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愛美
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405 えっちな21禁さん 04/08/01 16:50 ID:NdvpeZk4
まだ、精神的に子供で、しかも鈍感な俺には その意味が最初よくわからなかった。

俺が がっかりした顔をしたいたから、最後に一言付け加えたんだろうと思った。

でも、彼女が、なんで何でわざわざ俺を呼び出して、彼女の好きな子を教えてくれたのか良くわからなかった。

そのうち、ひょっとしたら、彼女の言葉を額面どおりとっていいのかなも思うようになった。

そう思うと、天にも昇るような気持ちになった。

で、その思いは的中していたのだ。

それから、毎日のように、美紀ちゃんは俺をさそって、その教室に連れて行った。

でも5年生の俺達は別に何をするということも無かった。

二人でたわいもない話をしたりするくらいだった。

俺は彼女と向き合っているだけでドキドキした。

俺は、それから毎日彼女のことばかり考えた。

毎日学校で彼女に会えるのが嬉しくて、うきうきしながら学校へいった。



406 えっちな21禁さん 04/08/01 16:52 ID:NdvpeZk4
このあと俺は、人生最初の大失敗を犯してしまう。

美紀ちゃんの告白があった頃も俺と愛美ちゃんは相変わらず泊りがけでお互いの家を行き来して、エッチな遊びを続けていた。

でも俺にとって、愛美ちゃんは同じ秘密を共有するcomrade(戦友、同士)のような存在で、何でも話すことのできる、すごく仲良しな友達だった。

上でも書いたように、エッチな遊びができるということを除いて、彼女が女の子だという意識がまったく無かった。

彼女も同じような気持ちだろうとおもっていた。

だから、美紀ちゃんの告白をうけて有頂天になって舞い上がっていた俺は、嬉しくて黙っていうることができず、愛美ちゃんに一部始終を話してしまったのだ。

愛美ちゃんは普通に聞いていた。

「良かったね」とも言った。

あのときは完全に舞い上がっていたので、会うたびに美紀ちゃんのことばかり話していたに違いない。

それから2,3週間別に愛美ちゃんの態度は変わらなかったし俺も同じように接していた。



407 えっちな21禁さん 04/08/01 16:54 ID:NdvpeZk4
ところが、俺には理解に苦しむ自体が発生した。

ある日、美紀ちゃんが露骨に俺の視線を避けた。

俺が彼女の方を見ると、「フン」と横を向いた。

俺には何が起こったのか皆目見当がつかなかった。

俺が休み時間に彼女を捕まえて、「僕が何かした?」と聞いても、恐い目つきで睨み返すだけで、向こうに行ってしまっい、まったく取り付く島がないとはこのことだ。

美紀ちゃんは女子の中でも人気者だったから、取り巻きが一杯いた。

その女の子達からも俺は冷たい視線を浴びるようになった。

俺は、愛美ちゃんに その話をしたけど、あまり親身になって聞いてくれなかった。

その後も俺は、何回か美紀ちゃんを捕まえては問いただそうとしたが、「自分の胸に聞いてみな」というのが彼女のくれた唯一の答えだった。



408 えっちな21禁さん 04/08/01 16:56 ID:NdvpeZk4
数日間そうやって悩み続けた末、何が起こったのか少しずつわかり始めた。

取り巻きの一人に「あんなひどい事しといて、まだ美紀ちゃんに付きまとうなんて最低」というようなことをいわれた。

「『ひどいこと』って別に何にもしてないよ」というと、彼女は「4年生の愛美って子に言ったんでしょ?」といった。

問い正したわかったのは、どうも愛美ちゃんと、彼女と仲の良い同級生2,3人が、俺が愛美ちゃんに教えた美紀ちゃんの愛の告白の台詞をそのままネタに使って、美紀ちゃんをからかったようなのだ。

