電車で隣に座った女性が○○した話をする
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77 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:10:04.85 ID:CD39ZXTP0
女性「ただ、あの日は…。」
俺 「飲んだと。」
女性「はい…。ガブガブ飲んでました。」
俺 「ガブガブってw」
女性「お酒は嫌いなわけじゃないんです。でも、しばらくすると頭が凄く痛くなってきて、後悔するんですよね…。」
俺 「あらら、それはまた難儀な体質ですね…」
女性「はい…。」
80 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:10:43.13 ID:CD39ZXTP0
俺 「で、その帰りだったわけですね。」
女性「えぇ。店を出た時点で既に頭は痛かったんですけど、改札口を通った辺りで吐き気までしてきて…」
俺 「…。」
女性「その日は、仕事で先輩に理不尽な怒られ方して、イライラしてたので…自棄酒飲んじゃいました。」
俺 「なるほど…。」
女性「あとは……あんな感じです。」
俺 「色々大変でしたね。」
女性「いえ、本当にご迷惑おかけしました。」ペコッ
俺 「あぁ、もう謝んなくていいですから」オタオタ
女性は思っていた以上にお喋り好きだった。
81 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:12:01.74 ID:CD39ZXTP0
俺も会話をしていて楽しかったのだが どうしても払拭して起きた事があった。
女性の態度からして大丈夫だと思いつつもハッキリさせておきたい事が。
俺 「というか、すみませんでした。」
女性「??」
俺 「その…身体ベタベタ触ってすみませんでした。」
女性「え?」
85 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:13:19.70 ID:CD39ZXTP0
―
(軽く愚痴の篭った私事です…)
俺は過去に、駅のホームで並んでいる時に「お尻を触られた!」と前の女に叫ばれ、警察に突き出された事がある。
当時、俺は就職したばかりだった。
慣れないスーツに身を包んで会社へ向かう際に痴漢呼ばわりされたのだ。
完全に冤罪だった。でも証拠が何もなかった。
結果から言うと俺は幸い逮捕はされずに済んだ。
ホームの監視カメラに俺と女が映っていたらしく、俺が女の尻を触っていないのが映像で確認出来たとの事だった。
しかし、警察に取調べを受けている時間は正直、生きた心地がしなかった。
それからというもの、俺は電車を使わずに出勤する手段を考えた。
ただ、仕事を始めたばかりの平社員には金銭面で無理をする余裕なんてなかった。
電車出勤はやむを得なかったので、出勤時間早めにずらし、駅のホームでは最前列か男性の前にしか並ばないようにし、電車内では両手を手すりに置くか、座って手を組んだりスマホを扱うよう心がけた。
俺は その日から冤罪の恐怖を植え付けられた。
このゲロった女性が始めに俺の隣に座ってきた時、避けるように窓際に寄ったのは その名残だったと思う。
―
88 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:14:45.69 ID:CD39ZXTP0
女性「はい?」
俺 「あ、いや。色々とお節介だったかなって思ってたので。」
女性「?? いや、そんなわけないじゃないですかw ホントに感謝してますから。」
俺 「…だったら、よかったです。」
女性「ははw」
女性が微笑んでくれて心底ホッとした。
言葉に例えるのが難しいけど本当にホッとした。
90 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:15:50.75 ID:CD39ZXTP0
俺は今日このホームで女性と再会した瞬間逃げ出そうと思った。
冤罪の事が頭から離れない俺は いつかこのゲロッた女性が現れて
「ドサクサに紛れて私の身体触ったでしょ!!」
と 俺を引っ立てにこないか一縷の不安と恐怖を抱えていた。
親切心で介抱してあげたのだから、そんな筈が無いと思ってはいても別に女性に介抱を頼まれたわけでもない。それに身体を触ってまで色々してあげる理由もなかった。
だから俺はホッとした。
この女性が俺に対して心から感謝してくれていた事に。
92 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:16:27.47 ID:CD39ZXTP0
女性「それに、私の事かばってくれましたよね?」
俺 「え…?」
95 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:17:02.45 ID:CD39ZXTP0
女性「私に袋を渡してくれたり、背中摩ってくれたり、顔にタオル被せてくれたりとか」
俺 「……。」
女性「あと、私に『大丈夫、大丈夫。』って言って励ましてくれたり。あれはホントに嬉しかったです。」
俺 「…え……??」
98 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:18:10.46 ID:CD39ZXTP0
