67 ID:4fr53F3N0
「どういうことだよ?千夏、別に変わったとこないと思うけど」
「表には出してないだけ。あの時から怖いんだよね。男の人…」
あの時は中学のことだとすぐに察しがいった
やっぱりこの時期のことに触れることは避けれなかった
「中学の時のことか…」
「うん…。あまりヒロには話してなかったよね。あの後、すぐあたし転校しちゃったし」
俺は どうして無言で俺の前から消えたのか、それを聞きたかったが、この時は我慢した
「そうだよな。たった一カ月くらいで転校だったもんな…。あの時から」
「うん。ヒロにはちゃんと細かく話したかったから話すね」
「ああ」
「付き合い初め、彼氏は普通だったんだけど、最初に喧嘩した時、すでに手出してきてたんだ
顔とかにはしないものの、目立たなそうな所に。
お腹とか背中とか
あたし、あの時、もう彼が怖くてしょうがなかったけど、機嫌損ねると また殴られると思ってセックスに対して以外、断ることできなかった」
「そうなのか。辛かったよな…千夏」
「地獄だった。だんだん殴られる回数も増えてきて、終いには何度も犯されかけた
絶対あんな人となんかしたくなかったし、最初の人が あの彼だと思うと今でも気持ち悪い…
男の人見る目なかったんだなって思ったよ…。
で、このままだったら本当に殺されるんじゃないかって思って、最終的にヒロに助け求めたの…」
どんどん明かされる過去に、多少の悔しさは感じたものの、動じない姿勢で話を聞き続けた
>>次のページへ続く
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