学生時代の謎の寝取られ事件とその黒幕の話
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803 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 14:59 ID:ItrO2/tZ
「顔写真もあるって言っていた、それも消して」
「うん、これ・・・」
英子が眠っている表情のアップだった。
「やだー、いつのまにこんなの撮っていたのよー」
「う、うん・・・」
「ちょっとカメラかしてよ。私だってカメラのつかい方くらい分かるから」
そう言って英子はカメラのメモリーの中を全てチェックした。メモリーの中にはそれだけだった。
「ほかにメモリーはないの?」
「うん・・・」
「ホントに?嘘ついたらもう帰るよ」
「あっ、あと一つ予備のがあるけど、なにも撮ってないよ」
「調べるから貸して」
805 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:24 ID:ItrO2/tZ
山本は同じ引出しの中からもう一つのメモリーを取り出した。
「貸して」英子は山本からメモリーを取り上げるとそれもチェックした。
そのメモリーは山本の言うとおりデータは何もなかった。
「ほ、本当だったでしょ。じゃ、ほら、早く、食事しよう」
「携帯にはこの画像ないよね?」
「えっ?なんで?この画像送った時の履歴で残っているんじゃない?」
「えっ、そ、そうだね、でも、そんな昔の履歴残っているかな?」
「じゃ、メモリから何まで削除して」
「えっ、だ、ダメだよ」
「私、安心したいの。こんなんじゃ、安心できないよ」
「・・・」
806 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:27 ID:ItrO2/tZ
「ねぇ、お願い」
「わ、分かった、全部削除するよ」
「じゃ、携帯貸して。私が削除してあげる」
「う、うん」
山本はおとなしく携帯も渡した。
英子はいろいろと操作して画像が残りそうなものは全て削除した。
「こ、これで、安心したでしょ・・・」
「うん」
「じゃ、食事しよう」
「うん、そう言えば、山本君、ラジオにメール送っているとか言っていたでしょ」
「うん」
「携帯から送っているの?」
「顔写真もあるって言っていた、それも消して」
「うん、これ・・・」
英子が眠っている表情のアップだった。
「やだー、いつのまにこんなの撮っていたのよー」
「う、うん・・・」
「ちょっとカメラかしてよ。私だってカメラのつかい方くらい分かるから」
そう言って英子はカメラのメモリーの中を全てチェックした。メモリーの中にはそれだけだった。
「ほかにメモリーはないの?」
「うん・・・」
「ホントに?嘘ついたらもう帰るよ」
「あっ、あと一つ予備のがあるけど、なにも撮ってないよ」
「調べるから貸して」
805 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:24 ID:ItrO2/tZ
山本は同じ引出しの中からもう一つのメモリーを取り出した。
「貸して」英子は山本からメモリーを取り上げるとそれもチェックした。
そのメモリーは山本の言うとおりデータは何もなかった。
「ほ、本当だったでしょ。じゃ、ほら、早く、食事しよう」
「携帯にはこの画像ないよね?」
「えっ?なんで?この画像送った時の履歴で残っているんじゃない?」
「えっ、そ、そうだね、でも、そんな昔の履歴残っているかな?」
「じゃ、メモリから何まで削除して」
「えっ、だ、ダメだよ」
「私、安心したいの。こんなんじゃ、安心できないよ」
「・・・」
806 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:27 ID:ItrO2/tZ
「ねぇ、お願い」
「わ、分かった、全部削除するよ」
「じゃ、携帯貸して。私が削除してあげる」
「う、うん」
山本はおとなしく携帯も渡した。
英子はいろいろと操作して画像が残りそうなものは全て削除した。
「こ、これで、安心したでしょ・・・」
「うん」
「じゃ、食事しよう」
「うん、そう言えば、山本君、ラジオにメール送っているとか言っていたでしょ」
「うん」
「携帯から送っているの?」
807 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:29 ID:ItrO2/tZ
