幼馴染の男の子の話
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88 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:08:30.95 ID:aFMMewx00
家にかえりついた。
お母さんが私の息遣いと焦りようをみて、ビビってた。
『と、友達・・・から・・・でん・・わ・・・くる・・・から・・・・ハァハァ』といって、子機を握り締めて自分の部屋にいった。
お母さんが飲み物もってきてくれた。やさしい。
でも、部屋にいられると電話どころじゃないので、すぐに追い出した。
ずっと子機を握り締めて待った。
チャリに乗ってるときから、動悸がとまらない。
ずっと心臓がドキドキしている。
89 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:09:21.05 ID:aFMMewx00
もうすぐカズ君が家につくころ。
健介にすぐ伝えてくれるんかな?そのまま二人で遊ぶのかな?すぐに電話あるかな?
すぐに電話があるという確証はなかったけど、ずっと受話器もって部屋でまった。
90 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:10:07.71 ID:aFMMewx00
帰り着いて30分たった時、着信音が鳴った。
この時が今考えても人生で一番ドキドキした瞬間かもしれない。
一回深呼吸して、2コールなった時に通話ボタンを押した。
電話の相手は親戚のおばちゃんだった・・・・orz
家にかえりついた。
お母さんが私の息遣いと焦りようをみて、ビビってた。
『と、友達・・・から・・・でん・・わ・・・くる・・・から・・・・ハァハァ』といって、子機を握り締めて自分の部屋にいった。
お母さんが飲み物もってきてくれた。やさしい。
でも、部屋にいられると電話どころじゃないので、すぐに追い出した。
ずっと子機を握り締めて待った。
チャリに乗ってるときから、動悸がとまらない。
ずっと心臓がドキドキしている。
89 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:09:21.05 ID:aFMMewx00
もうすぐカズ君が家につくころ。
健介にすぐ伝えてくれるんかな?そのまま二人で遊ぶのかな?すぐに電話あるかな?
すぐに電話があるという確証はなかったけど、ずっと受話器もって部屋でまった。
90 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:10:07.71 ID:aFMMewx00
帰り着いて30分たった時、着信音が鳴った。
この時が今考えても人生で一番ドキドキした瞬間かもしれない。
一回深呼吸して、2コールなった時に通話ボタンを押した。
電話の相手は親戚のおばちゃんだった・・・・orz
91 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:10:58.23 ID:aFMMewx00
すぐにお母さんと電話かわった。
その後、長電話になった・・・・・・
15分たっても お母さんは電話おわらい。
私は無言でお母さんの前に腕を組んで仁王立ちした。
お母さんが こっちに気がついたので、電話使いたいって事をジェスチャーで伝えた。
おかあさんはゴメンってジェスチャーをして、すぐに電話きってくれた。
お母さん、私にはいつも優しい。
そして、子機を握り締めて部屋に戻った。
92 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:11:37.98 ID:aFMMewx00
部屋に戻ってドアを閉めた途端に着信音がなった。
びっくりして電話を落としてしまった。
そして、子機の電池が抜けてしまった。
いれようとしても、手が震えてなかなか入らない。
焦ると余計に入らない・・・
そうこうしてるうちに、一階でお母さんが電話にでた。
健介でありませんようにって祈った。
93 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:12:26.82 ID:aFMMewx00
『ゆみーー、電話よーーー』と大きな声で1階から呼ばれた。
平静を装って1階にいったけど、お母さんは必要以上にニヤニヤしていた。
『男の人からよ。』って電話を渡された、ものすごく恥ずかしかった。
すぐに保留ボタンを押して、自分が持ってる子機に電池を入れ、子機に転送して、自分の部屋に入った。
ドキドキしながら通話ボタンを押した。
94 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:13:29.16 ID:aFMMewx00
ゆみ『も、もしもし・・』
