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妻と結婚するまでの話
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88 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 03:24:18 ID:mowTDb350
彩「私が大阪に来たのは、自分にけじめをつけたかったから」

小林「けじめ?」

彩「久しぶりに会えてうれしかった。本当は今日で小林君とは前のように普通の同期に戻ろうと思っていたのだけど、小林君に会うと その気持ちが揺らいでしまったの。でも小林君の気持ちが私に無いことがわかったから」

小林「・・・・・」

寝たふりをしていた中村が起きてきた。

中村「小林も悩んでるんだ。彩ちゃんのことが好きだけど、前の彼女のことが忘れられないから」



91 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 03:35:00 ID:mowTDb350
彩「わかった。もういいの。私、彼に小林君のこと話したら、彼にふられちゃったの」

小林「えっ」

彩「自業自得だね」

小林「なんで話したんや」

彩「なんでかな。彼に嘘がつけなかったの」

中村「小林と彼とどっちが好きなん?」

彩「今でもわからないの。でも東京に戻ったら、彼に許してもらうよう がんばろうと思う」

小林「そうか・・・・・」



92 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 03:39:12 ID:mowTDb350
暫く三人とも言葉を発しなかった。


彩「ホテルに帰るね」

立ち上がる彩。

最寄の駅まで小林が送った。駅までの道、二人は無言で歩いた。改札口で二人は握手をして別れた。



93 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 03:48:16 ID:mowTDb350
東京のショットバーのカウンター。

俺と彩が並んで座っている。

時間は既に夜中の2時を回っていた。電車の最終の時間はとっくに過ぎている。

彩は真剣に大阪のできごとを俺に話してくれた。聞いているのが苦しかった。最初は話すのをやめさせようとも思った。

ところが、聞いているうちに俺の中である感情が芽生えてきていのに気づいた。




95 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 04:00:59 ID:mowTDb350
俺は若干興奮していた。

彩のビキニ姿。何人の男がその中身を想像しただろうか。そして彩のエッチな身体は二人の男に見られてしまった。

小林はどのように彩の豊満な胸を揉みしだいたのだろうか。彩は濡れていたのか。

彩は深い関係にはならなかったと話したが、本当は最後までいったのではないのか。

二人の男と、しかも一人は既に関係がある男と密室で飲んでいて、それだけで終わるのか。



97 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 04:09:21 ID:mowTDb350
信じてと言われても信じることができるか!前科ものの言うことを。

話が全て終わったとき、俺の心の中は、苦しさより興奮のほうが多くを占めていた。

彩をあらためて眺める。

白いTシャツ越しに胸のふくらみが見える。細いウエスト。ジーンズに包まれたお尻。

久しぶりに彩を抱きたい!そう思った。



106 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 08:05:43 ID:mowTDb350
俺は勘定を済ませて外にでると、彩の手を取りタクシーに乗った。

俺「〇〇まで」

自分のアパートを告げながら、繋いでいる彩の手を強く握った。彩はだまっていた。俺はそれをOKだと思った。

アパートに着く。彩は俺に導かれるまま、部屋に入った。



107 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 08:16:30 ID:mowTDb350
部屋に入ると俺は黙って彩を抱き寄せた。

ゆっくりとキスをする。

『この唇は俺だけのものではなくなったんだ』そう思いながら。

少し荒々しく彩の長袖の白いTシャツを脱がし、力任せに白いブラを上にずらす。

彩の豊満な乳房がぷるんと下から顔を出す。色素の薄い大きめの乳輪。その中心に上を向いた乳首が自己主張している。

『相変わらず、エッチなおっぱいだ。このおっぱいを俺以外の男にもて遊ばれやがって!』

そう思いながら、俺は彩の乳房を激しく掴んだ。



108 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 08:27:25 ID:mowTDb350
そう考えるだけで異様に興奮している俺がいる。

