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結婚することになった俺に過去を懺悔させて欲しい
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65 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:35:52 ID:TNYut6qL3
今とっては、数えれないほどの理由やい訳がい浮かぶが、の時のはこの言葉した

それだけは事実

そして、その言葉こ、人生最大の過ちであることを知った時にはもう、手遅

少しずつ、悪魔歩み寄っきていた



69 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:37:52 ID:xo5xTYWyH
「学校に行ってみようよ」

俺の提案に、彼女は必死に抗った。絶対に行きたくないと。

でももう、その時には俺の頭には一緒の大学に行くと言う目標しかなかった。

そのためには、どうしても学校に行って欲しかった。ちゃんと卒業してほしかった。

今からでも手遅れではないと言う話を聞いたから。だからこそ、だからこそだったんだ。

学校に行って、もし何かがあっても以前の事件で うすうすと気付いているであろう教師達。

彼女は被害者だと知っているのだろう?

そんな彼女を守ってくれると、信じて。



71 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:39:18 ID:TNYut6qL3
行こう行かないの問答が1週間ほど続いた。

俺は どうしても行って欲しかった。学校に、行って欲しかった。

何度でも言う。

あの時なぜ俺は こうまでして彼女を学校に行かせたかったのか。

俺は。俺は…。

そして、頑固に学校に行くのを拒んだ彼女だったが、ついに折れた。

「来週から学校行ってみるね」


そのメールを俺は心底喜んだ。

彼女が、学校に戻れる。戻ってさえしまえば、きっとなにかしら楽しいものを見つけられるはずだと。

俺が彼女を学校に復帰させてあげることができるんだ。そんな、バカな歓喜を。

もしかしたら、彼女以上に俺がどうにかしていたのかもしれない。



72 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:39:46 ID:TNYut6qL3
その来週が、やってきた。

彼女の母親からも、娘が学校行ってみると言ったので驚きました。という連絡をもらった。

もはや、有頂天だった。

俺は、連絡を心待ちにしていた。

学校、楽しかった。

その一言が聞きたかった。


その日彼女からのメールは届くことはなかった。


だが、俺は心配はしていなかった。

何かあったら、必ず連絡が来るはずだからと。

嫌な予感なんて、なかった。





73 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:40:22 ID:TNYut6qL3
宿日の昼になって彼女からルが届い

「学校、ってきたよ」

面を見た端、違和を覚えた便

は期待してい

く学校れると。

ていたから。

「どう?」

明る調子メールをし


て、返信されたルを見、俺は背筋を凍らせた



77 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:41:48 ID:TNYut6qL3
「やっぱりダメみたい。ごめんね。大学も、行ない。ごめんね。めんね。ごめん当にごめね。つでき私は、もうだめなのかも。ごめね。ごめんねごめんね。ご緒にに、いけない。ごめんね。ごめごめ。ごめ姿私は めなです。ごめ


葉では言い表せないある意味慄に近情をえた

をかける、つな

彼女の母親に連絡をし

は、今日も変わず学に行ったそう

て、れれば。


は、その場を動けなくなが、額を背中を、携帯りしめしっとりと濡らした。



80 :名無しさん@おーぷん :2014/09/27(土)22:42:52 ID:1MhngTxMx
>>77
なんかぞくっときた

そうか…14年前にはすでにヤンデレは完成していたのか


79 :名無しさん@おーぷん :2014/09/27(土)22:42:50 ID:EzsAMoi0p
なんか怖くなたアアア


81 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:43:10 ID:TNYut6qL3
電話をかけた。その度に虚ンターの案が流れる。

も立も居られなくなった俺は、学校を早退した。そして、近くの公園で、に携帯と格闘した。

役立たずの、携帯電話。

俺と女を、つなげてく

く。

早くリーナ…。

なぜか、があれ出し

携帯を握うずくまる。

ずつ、後悔の念が生れてきていた

あんなことなぜ言っったのだろうと。



の時

携帯電静かに、っきり信を告げた



83 :フライ・ド・かぼちゃ◆FryYNdEELg :2014/09/27(土)22:45:06 ID:3Iry6AOv4
やべぇ

ぞわっとするお


85 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:46:00 ID:xo5xTYWyH
俺はチャットルームでは月と名乗っていた。


