高校を中退して人生変わった話
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53 :名も無き被検体774号+:2013/11/13(水) 23:26:32.41 ID:MutDhN3M0
しばらくはそんな感じで高校生活を送ってた。
夏休みに入って、中学のクラスメイトの、特に仲良しだったグループの4人と遊ぶことになった。
久しぶりだったから ものすごく楽しみにしてたんだ。
でも当日になってみると、ある意味カルチャーショックみたいなものを感じて全然楽しくなかった。
彼女たちは わたしそっちのけで身内ネタで盛り上がってて、ついていくのが精一杯というか むしろ ついていけなくなってた。
一人だけ違う環境にいたら当たり前なんだけど、わたしだけ ひとり取り残された気分になって すごく落ち込んだ。
高校でクラスで浮いてたことより、こっちの方がダメージでかかった。
54 :名も無き被検体774号+:2013/11/13(水) 23:27:28.28 ID:pU6Z0IWE0
>>1
見てるよー
私はいま高校やめたいツライ
108 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 03:30:31.04 ID:XXWYCPkN0
>>54
辞めた人としての意見だけど、やめないほうがいいと思うなあ。
もし人間関係で苦しんでるなら 学校に相談したほうがいいし、勉強がしたくないって理由だとしても、辞めたあと どう生活していくかのプランがしっかりしてるわけじゃないなら どうにか頑張った方がいい。
わたしみたいに、高校やめて勉強しなくなったあとに「大学行きたい」とか万が一にも思ったとしてもなかなか難しいから。
56 :名も無き被検体774号+:2013/11/13(水) 23:41:51.35 ID:MutDhN3M0
わたしの居場所はなくなったんだなあって思った。
それでも どうにかしたくて、じゃあ高校で居場所をつくればいいじゃんって考えたんだ。
といっても それは簡単じゃなくて、夏休み明けても しばらくはやっぱり浮いてた。
けど9月の終わりに文化祭があったんだ。
高1は合唱発表をやることになってて、放課後は練習があったりした。
で、それをキッカケにしようと思って奮闘したんだよね。一生懸命練習したし、ふざけてる男子にダメだししたりした。
歌がうまい子には「すごくうまいね!なんか音楽やったりしてるの?」とかいってみたり。
今思えば ものすごく空回りだったし、わたしが もしクラスの子たちの立場だったら「いきなりでしゃばってなんだこいつ」って思ってたと思う。し、実際に思われてた。
63 :名も無き被検体774号+:2013/11/13(水) 23:52:49.38 ID:MutDhN3M0
で、ある練習の日にクラスの男子に言われたんだ。
「お前なに調子乗ってんの?まじでウザいんだけどw」
半笑いだったから、たぶん冗談交じりの感覚で言われたんだと思う。
でも一生懸命だった当時のわたしは すごく傷ついた。
最終的に、「こんなにがんばっても応えてくれないのは彼らの頭が悪いからなんだ。わたしは悪くない。」って結論にいたった。
自分の行動の結果なのに馬鹿だよねww
65 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:04:44.66 ID:XXWYCPkN0
それから、学校に行かなくなった。文化祭も参加しないまま終わった。
ずーっと家でパソコンをいじってた。
そのころはTwitterにはまってて、顔も知らないフォロワーの人たちは唯一わたしを必要としてくれてるって思ってた。
で、12月の終わり頃、父親がわたしの部屋に怒鳴り込んできた。
このまま不登校を続けるなら金の無駄だから、学校をやめろとのことだった。
69 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:23:41.78 ID:3M9N2Wcz0
こいつと馬合わないから ほか行きますって
なんだよ恵まれた環境だって気づかないのかよ
109 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 03:32:29.04 ID:XXWYCPkN0
>>69
ほんとにね。
恵まれてることに気づかないほど残念なことはないと思う。
70 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:29:42.16 ID:XXWYCPkN0
見てるって言ってくれる人ありがとう。
で、わたしは高校をやめました。
それから少しだけクソニートでいて、1月の半ばくらいに通信制の高校に編入した。
