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リアルでシンデレラストーリー体験をした
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27 :12:2006/09/09(土) 23:07:07
日曜日部活が終わると大急ぎで家に帰り着替えると待ち合わせの駅に10分も前に着きました。

約束の2時の5分前にU君が来ました。

「よぉ!早いな まだ5分前だぞw」

「えっ、あれっ、U君目悪いの?」

「あぁ、これダテメガネw」

「すぐそこに来るまでわかんなかったw」

「だろ、これ結構変装になるぞw、つかお前センスいいじゃんw」

「そんなことないよ・・・」


初めて見る私服のU君は すごくカッコよくてとても同級生に見えません。

私は精一杯オシャレしたつもりだったけど、自分の格好に自信がありませんでした。



28 :12:2006/09/09(土) 23:09:05
「じゃ、行くか」

「え、どこ?」

「まぁ、ついてこいよw」

「ところで、お前んち親に言わずに髪勝手に切ったとかで怒られる?」

「そんなことないけど・・・・なんで?」

「んじゃ問題ないな」

5分くらい歩いて着いたのは美容室でした。

「え?あ、あの・・・」

「いいからとりあえず入れよw」


女の店員さんが出てきました。



29 :12:2006/09/09(土) 23:13:21
お店の人はYさんといってU君のいとこで年は7つ違いらしいです。

「こんにちわ」

「えっ、ちょっと、U君?・・・・・」

「どーする?お前のこと いろいろ話してるけどお前次第だw」

「急に言われても・・・・・・・」

「大丈夫だから まかせてくれないかな?あなたの要望聞くし もちろんお金も要らないから・・・・ねw?」


初めてのデートで こんなのありえないとか思ったけどYさんも優しそうな人だし まかせることにしました。




30 :12:2006/09/09(土) 23:15:38
「Y姉、頼むねw終わるとき携帯鳴らして?」

「はいはーい」

「よけいなことしゃべんなよ?」

「さぁ、どうかなぁ~w」


U君は お店から出て行こうとします。


「えっ、ちょ、ちょっと、U君・・・・・・」

「大丈夫、大丈夫、じゃあなw」


私は美容室とかは まだ早いと言われ高1になっても髪は いつも母に切ってもらっていて こういった所は初めてなので すごく緊張しました。

鏡の中の自分が少しずつ変わって行くのをチラチラ見ながらもYさんが楽しくお話してくれたので安心しました。



31 :12:2006/09/09(土) 23:18:42
の知らかったことも教えても

U君と家が近所で昔か便く知っててU君いつこで髪を切ってこと

ちょっ、とっつにくそうだけど、は根は単純性格なこと。

「理の彼女は優しい子」って言ってと。


から 日焼の対処や肌のケアや簡寿なメクのり方でいろいろ教てもい Yんお勧コンパトまで もらってしいました

私の家兄がなのでオシャに全然くて知ら自分すごく恥しかった

U君がオシレなのが なんとなく分ような気がしました。

自分だけんなの知らないU君をんの少しかしんないけどたよ気がしました



32 :12:2006/09/09(土) 23:20:24
「お疲れ。どう?かわいいでしょ?ww

さんに言われてを見ると今までとのない分になっててなんだかかしくて まともに見れませんでた。

くして、帯でばれたU君来ました

「おおぉぉ~かわいいじぁあぁww

えっ、・ホント?」

「おマジマジw恐えぇ、女はよなぁw

「あの、ありがとうございました」


んに礼をうとYさんが言た。



33 :12:2006/09/09(土) 23:22:56
「Tさん・・・・Kちゃんて呼んでいい?」

「は、はい」

「じゃさっそく・・・Kちゃん、Mが悪さしたら うちにおいで あたしがちゃんと こらしめるからww」

「はいっ!!」

「おいっ!なに全力で返事してんだよw」

「こら、M・・Kちゃん泣かしたら許さんぞ」

「はいはい」

「ったくw」

「Y姉サンキューw」

「じゃぁね」

「ありがとうございました」

「またおいでねw」



34 :12:2006/09/09(土) 23:25:01
私とU君は美容室を出ました。

「ほんと、女は変わるよなぁw・・・」

「あんまりジロジロ見ないで・・」

