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幼なじみへの気持ちに気づいてしまった
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33 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:49:23
私は だんだん亮太のことばかり考えるようになっていました。

自分なんかに彼氏なんて想像出来ないけど亮太なら想像出来るというか、彼氏はもう亮太しか考えられなくなっていました。

でも考えれば考えるほど自分じゃ相手にされないと思えて、話が出来るだけましだと自分に言い聞かせるようになっていました。


それは2年生になっても同じで私は相変わらず亮太に片思いを続けていました。

そして、だれかが亮太のこと好きらしいみたいな噂が出る度に落ち込んだりするくせに自分が告白なんてありえないと思っていました。



亮太の転校の話を知ったのは2年の夏休みの直前でした。

家に帰ると亮太のお母さんが来ていて私の母と話をしていました。



34 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:50:03
「ただいま」

「あははっ、お帰りー、噂してたら帰ってきたわ」

「こんにちは、お久しぶりです」

「今、なっちゃんの話してたのよ」

「え?」

「小さい頃からずっと亮太と仲良くしてくれてありがとね」

「え?」

「あれ、亮太から聞いてない?うち引っ越すことになったの」

「えぇっ!」

「聞いてないの?どうしたのかしらあの子・・・なっちゃんにも言ってないって・・・・」

「お、おばさん、どこに引っ越すの?」

「そんなに遠くじゃないわよ○○よ」

「じゃ、亮、転校しないですむの?」

「うーん、亮太と考えてたんだけど通うのは無理だからやっぱり転校することにしたのよ」

私は もうパニック状態になってました。



35 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:51:30
「い、いつ引っ越すの?」

「8月の最初の日曜日よ」

悟られまいと思っても涙が出てきて声も上ずっていました。

えぇ・・・・もう10日しかないじゃん・・・・

母にも亮太のお母さんにも亮が好きなことがバレバレの態度もかまわず、私は自分の部屋に逃げるように駆け込むと晩御飯も食べずに泣いたりボーっとしたりしてました。

どうしよう亮に会えなくなっちゃう・・・・・・

生まれて初めて「胸が苦しい」というのを実感しました。



36 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:52:07
次の日の朝、私は教室で亮太が登校して来るのを待ってました。

「よぉ」

「おはよ・・・・・昨日亮のおばさんがうちに来て・・・」

「あぁ聞いたよ。ったく・・・・・」

「なんで、教えてくれないの?」

「別に・・・・・・」

「みんなにも言ってないの?」

「あぁ」

「先生は?」

「学校にもまだだよ」

「なんで?」

「うーん・・・・まぁいいじゃん。で、お前だれにも言うなよ」

「ちゃんと説明してよ!」

「お、おい・・そーむきになんなよ。今日部活出ないから一緒に帰ろう。その時話すから」



37 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:52:38
放課後になると私は部活を休んで亮太と一緒に帰りながら話を聞きました。

「1年の時 和樹が転校したじゃん?」

「うん」

「あの時HRで送別会ぽいことしてたら和樹のやつ泣きまくりだったじゃん。女子ももらい泣きするやつ出たりして・・・」

「あぁ覚えてる」

「和樹って気が強いやつだと思ってたのにさ、俺すげぇびっくりしてさ、俺もあーいう風になりそうな気がしてさ」

「うん」

「で、親に頼んで夏休み入ってから学校に言うことにしてもらった」

「いいの?そんなんで・・・・サッカー部の人達とかはどーすんのよ?」

「引っ越す前に話すよ」


私は何か割り切れない気持ちでいましたが あっという間に夏休みになってしまいました。

どうしよう・・・もうこのまま会えないのかな・・・・・告白?・・・・・・いや・・・・私には無理だ・・・・・・

玉砕覚悟で想いだけ伝えようか・・・・・・でも亮にすれば迷惑だろうし・・・・・

引越しの日が近づいてくると私は亮太のことばかり想うようになってました。



39 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:53:47
引っ越しの前日亮太から家に電話がかかってきました。

