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バイトに出逢いなんてある訳ない
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126 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:32:13.45 ID:+qwvRRDuP
美里「もし彼女だったら・・・気を使うし・・・」

悠人「バカかお前は」

美里「ばっ・・・バカだけどさぁ・・・」

悠人「それに来るのは その人の弟だ」

美里「どんな子?」

悠人「俺の知る限りでは活発な少年だが」

美里「・・・別に・・・いいけど」

悠人「そうか、ありがとう」

美里「・・・仲良くやれるかな?」

悠人「問題ないだろ」

美里「でも5年生と3年生だし・・・」

悠人「俺からしたら どっちもただの小学生だ」


ピロロロロ

携帯が鳴った

舞からだ


悠人「もしもし?」

舞『なんか勝が変なこと言い出したんだけど・・・』


俺は一部始終を舞に伝えた


舞『そうだったんだ・・・』

悠人「俺結構暇だし ついでに・・・どうかな?」


電話口の向こうで勝が『お願い!!』と叫んでいる


舞『わたし全く気が付かなかった・・・』

悠人「まぁいくら姉弟といえど それはしかたないよ」

舞『本当は私が見れたら それが一番なんだけど・・・』

悠人「舞さんは いろいろ忙しいでしょ?ここは暇人の俺に任せて」

舞『・・・わかった、お願いね』

勝『やったー!!』



127 :名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:38:22.54 ID:+qwvRRDuP
悠人「お父さんには相談しなくていいの?」

舞『大丈夫、わたしから伝えておく。ゆーちゃんは お父さんの友達になっちゃったから大丈夫だと思うw』


そう、実は昨日かなり気に入られ本人から直々にマブダチ宣言を頂いていた


悠人「じゃぁ今度詳しく」

舞『うん、明日は学校に行けると思うから』

悠人「分かった。」


電話を切るとなぜか不服そうな美里


悠人「もしかして・・・嫌だった?」

美里「そうじゃないけど・・・」


悠人「ならどうした?」

美里「なかよさそうじゃん・・・」


そういって美里は勝手に俺のベッドでふて寝しだした


悠人「・・・よくわからん」



133 :名も無き被検体774号+:2014/01/21(火) 20:31:24.50 ID:Ckb3uGyP0
数日後


美里「・・・・」


美里は一人で悠人の部屋に居た

いつもなら勉強の時間なのだが今日は少し遅くなるらしい

今悠人は新しい生徒を迎えに行っているらしい・・・


美里「・・・おそい」


10分で戻るといっていたのに・・・


美里「・・・むぅ」


こうまで待たされると色々考えてしまう

もしかして例の知り合いとかいう女の人と・・・


美里「戻るっていったもん・・・」


美里は待ち続ける



134 :名も無き被検体774号+:2014/01/21(火) 20:51:43.27 ID:8I9CLMX/P
悠人「急ぐぞ」

勝「待ってよぉ」


勝を急かしながら もと来た道を歩く


勝「その美里おねーちゃんってどんな人?」

悠人「う〜ん・・・それは会って自分で判断してくれ」

勝「どんな人かな〜?」


勝には適当に美里のことを伝えた


勝「ここ?」


アパートの前に着いた


悠人「そうだ」

勝「ボロボロ」

悠人「悪かったな」

勝「ここってよく事件のあるアパートじゃん!」

悠人「何それ?」

勝「なんか人が刺されたり〜お化けが出るって噂の・・・」

悠人「やめてくれ・・・」

勝「お化けが怖いの?」

悠人「気味が悪い」

勝「なにそれ〜?」

階段をあがって玄関を開ける



135 :名も無き被検体774号+:2014/01/21(火) 20:54:29.41 ID:8I9CLMX/P
悠人「待たせた・・・な・・・」


美里は机に突っ伏して眠っていた


勝「この人が美里おねーちゃん?」

悠人「まぁ・・・ちょっと待たせ過ぎたかな・・・」


美里を何度か起こしたが全く起きる気配がない


悠人「仕方ない・・・」


美里ひょいと持ち上げてベッドに寝かせる


悠人「ふぅ・・・さて、勝くんは始めるか」

勝「いいよ〜」


勝は飲み込みが悪く中々覚えることが苦手な様だった


悠人「また違うぞ」

勝「うぅん・・・」

悠人「算数苦手か?」

勝「苦手・・・」

悠人「大丈夫だ。一緒に頑張ろうな」

勝「うん」


黙々とやっていたが どうも1時間もしないうちに飽きてしまった様だ


すると・・・


美里「あ・・・」


美里が起きた


悠人「起きたか?」

美里「あれ・・・いつの間に寝てた?」

悠人「俺たちが着いた時には爆睡だったぞ」

勝「・・・」

美里「・・・」


なんだこの空気・・・





>>次のページへ続く
 
カテゴリー:読み物  |  タグ:青春, 胸キュン, ほのぼの,
 


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