私は髪型を変えたりメイクしただけでも恥ずかしいのにU君と一緒にいることで更に緊張してなんだか足が宙に浮いてるような感じがしました。

それからU君と私は喫茶店に入りました。

「さてと・・・・なにから話せばいいんだっけ・・・・・」

「あっ、えーと・・・・なんであたしなんかと・・・」

「あぁそーそー、お前のことよく知ってるって話な、つか「なんか」はよけいだろw」

「えっ、うん」

「そうだなぁ・・・・・どっから話せば・・・・」


U君はしばらく考え込んでいました。




35 :12:2006/09/09(土) 23:29:34
「簡単に言ったら俺さ、優しい子が好きなんよww」

「あたしそんなに優しい子じゃないよ・・・・」

「お前は優しいよ・・・・・夕方のラッシュの駅の階段で紙の手提げ袋が破れて中身を散乱させて困ってるバァさん助けてさ

下に置いた自分のカバン蹴飛ばされてカバンが階段転がって落ちてんのにバァさん優先したりさw

学校帰りに雨が降って傘持ってないヤツを自分の傘に入れてやって、そいつよりズブ濡れになったりw

部活で後輩がなくしたボールを他のやつは手伝わないのに最後まで一緒になって探してやったりさ」


「あぁ、そういえば・・・えっ、な、なんで・・・」



36 :12:2006/09/09(土) 23:32:15
「あはは、まぁいいじゃん。

でさ、俺も彼女とか欲しいなと思っててもな

いざとなったらお前と比べて お前のほうが優しいかなとw」


「そんなことないよ・・・・」


「でもさ、本人目の前にして言いにくいんだけど、お前の評判あんましよくないんよ。

キモイとかしゃべり方がヘンとか・・・・ 

で、なにがキモイのか考えたんよ。

つか、ごめんな・・・いろいろ聞いたりしてたwww」



37 :12:2006/09/09(土) 23:34:56
「いじめが一番ひどかったのは、中1の終わり頃だろ?」


「えっ、えーと、たぶん・・・」


「ソフトテニス部って中1は走らされまくるじゃん?

お前色白いのに日焼けしまくって皮とか剥げてもほったらかしで、髪とかも例によって寝癖とかつけたままじゃんw」


「うっ・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・」


「普通さ女の子だとさ、そーいうの中学になったら気をつけ始めるのに お前全然オシャレとかに興味なかったんだなw

で、汚いイメージがついてしまったんじゃねーかな。

話し方が暗いつーのは そりゃイジメられたら誰でもそーなるよな。

実際 小学生の頃は全然明るい活発な子だったらしいしな?ww」


「えぇ?なんで小学生の頃のことまで・・・・・」


「あははは、Bってやつ覚えてる?お前と同じ小学校の」


「あぁ、バドミントンの・・」


「そーそー、俺あいつと結構仲いいんだぜ 市の大会とかでダブルス組んだこともあるしなw」


「えぇーそうなんだ」



38 :12:2006/09/09(土) 23:39:22
「で、オシャレしろって男が女の子に言うことじゃないと思ったけどな 彼氏ならいいだろwww」


「で、納得した?・・・・・・・・・・・・つか、俺、卑怯だよな・・・・・・・・・」


「え?なにが?」


「「俺と付き合ってみねーか?」なんて言い方してさ・・・・・・・」


U君は しばらく黙り込んで何かを考えているようだった。やがて顔をあげてメガネをはずした。


「あのさ、俺お前のことが好きだ。俺の彼女になってくれない?」


私は こんなとこで告白されるとは考えてもいなくて すごくびっくりしたけど「こんなあたしなんかを見てた人がいたんだ」と思うと私は涙が出てきてしばらく返事も出来ずに泣いていました。



39 :12:2006/09/09(土) 23:42:18
「うっ、うっ・・・・グスン・・・・後で・・・・後悔しても・・知らないよ?」


「あはは、そっくり返すよw」


「フィ~~~、やっと言えたなぁ・・・・・・・しかもOKってw・・・・・・3年もかかったよwww」


「えっ?3年?」


「中1の5月だよ。あの駅の階段のバァさん助けた時、自分のカバンどうなった?」


「えーと・・・・同じ学校の人が拾ってくれて・・・・・ええぇ、も、もしかして・・・・・」


「そう、それ俺w」


U君は笑っていたけど、私は絶句してしまいました。




>>次のページへ続く





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