女性「見ず知らずに人に ここまでやってくれる人がいるんだってちょっと感動してたくらいです。」
俺 「あ、…いや…。」
なに言ってんだこの人。
俺は内心で「運わりぃ〜」とか「早く帰りてぇ…」だの思ってた腹黒だぞ。
別れたあとトイレですぐ手洗いうがいしたし。
99 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:19:15.39 ID:CD39ZXTP0
女性「私の方こそ、ごめんなさい。一言すらお礼も言わずに…。何度お礼言っても足りないと思ってます。」
俺 「いや。…そんなに感謝してもらえたなら、俺も嬉しいです。」
本音だった。
こんなにイイ人もいるんだなって思った。
ここまで親切に感謝出来るこの女性の方が腹黒の俺なんかよりよっぽどイイ人である。
そんな事を思っていると…
102 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:19:48.02 ID:CD39ZXTP0
女性「あの。」
俺 「はい?」
女性「よかったら、連絡先とか教えていただいていいですか?」
俺 「え?」
女性「あ、ご迷惑であればいいんですけど」
自分の情報を女性に渡す事に反射的に不安を抱いたがすぐに迷いは消えた。
俺 「全然構いませんよ。」
女性「ありがとうございます。ちなみにLINEとかやってます?」
俺 「はい。」
女性「おー!じゃあID教えて下さい!」
てな感じでゲロッた女性とLINEでやりとりをするようになった。
104 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:19:54.90 ID:IEIqMMtm0
なんだなんだなんだ
105 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:20:25.00 ID:Y6GsTi/V0
気になる
108 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:22:11.87 ID:Ib7oP4CA0
ワクワク
109 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:22:15.00 ID:CD39ZXTP0
連絡先を交換した翌日に女性からLINEで連絡があって
『袋、弁償したいので今度一緒に買い物に行きませんか?』とお誘いがありました。
弁償なんてしなくていいと断りましたが、どうしても!という女性の強い押しに負けて、一緒に買いに行く事になりました。
その日、生まれて初めて女性とデートをしました。
そんな出来事があったのが丁度去年の12月のクリスマス前の事です。
いまも その女性とは恋人同士という形でお付き合いさせていただいています。
終
お話尻すぼみな感じですみませんです…。
……なんか質問ありましたら答えます。
110 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:15.32 ID:zCHy95500
感動した
111 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:22.85 ID:IEIqMMtm0
ちょっと電車乗ってこようと思ったらもう終電間に合わねえ
112 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:23.91 ID:GZwVN6X/0
なんだと…?
電車男おおおおお
113 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:34.82 ID:+pVgLDpP0
おめでとう
114 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:41.82 ID:6HTEKPNI0
おめでとー!!
ちょっと電車でゲロ吐いてくる
121 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:49.02 ID:10x958dpO
>>114
おっちゃんが隣座ったろ
116 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:01.29 ID:dOJ9bzgt0
乙
面白かった
117 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:01.38 ID:oT4ozeNS0
ええ話だわさ!!うらやま
118 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:08.19 ID:McO0Di6x0
女性とはどこまで行ったんだ?
127 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:25:37.67 ID:CD39ZXTP0
>>118
結婚はしていません。性の関係にはなってます。
お互いに仕事が忙しいので月に1,2回しかデートに行けませんが仲良くさせてもらってます。
119 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:18.22 ID:IEIqMMtm0
彼女もいま一緒に見てんのか?
