親戚の4歳年上のお姉さんと恋人になったのだが
俺の親戚に4歳年上のお姉さんがいた。
名前は由香里さんとしておこうか。
俺も妹も優しくて奇麗なお姉さんが大好きだった。
お盆や正月に田舎に行くのはかなりかったるかったけど、お姉さんに逢えると思うと田舎に行くのが楽しみだったね。
由香里さんが東京の女子大に受かって、近所に越してきてからは会う機会も増えた。
ただ、何故か母は由香里さんが家に来ると、来ている時は態度には表さないけど不機嫌だった。
父は何かと言うと家に呼んでいたけどね。
それに、家の部屋は余っていたから、車で15分位の近所にマンション借りるくらいなら家に下宿すれば済むのにそうしないのは変だなとは思っていた。
父は下宿させたかったらしいけど、母と叔母さんが反対したらしい。
あれは俺が高3の夏だった。
父と母が海外旅行で留守なのをいい事に、俺は連日予備校の夏期講習をサボって峠に走りに行っていた。
由香里さんは俺たちの飯の世話とかをするために家に泊まっていた。
妹は大喜びだったけど、俺は家に居たくない気分だったんだ。
近くに由香里さんがいるってだけでムラムラするし、そんな自分の邪な内心を悟られるのが嫌だったからね。
峠通いして何日目だったか、俺はコーナーで振られてそのままハイサイドで転倒した。
バイクは全損だったが俺自身の怪我は肋骨にヒビが入ったのと打撲程度だった。
仲間が病院から家に電話をしてくれて、由香里さんが保険証とかを持って迎えに来てくれた。
レントゲン撮影だのCTだのの検査をして、処置室でシップや包帯を巻かれた俺が待合室に行くと目を真っ赤に腫らした由香里さんが待っていた。
彼女は俺の顔を見るとプイッと会計の方へ行ってしまった。
仲間の話だと、かなり取り乱して入ってきて、俺が出てくるのを待っている間ずっと泣いていたそうだ。
「後の始末は俺達がやっておくからお前は帰れ。彼女に謝っておけよ」
と言われて俺は彼女の運転する車で帰宅した。
車中では2人とも無言で空気が重かった。最初に口を開いたのは由香里さんだった。
「お願いだからもう、危ない事は絶対にしないで。」
「・・・・・」
「○クン、私のこと避けているよね。私のこと嫌い? それならもう行かないようにするから こんな事はもうしないで」
「ごめん。俺も●も姉さんの事は大好きだよ。嫌いだから避けてたんじゃないよ」
そう言うと、俺は自分の顔が耳まで真っ赤になっているのが分かった。もう、外は暗くなっていたから見た目では分からなかっただろうが。
家に着くと俺はすぐにベットに入って眠った。
眠ると事故のシーンが何度も蘇ってきて、夜中に目が醒めた。
目が醒めて横を見ると由香里さんが居て、俺の寝汗を拭いたりしていてくれた。
「うなされていたよ。朝まで傍に居るからもう少し寝なさい」
と言われたけど、もうドキドキで眠るどころではなかったね。
それでも、寝た振りをしていたら本当にうつらうつらしてきた。
すると、顔に髪の毛がかかる感覚がして、しばらくすると唇に柔らかい感触が・・・。
もう俺の心臓はバクバク、あそこはギンギンでした。
俺が目を開けると由香里さんは慌てて逃げようとしたので、手を掴んで「朝まで一緒に居てくれるんだろ。傍に居てよ」
というと、また横に座りなおした。
「ねえ、昔みたいに一緒に寝てよ」と言うと、そのまま黙って添い寝してくれた。
彼女の心臓もドキドキいっているのが伝わってきた。
彼女の顔を見つめていると彼女が目を閉じたので、俺は彼女の唇にキスをした。
暫らくキスを続けていると俺を抱きしめる彼女の力が強くなって、普段の大人しい物腰からは想像の出来ない激しさになった。
そのまま夜が明けるまでどっちの唇なのか舌なのかも分からなくなるくらいまでキスしたね。
アバラの痛みも忘れそうなくらいに蕩けたよ。
その後も俺の両親が帰ってくるまで妹の目を盗んではキスしていたね。
由香里さんの家庭教師の甲斐もあってDQN一直線だった俺も一浪して地元の私大に滑り込む事ができた。
彼女は「大学に受かったら一緒にツーリングに行こうね」といってバイクの免許を就活の合間に取った。
俺達が初めて結ばれたのは、大学一年の夏休み。
体育会に入った俺と由香里さんの休暇が偶々重なったので2人でツーリングに行った時だ。
事故った日に彼女とキスするまで俺はそれなりにHの経験はあったけど、その時が一番緊張したね。
考えてみれば、それまでの相手はどうでもいい相手で、本当に好きな人とするのは初めてだったしね。
温泉から上がって部屋に戻ると、2人とも無言だった。
彼女の顔を見つめると彼女が目を閉じたのでいつものようにキスをして布団の上に押し倒した。
浴衣の上から彼女の胸を揉んでいるとノーブラの小振りの胸に付いた乳首が堅くしこってきた。
彼女の浴衣をはだけると彼女は顔を真っ赤にして両手で顔を隠した。
ガキの頃を除けば、彼女の裸を見るのは初めてだった。
ほっそりした白い身体に薄い体毛、長い足。
色黒で毛深いウチの家系では突然変異のような奇麗さ。
大橋巨泉と泉ピン子との間に仲間由紀恵(字ィ合ってる?)が生まれるくらいの奇跡。
今までやった全ての女の中でも最高だった。