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妻と結婚するまでの話
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749 :692:2007/10/21(日) 07:53:18 ID:fcoVC/V/0
さらに迫ろうとする本田。

彩「本田さん、ダメだよ。私、彼氏いるから!」

本田「そんなの関係ないよ。それでも俺の彩ちゃんへの思いは何も変わらないよ」

本田は彩をソファーに押し倒しながら、強引に唇を奪った。彩は少し思わせぶりな態度で接した自分も悪いと思い、キスくらいは しかたないかと我慢した。

本田は彩の抵抗が無くなったことをいいことにTシャツ越しに胸を触り始めた。

彩「それはダメ!」

本田の手が彩のTシャツの中にのびる。

彩は懇親の力で本田を押しのけると一目散に自分の部屋に駆け込んだ。



751 :692:2007/10/21(日) 07:58:16 ID:fcoVC/V/0
彩は落ち込んだ。


明日から、本田とどう接すればいいのか。

自分が思わせぶりな態度で接してきたからいけないんだ。最初から、彼氏がいますと はっきり公表しておくべきだったんだ。

そう思いを巡らせているとドアがノックされた。

まさか、本田では・・・・・

彩「誰?」



752 :692:2007/10/21(日) 08:07:14 ID:fcoVC/V/0
「彩、夜遅くごめん。真由です」

真由だった。扉を開ける。そこには泣いている真由が立っていた。部屋の中へ入れて、話を聞く。

今晩、意を決して小林の部屋へ押しかけて、小林に告白したが、前の彼女が忘れられないと受け入れてもらえなかったらしい。


落ち着くまで真由の話を聞いてあげた。

彩は自分のことも話をしようかとも思ったのだけど、真由と逆の立場の話なので、感情を害するのではないかと思い、話すのをやめた。




756 :692:2007/10/21(日) 08:13:23 ID:fcoVC/V/0
次の日、彩は憂鬱だった。

朝、本田に明るく「おはよう!」と声をかけたが、本田から無視された。

仕方ないとは思ったものの、研修中気持ちは晴れなかった。

そして、最後の夜のお別れのレセプションが始まった。賑やかな場の中で、彩はひとりでぼんやりしていた。

なんとなく ひとりでいたいという気持ちと寂しさが交錯していた。

そんなとき、後ろから声を掛けられた。



757 :692:2007/10/21(日) 08:19:29 ID:fcoVC/V/0
「よっ!ボインちゃん!」

小林だった。


彩「なによ。おっぱい星人!だいたいボインなんて死語でしょ!」


小林「なんか、元気ないじゃん!どうしたんや?」


小林の思いがけないやさしい言葉に我慢していた思いが溢れ出し、涙が出てきた。



759 :692:2007/10/21(日) 08:23:54 ID:fcoVC/V/0
彩は、この場で泣いてちゃいけないと思い。「小林君、ごめん。ありがとう」と言って立ち上がり、部屋へ向かった。

部屋に戻ると ひとしきり泣いた。

暫くして、トントン、部屋をノックする音が聞こえた。ドアを開ける。

そこには小林がワインとグラスを2つ持って立っていた。



760 :692:2007/10/21(日) 08:30:25 ID:fcoVC/V/0
小林「何があったか聞かんけど、こんな時はひとりでいるな!俺がとことん付きあったるから」

そういいながら、持ってきた赤ワインを持ち上げた。

彩「心配かけてごめんね。そうだね、飲もうか」


彩は自然に部屋に小林を招き入れた。それから、二人はいろんな話で盛り上がった。

あっという間にワインがが1本空いた。



770 :692:2007/10/21(日) 16:22:16 ID:qE8CULyf0
692です。

朝は、嫁さんが急に起きてきてあせちゃいました。今は漫喫のパソコンからです。

いろいろなご意見ありがとうございます。

とりあえず、完結目指してがんばります。



彩と小林、二人ともいい感じで出来上がっていました。

小林「そういえばさっき、お前俺のことおっぱい星人っていいやがったな!なんで、そんなことわかるんかよ!」


彩「だって、ビーチで私の胸ばかりみてたじゃん!エッチ!」


小林「あんなビキニ着てたら、おっぱい星人じゃなくたって見るよ!」


彩「そうなんだ。じゃあ小林君はおっぱい星人じゃないんだ」


小林「そういうわけじゃないけど」


彩「やっぱり、おっぱい星人なんだ!やーいおっぱい星人!」



771 :692:2007/10/21(日) 16:27:22 ID:qE8CULyf0
小林「彩、元気になったね!よかった」


彩「えっ、ほんとだ。すっかり嫌なこと忘れてた。小林君いい人だね」


小林「元気のない彩は彩じゃないよな。あと、胸の小さい彩も彩じゃない」


彩「ひどいなぁ〜。またおっぱいのこと言ってる!」


小林「元気なのもおっぱいも彩の取柄だから」




773 :692:2007/10/21(日) 16:31:41 ID:qE8CULyf0
彩はこの時点で、小林のことが好きになっている自分に気がついた。


彩「小林君も私の胸に興味あるの?」


小林「そりゃそうだろ!今回参加しているやつらでお前の胸に関心のないやつなんていねーよ。ビーチの日の夜なんて、お前のおっぱいの話で男子部屋は持ちきりだったぜ」


彩「他の人のことなんてどうでもいいの!小林君はどうなの?」



775 :692:2007/10/21(日) 16:38:25 ID:qE8CULyf0
小林は無言で彩に唇を重ねる。

それを受け入れる彩。長い時間二人はキスを続けた。


そして、小林はTシャツの中にすばやく手を伸ばし、彩のブラを外した。

ビーチでビキニ越しに視姦した彩のおっぱいがこぼれる。

彩のおっぱいに顔を埋め、下で乳首を転がす。そして下半身へ。


酔っているせいなのか、小林への気持ちなのか彩は異常に感じたらしい。

彩は小林を完全に受け入れた。



776 :692:2007/10/21(日) 16:43:32 ID:qE8CULyf0
西新宿の高層ビル街のベンチ。

俺は、脱力感と少しの興奮の中で、彩の話をじっと聞いていた。

その中で心は決まっていた。

彩と別れようと・・・・・


どうしても彩を許せない自分を消すことはできなかった。



778 :692:2007/10/21(日) 16:49:07 ID:qE8CULyf0
研修旅行の最終日、空港で自由行動が1時間あり、誰にも内緒で彩と小林は一緒に行動した。

最後の10分、彩は思い切って小林にこれから どうするのかと聞いた。


「お前も彼氏がおるし、俺も前の彼女のことを引きずっている。

お前は東京やし、俺は大阪にもどらなあかん。

お互い帰ったら、もう一回将来のことを真剣に考えようや。そして1ヵ月後また会おう!」

小林は こう彩に答えたらしい。



779 :692:2007/10/21(日) 16:56:01 ID:qE8CULyf0
再び西新宿の高層ビル街のベンチ。

長い沈黙の後、それをやぶったのは俺だった。


俺「これから、彩はどうしたいの?」

彩「どうしていいか分からないの。私にとってどっちも大事だから」

俺はそんな彩の言葉に少し腹が立ったが、冷静に言葉を選びながら話をした。


俺「彩の中では小林を受け入れた時点で結論はでているんだと思う。これから小林とお付き合い始めるのかどうかは知らんけど、きちんと俺とのケジメをつけて、がんばんな!」

泣き出す彩。

泣きたいのは俺のほうだった。でもここで泣くのは俺のプライドが許さなかった。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 


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