でもメールは毎日してた
それだけで私は幸せだった
新しい友達も出来たし、私はそれなりに楽しく過ごしてた
高校1年の5月、授業の休み時間に友だちと話してたらクラスの男子に「原田が1さんのこと呼んでる」と言われた
え?なんで?
学校で話しかけられることなかったのになーと不思議に思いながら廊下で待ってる原田くんの元に行く
1「どしたの?」
原「数学の教科書ない?」
1「あるよ 忘れちゃったの?」
原「うん」
1「ちょっと待って、とってくる」(教室に戻り、教科書取って原田くんに渡す)
1「はい」
原「あ、さんきゅ」
1「うん・・・じゃ、じゃーね」
原「あ!あの!」
1「?」
原「あのさ、これ」
原田くんが一枚の折りたたまれたルーズリーフを私に手渡す
1「また交換日記するの?w」
原「違う 俺からじゃない」
1「へ?じゃ誰?」
原「先輩・・・・」
1「先輩?部活の?」
原「うん じゃあもう行く あとで教科書返しにくるから」
予鈴とともに原田くんは自分のクラスに帰っていった
ルーズリーフには
3年の東原です
よかったらメル友になってください
■■■@docomo.ne.jp
ときれいな字で書いてあった
ちょっと疲れたww
30分くらい休ませてください
2時半すぎに再開しますね
おっといいところで
じゃ再開します
東原って人知らない・・・・
どこで私のこと知ったんだろう・・・・
もしかして原田くんが話したのかな
なんか私は知らないのに、向こうは私を知ってるって気持ち悪いなと思った
昼休みに原田くんが教科書を返しにやってきた
原「ありがと じゃあ」
1「あ!聞きたいことあるんだけど」
原「何?」
1「東原って人のこと私知らないんだけど・・・・」
原「うん それで?」
1「うん・・・中にメル友になってほしいって書いてあったの」
原「・・・・」