後悔のクリスマスイヴ
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236 :佐々木:02/11/20 03:13 ID:xv4SYBsL
あれから3年たった今、俺は出版会社に就職し日々の仕事に追われている。
あの彼女とも留学先のオーストラリア人とデキたみたいで、1年前に別れた。
今年も遠藤の命日が近づいている。
今日もあの手袋をして会社に行こう。
以上です。長々とすいませんでした。
239 : :02/11/20 11:02 ID:80Y50goI
何事にもタラレバは無いんだけど・・・悲しいな・゚・(ノД`)・゚・
ガンガレ佐々木!
241 :佐々木:02/11/20 13:35 ID:tbpm45bC
佐々木です。続きがあるのですが・・・よかったら読んでください。
遠藤が亡くなってすぐ、俺は絶望の果てにいた。
やはり後悔に押しつぶされていた。
オーストラリアから一時帰国中の彼女はとりあえず正月は実家で過ごすみたいで。
俺は彼女(由美子)と二人で1月元旦に初詣に出かけた。
由美子「やっぱり元気ないね・・・」
俺 「いや・・・大丈夫だよ。」
由美子「で、その遠藤って子のこと好きだったの?」
俺 「えっ?何言い出すんだよ。おまえ」
由美子「だってそうじゃない!私が帰ってこなければその子は死なずに済んだんでしょ!?」
俺 「由美子には関係ないよ。ただバイトの後輩だよ・・・後輩だよ」
由美子「あんたがそう言ってもあんたの目が私をそういう目で見てるの!」
俺 「なんなんだよ!!何が言いたいんだよ!いい加減にしろよ」
由美子「・・・帰る」
俺たちは初詣にこのような喧嘩をしてしまい、その日はそれで お互いの家路についた。
あれから3年たった今、俺は出版会社に就職し日々の仕事に追われている。
あの彼女とも留学先のオーストラリア人とデキたみたいで、1年前に別れた。
今年も遠藤の命日が近づいている。
今日もあの手袋をして会社に行こう。
以上です。長々とすいませんでした。
239 : :02/11/20 11:02 ID:80Y50goI
何事にもタラレバは無いんだけど・・・悲しいな・゚・(ノД`)・゚・
ガンガレ佐々木!
241 :佐々木:02/11/20 13:35 ID:tbpm45bC
佐々木です。続きがあるのですが・・・よかったら読んでください。
遠藤が亡くなってすぐ、俺は絶望の果てにいた。
やはり後悔に押しつぶされていた。
オーストラリアから一時帰国中の彼女はとりあえず正月は実家で過ごすみたいで。
俺は彼女(由美子)と二人で1月元旦に初詣に出かけた。
由美子「やっぱり元気ないね・・・」
俺 「いや・・・大丈夫だよ。」
由美子「で、その遠藤って子のこと好きだったの?」
俺 「えっ?何言い出すんだよ。おまえ」
由美子「だってそうじゃない!私が帰ってこなければその子は死なずに済んだんでしょ!?」
俺 「由美子には関係ないよ。ただバイトの後輩だよ・・・後輩だよ」
由美子「あんたがそう言ってもあんたの目が私をそういう目で見てるの!」
俺 「なんなんだよ!!何が言いたいんだよ!いい加減にしろよ」
由美子「・・・帰る」
俺たちは初詣にこのような喧嘩をしてしまい、その日はそれで お互いの家路についた。
242 :佐々木:02/11/20 13:36 ID:tbpm45bC
バイト先のステーキハウスは年中無休のお店で俺は2日から調理場に立っていた。
すると一個上の先輩、後藤くんが俺に話しかけてきた。
後藤「佐々木、聞いたよ。遠藤ってあの日お前と会うために待ってたんだってな」
俺 「・・・・・・・」
後藤「おい!何とか言えよ」
俺 「・・・それがどうかしたんすか。後藤くんには関係ないっしょ!」
後藤「俺はお前を許さないからな。遠藤もこれじゃあ救われないよ!!!」
俺 「・・・・・・・」
後藤くんは俺に憎しみの言葉をぶつけてホールの方へ消えていった。
あとから知ったことだが後藤くんは遠藤のことが好きだったらしい。
243 :佐々木:02/11/20 13:37 ID:tbpm45bC
その夜、俺は晩御飯も食べずにベッドの上でボーっとしていた。
何を考えてたかというと、やはり遠藤のこと。
由美子のことなんか考えてる暇はなかった。しかし由美子を俺は愛している。
けど、遠藤のことが頭をよぎる。
ストレスというか、すっごい圧迫された空間に落とされた気分。
4日はバイト休みだったので一度、事故現場に行ってみようと決心した。
で、4日の朝早く俺は○○駅に立っていた。
目の前には花束が供えてある。
ここが遠藤の死んだ場所。
ついこの間まで「佐々木先輩、たまねぎの千切りうまくなったでしょ!?」って元気いっぱいで俺に話してきたのに・・・俺はそこで手を合わせ、目をつぶった。
真っ暗な目の中で遠藤の姿が走馬灯のように駆け巡る。
俺は深呼吸をし、帰ろうと振り返った。
その時、そこには由美子が一輪の花をもって立っていた。
244 :佐々木:02/11/20 13:38 ID:tbpm45bC
俺 「由美子・・・ここで何してるんだ?」
由美子「まだ死んだ人のことで悩んでるの!?あんたの彼女は一体誰よ!私じゃないの?」
俺 「なに言ってるんだよ。こんな所で言うことじゃないだろ!」
由美子「あんたのことは一番私が知ってるの!優しいあんただから その遠藤って子を大事に思う気持ちはよく分かるよ!