「ううん、パソコンから送っているよ」
「それって、今聞いてるのに送るの?」
「うん、HPがあるからメールしたり掲示板に書き込んだり」
「ふーん、今さ、メール送ってみない?」
「えっ?今?」
「うん、彼女がきてるとか何とか書いて送ってみてよ。読まれたら面白いでしょ?」
「あっ、うん、そうだね、じゃ、やってみるか・・・」
山本はそう言うとパソコンの電源を入れた。
808 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:36 ID:ItrO2/tZ
お気に入りから番組のHPを呼び出し、メールの欄をクリックするとメールを送れるようになっていた。
山本は彼女がはじめて自宅に遊びに来ていることや弁当を作ってくれていることなどを書いて送信した。
「読まれたらいいねー」
「うん」
「じゃ、もう食べてもいいよね」
「そうだね」
809 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:40 ID:ItrO2/tZ
「おいしいよ!英子ちゃん、料理上手だね」
「ありがとう。こんなんでよかったらまた作ってあげるね」
こうしていると英子と山本は本当の恋人同士のように見えた。
「英子ちゃん、水割り、全然飲んでいないじゃない」
「えっ?あぁ、うん。山本君は?」
「僕は、もう2杯目だよ、しかもロックでね」
「英子ちゃんのは水割りだしウイスキーの量もそんなにないからぐっとあけちゃおうよ」
山本は英子にウイスキーの水割りをすすめた。
810 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:43 ID:ItrO2/tZ
「濃かったかな?なんだったら、水もっと入れてあげようか?」
「ううん、山本君は水、入れないの?」
「えっ?あっ、あぁ、うん、うんそ、そうだよ」
山本は額に汗を浮かべながら答えた。
「み、水好きじゃないんだよね。ロックのほうが好きなんだよ」
「じゃ、私のロックにしようかな?」
「えっ・・・えっ英子ちゃん、ウイスキー飲みなれていないでしょ?」
「うん」
「だったら、うん、み、水割りのほうがいいよ、慣れてからの方がいいよ」
「そうだ、水割り飲んで、慣れたらロックにしなよ」
811 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:45 ID:ItrO2/tZ
「あー山本君ずるい!」
「えっ!!!なっなにも・・・ずっずるくないよ!!!」
「えっ?何をそんなに慌てているの?」
「えっ、だっだって、ずるなんかしてないよ」
山本はずり下がっためがねを直したり額の汗を拭ったりきょどきょどしたりしていた。
813 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:48 ID:ItrO2/tZ
「ずるしたとかいっているんじゃなくて自分だけおいしいウイスキー飲んで私には水割りでごまかそうとしてるんじゃない?」
「えっ・・・ちっ違うよ・・・いいんだよ。ストレートで飲んだっていいよ」
「ただ、なれていないなら水で割ったほうが飲みやすいと思ったんだ」
「うん、なんだったらストレートで飲む?」
山本は少々ホッとしたような残念そうな顔をして言った。
814 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:51 ID:ItrO2/tZ
「うーーーん、ストレートはちょっとね・・・」
「私もロックで飲みたいな」
「じゃ、この水割り、山本君にあげる」
「えっ・・・あっ、あぁ、いいよ、ぼ、僕、自分のがあるから」
「ん?私ロックがいいから、もう水割りはいいよ」
「じゃ、下に行ってこぼしてくるよ」
「えっ?何もこぼす事ないじゃない、もったいないよ」
「いいよ、たくさんあるから」
山本はきょどりながらしどろもどろに言った。
816 :山本の友人 ◆2BKt7TrzAk :03/02/19 15:53 ID:ItrO2/tZ
「そんなに、慌てなくてもいいよ」
「えっ!あっ慌ててなんかいないよ!」
山本は興奮気味にいった。
「もったいないから、私、全部、飲むよ」
「えっ?英子ちゃん・・・全部飲むの?」
「うん、かして」
「あっ、ああ、うん、いいよ」
そう言うと山本は英子に渡した。
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