前の高校での単位は ひとつも取れていなかったので、2ヶ月で一年分の単位を取らないといけなかった。
でも留年したくなかった。
馬鹿にしてた前の高校の人たちより下の立ち位置になるのが嫌だったんだ。
だから、一生懸命レポートだして、テストも受けて、無事進級することができた。
73 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:45:51.87 ID:XXWYCPkN0
この高校は週一だけ通うシステムで、クラスという概念はなかった。
1年のときはテストのための登校しかなかったので気づかなかったけど、2年になると周りの人たちを観察するようになった。
授業は学年関係なく同じ教室で受けるので、本当にいろんな人がいた。
見た目も中身もDQNの人とか、見た目はDQNだけど 中身は大人しめの人とか見た目も中身も地味な人とか、見た目地味だけど教室の後ろで騒いでる人とか。
74 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:51:06.69 ID:XXWYCPkN0
そういう環境にいると、なぜかわからないけど見た目も中身も地味な自分が恥ずかしくなった。
それでまず化粧を覚えた。けど 学校の人たちのように まつげバシバシ唇ドピンクみたいなのは好みじゃなかったし、たぶん親が泣くかなと思ったからしなかった。
清楚系ビッチになろうと思った。
75 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:00:23.54 ID:XXWYCPkN0
地味じゃなくなったら、自然と学校の友達ができた。AKBの河西智美に似てる。
智美は見た目はすごくDQNだった。
金髪に近い茶髪で、へそ出しの服とか平気で着ちゃう子だった。
でも中身はけっこういい子で、最初拍子抜けした覚えがある。
76 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:09:16.33 ID:XXWYCPkN0
で、智美には彼氏がいたんだ。
学校の外でも智美と遊ぶようになって、その彼氏を紹介してもらう流れになった。
その当日になると、待ち合わせ場所には智美と、見知らぬ男の人が二人いた。
一人は智美の彼氏(ハリポタのロンに似てる)で、もう一人はロンの友達(玉木宏に似てる)だった。
どうやら勝手にダブルデートを計画されていたらしかった。
78 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:11:28.98 ID:Ih+cO8AX0
ダンブルドア計画か...
110 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 03:33:04.66 ID:XXWYCPkN0
>>78
ワロタ
79 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:15:03.37 ID:XXWYCPkN0
ロンも宏も、見た目はチャラかったけど まあいいやつだった。
普通に遊んだあと、最後に飲み屋に入った。
わたしはお酒を飲むのは そのときが始めてだった。
けど強いほうだったらしく、あんまり酔うことはなかった。
でも智美は違って、早くも酔いつぶれてた。
そんな智美を介抱してたロンは ちょっとかっこよく見えた。
80 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:28:26.08 ID:XXWYCPkN0
結局、まだ飲み始めてから あんまり経ってなかったけど、ロンが智美を家まで連れて帰ることになった。
それで残されたわたしと宏は、酔っ払った智美の「あんたらは もうちょっとここにいなさいよ!」の言葉により しばらく そのまま飲み続けたんだ。
そこではじめて知ったんだけど、宏はわたしより3個上の大学生だった。
ダブルデートは智美が突発で計画したことだったらしく、宏は経緯を説明してくれて「突然で驚いたでしょ?ごめんな」って苦笑いしてた。
それなりに話も弾んだし、意外と落ち着いてて良い人だなあと思った。
81 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:36:25.74 ID:XXWYCPkN0
そんでまあいろいろ話してるとき、ふと宏が飼ってる犬の話になった。写真も見せてもらって、すごく可愛かった。
たまたまわたしコーギーがすごく好きで、「うわー!今度ちゃんと見せて!触りたい!」って言ったんだ。
そしたら「じゃあこれから うちくる?」って言われた。