130 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:26:24.04 ID:CD39ZXTP0
>>119
彼女はまだ仕事してると思います・・・。
頑張り屋ですね。
女性「ただ、あの日は…。」
俺 「飲んだと。」
女性「はい…。ガブガブ飲んでました。」
俺 「ガブガブってw」
女性「お酒は嫌いなわけじゃないんです。でも、しばらくすると頭が凄く痛くなってきて、後悔するんですよね…。」
俺 「あらら、それはまた難儀な体質ですね…」
女性「はい…。」
80 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:10:43.13 ID:CD39ZXTP0
俺 「で、その帰りだったわけですね。」
女性「えぇ。店を出た時点で既に頭は痛かったんですけど、改札口を通った辺りで吐き気までしてきて…」
俺 「…。」
女性「その日は、仕事で先輩に理不尽な怒られ方して、イライラしてたので…自棄酒飲んじゃいました。」
俺 「なるほど…。」
女性「あとは……あんな感じです。」
俺 「色々大変でしたね。」
女性「いえ、本当にご迷惑おかけしました。」ペコッ
俺 「あぁ、もう謝んなくていいですから」オタオタ
女性は思っていた以上にお喋り好きだった。
81 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:12:01.74 ID:CD39ZXTP0
俺も会話をしていて楽しかったのだが どうしても払拭して起きた事があった。
女性の態度からして大丈夫だと思いつつもハッキリさせておきたい事が。
俺 「というか、すみませんでした。」
女性「??」
俺 「その…身体ベタベタ触ってすみませんでした。」
女性「え?」
85 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:13:19.70 ID:CD39ZXTP0
―
(軽く愚痴の篭った私事です…)
俺は過去に、駅のホームで並んでいる時に「お尻を触られた!」と前の女に叫ばれ、警察に突き出された事がある。
当時、俺は就職したばかりだった。
慣れないスーツに身を包んで会社へ向かう際に痴漢呼ばわりされたのだ。
完全に冤罪だった。でも証拠が何もなかった。
結果から言うと俺は幸い逮捕はされずに済んだ。
ホームの監視カメラに俺と女が映っていたらしく、俺が女の尻を触っていないのが映像で確認出来たとの事だった。
しかし、警察に取調べを受けている時間は正直、生きた心地がしなかった。
それからというもの、俺は電車を使わずに出勤する手段を考えた。
ただ、仕事を始めたばかりの平社員には金銭面で無理をする余裕なんてなかった。
電車出勤はやむを得なかったので、出勤時間早めにずらし、駅のホームでは最前列か男性の前にしか並ばないようにし、電車内では両手を手すりに置くか、座って手を組んだりスマホを扱うよう心がけた。
俺は その日から冤罪の恐怖を植え付けられた。
このゲロった女性が始めに俺の隣に座ってきた時、避けるように窓際に寄ったのは その名残だったと思う。
―
88 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:14:45.69 ID:CD39ZXTP0
女性「はい?」
俺 「あ、いや。色々とお節介だったかなって思ってたので。」
女性「?? いや、そんなわけないじゃないですかw ホントに感謝してますから。」
俺 「…だったら、よかったです。」
女性「ははw」
女性が微笑んでくれて心底ホッとした。
言葉に例えるのが難しいけど本当にホッとした。
90 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:15:50.75 ID:CD39ZXTP0
俺は今日このホームで女性と再会した瞬間逃げ出そうと思った。
冤罪の事が頭から離れない俺は いつかこのゲロッた女性が現れて
「ドサクサに紛れて私の身体触ったでしょ!!」
と 俺を引っ立てにこないか一縷の不安と恐怖を抱えていた。
親切心で介抱してあげたのだから、そんな筈が無いと思ってはいても別に女性に介抱を頼まれたわけでもない。それに身体を触ってまで色々してあげる理由もなかった。
だから俺はホッとした。
この女性が俺に対して心から感謝してくれていた事に。
92 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:16:27.47 ID:CD39ZXTP0
女性「それに、私の事かばってくれましたよね?」
俺 「え…?」
95 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:17:02.45 ID:CD39ZXTP0
女性「私に袋を渡してくれたり、背中摩ってくれたり、顔にタオル被せてくれたりとか」
俺 「……。」
女性「あと、私に『大丈夫、大丈夫。』って言って励ましてくれたり。あれはホントに嬉しかったです。」
俺 「…え……??」
98 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:18:10.46 ID:CD39ZXTP0
女性「見ず知らずに人に ここまでやってくれる人がいるんだってちょっと感動してたくらいです。」
俺 「あ、…いや…。」
なに言ってんだこの人。
俺は内心で「運わりぃ〜」とか「早く帰りてぇ…」だの思ってた腹黒だぞ。
別れたあとトイレですぐ手洗いうがいしたし。