健介『おー、久しぶりやなー。元気か?』
ひっさしぶりに聞くいつもテンション高めの健介の声。なんか少しだけ涙が出そうになった。
健介『ん?どした?カズから聞いて電話したけど。』
そこで、自分から電話してといいながら、涙こらえてるうちに も・もしもし・・ しか話してない事に気がついた。
声を聞いたら、会いたくなってきた。
最初は電話で告白しようかと思ってたけど、会うことにした。
ゆみ『あのね、ちょっと話したい事あるから、今からあってくれん?』
健介『なんやどうしたー?ま、暇やけん どこでもいくよ。ゆみんちの近所、公民館の横に公園あるやろ。あそこまでいくぜー。んじゃー』
そういって、一方的に電話きられた。
95 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:14:12.80 ID:aFMMewx00
告白できなくて、今日は電話で少し話すだけにしようかなとか最初は思ってたけど、こうなるともう、あとに引けなくなってきた。
絶対に今日告白してやるって、逆に気合いが入ってきた。
健介のうちから公園までチャリで10分。
それまでに用意して公園までいかなければ。
96 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:15:03.49 ID:aFMMewx00
服はどうしよう?一番お気に入りの服は洗濯したままだった。
しょうがないので選んだ。時間がかかった。
髪型はへんじゃないかな?
高校生なので 少しぐらいお化粧したほうがいいのかな?
お化粧なんてまだしたことないから、結局しなかった。
97 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:15:54.67 ID:aFMMewx00
いろんな事考えて用意してると、電話をきってから20分経過していた。
やばい、健介もう公園ついたかな・・・待ってるかな・・・
そう思いながら階段を下りて1階にいき、玄関にでた。
『今から電話の男の子にあうの?がんばってきなさいよ。』
おかあさん冷やかしかと思ったら、真顔で言われた。
西川きよしみたいに、両手でこぶしつくってた。
私の焦りようで なにか気がついたんだろうか?
『ちょっと出てくるね、すぐ戻るよ』と笑顔でお母さんに言って家を出た。
なんだか、お母さんに勇気もらったみたいでうれしくなってきた。
98 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:16:32.34 ID:aFMMewx00
公園まですぐ近くなんで歩いていった。
そこを曲がれば公園って所まできた。
いったんとまって、深呼吸を3回した。
1回じゃ足りなかった。
久々に健介に会う。
中学卒業してからだから、9ヶ月ぶりぐらいかな?
曲がり角を曲がった。
99 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:17:14.76 ID:aFMMewx00
公園の入り口にチャリがあった。おそらく健介のだろう。
でも、健介がみあたらない。
公園の中も見渡してみた・・・・
よく見渡してみると、遊具のウンテイで懸垂をしているゴリラがいた。
健介だwww
100 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:18:02.58 ID:aFMMewx00
中学の時、授業中に空気イスしたり、握って握力鍛えるやつを授業中やってて先生に没収されたりしていた。
相変わらず脳みそまで筋肉やなぁと思ったら緊張がほぐれてしまった。
懸垂している背後からダッシュして肩でぶつかった。
バランスをくずしながら健介は着地した。
101 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:18:51.95 ID:aFMMewx00
健介『ひさしぶりなのに、いきなりあぶねーやんか。』といいながら顔は笑ってた。
久しぶりの健介の笑顔。
決してイケメンとはいえない、どっちかというとブサイクな笑顔。
なんだかうれしくなった。
こういうのをブサカワイイとかいうんだろうか?当時はそんな言葉なかったけど。
パグ犬を飼ってる人は私が健介を見てる感情と同じようなものかな?とか わけがわからない妄想をしてしまった。
102 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:19:40.62 ID:aFMMewx00
ゆみ『久しぶりやねー。卒業してから会ってなかったし。元気やった?』
健介『おう、俺はいつでも元気じゃ。ゆみこそ元気やったか?』
ゆみ『健介ほどじゃないけど、まあねー』
自然と顔がにやけてしまう。
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