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幼馴染の男の子の話
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79 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 13:57:08.38 ID:aFMMewx00
その後、圭子に健介の事たくさん書いて手紙送ってしまった。
健介の中学時代の事、ふった女の子は むちゃくちゃかわいい子達なこと、柔道がんばって すっかりゴリラになってしまったこと
いじめられてる子を助けて大乱闘したこと
卒業式ボタンもらって告白しようとしたけど、すでに帰ってしまってたこと
小学校の時 頭よかったけど、中学入って勉強まったくしなくて普通になったけど、それでも普通より頭よかったこと
その他いろいろ
なぜかわからないけど、誰にも話せなかった健介の事たくさん書いてしまった。
そして、
約束は守るね。
健介に告白する。
だから、圭子とらないでね。
80 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:00:12.33 ID:aFMMewx00
最後は冗談っぽく書きました。
今思い返すと、圭子あんな手紙もらって困っただろうな・・・・
圭子から返事が手短にきて
ほんとに健介君が大好きなんだね。
応援してるから がんばってねー。
結果は報告してね。
っていう内容でした。
81 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:01:26.35 ID:aFMMewx00
さて、こうやって、健介に告白する事になった私。
相変わらずチャリで健介の家の前をうろうろしたりしても、健介に偶然会うことはなかった。
今考えると、ほんとうにストーカーだった。
健介に偶然あえる事を願いながら、でも家に訪ねていったり電話する勇気はない。
ほんとに意味がわからない状態だった。
その後、圭子に健介の事たくさん書いて手紙送ってしまった。
健介の中学時代の事、ふった女の子は むちゃくちゃかわいい子達なこと、柔道がんばって すっかりゴリラになってしまったこと
いじめられてる子を助けて大乱闘したこと
卒業式ボタンもらって告白しようとしたけど、すでに帰ってしまってたこと
小学校の時 頭よかったけど、中学入って勉強まったくしなくて普通になったけど、それでも普通より頭よかったこと
その他いろいろ
なぜかわからないけど、誰にも話せなかった健介の事たくさん書いてしまった。
そして、
約束は守るね。
健介に告白する。
だから、圭子とらないでね。
80 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:00:12.33 ID:aFMMewx00
最後は冗談っぽく書きました。
今思い返すと、圭子あんな手紙もらって困っただろうな・・・・
圭子から返事が手短にきて
ほんとに健介君が大好きなんだね。
応援してるから がんばってねー。
結果は報告してね。
っていう内容でした。
81 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:01:26.35 ID:aFMMewx00
さて、こうやって、健介に告白する事になった私。
相変わらずチャリで健介の家の前をうろうろしたりしても、健介に偶然会うことはなかった。
今考えると、ほんとうにストーカーだった。
健介に偶然あえる事を願いながら、でも家に訪ねていったり電話する勇気はない。
ほんとに意味がわからない状態だった。
82 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:02:34.42 ID:aFMMewx00
思えば、幼稚園から中学までずっとクラスは違うことはあっても 学校は同じだったので、半年も健介とあわないって事はなかったな。
せいぜい夏休み期間ぐらいかな。
なんだか寂しいな。
高校生になって どうなってるんだろう?久々にあいたいなー。って本気で思うようになってしまった。
83 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:03:26.78 ID:aFMMewx00
健介に告白すると決めたものの、健介には会えない。でも、直接連絡する勇気もない。
どこかで偶然あえないかと願うばかりな私は、ずるい。
ムシがよすぎるのはわかってるけど、その頃の私にはどうする事もできなかった。
84 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:04:11.93 ID:aFMMewx00
もう寒くなった12月のクリスマス近い頃、近所の本屋兼レンタルショップに行った。
そこで、中学の時の同級生とあった。
残念ながら、健介ではなかった。
85 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:05:44.26 ID:aFMMewx00
カズ君だ。
健介と家が歩いて一分ぐらいで、しょっちゅうつるんでたカズ君。