でもさ、そんなこと彼女の私からしたら理屈じゃないの!
私だけをしっかりと見て欲しいのよ!
せっかく帰ってきてなんで こんなつまらないことで喧嘩しなきゃならないのよ!いい加減にして・・・」
俺「・・・つまらないこと? お前、人一人がここで死んだんだぞ!それも俺がブチったせいで!
俺の気持ちぐらい分かるだろ!
今は遠藤の事で頭が一杯なんだ!頼むから黙ってくれ!」
人それぞれに考え方があると思う。すぐ忘れて生きていける人もいれば、俺みたいに考えてしまうような人間も。
俺はそこまで強い人間ではなかったんだ。
245 :佐々木:02/11/20 13:40 ID:tbpm45bC
そうこうしてるうちに、由美子はオーストラリアに帰っていった。
由美子からはメールで『行ってくるね・・・』それだけだった。
正直、俺にはもう由美子に愛は無かったと思う。
バイト先でも、仲の良かった後輩や先輩たちにも俺と話そうとしなかった。
後でわかったことだが、後藤くんがいろいろと皆に言いまわっていたらしい。
けど、俺には そんなことどうでもよかったんだ。
ただ、あのクリスマスの日に戻れるんであれば戻って遠藤を思いっきり抱きしめたい。
愛してると心から言いたい。
遠藤が死んでから遠藤のことが好きになっていた。別に可哀相だからとか、うかばれないとかじゃない。
ただ、順番はどうであれ遠藤を愛していた。
いまごろあっちの世界で元気にしてるのかな。
なぁ・・・遠藤・・・
246 :佐々木:02/11/20 13:41 ID:tbpm45bC
以上です。おつかれです。
247 : :02/11/20 13:43 ID:qS0vAtD7
>>245
・゚・(ノД`)・゚・。悲しすぎます・・・。今となっては遅いですが、遠藤さんと結ばれてたら・・・。
237 : :02/11/20 09:27 ID:hCYoLKRh
>>228->>236
泣きました。悲しすぎるよ・゚・(ノД`)・゚・
240 :佐々木:02/11/20 11:52 ID:T4TdhMBE
>>237>>238>>239
ありがとうございます。
結構 皆さんから叩かれると思っていたのですが このような反応でよかったと思います。
遠藤のことは一生忘れることはないと思います。
248 :_:02/11/20 16:18 ID:dRQztSb7
佐々木さんの彼女だった人、ちょっとさみしい人。
258 :佐々木:02/11/21 00:14 ID:2u20XeEE
>>248さん
正直、由美子の気持ちを考える余裕はなかって・・・
俺が由美子の立場としたら どうしてたかを考えると、由美子と同じことを同じ言葉をぶつけていたかも知れません。
彼女からしたら、遠藤は単なる彼氏が働くバイト先の後輩なんですから。
259 :佐々木:02/11/21 00:15 ID:2u20XeEE
>>249さん
その言葉が一番救われるような気がします。
必ず、幸せな人生を送るつもりです。
遠藤の分まで最高の人生をね。
>>次のページへ続く
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