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バイトに出逢いなんてある訳ない
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121 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 13:56:18.26 ID:+qwvRRDuP
その日は午後の講義はなかったので帰れる事になった
悠人「あれ?お前は帰らないのか?」
野茂「約束があってな」
悠人「・・・そうか」
野茂「一人で帰れるか?」
悠人「バカにするな」
・・・・・・
帰宅中
昼飯をとっていないので腹が減っている
悠人「ってかもう3時か」
今食べるなら おやつということになるな
勝「悠人兄ちゃん?」
悠人「ん?」
俺の後ろを歩いていたらしい
悠人「勝くん、今帰り?」
勝「そうだよ」
隣に並んで歩くと小学生の歩幅の小ささがよく分かる
勝「これから塾なんだ〜」
悠人「そっか、頑張れ」
勝「・・・本当は塾やなんだ」
悠人「・・・そうなのか?」
122 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 14:02:29.65 ID:+qwvRRDuP
勝「だって翔太くんが意地悪するし・・・」
悠人「意地悪?」
勝「翔太くんケンカ強いし友達も いっぱいいるし・・・」
悠人「・・・(いじめ・・・なのかな?)」
悠人「その翔太って奴が どんなことしてくるんだ?」
翔太「最初はふざけてるだけだったんだけどね。だんだんやられることが ひどくなって行くんだ」
悠人「そっか・・・」
勝「でも塾やめたいって言うと おねーちゃんもお父さんも怒るし・・・」
悠人「だれか助けてくれる友達とか居ないのか?」
勝「友達・・・あまりいない」
悠人「・・・」
俺もこれくらいの頃は友達が居なかった
今もだが・・・
悠人「・・・本当に嫌か?」
勝「塾は嫌じゃないけど・・・」
悠人「・・・(困ったなぁ・・・)」
こんな状況見過ごせないけど・・・
123 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 14:41:31.03 ID:+qwvRRDuP
勝「悠人兄ちゃんからも おねーちゃんにお願いしてくれない?」
悠人「と言われてもな・・・」
勝「・・・もういい」
悠人「・・・あのさ!」
勝「・・・なに?」
悠人「勉強、俺が見るってのはどうだ?」
勝「・・・悠人兄ちゃんが?」
悠人「丁度最近小学5年の子に勉強を教えてるんだけど・・・」
勝「・・・塾の代わりに?」
悠人「いや、もちろん塾の方がいいに決まってるけど・・・」
勝「・・・いいの?」
悠人「勝くんさえ良ければ・・・あと舞さんとお父さんも許してくれたら、だけど」
勝「僕それがいい!おねーちゃんにお願いする!」
悠人「あ、あまり期待はしないでほしいけど・・・」
勝「小学5年生ってだれ!?」
悠人「俺のアパートの隣に住んでる子なんだけど・・・」
勝「やったぁ!今すぐおねーちゃんに言ってくる!」
悠人「まっ・・・!走ると危ないって!」
124 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:16:07.35 ID:+qwvRRDuP
そのまま別れ俺が家に着いたのは数分後の事だ
悠人「ノリでとんでもないこと言ってしまったか・・・?」
ただ勝の塾への嫌がり方が異常だったから そのままにはできなかった
悠人(そもそも勝のいう翔太ってやつが原因なんだけどな・・・)
ベッドに寝っころがり一息つく
美里「悠人・・・?」
玄関がそっと空き美里が顔をのぞかせる
悠人「ん?美里か?」
美里「なんか物音がしたから泥棒かと思った・・・」
悠人「今日は早かったんだ」
美里「バイトは?」
悠人「今日はないよ」
美里「じゃぁ暇だね」
悠人「まぁな」
美里「ここに居ていい?」
悠人「構わない」
美里「お邪魔しまーす」
美里「寝るところだったの?」
悠人「いや、一休みってだけ」
125 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:21:24.61 ID:+qwvRRDuP
悠人「今日の勉強は?」
美里「今日はしない〜」
悠人「毎日やるからこそ意味があるんだぞ?」
美里「最近調子いいし」
調子とはテストの事だ
実際点数が上がってきている
悠人「今日は お母さん遅いのか?」
美里「うん、いつも通り」
遅いんだな
悠人「・・・最近やってる勉強に もう一人仲間を増やしてもいいかな?」
美里「・・・だれ?」
悠人「知り合いの弟なんだけど・・・今小3かな」
美里「知り合いってだれ?」
悠人「バイトの仲間」
美里「いくつくらい?」
悠人「歳か?俺と同じだ」
美里「・・・女?」