99 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:19:15.39 ID:CD39ZXTP0
女性「私の方こそ、ごめんなさい。一言すらお礼も言わずに…。何度お礼言っても足りないと思ってます。」
俺 「いや。…そんなに感謝してもらえたなら、俺も嬉しいです。」
本音だった。
こんなにイイ人もいるんだなって思った。
ここまで親切に感謝出来るこの女性の方が腹黒の俺なんかよりよっぽどイイ人である。
そんな事を思っていると…
102 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:19:48.02 ID:CD39ZXTP0
女性「あの。」
俺 「はい?」
女性「よかったら、連絡先とか教えていただいていいですか?」
俺 「え?」
女性「あ、ご迷惑であればいいんですけど」
自分の情報を女性に渡す事に反射的に不安を抱いたがすぐに迷いは消えた。
俺 「全然構いませんよ。」
女性「ありがとうございます。ちなみにLINEとかやってます?」
俺 「はい。」
女性「おー!じゃあID教えて下さい!」
てな感じでゲロッた女性とLINEでやりとりをするようになった。
104 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:19:54.90 ID:IEIqMMtm0
なんだなんだなんだ
105 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:20:25.00 ID:Y6GsTi/V0
気になる
108 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:22:11.87 ID:Ib7oP4CA0
ワクワク
109 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:22:15.00 ID:CD39ZXTP0
連絡先を交換した翌日に女性からLINEで連絡があって
『袋、弁償したいので今度一緒に買い物に行きませんか?』とお誘いがありました。
弁償なんてしなくていいと断りましたが、どうしても!という女性の強い押しに負けて、一緒に買いに行く事になりました。
その日、生まれて初めて女性とデートをしました。
そんな出来事があったのが丁度去年の12月のクリスマス前の事です。
いまも その女性とは恋人同士という形でお付き合いさせていただいています。
終
お話尻すぼみな感じですみませんです…。
……なんか質問ありましたら答えます。
110 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:15.32 ID:zCHy95500
感動した
111 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:22.85 ID:IEIqMMtm0
ちょっと電車乗ってこようと思ったらもう終電間に合わねえ
112 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:23.91 ID:GZwVN6X/0
なんだと…?
電車男おおおおお
113 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:34.82 ID:+pVgLDpP0
おめでとう
114 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:23:41.82 ID:6HTEKPNI0
おめでとー!!
ちょっと電車でゲロ吐いてくる
121 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:49.02 ID:10x958dpO
>>114
おっちゃんが隣座ったろ
116 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:01.29 ID:dOJ9bzgt0
乙
面白かった
117 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:01.38 ID:oT4ozeNS0
ええ話だわさ!!うらやま
118 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:08.19 ID:McO0Di6x0
女性とはどこまで行ったんだ?
127 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:25:37.67 ID:CD39ZXTP0
>>118
結婚はしていません。性の関係にはなってます。
お互いに仕事が忙しいので月に1,2回しかデートに行けませんが仲良くさせてもらってます。
119 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:24:18.22 ID:IEIqMMtm0
彼女もいま一緒に見てんのか?
130 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:26:24.04 ID:CD39ZXTP0
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彼女はまだ仕事してると思います・・・。
頑張り屋ですね。
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