男の人の家なんてお邪魔したことなかったし 怖い気持ちはあったけど、酔いが後押しして、結局行くことにした。
それから二人で電車乗って歩いて、宏の家についた。あんまり覚えてないけど10時くらいだったかな。
82 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:50:30.14 ID:XXWYCPkN0
犬はすごくかわいかった。
しばらく犬とじゃれつきながら とりとめのない話をした。
そしたらふと、宏が言った。
「由紀ちゃん可愛いけど、ほんとに彼氏いないの?」
当時彼氏いない歴=年齢だったわたしは その旨を伝えた。
すると「いやもう そういうところとか面白いしw俺とかだめ?」って言ってきた。
中学は小学校からの同級生が半分で幼馴染ばっかりだったし、高校は浮いてたから恋愛に縁のなかったわたしは テンパって「ええ!!?!?」ってマスオさんみたくなってたと思う。
86 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:07:44.69 ID:XXWYCPkN0
宏は「今日過ごしてて好きになったんだけど…だめかな?」的なことを言ってきた。
展開早いなって思ったけど、清楚系ビッチになりたかったわたしは このくらいがちょうどいいのかなって勝手に納得した。
いいひとだし、顔もまあかっこいいし、わたしを好きって言ってくれてるんだからいいやって思った。
それで、その日はじめて大人の階段を登りました。
90 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:16:18.85 ID:XXWYCPkN0
それからは、なんていうか、都合の良いヤれる女って感じだったと思う。
ほぼ 毎日夜会って、会ったら確実にセックスしてた。
けど、宏はわたしが嫌がることはしなかったし、そこまでひどい関係ではなかったと思う。
まあ結局 宏との関係も2ヶ月とたたないくらいで終わったんだけど、そのことがきっかけで どんどんビッチっぽくなっていった。
高2の夏は男とヤってばかりいた。自分でも引く。
91 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:21:36.00 ID:XXWYCPkN0
でもヤってるときいつも親の顔が頭に浮かんでた。
いままでわたしに、普通よりも たくさんのお金をつぎ込んでくれたのに学校も辞めて こんなクズみたいなことしてなにやってるんだろう。みたいな感じの考えが いつも漠然と頭にあったんだけど、それがセックス中にさらに強くなるみたいな。
93 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:31:59.20 ID:XXWYCPkN0
それでなんだか虚しくなって、ビッチをやめた。
ビッチなときは けっこう男たちが寄ってきてたけど、ビッチやめた途端サァッといなくなったよね。本能かな。
それからいろいろ考えたんだ。
さっきもいったように たくさんお金をかけてもらって、元々は親からの期待は強かったはずなのに、いつのまにか どんどんわけのわからん方向に進んでて。
どこで間違ったのかって考えてもわかんないけど、一番ダメなのは わたしの性格というか根性というか、そういうものだとおもう。
付属の高校に進学しなかったのも嫌いな勉強から逃げたかったからで 高校を辞めたのも自分を受け入れてくれないクラスに耐えられなかったからで
ビッチになったのも きっと自分を受け入れてほしくて、セックスすれば自分を受け入れてもらえると思ったから。
94 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:39:35.40 ID:XXWYCPkN0
それで高2と高3の間の春休みにとある決意をした。
大学を受験しようと思ったんだ。
学校の授業じゃ とてもじゃないけど追いつかないから、塾に通うことにした。さらに親にお金をかけさせることになるんだけど。
でも塾に通いはじめて、愕然とした。
中学生のころは少なくとも中の上くらいの学力はあったはずなのに、気づかないうちに とんでもなく勉強ができなくなっていた。
そりゃ2年も他の人と差をつけてるんだから当たり前なんだけど。
96 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:51:17.66 ID:XXWYCPkN0
でも、どうにかして自分を変えたくて今までにないくらい勉強した。
といっても わたしの今までってのは ほんとに勉強を全くしてこなかったことをいうので、自分が自分なりに頑張ってると思ってても他の受験生からしたら全く勉強してないように見えてしまうと思うけどね。
塾の先生に恋したりもした。
