私が彼に言われる事無く、自分は淫乱な女で、もう彼の太い物から離れる事は出来ない事を言いながら気を遣ると。
「よし、合格の様だな。ご褒美にこうしてやる。」
彼はまた私が気を遣ってしまっても、休む事無く、今迄に無い位激しく突いて来ました。
彼は40歳を過ぎているとは思えないぐらいタフで、この日は昼食も摂らずに、トイレへ行くのとミネラルウオーターを飲む時意外、殆ど私の中にいました。
気が付くと彼の腕の中で、もう2時30分を過ぎていました。
もう帰らないと子供が帰ってきてしまうと思いながらも、5時間も責められ続けた私は動く事が出来ずに、腕の中でじっとしていると、
彼は今日の私の態度に、もう完全に自分の女になったと安心して話し出しました。
「京子、気が付いたか?
今日は凄かっただろう。
京子はやっと俺の物になったな。
これで念願が叶った。
最後に笑うのはやはり俺だ。」
『最後に笑う?彼は何を言っているんだろう。』
「昔、京子に振られた時、それまで振られた事が無い俺は、酷くプライドが傷付いた。
別れるか別れないかは俺が決める物だと思っていた。
それでも毎日顔を合わせるから、優しくしていればまた付き合って欲しいと言って来ると思っていた。
ところが言って来るどころか奴と結婚するという噂を聞いて、俺のプライドは更にズタズタになった。
だってそうだろう、仕事も俺の方が出来るし、男としても俺の方が優れている事は、京子も身を持って分かっただろ。
京子と別れる事は別に良かったが、俺を振って、全て俺より劣っている奴を選んだ事が許せなかった。
偶然、同じ部署に配属されてからは、何かと奴に辛く当たってやったが、奴はそれでも全然めげない。
そんな奴を見ていて余計頭にきた。」
私は背筋が冷たくなり、彼から離れて服を着出しましたが、なおも彼が。
「その後俺も結婚したが、何かスッキリしなくて色んな女と付き合い、それがばれて離婚だ。
俺が慰謝料などで金に困りながら、1人寂しい生活をしているのに、俺より劣った奴が幸せそうな顔をしているのが気に入らなかった。
あのまま京子と付き合っていれば、俺がその立場だったと思うと許せなかった。」
彼は私の事を愛していたのでは無く、私への復讐と主人への逆恨みから、私を抱いていたのです。
「本当はあんなに出張に行かなくてもいいのだが、他の奴でも用の足りる出張も、肩書きが有る者の方が商談し易いと部長に提言して、出来るだけ家に居られない様にすれば、自然と家庭が壊れると思ったが、それも駄目だったので、京子を奪う事にしたんだ。」
『私は何をしていたんだろう。
こんな男と。こんな嫌な男と。』
私は早く化粧を直して、ここを出ようと椅子に座ると、彼はベッドに寝たまま更に話を続け。
「ところが、ミイラ取りがミイラになってしまった。
あれから京子の身体が忘れなくてな。肌が合うと言うか何と言うか。
京子もそうだろ?もう一生離す事は出来ないと思ったが、京子も分かってくれて良かった。」
私は今迄に無い後悔から涙が出てきましたが、私の気持ちを少しも分かっていない彼は。
「なんだ。そんなに嬉しいのか?
水をさす様で何だが、2月から訳有って、このままだと余り会えなくなる。
ここも出て行く事になるが、このまま借りておくから離婚してここに住め。
ただ奴に俺達の関係を知られると厄介だから、理由は、今の仕打ちが嫌で嫌いになったとか何とか適当に言っておけよ。
俺も今大事な時期なのでゴタゴタは困る。
結婚は出来ないが、一生面倒看てやるから。
それと子供は出来れば置いて来い。
奴との子供だと思うと面倒看きれないし、京子も子供がいてはあれの時、今みたいに大きな声が出せないだろ?」
私が化粧も直さずにドアを開けて部屋の外から、今日を最後にもう一生会わない事を言うと、彼は上半身を起こし、不思議そうな顔で見ながら、無言で私を見送りました。
家に着くとすぐに子供達が帰って来て、子供の顔を見た瞬間、また涙が出てきて止まりません。
心配する子供達に、しばらく主人に会っていないので、急に寂しくなり涙が出てきたけど、恥ずかしいから内緒にして欲しいと嘘を吐き、寝室へ行って泣きました。
主人に知られれば、それは離婚を意味していて、離婚されると生きていけないと思った私は、主人が出張から戻ってからは涙を隠して、出来る限り出張前と同じ様に接しました。
しかし、その様に接する事が出来る自分が怖くなり、また、彼とは今後どの様な誘いがあっても、脅しがあっても、もう二度と会わない自信は有りましたが、心療内科の門を叩きカウンセリングを受けました。