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「機械と少年」
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582 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2014/01/01(水) 00:09:11.21 ID:/862nzduP
EVEの胸に深々と刺さったカッター
それを手放した瞬間にEVEに手で弾かれてリートが吹っ飛ばされる
リート「きゃぁっ!!」
勇「リート!!」
リートに駆け寄る
出血が多いせいか意識が薄くなって行く
だがまだやることがある
通信機をオンにする
勇「全ユニットへ・・・今すぐに戦闘を中止し現エリアから退避してくれ」
ゴート『どういうことだ!?』
勇「リートは取り返した・・・だが帰れそうにない」
ミーラ『何があったの!?』
勇「例のADAMだ・・・奴とここで刺し違える」
ウェルス『何言ってんだ!?俺たちがすぐに救援に・・・』
勇「頼む!!」
リート「私からもお願いします・・・」
ガイウス『・・・了解だ』
通信機を投げ捨てる
勇「すまない」
リート「もう慣れっこです」
583 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2014/01/01(水) 02:23:20.27 ID:/862nzduP
ADAM「僕を倒すつもりか?」
勇「ああ」
ゆっくりと立ち上がるEVE
ADAM「どこまでも愚かな存在だな・・・人間は!」
リート「私も・・・勇さんなら勝てると思います」
ADAM「お前も人間に感化され過ぎた様だな」
勇「既に仕掛けは完成している」
ADAM「何を・・・」
ADAMは構わず出力を上げた
その時・・・
バチバチバチッ!!!
EVEの胸元から電気が漏れ出した
ADAM「そうか、お前らの仕掛けとはこれか」
あざ笑うように言うADAM
ADAM「残念だったな!EJはいくら切ろうと機能に支障は無いんだよ!」
勇「くっ・・・!!」
ADAMがその手でカッターを引き抜こうと手をかけた
勇・リート「「かかった!」」
ADAM「!?」
EVEの胸に深々と刺さったカッター
それを手放した瞬間にEVEに手で弾かれてリートが吹っ飛ばされる
リート「きゃぁっ!!」
勇「リート!!」
リートに駆け寄る
出血が多いせいか意識が薄くなって行く
だがまだやることがある
通信機をオンにする
勇「全ユニットへ・・・今すぐに戦闘を中止し現エリアから退避してくれ」
ゴート『どういうことだ!?』
勇「リートは取り返した・・・だが帰れそうにない」
ミーラ『何があったの!?』
勇「例のADAMだ・・・奴とここで刺し違える」
ウェルス『何言ってんだ!?俺たちがすぐに救援に・・・』
勇「頼む!!」
リート「私からもお願いします・・・」
ガイウス『・・・了解だ』
通信機を投げ捨てる
勇「すまない」
リート「もう慣れっこです」
583 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2014/01/01(水) 02:23:20.27 ID:/862nzduP
ADAM「僕を倒すつもりか?」
勇「ああ」
ゆっくりと立ち上がるEVE
ADAM「どこまでも愚かな存在だな・・・人間は!」
リート「私も・・・勇さんなら勝てると思います」
ADAM「お前も人間に感化され過ぎた様だな」
勇「既に仕掛けは完成している」
ADAM「何を・・・」
ADAMは構わず出力を上げた
その時・・・
バチバチバチッ!!!
EVEの胸元から電気が漏れ出した
ADAM「そうか、お前らの仕掛けとはこれか」
あざ笑うように言うADAM
ADAM「残念だったな!EJはいくら切ろうと機能に支障は無いんだよ!」
勇「くっ・・・!!」
ADAMがその手でカッターを引き抜こうと手をかけた
勇・リート「「かかった!」」
ADAM「!?」
584 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2014/01/01(水) 02:34:26.44 ID:/862nzduP
ADAMはその言葉を考えようとした瞬間に身体が全く言うことを聞かなくなった
ADAM「な、何ダァァァァァァ!!!!!」
勇「そのカッターには赤い超高純度EJが入っている」
リートそれをあなたに突き刺した後に放電させていたんです」
ADAM「・・・まさか・・・E2ループ!?」
ADAMは手を放そうにも高電圧で回路が焼き切られ身体が動かせない
勇「お前の体にでかい高純度EJがあると相棒が教えてくれたんでな」
ありがとう・・・ノヴァ
ADAM「これではお前らも・・・!!」
勇「言っただろ・・・?」
リート「刺し違える覚悟は出来ています」
ADAM「ナァァァァァァァァァァアアア!!!」
ADAMはメイン回路まで破壊が進みもう何も考えることすら出来なかった
EVEのが眩い輝きを放ち始める
勇「リート・・・」
リート「なんですか?」
勇「もっと、一緒に居たかった」
リート「・・・大丈夫です。これからはずっと一緒です」
585 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2014/01/01(水) 02:36:41.96 ID:/862nzduP
勇「ノヴァ・・・お前もな」
既に動かなくなったヴィントにもたれかかりながら最期の時を待つ
勇「・・・好きだ。リート」
リート「私もです」
抱き合う二人を真っ白な破壊の光が包み込んだ
586 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2014/01/01(水) 02:40:46.75 ID:/862nzduP
ヴァルゴ「退却ってどういうことだ!?」
ゴート「・・・勇はなにか考えがあるようだった」
風吹「しかし退却とは・・・!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
地響きが近づいてくる
ミーラ「この反応・・・E2爆発!?」
ゴート「どういうことだ!?」
とにかく退却しなくては・・・!!
E2爆発は基地を丸ごとの見込み全てを破壊し尽くした
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587 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2014/01/01(水) 02:50:30.80 ID:/862nzduP
それから10年が経ったスティーア基地
兵士A「あぁ〜疲れた・・・」
兵士B「訓練キツイな・・・」
兵士C「なのにあいつは元気だな・・・」
訓練が終わったチームメンバーの中でやけに元気な女性兵士がいる
まだ十代の女の子だ
女の子「全く情けないな!」
兵士A「お前がタフ過ぎるんだよ!」
女の子「こんなんちょろいって!」
兵士C「化け物かよ・・・」
女の子「あ!リーダー!メニュー終わりました!」
チームリーダーの元へかけて行く女の子兵
兵士A「本当にあいつリーダー好きだな」
兵士C「小さい頃からの憧れなんだってよ」
俺たちのリーダーはあの本部攻略戦に参加した
上にアオス・ヴルフ戦にも参加した伝説のエースだ
リーダーはそこで大切な仲間を失ったと良く話している
その人も凄い人なんだろう
588 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2014/01/01(水) 02:58:55.12 ID:/862nzduP
女の子兵の名前はエラナと言った
エラナ「リーダー!次は?」
リーダー「お前な、自分は自分は余裕でも他のメンバーの事も考えろ」
エラナ「だってあいつら情けないんだもん」
リーダー「いいか?兵士というのは一人では何もできない。
俺だって今まで仲間に助けられて戦ってきたたたかってきた」
エラナ「そんなに強いのに?」
リーダー「俺一人ではどうにもならないことばかりだ」
エラナ「えー?」
リーダー「いいらとりあえず飯だ。みんな!行くぞ!」
兵士ABC「はっ!」
リーダー「堅いな・・・」
こいつらは今期入った新兵ばかりだ
結局 俺のチームでの古参は俺を入れて二人だけだ
5人で食堂に向かう間もエラナは良く
喋りかけてくるが残りの3人は全く話に入ってこない
やはりあいつに頼むか・・・
>>次のページへ続く
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