俺はその時点で自分の欲求を満たすことしか考えていなかったと思う。

そして、彩のジーンズのベルトを外し、チャックを下げると そこからパンティの中に強引に手をねじ込む。

そこはしっとりと濡れていた。

『エッチな女だ。小林から攻められた時も このようにぬらしてたんだろ!そして小林のものを受け入れたんだろ!』

俺は愛撫も そこそこに彩のジーンズを脱がし、薄いピンクのパンティをずらすと自分のものを挿入した。



110 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 08:37:04 ID:mowTDb350
普段は ほとんど正常位しかやらない俺が、その日はバック、貴上位など自分の知識と経験の全てを彩に叩きつけた。

貴上位の最中、腰を動かす彩の胸を下から触りながら、小林と彩のセックスのことを考えている自分がいた。

その時の彩への気持ちは愛情ではなく嫉妬と復讐の念だった思う。

それは彩へ向けたものなのか、寝取られた俺自身に向けたものなのかわからなかったが・・・・・



111 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 08:47:46 ID:mowTDb350
全てが終わると彩は うつ伏せのまま動かなくなった。俺も仰向けのまま呼吸を整えながら、静かに目を閉じていた。

暫くして、彩のすすり泣く声が聞こえた。


俺「彩、泣いているのか?」

彩「ごめんね」


俺「なんで泣くの?」

彩「ごめんね」


彩は『ごめんね』を繰り返した。

俺「いいから、今日は寝ろ!」


忙しかったバイトの疲れ、セックスの疲れの中、いつの間にか眠っていた。




115 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 08:58:17 ID:mowTDb350
次の日、目覚めるとお昼近かった。

彩はもういなかった。テーブルに手紙が置いてある。

『このままずっと二人でいたかったけど、学校があるから行きます。

大阪に行ってから、いろんなことを考えたけど、私はやっぱり、〇〇君(俺)が好きです。

許してもらえるかわからないけど、もし許してもらえるのであれば、元に戻りたいです。自分勝手はわかっているけど。

また、電話するね。コンビニでパンと牛乳買ってきたから、食べてね』


俺は この手紙を読んでも何も感じなかった。何も考えられなかった。思いは複雑だった。



118 : えっちな18禁さん 投稿日:2007/10/28(日) 09:19:28 ID:QivC7QAJO
>>115
コンビニで買って来たパンと牛乳はちょっとじんとくるくるけど・・・

ここで許したらやっぱり超ドM


116 : えっちな18禁さん 投稿日:2007/10/28(日) 09:01:27 ID:EQzqvSRG0
やっちゃったから なんか言い辛いし、でも俺にも言いたいことは山のようにあるしってか。


117 : 692 投稿日:2007/10/28(日) 09:06:24 ID:mowTDb350
夕べの俺は俺じゃなかった気がして怖くなった。確かに今までになく激しい自分がいた。獣のようだったと思う。

こんな自分が前のように純粋に彩を愛することができるのか。心から彩を許すことができるのか。

できないと思った。絶対許せないと思った。



153 : 692 投稿日:2007/10/29(月) 06:53:41 ID:HkVnUohN0
それから、彩は ほぼ毎日のように電話を掛けてきた。

会話は当り障りのないものであったが、彩が俺との関係を修復しようと一生懸命であることは伝わってきた。


それでも俺は心から彩を許すことはできなかった。

俺たちは昔のように週一回は会った。

その度に彩を抱きたい衝動にかられたが、俺は獣になる自分がいやで、自分を必死に押さえた。

俺は無理やり仲のいい友人であるように演じていた。



155 : 692 投稿日:2007/10/29(月) 06:59:34 ID:HkVnUohN0
俺は彩への気持ち(性欲も含む)のはけ口を求めていた。

その頃、俺が所属しているサークルに俺を好きだという後輩がいた。

その娘をアパートに連れ込み抱いた。

また、友人と大人数のコンパに参加し、そこでナンパした女の子と寝た。

彩への気持ちは治まるどころか、小林と同じことをしている自分が情けなくなり、余計に落ち込んだ。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 


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