そして忘れてはいけないことがあります。
実は私は浪人生です。(2浪目)
勉強はどうなったかと言いますと、なんとジョギングをするようになってから成績がのびました。
特に数学や物理など、計算系の学問の成績はぐんと伸びました。
ジョギングと勉強の因果関係は不明ですが、これを研究して学会で発表すれば、あなたも未来の小保方さんになれます。
勉強も順調で、見た目もだいぶマシになった(マネキンに勝てない)私は、段々と自信を持つことができるようになりました。
その自信はいい方向にも悪い方向にも影響しました。
自信が出てきた私は公園ランナーのコミュニティーに入りました。
しかし、今までまともに人と絡むことをしなかった私は、いわゆるKYという存在になってしまいました。
みんなが真剣な話をしているときに一人だけふざけていたり、今考えてみると ほんとやばいです。
しかし、私は自分が空気がよめていないということに気づけませんでした。
私なりに上手くやっているつもりだったからです。
ここで悪魔が現れます。
救世主とも言い換えることができるかもしれませんが。
その悪魔が「ゆみ」でした。
ゆみは元から公園ランナーのコミュニティに参加している女の子で、顔は可愛いのですが、気が強く、若いのにもかかわらず、コミュニティの中でもわりと中心の人物でした。
遅くなってすみません。1です。
こんなに見てくださってる方がいるとは知らず、遅くなって申し訳ないです。
ある日、私は ゆみに公園に呼び出されました。
私は告白なのではないかと思って、うきうきしてました。
ゆみのやつ きつい性格のわりに、可愛いところもあるじゃないかとか偉そうなことを思っていました。
待ち合わせ場所に着いてのゆみの第一声は
「なんで呼び出されたかわかってる?」
でした。
今考えてみれば、このときのゆみは しかめっ面でした。
私は「ふふ、わかってますよ」と答えました。
この時点で空気よめてないです。
というか気持ち悪いです。
ゆみは「絶対わかってない」といって さらにきつい顔をしました。
そのとき私は
(わかってるのになぁ)
とか思ってました。
ほんと気持ち悪いです。
そして ついにゆみが本題に入りました。
「自分が空気読めてないって気づかないの?」