ある女の子と出会ったことで反社会的勢力から足を洗った話
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1381915704/
俺には母親がいなかった、
すぐ暴力を振るう父親とチンピラの兄貴の三人で暮らしてた
中学を卒業してすぐ、俺は中学の時の友達の家に転がり込み、カツアゲや万引きで、あと日雇いの土方とかで その日暮らしをしていた
見てるよ
今北産業
17歳ぐらいの時に兄貴の紹介893系列の闇金の社員になった
社員って行っても俺は取り立てとかもほとんどせず毎日散歩したり映画見たりしてた
俺の仕事は背がそこそこ高かったのと土方の仕事で鍛えらてたのでヤバい相手や面倒な相手の時だけ呼ばれてて取り立てをしてた
それで月4、50万貰ってたから楽な仕事だった
金ができたから一人暮らしも初めて、結構優雅に暮らしてた
3年ぐらい経った頃に俺はその闇金事務所の社長を任せられた
社長って言っても仕事の内容はそれまでと変わらず、細かいことは他の奴にやらしてた
21ぐらいの時、いつもみたいに昼間っから散歩して公園で読書しながら煙草を吸ってる時に彼女に出会った
彼女は公園で絵を描いてた、別にその公園で絵を書いてる奴はそこまで珍しなかったけど その娘がかなり可愛かったから凄く印象に残ってた
んでんで?
見てるよ
その後も俺は仕事が無い時は ほぼ毎日公園に行ってたんだけど彼女も毎日のように公演に来て、絵を描いたり、時には本を読んだりしてた
初めて彼女を見かけてから2週間ぐらい経って、意を決して彼女に声をかけた
「いつも何描いてるんっすか?」
見たいな感じで声かけたと思う
そしたら凄い怪しい人を見るような目で見られた、まあ当然だろと想った
当時の俺はHYDEとの映画の時のGACKTみたいな格好してる上に毎日毎日公園に来てる変な奴だったからな
で、最初は怪しまれたんだけど怪しくないアピールをしてると絵を見せてくれた
「いつも同じモノ描いてるわけじゃないんですよ」
彼女は俺にそう言って、自分の絵のことを色々教えてくれた
風景を描くのが好きなことやお金が無くて美大に行けず独学で勉強してること
夜はコンビニでアルバイト、昼は公園や、たまに他の所でも絵を描いてたらしい
それから彼女とはよく喋るようになって、徐々に公園以外の所にも一緒に行くようになった
映画が一番多かったかな、あと何回か行った水族館とかがすごい印象に残ってる
水族館で俺は子供みたいにはしゃいでた、あんな所行ったのは小学校の遠足とか以来だったし
で、出会ってから半年ぐらいかな、彼女が家にレンタルした映画を見に来た
当時 俺の収入が70万ぐらいで、結構いいマンションに住んでたんだけど、遊びに来た彼女は驚いたような感じで
「そういえば何の仕事してるの?」
と聞いてきた
俺はやばいと思って咄嗟に親が金持ちで俺はニートしていい暮らししてる、みたいな嘘で誤魔化した、
その日は普通に映画を見て家に送ってあげたんだけど その日以来俺はこのままでいいんだろうかと考え始めた
もう付き合ってるじゃん
はえーな
>>21
でもキスもしたことなかったぞ
何回か手を繋いだことは合ったけど
でも今の仕事を辞めても俺は まともな仕事になんかつけないよなーっと思って
もっと胸を張って彼女に説明できる仕事をしたいと思いつつも仕事を続けていた
彼女と出会って一年以上経った時だろうか、彼女に俺の仕事がバレてしまった
ほうほう
なぜばれた
はよ
バレた原因は彼女の父親が俺の闇金に借りに来た時に
丁度俺も一緒に仕事してたから彼女の父親を呼び出し所について行って外で煙草吸ってたんだ
俺は彼女の父親と面識はあったんだけど 客の顔に興味無かったから気づかなかった
で、その何日か後に彼女と出会った時に「◯◯君の仕事って、闇金なの?」って聞かれた