チャットでは、お月さんや、月君、げっちゃんと呼ぶ者もいた。

げっちゃんとは、get chanceにかけて仲間の一人が勝手に呼びめた。

そんなお月さんは、リーナと言う少女と出会った。





87 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:55:03 ID:TNYut6qL3
ある日のチャットルーム。

今日はみんな思いのほか早く落ちてしまった。俺とリーナだけが、チャットルームに残っていた。

他愛もない話をした後、彼女がつぶやくように言った。

「私、HN変えたいな」

リーナはそのまま、彼女の名前がりなだった事に由来するHNだ。

チャットルームに来た日は、何も考えずにつけてしまったらしい。

新しいHNを二人は考えた。よく俺たちはハンゲームというサイトのゲームで遊んでいて、俺HNをすごく気に入ってくれていたから(ここでは書けないけど)

俺は彼女にとっておきの名前をプレゼントした。

「じゃあ、俺のHNからひとつ、りなのからひとつとって羽優はどう?」

彼女はとてもその名前を気に入ってくれた。

「すごく、かわいい感じ!」

リーナは次の日からチャットルームで羽優と名乗るようになった。



88 :名無しさん@おーぷん :2014/09/27(土)22:55:26 ID:rp0n1rK0A
突然話変わった?


89 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:57:09 ID:TNYut6qL3
チャットの仲たちは、俺とーナの関係を知っていた。リーナが口を滑らせてしまっただけなのだが。だけど、みんなしてれた

しか突然HNが変わった彼女に、みなが問いかけると、のだった

「お月にもら名前だ

とてもとて、嬉に。

そして、幸せそう


それからは話でもリーナでなく、「羽優」とようした

愛い名

に、ったりだと思った。

優は、の電話で、調子供が女の子だったら「羽優とつけてたいとって

大切な大切な、名前だ

を聞いた俺もか嬉しくて、幸せな気持ちった



90 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:57:59 ID:xo5xTYWyH
静かに震える携帯電話。

二人で買ったおそろいのストラップのキャラクターが悲しく微笑む。


画面には大きく「りな(羽優)」の文字が表示された。俺が連絡を取ろうとしていたのに、なぜか怖かった。携帯電話の通話ボタンを押すことが、怖かった。

だが、今つながらなければ。

俺が助けてあげなければ。

俺は通話ボタンを押した。



91 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)22:59:01 ID:TNYut6qL3
「りな!連絡とれなくて心配したんだよ!!」

みっともない、涙声。

だけど、なりふり構ってられなかった。

しかし、電話口から聞こえるのは、うるさい風の音だった。

「りな…?何か言ってよ…」

声が震えている。

携帯電話を握りしめる手は、汗でぐっしょり濡れいていた。

「…なさい」

彼女の声が聞こえた。

だけど、遠く遠くから響いてきたような声だった。

「何かあったの?俺が話聞くから!」

必死だった。

「月君…」

いつもなら俺を名前を呼んでくれる彼女が、チャットでの呼び方で俺を呼んだ。



94 :◆D1IdoXvPnU :2014/09/27(土)23:03:24 ID:TNYut6qL3
「私もう、駄目かも」

「そんなことない!俺と一緒に大学行くんだろ!?もう少し頑張れば、一緒にいられるようになるじゃないか!」

今思えば、この言葉が彼女を最後の最後、追い詰めてしまったのかもしれない。俺の勝手な勝手な、願望だったのかもしれない。

彼女にとって、りなにとって、その言葉はもはや…

「私ね、すごく頑張ったんだよ」

涙声。

「でも、月君と一緒の大学には行けない。リストカットも、お薬もやめられない。私は、月君に相応しい人間じゃなかったね」

最後に ははっ、と自虐的に彼女は笑った。

「そんなことない!俺は、俺はどんなときだってりなと一緒にいるって約束したじゃないか!」

まるで、B級映画のセリフみたいだ。

でも、そこは映画の世界じゃない。

残酷な残酷な、現実。

「いいの、もう。今まですごく楽しかったから。月君と出会えて本当にうれしかったから。」

お別れの言葉のようだった。





>>次のページへ続く





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