誰にもいえなかった恋愛を終わらせてきた
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49 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 18:25:51.97 ID:8VuzrbeF0
ワインさん「付け麺はねー、本当に仕事頑張ってるから、一人で飲んだりはしないからな。立場上っていうのもあるけど、あんまり一人で飲むタイプじゃないね。
多分次の■■(管理職)は付け麺になるんじゃないかな。
異例のスピード出世だけど。
一応今の■■と、付け麺の間に、もう一人いるけど、俺は付け麺がそいつを飛び越えて■■になると思う。」
会社のそういうシステムをよく知らなかったが、付け麺が仕事を頑張っていること、やっぱり以前部下が言ってたみたいに、一人で飲むタイプではないことを確認できた。
新年会シーズンが終わりを迎えるころ、付け麺と私はまた以前のような関係になっていた。
付け麺は忘年会、新年会と忙しくて会えなかったことに、なにも触れなかった。
何事もなかったかのように、また夜中に電話をしてきて、ホテルに行き、私を抱いた。
ある日 私が付け麺にこう言った。
「いいよね、おっさんになっても、女子大生のセフレがいて」
付け麺はそのとき初めてキレた。
「今の言い方なに?
そんなん思ってんの?
何も分かってない。
今の言い方本当に冷めた」
怖かった。まさか逆ギレされるなんて思ってなかった。謝ってもらえると思った。
それからしばらく、付け麺とは距離を置いた。
50 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 18:32:29.31 ID:8VuzrbeF0
付け麺も私に連絡してこなかったし、私も連絡しなかった。
もう終りだと思った。あっけなく終わった。三年生の8月に関係を持って、私は4年生になろうとしていた時だった。
これで就職活動に専念することができる。
3月になって、ワインさんがBに来た。アルマーニと一緒だった。
アルマーニと私は他愛ない話をした。一回きりの関係なんて、まるで無かったかのようにお互いふるまった。
その日の夜中、アルマーニから電話があった。
とらなかったし、返さなかった。
ワインさん「付け麺はねー、本当に仕事頑張ってるから、一人で飲んだりはしないからな。立場上っていうのもあるけど、あんまり一人で飲むタイプじゃないね。
多分次の■■(管理職)は付け麺になるんじゃないかな。
異例のスピード出世だけど。
一応今の■■と、付け麺の間に、もう一人いるけど、俺は付け麺がそいつを飛び越えて■■になると思う。」
会社のそういうシステムをよく知らなかったが、付け麺が仕事を頑張っていること、やっぱり以前部下が言ってたみたいに、一人で飲むタイプではないことを確認できた。
新年会シーズンが終わりを迎えるころ、付け麺と私はまた以前のような関係になっていた。
付け麺は忘年会、新年会と忙しくて会えなかったことに、なにも触れなかった。
何事もなかったかのように、また夜中に電話をしてきて、ホテルに行き、私を抱いた。
ある日 私が付け麺にこう言った。
「いいよね、おっさんになっても、女子大生のセフレがいて」
付け麺はそのとき初めてキレた。
「今の言い方なに?
そんなん思ってんの?
何も分かってない。
今の言い方本当に冷めた」
怖かった。まさか逆ギレされるなんて思ってなかった。謝ってもらえると思った。
それからしばらく、付け麺とは距離を置いた。
50 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 18:32:29.31 ID:8VuzrbeF0
付け麺も私に連絡してこなかったし、私も連絡しなかった。
もう終りだと思った。あっけなく終わった。三年生の8月に関係を持って、私は4年生になろうとしていた時だった。
これで就職活動に専念することができる。
3月になって、ワインさんがBに来た。アルマーニと一緒だった。
アルマーニと私は他愛ない話をした。一回きりの関係なんて、まるで無かったかのようにお互いふるまった。
その日の夜中、アルマーニから電話があった。
とらなかったし、返さなかった。
51 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 18:32:52.16 ID:8VuzrbeF0
その一週間後、Bにバイトに向かう途中、後ろから声をかけられた。
「1!」
振り返るとアルマーニがいた。それともう一人、付け麺もいた。
久しぶりに付け麺に会った。付け麺は気まずそうにしていた。絶対に話しかけてほしくないという感じだった。
私はアルマーニに、電話をとらなかったこと、折り返さなかったことを謝って、すぐにその場を離れた。
逃げたかった。昔はアルマーニから逃げるためにラウンジを辞めて、その場は付け麺から逃げるために立ち去った。
その夜 付け麺から電話があった。付け麺曰く、アルマーニは私から折り返しの電話がなく、私の連絡先を電話帳から消したらしい。
そんなことどうでもよかった。いまさら付け麺が連絡してくる意味がわからなかった。
それからほとんど毎日付け麺は連絡してきた。
もう私の中で、付け麺は彼氏でもなければ、客でもなかった。それでもやっぱり受話器から聴こえる付け麺の声は心地よかったし、話してて面白かった。
52 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 18:36:22.73 ID:8VuzrbeF0
ある日、Bの店がヒマだった。誰かお客さんを呼ばなければいけない雰囲気になっていた。
私は付け麺ではなく、アルマーニに電話した。
アルマーニは確かに私の連絡先を消していたようだった。
『どちら様ですか?』と言われた。
「1です、よかったら遊びに来てください」
『あー、今ちょっと無理だわー』
みたいな感じだったと思う。
その次の日も付け麺から電話がかかってきた。
私は昨日自分からアルマーニに連絡したことを言った。
53 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 18:37:26.19 ID:8VuzrbeF0
付け麺は
「なんでそんなことするの?俺と連絡とりながら、アルマーニさんに連絡するとか、俺のことちゃんと考えてくれてるの?
