中学の時、成績学年トップだった奴が逮捕されてた話
ちなみに今俺は30
需要があるんならかく
聞きたい
そいつのイニシャルをAとする
今から大体15年位前の話だ
俺とAは学年100人程度の田舎の公立中学校だった。
この中学は、地区内の3つの小学校からの生徒が流入してくる学校でスポーツや塾の関係で入学前から知り合いがいる、という奴も少なくなかった。
俺はサッカーをやってたから、それなりに知り合いが居て、割と安心して中学生活を思い描いてた。
そんなこんなで、4月に校門をくぐることになる
晴れて中学一年生だ
入学式、玄関に張り出されている紙を見ると、俺は1年2組だということが分かった。
期待と不安が入り交じった中、教室とドアを開ける。
すると、その中で1人だけちょっとだけ浮いてる奴がいた。Aである。
Aは小学生の時、大といじめっ子でスクールカースト単独最上位だったのだが、中学入学のクラス替えにより取り巻きがいなくなり、ぼっちになってしまたのであった。
Aは部活に入っていなかったので、部活動グループにも属することが出来ず孤独な生活を送ってた。
ふむふむ
そこから1年間、Aはいじめられた。
Aは精神疾患を小学四年生の頃から患っていたのだが、それをネタにからかわれたりしていたらしい。
しかし、2年生になる時のクラス替えでたまたまなのか教師の意図なのかAへのいじめはぴったりとやんだ。
Aはそれまで人間関係に悩んでいて、手を回せなかった勉強に着手した。
塾に通っていたものの、サボりぐせがあって、授業中も遊んでばかりいるAの事だったので、内申点は最悪だったが、なぜか点数は毎回トップだった。
Aは1日2時間の勉強を3ヶ月続けた時点で、それまでトップだったガリ勉に30点もの差を付けて首位に躍り出た。
なんで一はこの話を話そうと思ったの?
>>12
それは後で話す
Aはかなりのイケメンで、運動も出来た。
家も、市内ではそこそこ名の知れた裕福な家庭だった。
誰もがうらやむようなスペックを持ったAだったが、Aは時々妙な行動を起こすことがあった。
Aはストレスがたまったと言い、下級生になりすまし友達の間でトラブルを発生させたり、校庭に大きな落とし穴を作り、教師を泥まみれにしたりしていた。
Aの歪んだ正確に気付いた周りからのAへの待遇は冷たくなりAは再度、孤立を深めていった。
だけど、Aは唯一小学校から友達だったBに陰口を言ったり、同級生Cの靴を隠したり頭のおかしいような行動をやめることはなかったんだ
そんなこんなで、俺達は3年生、受験生になった。
だけど超田舎に位置した中学の周辺にはDQN校しかなかったから、みーんな勉強なんてしなかった。
だから、教師も勿論勉強なんて真面目に教えなかったし、授業中も祭りがやってるんじゃないかと疑うくらいうるさかったんだ、Aを除いて。
Aは、2年の中間位に才能がある事に気付いた勉強が大好きだった。
Aは途端に学問に目覚め、生物学、心理学、天文学、量子力学から哲学など、中学生離れしたものに知的好奇心を掻き立てられていった。
だから、授業をまともにやってくれなかったのは、彼にとって、本当に辛いことだったんだ。
そして、彼はある作戦を思い付いた。
もしかして
あれ..?もしかしたらこの話の...
>>26
>>28
鋭い。
まあそれはまた後で話すから今はいい
Aは、自分の大好きな勉強の邪魔をする奴らが憎くて憎くて仕方なかった。
そんな辛い毎日を過ごす中で、Aは邪魔者を排除する方法に思考を巡らせたんだ。
俺は いつも通り3-2の教室に入ると、教室中がざわざわと騒がしかった。
そしてすぐに、学年主任の教師が慌てた様子でドアを開けた。
「臨時の学年集会を開く。体育館に集まれ。」
教師の様子から、何か問題が起こったんだなということは なんとなく目星がついた。
どうせまたタバコの吸殻が落ちてたとか、誰かの靴が隠されたとか、そういうことだろう。
部活の仲間と昨日見たAVについて話しながら、体育館へと向かった。
クラスごとに縦に並び、腰を下ろす。
DQN中学だった俺の母校では、生徒が起こした問題による臨時の集会が恒例行事だったから、音楽を聞き流す程度に耳を傾けた。
学年主任が生徒の前に現れ、仁王立ちをする。
重く閉じた三日月の唇がついに開いた。
「君たち、今日は本当にとても10代な話をする。結論からいうと、2組のK君が骨折をした。
原因はトイレにあった地下パイプに続く蓋が何者かによって開けられていた事だ。
さらにパイプの上側に唐辛子が塗られた画鋲が幾つも連なってて、K君はとても痛い思いをしたんだ。
君たちの中にやったものがあるなら、今すぐ出てきなさい」