そのおかげですごく勉強をやる気になったし、先生に恋をする効果は絶大だと思う。
しばらくはそんな感じで高校生活を送ってた。
夏休みに入って、中学のクラスメイトの、特に仲良しだったグループの4人と遊ぶことになった。
久しぶりだったから ものすごく楽しみにしてたんだ。
でも当日になってみると、ある意味カルチャーショックみたいなものを感じて全然楽しくなかった。
彼女たちは わたしそっちのけで身内ネタで盛り上がってて、ついていくのが精一杯というか むしろ ついていけなくなってた。
一人だけ違う環境にいたら当たり前なんだけど、わたしだけ ひとり取り残された気分になって すごく落ち込んだ。
高校でクラスで浮いてたことより、こっちの方がダメージでかかった。
54 :名も無き被検体774号+:2013/11/13(水) 23:27:28.28 ID:pU6Z0IWE0
>>1
見てるよー
私はいま高校やめたいツライ
108 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 03:30:31.04 ID:XXWYCPkN0
>>54
辞めた人としての意見だけど、やめないほうがいいと思うなあ。
もし人間関係で苦しんでるなら 学校に相談したほうがいいし、勉強がしたくないって理由だとしても、辞めたあと どう生活していくかのプランがしっかりしてるわけじゃないなら どうにか頑張った方がいい。
わたしみたいに、高校やめて勉強しなくなったあとに「大学行きたい」とか万が一にも思ったとしてもなかなか難しいから。
56 :名も無き被検体774号+:2013/11/13(水) 23:41:51.35 ID:MutDhN3M0
わたしの居場所はなくなったんだなあって思った。
それでも どうにかしたくて、じゃあ高校で居場所をつくればいいじゃんって考えたんだ。
といっても それは簡単じゃなくて、夏休み明けても しばらくはやっぱり浮いてた。
けど9月の終わりに文化祭があったんだ。
高1は合唱発表をやることになってて、放課後は練習があったりした。
で、それをキッカケにしようと思って奮闘したんだよね。一生懸命練習したし、ふざけてる男子にダメだししたりした。
歌がうまい子には「すごくうまいね!なんか音楽やったりしてるの?」とかいってみたり。
今思えば ものすごく空回りだったし、わたしが もしクラスの子たちの立場だったら「いきなりでしゃばってなんだこいつ」って思ってたと思う。し、実際に思われてた。
63 :名も無き被検体774号+:2013/11/13(水) 23:52:49.38 ID:MutDhN3M0
で、ある練習の日にクラスの男子に言われたんだ。
「お前なに調子乗ってんの?まじでウザいんだけどw」
半笑いだったから、たぶん冗談交じりの感覚で言われたんだと思う。
でも一生懸命だった当時のわたしは すごく傷ついた。
最終的に、「こんなにがんばっても応えてくれないのは彼らの頭が悪いからなんだ。わたしは悪くない。」って結論にいたった。
自分の行動の結果なのに馬鹿だよねww
65 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:04:44.66 ID:XXWYCPkN0
それから、学校に行かなくなった。文化祭も参加しないまま終わった。
ずーっと家でパソコンをいじってた。
そのころはTwitterにはまってて、顔も知らないフォロワーの人たちは唯一わたしを必要としてくれてるって思ってた。
で、12月の終わり頃、父親がわたしの部屋に怒鳴り込んできた。
このまま不登校を続けるなら金の無駄だから、学校をやめろとのことだった。
69 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:23:41.78 ID:3M9N2Wcz0
こいつと馬合わないから ほか行きますって
なんだよ恵まれた環境だって気づかないのかよ
109 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 03:32:29.04 ID:XXWYCPkN0
>>69
ほんとにね。
恵まれてることに気づかないほど残念なことはないと思う。
70 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:29:42.16 ID:XXWYCPkN0
見てるって言ってくれる人ありがとう。
で、わたしは高校をやめました。
それから少しだけクソニートでいて、1月の半ばくらいに通信制の高校に編入した。
前の高校での単位は ひとつも取れていなかったので、2ヶ月で一年分の単位を取らないといけなかった。
でも留年したくなかった。