「おい、なつ、俺もやっと携帯買ってもらったぞ。お前の番号とメアド教えろよ」

「えっ、うん」

私はうれしかったけど、普通好きな子にメアドとか聞くのってすごい勇気とかいるはずなのに 亮太にとって私はやっぱただの幼馴染なんだなと思いました。

「で、なつ明日ヒマ?」

「え?なんで?」

「うちにこいよ。面白いもの見つけたぞ」

「なに?」

「いいから来いよ来てからのお楽しみだ」

「わかった」

「朝は引越し屋来て忙しいから昼にな」

「うん」



40 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:55:59
もしかしてこれが告白する最後のチャンスになるかもしれない・・・・・・

それでも次の日私はまだ迷っていて結局決められないまま亮太の家に行きました。

「おぉ、なつーあがれよ」


亮太の家は家具とか電気製品のほとんどが運び出されていて、ダンボール箱が何個か残っているだけでガランとしてました。

「あれ?おじさんとおばさんは?」

「一回向こうに行ったよ。タンスとかの配置があるからって」

私は寂しくなってきて泣き出したい気持ちになったけど、必死に我慢しました。

「こっちこっち」

私は亮太について行きました。

「これこれ、このへこみわかる?」

亮太はリビングの壁を指差しながら床に座りました。私も隣に座って壁の「へこみ」を見ましたが何のことだか分かりません。



41 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:57:04
「この傷みたいなの?私がやったの?」

「違うよ!昔、お前と大ゲンカして取っ組み合いになって俺のひじがここにガッって・・・・」

「あぁ思い出した!亮大泣きしたんだよね」

「うるせぇ、めちゃくちゃ痛かったんだぞ。」

「えっ?チビって言われて泣いたんじゃなかったの?」

「バ、バカ・・・・まぁそれもあったかもなぁ・・・って・・え?・・・・おいっ、どうした?」

私はとうとう我慢できずに泣き出していました。

「亮・・いやだよ・・こんなに・・・好きなのに・・・引越しって・・・あたしのこと嫌いでも・・・いいから・・・転校・・しないでよ・・・」


結局 告白ぽいことになってあとは自分でも何を言ったのかよく覚えていません。

亮太は私が泣きながら支離滅裂なことを言っているのをただ黙って聞いていてくれました。



42 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:58:10
何分たったかよく覚えてないけど私が少し落ち着いてから亮太が口を開きました。

「あのさ、お前さ、いつも俺のしたいことを先々やるんだな・・・・・」

「え?」

「背にしてもそうだし、自転車だって先に買ってもらってたし、携帯もそう・・・・・・・・で、告白までお前からかよ・・・・・・・・」

「えぇっ?」

「今日さ、ほんとは昔の話するために呼んだんじゃないんだ・・・・・」

私は何も考えられなくなっていました。

「俺、絶対背高くなるからさ、俺の彼女になってくんないかな」

「ええぇぇっ」

「幼稚園のころからずっとお前が好きだ!」

「背なんかどうだっていいよ!」



43 :恋する名無しさん:2007/07/23(月) 14:59:08
「え?・・・・・お前がチビいやだって・・・」

「え?」

「覚えてないのか?」

「え?なにを?」

「この壁の傷つけたときなんでケンカになったか覚えてる?」

「あたしがチビってしつこく言ったからでしょ?」

「いや、それもあるけどさ・・・・・・」


「あの日さ、うちのおかんが冗談で「なっちゃん亮太のお嫁さんになってね」みたいなこと言ったんだよ。そしたらお前「自分よりチビはいやだ」って言ってさ、俺が「うるさいデカ女」って言い返したらお前が「チビチビチビ」って・・・・で、取っ組み合いになったんだぞ」

亮太は照れくさそうに笑いながら話を続けました。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 

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