俺が仕事に言ってる時には何度か帰ってきたみたいだった
嫁と母親と子供しかいない時に帰ってきて荷物をどんどん運び出していったらしい
それから5年養子とは連絡がつかなかった
まだ中学生だったんじゃないの?
当時養子は中学の卒業間近でそのまま学校にも顔を出さなかったみたいだ
俺は正直とんでもない事を言ってしまった罪悪感とせいせいした開放感と半々の気分だった
もう警察に行かなくていいんだって思ってた
養子の事は気にしながらも自分自身の仕事や家族で手いっぱいだった
実子の子育てももちろん仕事も忙しくてしょうがなかった
まだ中学生なのに捜索願い出さなかったの?
>>59
当時は家に帰ってくるのも稀だった
帰ってこないと思ったら警察からの呼び出しだったり
この前の土曜日子供を連れて家を出ようと思ったら家の前に見た事のあるシルエットのお兄ちゃんが立ってた
養子だった
女性を連れてた
可哀想すぎだわ
そのまま養子は玄関先で土下座してきた
涙を流しながら5年前はすいませんでした
自分がガキでしたって謝ってきた
俺はそこで5年前の俺の過ちをやっと謝る事ができた
俺も泣きながら土下座した
いい大人が玄関先で泣きながら土下座しあってた
養子が連れてきた女性は結婚を考えてる女性だった
自分には親がいないから親代わりの俺に結婚を許してもらいにきたって言ってた
あんな暴言を吐いた俺をまだ親代わりって思ってくれてた
それから養子とたくさん話した
初めて一緒に酒を飲んだ
2人してずっと泣きながら謝ってた
泣きながら酒を飲んで
泣きながらお互いにこの5年間の話をした
実子は養子の事覚えてないから何が起きてるのかまったく理解してなかった
養子は中学を出た後は住み込みでずっと仕事をしてたらしい
まだ若くて金もないから結婚式は上げられないけど親族で食事会をしたいから出席して欲しいって言われた
それを聞いてまた泣いた
土曜日は朝まで養子と酒を飲んだ
その日泊まって養子は日曜日に帰っていった
近々この近くに越してくるらしい
大したオチはないけれどこれが俺が突然小4の子を育てる事になった話