馬鹿にしてた前の高校の人たちより下の立ち位置になるのが嫌だったんだ。
だから、一生懸命レポートだして、テストも受けて、無事進級することができた。
73 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:45:51.87 ID:XXWYCPkN0
この高校は週一だけ通うシステムで、クラスという概念はなかった。
1年のときはテストのための登校しかなかったので気づかなかったけど、2年になると周りの人たちを観察するようになった。
授業は学年関係なく同じ教室で受けるので、本当にいろんな人がいた。
見た目も中身もDQNの人とか、見た目はDQNだけど 中身は大人しめの人とか見た目も中身も地味な人とか、見た目地味だけど教室の後ろで騒いでる人とか。
74 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 00:51:06.69 ID:XXWYCPkN0
そういう環境にいると、なぜかわからないけど見た目も中身も地味な自分が恥ずかしくなった。
それでまず化粧を覚えた。けど 学校の人たちのように まつげバシバシ唇ドピンクみたいなのは好みじゃなかったし、たぶん親が泣くかなと思ったからしなかった。
清楚系ビッチになろうと思った。
75 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:00:23.54 ID:XXWYCPkN0
地味じゃなくなったら、自然と学校の友達ができた。AKBの河西智美に似てる。
智美は見た目はすごくDQNだった。
金髪に近い茶髪で、へそ出しの服とか平気で着ちゃう子だった。
でも中身はけっこういい子で、最初拍子抜けした覚えがある。
76 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:09:16.33 ID:XXWYCPkN0
で、智美には彼氏がいたんだ。
学校の外でも智美と遊ぶようになって、その彼氏を紹介してもらう流れになった。
その当日になると、待ち合わせ場所には智美と、見知らぬ男の人が二人いた。
一人は智美の彼氏(ハリポタのロンに似てる)で、もう一人はロンの友達(玉木宏に似てる)だった。
どうやら勝手にダブルデートを計画されていたらしかった。
78 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:11:28.98 ID:Ih+cO8AX0
ダンブルドア計画か...
110 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 03:33:04.66 ID:XXWYCPkN0
>>78
ワロタ
79 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:15:03.37 ID:XXWYCPkN0
ロンも宏も、見た目はチャラかったけど まあいいやつだった。
普通に遊んだあと、最後に飲み屋に入った。
わたしはお酒を飲むのは そのときが始めてだった。
けど強いほうだったらしく、あんまり酔うことはなかった。
でも智美は違って、早くも酔いつぶれてた。
そんな智美を介抱してたロンは ちょっとかっこよく見えた。
80 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:28:26.08 ID:XXWYCPkN0
結局、まだ飲み始めてから あんまり経ってなかったけど、ロンが智美を家まで連れて帰ることになった。
それで残されたわたしと宏は、酔っ払った智美の「あんたらは もうちょっとここにいなさいよ!」の言葉により しばらく そのまま飲み続けたんだ。
そこではじめて知ったんだけど、宏はわたしより3個上の大学生だった。
ダブルデートは智美が突発で計画したことだったらしく、宏は経緯を説明してくれて「突然で驚いたでしょ?ごめんな」って苦笑いしてた。
それなりに話も弾んだし、意外と落ち着いてて良い人だなあと思った。
81 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:36:25.74 ID:XXWYCPkN0
そんでまあいろいろ話してるとき、ふと宏が飼ってる犬の話になった。写真も見せてもらって、すごく可愛かった。
たまたまわたしコーギーがすごく好きで、「うわー!今度ちゃんと見せて!触りたい!」って言ったんだ。
そしたら「じゃあこれから うちくる?」って言われた。
男の人の家なんてお邪魔したことなかったし 怖い気持ちはあったけど、酔いが後押しして、結局行くことにした。
それから二人で電車乗って歩いて、宏の家についた。あんまり覚えてないけど10時くらいだったかな。
