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妻と結婚するまでの話
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589 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/24(月) 05:20:12 ID:Z6uyZeCY0
ごくっと生唾を飲み込む渡辺。渡辺は彩を自分のものにしたいと思った。

彩「やっぱり、これも運命なのかな・・・・・」

ぽつりとつぶやき、顔を上げた彩。瞳がウルウルしている。渡辺は顔を近づけると唇を重ねた。

渡辺「ごめん」

彩「いいの。もういいの」



590 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/24(月) 05:31:49 ID:Z6uyZeCY0
再び、唇を重ねる。

そして、手を胸に添えて彩の胸の感触を確かめる。

渡辺「触ってもいい?」

彩「・・・・・」

少し強めに揉んでみる。

渡辺「見てもいい?」

彩「・・・・・」

サマーセーターの裾をまくり上げる。薄いピンクのブラが露わになる。



592 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/24(月) 05:41:02 ID:Z6uyZeCY0
渡辺「外すよ」

彩「・・・・・」

渡辺の手がブラのホックに手が掛る。

彩「渡辺君!ごめん」

渡辺を押しのける彩。

彩「こんなんじゃだめだよね。私、やっぱり○○君のことが好きだから」

渡辺「・・・・・」

彩「こんな気持ちじゃ。渡辺君にも失礼だよね」

渡辺「・・・・・俺、彩ちゃんのことすきだからかまわないけど」

彩「渡辺君、ごめん」


彩は助手席のドアを開けると車を飛び出して、駆けて行った。そんな彩を渡辺は茫然と見送った。




593 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/24(月) 05:46:53 ID:Z6uyZeCY0
それ以来、彩とは連絡を取ってないらしい。


再び、新宿の居酒屋。

渡辺「ほんとにすまん!」

俺「ちょっと腹立つけど、いいよ。お前が彩のこと好きだったのは俺も知ってるから」

渡辺「ほんとにすまんな」

俺「お前のおかげで、俺も彩のことが今でも好きなのがわかったから」

渡辺「本気か?」

俺「ああ、マジだ」



594 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/24(月) 05:52:00 ID:Z6uyZeCY0
居酒屋を出ると俺は勇気を振り絞って彩に電話を掛けた。

俺「久し振り!彩」

彩「えっ、どうして?」

俺「今からそっちの近くまで行ってもいいか?話したいことがある」

彩「・・・・・今、どこにいるの?」

俺「東京に来てる。少しだけでいいから時間をくれないか?」

彩「うん。わかった」

それだけ言うと俺は彩の実家の最寄りの駅へと向かった。



621 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/26(水) 06:33:51 ID:4+CRj/bb0
彩に会いに行く電車の中で俺はこれまでの自分の人生について振り返る。

バイト先での彩との出会い。

彩の就活。そして内定。海外研修旅行。小林。

彩の就職。島村。

俺の九州への異動。智美との出会い。

智美の過去。智美の身体を駆け抜けていった男達。尾崎。伊藤。大橋。

平山の配属。

そして智美との別れ。

渡辺からの電話。



622 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/26(水) 06:37:44 ID:4+CRj/bb0
1つ1つの出来事が、今に繋がっている気がした。

そして今、俺は再び彩のところへ向かっている。

彩は俺のことを受け入れてくれるだろうか。受け入れてくれなければ、それも運命だろう。

今は自分の気持ちに正直に行動しよう。そう決めた。

そんなことを考えているうちに駅に着いた。人波を掻き分けて改札へと向かう。



624 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/26(水) 06:47:19 ID:4+CRj/bb0
改札の向こうに彩が立っていた。

約1年半ぶりの再会。彩は髪を茶色に染めて少し大人びて見えた。

二人、何も言わず、じっと見つめあう。

彩の目が少し潤んでいるようにも見えた。


俺「久しぶり!」

右手を差し出す。

彩「ほんとだね」

右手を差し出して、俺の手に重ねた。

少年のころの気持ちに戻ったようで、ドキドキした。


俺「ちょっとだけ、時間くれる?」

彩「うん」


そう言うと俺は彩の手をとって歩き出した。




625 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/26(水) 06:52:46 ID:4+CRj/bb0
駅の近くの公園のベンチ。

この公園は、付き合いだしたころよく行ったところだった。

俺「元気だった?」

彩「うん」

そんな通り一遍の会話を続けた。

なかなか言いたい一言が口に出せない俺がいた。



626 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/26(水) 07:00:52 ID:4+CRj/bb0
時間はあっという間に経った。俺の新宿へ戻る終電の時間が迫っていた。


彩「そろそろ行かないと終電乗り過ごしちゃうよ」

俺「ああ」

彩「今日は来てくれてありがとう。久しぶりに話せてうれしかった」

話したいことは何ひとつ言えてないのにこのまま帰るのか!

俺、勇気を振り絞って「彩!」

彩「なに」

俺「出張で東京に出てきたなんて嘘で、本当は彩に会いに来たんだ」

彩「えっどうして?」



628 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/26(水) 07:08:18 ID:4+CRj/bb0
俺「電話で渡辺から彩のこと聞いて、じっとしていられなくて!」

俺は これまでのいきさつを彩に話した。

「○○はこれからどうしたいの?」

彩が聞いてくる。

「彩とやり直したい!彩が好きだ」

俺は はっきりと伝えられた。

彩、少しだけ考えて、

「もう、終電の時間だから、○○君戻って。明日私が新宿に行くわ。その時、返事してもいい?」



629 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/26(水) 07:10:58 ID:4+CRj/bb0
新宿へ戻る電車の中。

俺は彩とのやり取りを振り返った。

伝えたいことは伝えることができた。

だが、その場で返事がもらえることを期待していただけに、少し肩透かしをくらった気がしていた。

そう考えると不安になった。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 


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