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予備校で出会ったお嬢様のような娘の話
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999 :952:2005/04/09(土) 21:57:07 ID:5drdb1j7
>>994の続き。

駅まで佐緒と歩く僅かな時間。

この時だけは受験へのプレッシャーも日々の悩みも忘れ、佐緒の恋人になったような気分になった。

ちらっと横を見ると佐緒が笑ってる本当に幸せで、漫画じゃないが本当に「時間よ止まってくれ!!」と願った。


その佐緒はと言うと しきりにバイクの事を聞いてきた

「今まで、どこに行った?」とか

「どうしてバイクに乗り始めた?」とか

「バイクに乗ってて、辛かった事や楽しかった事は?」とか

そして、最後にまた「バイクに乗りたい」と言ってきた。


俺は前出の通り佐緒をバイクに乗せたく無かったので「今度ねw」とお茶を濁す感じで言った。

話の中で佐緒の家がうちからバイクで10分かからない位のところにある事も知り、二人で驚いた。

それから数週間後の12月の始めだったと思う。大変な事が起こった。



59 :952:2005/04/09(土) 22:44:48 ID:5drdb1j7
前スレ>>999の続き

12月の始めの午前3時頃、「勉強も一区切りついたし休憩するか」と煙草に火を付けてコーヒーを飲んでた時、突然携帯が鳴った。

当時、俺は地元の友達と携帯で連絡を取り合いながら勉強していたので、「また友達からの質問か徹夜の定時連絡かな〜?」とか言いながら携帯を見ると画面には「佐緒」。

普通ならもうとっくに寝てる時間だし おかしいな?と思いながら電話に出た。


「はい、どうしたの?今日は随分遅くまで起き…」

俺の言葉は途中で遮られ、電話口の向こうから佐緒の泣き声が聞こえた。

「ど、どうしたの!?何かあったの?」

俺は事態が飲み込めずテンパってた。


尚も佐緒は泣いていた。

「どうしたの!?取りあえず落ち着いて何があったか説明して」

俺自身も落ち着こうと思いまた、煙草に火を付けた。

「…………たい……にいるから…………て」

泣き声で良く聞き取れ無かったので、もう一度聞くと「バイクに乗りたい。○○駅(地元の駅)にいるから来て」と言っていた。

俺はこれを聞いた瞬間に「夜中の3時+泣き声+外にいる=強姦された」と思い。

「取りあえず近くの交番に行って!!俺もすぐに行くから!!」

と言って、簡単な身支度をしてバイクで地元の駅へ向かった。




60 :952:2005/04/09(土) 22:59:34 ID:5drdb1j7
>>59の続き

地元の駅まで通常約10分。

俺はこの時、動揺してたのと早く佐緒のとこに行かないとと思い、それこそぬふわKmで走った。


まず、地元の駅の近くの交番へ駆け込んだが佐緒は来ていなかった。

その後、駅へ向かった。

終電も終わり、人気がなくなった駅で佐緒を捜すとバスの停留所のベンチでうずくまってる人影があった。

その人影が佐緒だと解り、近寄ると佐緒は突然大声で泣き出した。

泣き出したのにもびっくりしたが、夜中の3時を過ぎてるにも関わらず佐緒は制服姿だった。

俺自身もう何が何だか解らず、取りあえず佐緒を落ち着かせる事で精一杯だった。

しばらくして、佐緒も落ち着き始め俺は自販機で買った暖かいお茶と あまりに寒そうな格好なのでバイクに積んであったウィンドブレーカーを渡した。

そして、何があったのかを尋ねた。



66 :952:2005/04/09(土) 23:39:01 ID:5drdb1j7
>>60の続き

佐緒の口から出た答えは意外なものだった。

「私、受験が嫌になったの…本当は美容師になりたかったのに…

その事で親と喧嘩して家出たの…

952さんが前にバイク乗ってる時は嫌な事も辛い事も どうでも良くなるって言ってたから…」


俺は取りあえず強姦されたのでは無かったと言う安心感と家出したと言う驚きで暫く口が聞けなかった。

「美容師になりたかったってのは初耳だな…

ずっと、小学校の先生になりたいって言ってたから…

でも、家出は良くないよ。まして、こんな格好だし、家の人も心配してるよ?

佐緒さんちめちゃめちゃ厳しいじゃん。だから、帰ろ?」


俺は佐緒の手を引きベンチから立たせようとしたが佐緒はそれを振り払い抵抗した。


「家の人心配してるし帰るよ?もしかしたら、警察にだって連絡してるかも知れないし…」


俺は小学校の頃、一週間家出して歩いて横浜のばあちゃんちに向かってた時、親から警察に「家出人捜索願い」を出され神奈川県警に保護された経験があるので、佐緒の親も警察に連絡してるものだと考えた。

しかし、佐緒はどうにも帰ろうとしない。

はては「私、もう嫌なの!!小学校から私立入れさせられて、やりたい事も出来ないでいつも周りからお嬢様とか言われて…私だって普通なんだよ!!」

と逆ギレ…



68 :952:2005/04/09(土) 23:58:27 ID:5drdb1j7
>>66の続き。


あまりに強情なんで俺もキレそうになって来た。

しかしそれを抑えつつ、

「佐緒を小学校から私立入れたのだって、佐緒の両親が少しでも佐緒に幸せになって貰いたいって思ったからだと思うよ?

隣の家のおばさんが佐緒にそんな事する?しないだろ?親だからするんだよ。

佐緒に幸せになって貰いたいって親だから思うんだよ?だから帰ろう?」


それでも佐緒は動かない…こりゃ、相当重傷だなと思い、逆療法を使って見る事にした。


「どこまで強情なんだよ!!