アルマーニさんは もう1ちゃんの連絡先消してるし、なんでそんな自分から自体をややこしくするようなことするの?
アルマーニさんが また1ちゃんと付き合い始めたとか言ったらどうすんの?」
とまくしたてるように言った。
音信不通にはなったものの、どうやら付け麺と私は まだ付き合ってるようだった。
でも今回で本当に最後だった。
付け麺は最後に
「もうこんなんじゃ無理だわ。
この前のセフレ発言といい、俺のこと全然なにも考えてない。
俺は仕事好きだし、家に帰らなくても、アルマーニさんのことがあっても1ちゃんと付き合いたかったけど、もう無理だわ」
改めて言われると辛かった。
3年生の3月の末、私は付け麺にフラれた。
就職活動で疲れてる私を、こんな時期にフるなんて、コイツは鬼だと思った。
でも しばらく付け麺のことを忘れることはできなかった。
54 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 18:38:13.24 ID:8VuzrbeF0
その間、色んな男の子と遊びに行った。
中でも一番印象的だったのは、大学の同級生だった。その子は城田優に似てたから、城田くんにする。
城田くんは本当にイケメンで、色んなところに連れてってくれた。
毎週一緒に映画を見に行って、お寺巡りをした。
城田くんは寺とか神社が好きな、すごく変わった子で、そのほかに本や音楽が好きだった。
城田くんは たくさんCDを貸してくれた。ハナレグミとかフランスの音楽とか。
城田くんは4月に内定をもらい、まだ就活を続けている私のことを励ましてくれた。
周りも私と城田くんが付き合うように、盛り上げてくれた。
私は2個上の彼氏と別れてから、付け麺のことやアルマーニのことは周りに秘密だったので、みんなずっと彼氏がいないと思っていた。
城田くんも大学に入ってから彼女はできていなかった。
みんなそんな二人がくっつくことを期待していた。
女の子も男の子も「城田は本当にイケメンだし、いい奴だし、1のこと好きって言ってたし、絶対付き合ったほうがいいよ!」と、私たちを煽った。
55 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 18:38:41.79 ID:8VuzrbeF0
確かにそうだった。
城田くんはイケメン。良い子。同い年。内定も貰っている。イケメン。イケメン。
それでも付け麺のことは忘れられなかった。付け麺はただのキモイおっさん。36歳だ。都合のいいときだけ連絡してくる、クズ男だ。
その頃になると、少しアルマーニの女の子遊びを肯定してる自分がいた。
もしかしたらアルマーニは、女の子を引きとめるためにお金を渡していたのではなく、めんどうなことにならないようにお金を渡していたんじゃないか、って。
私は付け麺と付き合っている間、タクシー代が結構かさんでいたし、もしアルマーニのようにお金を受け取っていたら、「セフレ」なんて言葉もでなかったかもしれない。
それはアルマーニが既婚者である自分が、女の子より優位に立つための手段だったんだ。と思った。
思い返せば、アルマーニは「俺忙しいから…」と私にお金を渡した。
そうすると、私は忙しいアルマーニに対して、頻繁に会うことを要求できない。お金をもらっているから。
じゃあ付け麺は?金のない、ただのオッサンだ。しかも妻子もち。
私はずっと城田くんのことを好きになるように、心と頭に言い聞かせていた。
57 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 19:27:59.33 ID:8VuzrbeF0
城田くんは万年筆を使っていた。
私は城田くんの万年筆に興味を持った。城田くんは「書き味いいよ」と言って、ノートに「I love you」と書いた。
「なんて書いてるかわかる?」って聞かれ、恥ずかしくて「I live in Hawaiiかな?」って誤魔化した。
あとで人伝に聞いた話だが、これが城田くんが私に対する告白だった。
根本的に城田くんはシャイだった。城田くんが私に電話してくるとき、いつも城田くんは酔っていた。酔った勢いで私に電話しているようだった。城田君のそんなところも可愛かった。
城田くんと手を繋いでお花見に行ったりした。
やっと大学生らしい恋愛だった。城田くんはイケメンだったので、見ているだけでドキドキした。
それに、誰にも言えずに苦しかった付け麺との恋愛じゃなく、周りの人に祝福されて、こんなかっこいい彼氏がいます!っていう恋愛だった。
もし、もし付け麺が、たとえば既婚者じゃなく、周りに言えるような恋愛だったとしても、周りの人は私をうらやむだろうか?
デブで、ちんちくりんのオッサンと付き合っていることを、私の友達はうらやむだろうか?
細くて背が高く、手足が長く、日本人離れしたその顔立ちと、アーティスティックな雰囲気を持ち合わせている城田くん。
どう考えても私には不釣り合いだったが、女の子はみんな城田くんのことを好きだった。
どうやら そんな城田くんが、私のことを好きらしい。
56 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 19:14:37.31 ID:???P
純愛ぶってるけど妻子ある男との話だろーがw
鬼女板にでも書いてフルボッコされてこいよ
>>次のページへ続く
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