美紀ちゃんにしてみれば自分が思いを込めて言った事を全然関係ない下級生の女にべらべら喋ったわけだから、怒って当然だった。

ひとつ加えておくと、その頃、俺と愛美が仲が良いということは、学校では知られていなかった。

というのも彼女とは学年が違うせいもあって、下校はばらばらだったからだ。

朝は一緒に行ったが、たいてい他の子供たちとも一緒だった。



409 えっちな21禁さん 04/08/01 17:00 ID:NdvpeZk4
とにかく俺は信じられない思いだった。

幸せの絶頂から不幸のどん底に突き落とされた気持ちだった。

でも美紀ちゃんに対してなんの言い訳もしようがなかった。

俺は愛美ちゃんに話したことを、ものすごく悔やんだ。

愛美ちゃんを信用しきっていた俺が馬鹿だと思うと同時に、愛美ちゃんに対する怒りがこみ上げてきてしかたなかった。

でも俺には、そのときなんで愛美ちゃんが そんなことをしたのかわからなかった。

俺はその日、問いただすために愛美ちゃんのうちにいった。

愛美ちゃんは事実を否定しなかった。

でもそんなことをした理由もいってくれなかった。

ただ「だってあの子、嫌いなんだもん」といった。

それから美紀ちゃんの悪口をいろいろ言った。

俺には愛美ちゃんがわからなくなった。

俺が何を言ってもだめだった。

俺がああいうと、こういう、こういうとああいうで、俺は終いに頭にきて「愛美ちゃんなんか嫌いだ」と吐くき捨てるようにいって帰ってきた。



410 えっちな21禁さん 04/08/01 17:05 ID:NdvpeZk4
その週末、愛美ちゃんはうちに来なかった。

その次の週末も来なかった。

その次の次も、さらにその次の週末も彼女は来なかった。

学校でたまたま顔をあわせても彼女は知らん振りをした。

俺の母親は最初、「愛美ちゃん最近来ないわね」とかいっていたが、俺が「しらねえよ、あんな奴」とかいうので、そのうち何も言わなくなった。

おれは、どうでもいいと思った。

その時は愛美ちゃんが憎たらしくてしょうがなかった。

あいつのせいで俺の幸せがめちゃめちゃにされたと思った。

でもそれ以上に、愛美ちゃんに そもそも話した自分が馬鹿だと悔やんだ。

でも悔やんでも悔やみ切れなかった。

その頃覚えた「覆水盆に帰らず」という言葉を心の中で繰り返した。

結局そのまま愛美ちゃんとは一言も喋らないまま正月を迎えた。



412 えっちな21禁さん 04/08/01 17:12 ID:NdvpeZk4
愛美ちゃんがいなくなったので、以前から同級生の中で一番気の合う孝司という子とよくつるむようになった。

あるとき、話が美紀ちゃんの事に及んだ。

彼は、美紀ちゃんと俺の間に起こったことはしらなかった。

俺は事の顛末を話して聞かせた(もちろん愛美ちゃんとのエッチの話はしなかった)

そして「全部、バカ愛美のせいだ」といった。

孝司は同い年とは思えないくらい大人びている奴で、学級委員長とか生徒会長とかをやるタイプだった。

彼はいつもかしこいことを言うので俺は一目置いていた。

孝司は俺の話を聞き終わると、

「おまえ、鈍感だな。愛美ちゃん、お前が好きなんだよ。お前がもし好きで仲良くしている子から、他の奴が好きでカッコよくてとか言われたらどうする?愛美ちゃんがかわいそうだ」

というような事をいった。

愛美ちゃんに対する怒りも おさまりつつあった俺は、これを聞いて、自分のした事の愚かさ気がついた。

そして愛美ちゃんにたいして申し訳ない気持ちで一杯になった。

それからだった、俺の愛美ちゃんに対する気持ちに変化が出てきたのは。



413 えっちな21禁さん 04/08/01 17:14 ID:NdvpeZk4
それから毎日俺は愛美ちゃんのことを考えるようになった。

急に彼女がいじらしくも思え、愛おしくてしょうがなくなった。

そして、以前一緒に空き家でしたさまざまなことや、一緒に泊まって楽しかった事などを思い出すたびに、胸がキューッと絞められるような思いをした。

同時にしばらく忘れていた下半身のムズムズする感覚がよみがえってきた。

そう思い出すと、いつも女の子に囲まれ、ツンとした美紀ちゃんを学校で見るたびに忌々しく思うようになった。

そうなると不思議なもので、今度は「あいつがいなければ愛美ちゃんと俺の仲はこうならなかった」と思うようになった。

おれは愛美ちゃんを取り戻したいと思ったが、きっかけがつかめなかった。

今は学校であってもまったく無視だった。

声をかけてもそっぽを向かれた。

手に入らないと思うと欲しくなるのが人間の性なのか、そうなると余計、愛美ちゃんのことが恋しくて仕方なくなった。



414 えっちな21禁さん 04/08/01 17:16 ID:NdvpeZk4
孝司は手紙を書いて謝れといった。

でも、俺は作文が大の苦手だった。

でも、他にいいことが思いつかなかったので、俺は、散々悩んだ挙句、手紙を書くことにした。

原稿用紙1枚の作文を書くのも四苦八苦の俺が、10枚くらいの長い手紙をかいた。

今でも手元にある何回も消しゴムで消して汚くなった下書きを読むと、11歳の自分がどんなに必死だったかわかる。

その手紙は、今読むと恥ずかしくなるような甘い台詞で埋められていた。

俺は まず自分が思ったことを正直に書いた。

そして、愛美ちゃんが、世界で一番大切な人間で、心から愛している。

そして以前の自分達に戻れるなら、自分は何でもする。

というようなことを延々10ページに渡って書き綴ったのだ。

俺はそれが書きあがってからも数日間、投函できなかった。

どんな反応があるか心配だったからだ。

投函してから、返事が来るまで、毎日毎日が、まるで一年のように感じた。

数日後やっと来た彼女の返事は女の子らしい便箋二枚にかわいい文字で丁寧に書いてあった。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 青春, 胸キュン, 泣ける話,
 


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