悠人「そうだ」
美里「彼女?」
悠人「違う」
美里「ほんとに?」
悠人「なぜそんなに詮索するんだ?」
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その日は午後の講義はなかったので帰れる事になった
悠人「あれ?お前は帰らないのか?」
野茂「約束があってな」
悠人「・・・そうか」
野茂「一人で帰れるか?」
悠人「バカにするな」
・・・・・・
帰宅中
昼飯をとっていないので腹が減っている
悠人「ってかもう3時か」
今食べるなら おやつということになるな
勝「悠人兄ちゃん?」
悠人「ん?」
俺の後ろを歩いていたらしい
悠人「勝くん、今帰り?」
勝「そうだよ」
隣に並んで歩くと小学生の歩幅の小ささがよく分かる
勝「これから塾なんだ〜」
悠人「そっか、頑張れ」
勝「・・・本当は塾やなんだ」
悠人「・・・そうなのか?」
122 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 14:02:29.65 ID:+qwvRRDuP
勝「だって翔太くんが意地悪するし・・・」
悠人「意地悪?」
勝「翔太くんケンカ強いし友達も いっぱいいるし・・・」
悠人「・・・(いじめ・・・なのかな?)」
悠人「その翔太って奴が どんなことしてくるんだ?」
翔太「最初はふざけてるだけだったんだけどね。だんだんやられることが ひどくなって行くんだ」
悠人「そっか・・・」
勝「でも塾やめたいって言うと おねーちゃんもお父さんも怒るし・・・」
悠人「だれか助けてくれる友達とか居ないのか?」
勝「友達・・・あまりいない」
悠人「・・・」
俺もこれくらいの頃は友達が居なかった
今もだが・・・
悠人「・・・本当に嫌か?」
勝「塾は嫌じゃないけど・・・」
悠人「・・・(困ったなぁ・・・)」
こんな状況見過ごせないけど・・・
123 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 14:41:31.03 ID:+qwvRRDuP
勝「悠人兄ちゃんからも おねーちゃんにお願いしてくれない?」
悠人「と言われてもな・・・」
勝「・・・もういい」
悠人「・・・あのさ!」
勝「・・・なに?」
悠人「勉強、俺が見るってのはどうだ?」
勝「・・・悠人兄ちゃんが?」
悠人「丁度最近小学5年の子に勉強を教えてるんだけど・・・」
勝「・・・塾の代わりに?」
悠人「いや、もちろん塾の方がいいに決まってるけど・・・」
勝「・・・いいの?」
悠人「勝くんさえ良ければ・・・あと舞さんとお父さんも許してくれたら、だけど」
勝「僕それがいい!おねーちゃんにお願いする!」
悠人「あ、あまり期待はしないでほしいけど・・・」
勝「小学5年生ってだれ!?」
悠人「俺のアパートの隣に住んでる子なんだけど・・・」
勝「やったぁ!今すぐおねーちゃんに言ってくる!」
悠人「まっ・・・!走ると危ないって!」
124 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:16:07.35 ID:+qwvRRDuP
そのまま別れ俺が家に着いたのは数分後の事だ
悠人「ノリでとんでもないこと言ってしまったか・・・?」
ただ勝の塾への嫌がり方が異常だったから そのままにはできなかった
悠人(そもそも勝のいう翔太ってやつが原因なんだけどな・・・)
ベッドに寝っころがり一息つく
美里「悠人・・・?」
玄関がそっと空き美里が顔をのぞかせる
悠人「ん?美里か?」
美里「なんか物音がしたから泥棒かと思った・・・」
悠人「今日は早かったんだ」
美里「バイトは?」
悠人「今日はないよ」
美里「じゃぁ暇だね」
悠人「まぁな」
美里「ここに居ていい?」
悠人「構わない」
美里「お邪魔しまーす」
美里「寝るところだったの?」
悠人「いや、一休みってだけ」
125 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:21:24.61 ID:+qwvRRDuP
悠人「今日の勉強は?」
美里「今日はしない〜」
悠人「毎日やるからこそ意味があるんだぞ?」
美里「最近調子いいし」
調子とはテストの事だ
実際点数が上がってきている
悠人「今日は お母さん遅いのか?」
美里「うん、いつも通り」
遅いんだな
悠人「・・・最近やってる勉強に もう一人仲間を増やしてもいいかな?」
美里「・・・だれ?」
悠人「知り合いの弟なんだけど・・・今小3かな」
美里「知り合いってだれ?」
悠人「バイトの仲間」
美里「いくつくらい?」
悠人「歳か?俺と同じだ」
美里「・・・女?」
悠人「そうだ」
美里「彼女?」
悠人「違う」
美里「ほんとに?」
悠人「なぜそんなに詮索するんだ?」
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