82 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 01:50:30.14 ID:XXWYCPkN0
犬はすごくかわいかった。
しばらく犬とじゃれつきながら とりとめのない話をした。
そしたらふと、宏が言った。
「由紀ちゃん可愛いけど、ほんとに彼氏いないの?」
当時彼氏いない歴=年齢だったわたしは その旨を伝えた。
すると「いやもう そういうところとか面白いしw俺とかだめ?」って言ってきた。
中学は小学校からの同級生が半分で幼馴染ばっかりだったし、高校は浮いてたから恋愛に縁のなかったわたしは テンパって「ええ!!?!?」ってマスオさんみたくなってたと思う。
86 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:07:44.69 ID:XXWYCPkN0
宏は「今日過ごしてて好きになったんだけど…だめかな?」的なことを言ってきた。
展開早いなって思ったけど、清楚系ビッチになりたかったわたしは このくらいがちょうどいいのかなって勝手に納得した。
いいひとだし、顔もまあかっこいいし、わたしを好きって言ってくれてるんだからいいやって思った。
それで、その日はじめて大人の階段を登りました。
90 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:16:18.85 ID:XXWYCPkN0
それからは、なんていうか、都合の良いヤれる女って感じだったと思う。
ほぼ 毎日夜会って、会ったら確実にセックスしてた。
けど、宏はわたしが嫌がることはしなかったし、そこまでひどい関係ではなかったと思う。
まあ結局 宏との関係も2ヶ月とたたないくらいで終わったんだけど、そのことがきっかけで どんどんビッチっぽくなっていった。
高2の夏は男とヤってばかりいた。自分でも引く。
91 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:21:36.00 ID:XXWYCPkN0
でもヤってるときいつも親の顔が頭に浮かんでた。
いままでわたしに、普通よりも たくさんのお金をつぎ込んでくれたのに学校も辞めて こんなクズみたいなことしてなにやってるんだろう。みたいな感じの考えが いつも漠然と頭にあったんだけど、それがセックス中にさらに強くなるみたいな。
93 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:31:59.20 ID:XXWYCPkN0
それでなんだか虚しくなって、ビッチをやめた。
ビッチなときは けっこう男たちが寄ってきてたけど、ビッチやめた途端サァッといなくなったよね。本能かな。
それからいろいろ考えたんだ。
さっきもいったように たくさんお金をかけてもらって、元々は親からの期待は強かったはずなのに、いつのまにか どんどんわけのわからん方向に進んでて。
どこで間違ったのかって考えてもわかんないけど、一番ダメなのは わたしの性格というか根性というか、そういうものだとおもう。
付属の高校に進学しなかったのも嫌いな勉強から逃げたかったからで 高校を辞めたのも自分を受け入れてくれないクラスに耐えられなかったからで
ビッチになったのも きっと自分を受け入れてほしくて、セックスすれば自分を受け入れてもらえると思ったから。
94 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:39:35.40 ID:XXWYCPkN0
それで高2と高3の間の春休みにとある決意をした。
大学を受験しようと思ったんだ。
学校の授業じゃ とてもじゃないけど追いつかないから、塾に通うことにした。さらに親にお金をかけさせることになるんだけど。
でも塾に通いはじめて、愕然とした。
中学生のころは少なくとも中の上くらいの学力はあったはずなのに、気づかないうちに とんでもなく勉強ができなくなっていた。
そりゃ2年も他の人と差をつけてるんだから当たり前なんだけど。
96 :名も無き被検体774号+:2013/11/14(木) 02:51:17.66 ID:XXWYCPkN0
でも、どうにかして自分を変えたくて今までにないくらい勉強した。
といっても わたしの今までってのは ほんとに勉強を全くしてこなかったことをいうので、自分が自分なりに頑張ってると思ってても他の受験生からしたら全く勉強してないように見えてしまうと思うけどね。
塾の先生に恋したりもした。
そのおかげですごく勉強をやる気になったし、先生に恋をする効果は絶大だと思う。
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