一体何人の人に迷惑かけてると思ってんだよ!!

周りがお嬢様とか言ってる!?誰もそんな目で見てねーよ!!

少なくとも俺は佐緒をそんな目で見てねーよ!!

自分だけ特別だと思うなよ!!」


…嘘です。見てます…orz。


さらに俺は、出かける時とっさに持ってきたパッセンジャー用のメットを渡し、「乗せてやるよ。」

自分で「何言ってんだ!?」と思いながらも「ええい!!ままよ!!」と思いバイクのエンジンをかけた。



77 :952:2005/04/10(日) 17:08:15 ID:1xl1xlJW
>>68の続き

俺は佐緒に乗り方を教え、ヘルメットを被せた。


夜中の4時近く、バイパスに車はほとんどいない。JADEを全開運動させるには絶好の場所だ。

いつもの俺なら脳内リミッターが外れてJADEのメーターを振り切らせてだろう。

実際 何台かのバイクはあっという間に俺達を抜き去っていった。

でも今日は後ろに佐緒がいる。万一の事を考え、60Km/hペースで走る。


そこそこ走って、また駅に戻った。

エンジンを切って「どうだったよ?」と振り返ると佐緒はフルフェイスの中で泣いていた。


ヘルメットを外してやり「ごめん…やっぱ恐かった?」と聞くと佐緒は顔を上げ首を横に振った。


「不思議な感じがした。景色が今までと全然違う見え方で…952はいつもあんな世界で生きてるんだね…」

「私、やっぱり頑張ってみる…。」と佐緒は続けた。


俺も「そーだね、それが良いよ。

本当は学校だって嫌いじゃないんだろ?

たまに佐緒が学校の事話してくれる時、凄い楽しそうな顔してるもん。

将来の夢だって、本当に美容師になりたかったら大学出てたからだってなれるよ。

今の状況で出来る最善の事しようよ。」




78 :952:2005/04/10(日) 17:28:22 ID:1xl1xlJW
「バイクでね、ツーリングに行く時なんか携帯も繋がらないし真っ暗な山道とか走る事があるんだよ。

そんなとこでもしバイクにトラブルがあったら誰も助けてくれない。自分の置かれてる状況の中で最善の対処をしなきゃいけないんだよ。

でも、佐緒にはそんな真っ暗な道でトラブルがあっても協力してくれる人がいるじゃん?それは家族であり、友達なんだよ。」


この時、自分でも何を言ってるのか理解出来なかった。思ってる事をそのまま口に出してる感じだった。

「だから家に帰ろう?」と言うと佐緒はやっと頷いた。

携帯で佐緒の家に電話し事情を説明し迎えに着て貰う事にした。


10分後、佐緒の家族が迎えに来た。

俺は、今までの状況を説明した。(バイクに乗せた事は言わなかった)

佐緒の親は頭下げまくりの謝りまくりだったが俺は そんな事より「今回の事で佐緒をあまり叱ったり責めたりしないで欲しい」と言った。


やはり、家族は警察に連絡してたらしく夜が明けたら地元を捜索する話も出ていたらしい。

後日、佐緒の家族と佐緒そしてなぜか俺で警察に謝りに行き、ここでも当時の状況を警察に説明する羽目になった。



90 :774RR:2005/04/10(日) 22:36:01 ID:ZQXxAQ2Z
>>952の>>78 1-3行目 おまいは役者ですか? かっこええw


92 :952:2005/04/11(月) 00:14:13 ID:H+9QI7n+
>>90
全然役者なんかじゃないです。

女といると格好つけようと思っちゃうんで、くさい台詞をバンバン言っちゃうんです…

今まで、そのおかげでフられ続けました…orz「キモい」とか言われた事あるし…


続き書きます。

事が起こってから数日後。予備校で佐緒にあった。


「こないだはごめんなさい…大事な時期なのに凄い迷惑かけたし…親にも凄い怒られたよ…本当にごめんなさい!!」と謝ってきた。


俺は「気にしないで!!色々、ぶっちゃけて少しはすっきりした?愚痴位ならいつでもお聞きしますよw」と重い空気を和ませようと冗談ぽく言った。

佐緒は ちょっと笑ったが やはり表情は暗い。

必死に和ませようと冗談や笑い話なんかを言うが やっぱり駄目…

俺はここで禁じ手である「バイクに乗せる」事を自ら誘って見た。


「佐緒さん、今週の日曜空いてる?」

俺は初めて、デートらしいデートに誘った。

佐緒は初め「えっ!?」って顔をしたが すぐに「はい!!大丈夫!!」と返事をくれた。

その後待ち合わせ場所と時間を決め、俺の人生初デートが決定した。



95 :952:2005/04/11(月) 00:37:19 ID:H+9QI7n+
続き書きます。


それから日曜までの数日間、俺は今までに無い程の集中力でデートプランを考えた。

ネットで旨い店探したり、今まではバイク雑誌しか買わなかったのにファッション雑誌買って見たり。

しかし、どれもこれも探し出すとキリが無い。そして、どれもこれも高い!!

ファッションにしても、雑誌に載ってるTシャツ一枚9千円とか…

「Tシャツ如きに9千円も出すならスプロケ変えるわ!!」と突っ込む始末。


どうせ、その日だけ着飾ったりしてもボロが出るなと思い、俺は飾る事無く行こう。

俺らしいデートプランを考えようと決めた。

その結果、デートプランは

迎えに行く
→ライコランド(バイク屋)
→前にショートツーリングで見つけた景色が綺麗な峠
→どっかのファミレス
→映画
→帰宅

に決めた。


そして、俺はこのデートでもう一つ決めた事があった。

それは「告白」する事だった。






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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 

 
 
 
 

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