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バイトに出逢いなんてある訳ない
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51 :名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 15:40:50.77 ID:hYQA6632P
美里「まぁいいや、いただきます」
悠人「食え」
美里「悠人のは?」
悠人「作りながら食った」
美里「なんか行儀悪い」
悠人「他人の家に飯を食いに来る方が行儀悪いぞ」
美里「うん、まずくない」
悠人「もっとありがたそうに食え」
美里「ご飯は?」
悠人「米か?」
美里「無いの?」
悠人「ない」
美里「ビンボー」
悠人「今日は たまたまなかっただけだ」
そんな感じで唯一のご近所付き合いは こんな感じだ
悠人「そういえば美里はいくつだ?」
美里「10さい」
悠人「小4・・・?」
美里「5。なんで?」
悠人「いや、ちょっと気になっただけだ」
舞の弟は小3だと言っていたな
美里「なに?ロリコンみ目覚めた?」
悠人「そんなわけないだろ。むしろ人間として未熟な子供はきらいだ」
美里「じゃぁ私セーフー」
悠人「アウトだろ」
そんなこんなで美里がやっと食べ終わったころ・・・
52 :名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 15:43:05.49 ID:hYQA6632P
「ごめんください」
玄関から女の人の声がした
悠人「どうやらお迎えのようだ」
玄関を開けるとやはり美里の母だった
美里母「すみません、またうちの子がお邪魔して・・・」
美里「あ、おかえりー」
美里母「おかえりじゃないでしょ!」
ほら、怒られてやんの
美里母「永久崎さん、ごめんなさいね」
頭を深く下げる美里母の横でニコニコしている美里
いや、これはニヤニヤか・・・
二人が去って部屋が静かになると同時に すさまじい孤独感に襲われる
悠人(俺って意外と一人でいるの苦手なのかな・・・?)
その日は一晩中羊の数を数えながら眠った
美里「まぁいいや、いただきます」
悠人「食え」
美里「悠人のは?」
悠人「作りながら食った」
美里「なんか行儀悪い」
悠人「他人の家に飯を食いに来る方が行儀悪いぞ」
美里「うん、まずくない」
悠人「もっとありがたそうに食え」
美里「ご飯は?」
悠人「米か?」
美里「無いの?」
悠人「ない」
美里「ビンボー」
悠人「今日は たまたまなかっただけだ」
そんな感じで唯一のご近所付き合いは こんな感じだ
悠人「そういえば美里はいくつだ?」
美里「10さい」
悠人「小4・・・?」
美里「5。なんで?」
悠人「いや、ちょっと気になっただけだ」
舞の弟は小3だと言っていたな
美里「なに?ロリコンみ目覚めた?」
悠人「そんなわけないだろ。むしろ人間として未熟な子供はきらいだ」
美里「じゃぁ私セーフー」
悠人「アウトだろ」
そんなこんなで美里がやっと食べ終わったころ・・・
52 :名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 15:43:05.49 ID:hYQA6632P
「ごめんください」
玄関から女の人の声がした
悠人「どうやらお迎えのようだ」
玄関を開けるとやはり美里の母だった
美里母「すみません、またうちの子がお邪魔して・・・」
美里「あ、おかえりー」
美里母「おかえりじゃないでしょ!」
ほら、怒られてやんの
美里母「永久崎さん、ごめんなさいね」
頭を深く下げる美里母の横でニコニコしている美里
いや、これはニヤニヤか・・・
二人が去って部屋が静かになると同時に すさまじい孤独感に襲われる
悠人(俺って意外と一人でいるの苦手なのかな・・・?)
その日は一晩中羊の数を数えながら眠った
55 :名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 01:15:27.95 ID:qQolUJ3rP
EP7:緊急招集
今日は土曜の朝だ
バイトは午後からなのに早起きしてしまった
悠人「・・・なんか鳴ってる」
部屋を見渡すと携帯が鳴っていた
悠人(・・・ん?バイト先からだ・・・)
ピッ
悠人「もしもし?」
店長『朝早くにごめんね!』
なんか切羽詰まっている様子だ
悠人「どうかしたんですか?」
店長『今日、ミキちゃんが風邪引いちゃって代わりに午前中に入って貰いたいんだけど』
悠人「・・・俺今日午後も・・・」
店長『午後は代わりの人が来れるんだけど、午前はもうゆーちゃんしか居ないのよ』
悠人「・・・わかりました。今から行きます」
店長『ありがと!』
ってなわけで今からバイトだ
悠人「・・・三木さん風邪か」
昨日の元気な姿を見ていたから なおさら信じられないが・・・
確かに昨夜は冷え込んだし仕方ない
56 :名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 01:25:09.59 ID:qQolUJ3rP
数分後
悠人「おはようございます」
店長「あ、おはよう!本当にごめんね!」
悠人「大丈夫ですけど・・・。三木さん大丈夫なんですか?」
店長「ただの風邪って言ってたんだけどね。電話口にも結構辛そうな感じだったな・・・」
悠人「そうなんですか」
店長「昨日は何とも無かったのにね」
悠人「でも寒かったですし」
店長「そうだね。私達も気をつけなきゃね」
悠人「そうですね」
この日のシフトは まっちゃんと横瀬というおじいちゃんの3人だった
横瀬「悠人くんだっけ?」
悠人「はい」
横瀬「僕ね、こう見えても現役時代は道場の師範やっててね」
悠人「柔道とかですか?」
横瀬「いや、多分君もやってるやつ」
悠人「え?」
横瀬「筋肉のつき方でわかるよ〜!悠人くん剣術やってるでしょ?」
悠人「え・・・はい・・・」
俺の実家は剣術の道場で両親も剣術の師範をやっていた
57 :名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 01:31:40.79 ID:qQolUJ3rP
悠人「・・・よく分かりましたね?」
横瀬「実は筋肉のつき方なんて嘘。永久崎道場は有名だからね」
悠人「・・・もう剣術は やってないんで」
横瀬「おや?辞めちゃったの?」
悠人「親に強制されて始めただけだったんで」
横瀬「おやまぁ・・・なんか聞いちゃいけない事だったかな?」
悠人「いえ、別に気にしないんで」
気にしないとは言ったが実家から逃げた事は未だにモヤモヤしていた
剣術が嫌いな訳じゃない
それを強制して道場を継がせようとする親が嫌だった
だから俺は もう剣術なんてやらない
横瀬さんも その事情を事情を察してか それ以上深く話して来なかった
58 :名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 01:36:49.03 ID:qQolUJ3rP
仕事終わり
店長「ゆーちゃん、明日はまた午前中ね」
悠人「はい」
店長「明日もミキちゃん無理かなぁ・・・?」
悠人「流石に一日で引っ張り出すのもどうかと・・・」
店長「だよねぇ。よし、明日は休むように言っておこう」
悠人「あ、じゃぁ俺は もう上がるんで」
店長「あい、お疲れ様」
悠人「お疲れ様です」
外に出ると丁度 昼時だった
帰り道何気無く通りかかった舞の家の前
ひと気はなく静まり返っている
悠人(親父さんと弟しか居ないって言ってたけど大丈夫なのかな・・・?)
そんな事俺には関係ないと首を振りさっさとアパートに帰ってきた
>>次のページへ続く
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