カズ君は同じクラスになった事はあるけど、あまり話したことがない。
でも、このチャンスを逃すと、健介とあえる可能性はかなり低くなる。
思い切ってカズ君に声を掛けた。
ゆみ『おひさしぶり。元気してた?』
カズ『おー、ひさしぶりやねー』
86 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:06:45.12 ID:aFMMewx00
その後、普通なら他愛もない話しをするだろうけど、私は焦って いきなり聞いた。
ゆみ『あ、あの、あのね、健介とは今でも一緒に遊んでる?』
カズ『うん、ショッチュウ。週末は大体どっちかのウチにおるよ。健介がどうした?』
ゆみ『ちょっと話したいことがあって』
カズ『なになに???・・・まあいいや。帰ったら そのまま健介んとこ行って伝えとくよ。電話させたらいい?』
ゆみ『うん、できたらお願い』
カズ『ういーす。あいつ、意外ともてるな。(ニヤニヤ』
ゆみ『そんなんじゃないってーー(ほんとは思いっきりそんなんやけど・・・)』
カズ『わかったよー。んじゃ帰ったら言っとくよー』
そういってカズ君はチャリで帰っていった。
87 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:07:40.21 ID:aFMMewx00
この時代はまだ個人情報なんとかも うるさくなく、卒業アルバムみれば普通に電話番号と住所は載っていた。
だから、健介もうちの番号は すぐにわかるはず。
私のうちまでチャリで10分
カズ君(健介)のうちまで、チャリで20分
カズ君が健介に直接言いにいくとなると、その直後に電話くるかもしれない。
私は必死にチャリをこいだ。
冬なんで寒かった。でもこいだ。
汗が出てきた。
多分、あの時が生涯一番早くチャリをこいだと思う。
必要以上にドキドキした。
これはチャリを必死でこいだせいではないかも。
88 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:08:30.95 ID:aFMMewx00
家にかえりついた。
お母さんが私の息遣いと焦りようをみて、ビビってた。
『と、友達・・・から・・・でん・・わ・・・くる・・・から・・・・ハァハァ』といって、子機を握り締めて自分の部屋にいった。
お母さんが飲み物もってきてくれた。やさしい。
でも、部屋にいられると電話どころじゃないので、すぐに追い出した。
ずっと子機を握り締めて待った。
チャリに乗ってるときから、動悸がとまらない。
ずっと心臓がドキドキしている。
89 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:09:21.05 ID:aFMMewx00
もうすぐカズ君が家につくころ。
健介にすぐ伝えてくれるんかな?そのまま二人で遊ぶのかな?すぐに電話あるかな?
すぐに電話があるという確証はなかったけど、ずっと受話器もって部屋でまった。
90 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:10:07.71 ID:aFMMewx00
帰り着いて30分たった時、着信音が鳴った。
この時が今考えても人生で一番ドキドキした瞬間かもしれない。
一回深呼吸して、2コールなった時に通話ボタンを押した。
電話の相手は親戚のおばちゃんだった・・・・orz
91 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:10:58.23 ID:aFMMewx00
すぐにお母さんと電話かわった。
その後、長電話になった・・・・・・
15分たっても お母さんは電話おわらい。
私は無言でお母さんの前に腕を組んで仁王立ちした。
お母さんが こっちに気がついたので、電話使いたいって事をジェスチャーで伝えた。
おかあさんはゴメンってジェスチャーをして、すぐに電話きってくれた。
お母さん、私にはいつも優しい。
そして、子機を握り締めて部屋に戻った。
92 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:11:37.98 ID:aFMMewx00
部屋に戻ってドアを閉めた途端に着信音がなった。
びっくりして電話を落としてしまった。
そして、子機の電池が抜けてしまった。
いれようとしても、手が震えてなかなか入らない。
焦ると余計に入らない・・・
そうこうしてるうちに、一階でお母さんが電話にでた。
健介でありませんようにって祈った。
93 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:12:26.82 ID:aFMMewx00
『ゆみーー、電話よーーー』と大きな声で1階から呼ばれた。
平静を装って1階にいったけど、お母さんは必要以上にニヤニヤしていた。
『男の人からよ。』って電話を渡された、ものすごく恥ずかしかった。
すぐに保留ボタンを押して、自分が持ってる子機に電池を入れ、子機に転送して、自分の部屋に入った。
ドキドキしながら通話ボタンを押した。
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