俺の墓場までもっていく秘密となった体験談
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94 :262:2005/05/18(水) 19:44:04 ID:feirRdRg0
Sさんは、そうでなかった。電話をかけてくる。会いたいという。
うるさいので、受験一月前に一度会った。しばらくとりとめもない話をして、その後ホテルに入った。
俺はバイトに入っておらず、金がないので、ホテル代は彼女に払ってもらった。
ホテルでは、おれはSさんに襲いかかった。もちろん、丁寧に優しく扱ったが、心の中では彼女に襲いかかりレイプするイメージだった。
「勝手なことばかり言って、俺の状況を全く分かってないじゃないか。今俺は大切な時期なんだ・・・」と心の中では思いつつ。
Sさんは、「会いたかったの、抱いて欲しかったの」と言いつつ、俺の頭をうめき声を上げながら抱きしめた。
俺は彼女を犯すようにして、3回射精した。3回目には激しい疲労感が俺を襲い、腹の辺りがむかむかした。
「私を愛してる?」
「ああ」
「本当に?」
俺は頷いたが、内心の嫌悪感を押さえるのに苦労した。
95 :262:2005/05/18(水) 19:54:58 ID:feirRdRg0
受験が近づいた。俺は一日10時間以上勉強した。が、実質はそれほどでもなかった。
頭に、別のことがいつもあったからだ。Mちゃんのこと、Sさんとの関係が泥沼になりそうな気配を感じること。
夢中になって勉強してるときは良いが、ふと我に返ると、いつの間にかそんな事を考えていた。
受験が済んだ。合格発表まで、時間がある。きちんとしている受験生は、ここで手を抜かない。
が、俺はMちゃんとデートしたりし始めた。つくづく自分を馬鹿だと思う。
97 :262:2005/05/18(水) 23:06:34 ID:feirRdRg0
久し振りのデートに、彼女は嬉しそうだった。
俺も、彼女と道場で会うだけでは物足りなかったし、彼女と一緒にいられると思うと、わくわくした。
俺達は原宿に行った。そして、代々木公園や明治神宮を散歩しながら、色々話をした。
俺達のことを、彼女と仲の良い女子道場生はもう知っているという。俺は別に不快ではなかった。これからは、もっと堂々と恋人同士という感じで歩けるな、と思った。
並んで歩くだけで、どうしてこんなに幸福になれるのだろうか、充実した時間なのだろうか。
色々なお店を冷やかしながら、時には小さな買い物をしながら、彼女は嬉しそうだった。
そんな彼女を見ているだけで、俺も嬉しかった。
短答式試験が終わったという解放感もあっただろう。
いつしか彼女と俺は腕を組み、彼女の胸の感触を肘に楽しみながら、歩いていた。彼女も、胸を俺の肘に押し付けてきた。ふとしたことで、肘をぎゅっと胸に押し付ける。
もう少し密着して歩きたかったが、そうすると歩けなくなる。
98 :262:2005/05/18(水) 23:16:12 ID:feirRdRg0
夕食は渋谷だった。渋谷まで歩いてきていた。俺の初体験の場所だ。
Sさんと歩いて、ある程度勝手の分かっているところは、ここしかなかった。
夕食を済ませ、軽くお酒を飲んで、俺は彼女と歩き始めた。
それまでのたわいもない話が途切れがちになり、彼女の目は真剣になった。ホテル街に入ったのだ。彼女の腕に力が入った。
見ると一件の小奇麗な門のホテルがあった。俺は、彼女の髪をなで、「入ろうか?」とささやいた。彼女は、黙っていた。
俺がホテルの門をくぐると、彼女は俺の腕を放し、門の外に立っている。
「どうしたの、おいで」と声をかけると、彼女は俺の腕をむんずと掴んで、外に連れ出した。
そして、黙って速足に歩き始めた。俺は引きずられるように付いて行った。
Sさんは、そうでなかった。電話をかけてくる。会いたいという。
うるさいので、受験一月前に一度会った。しばらくとりとめもない話をして、その後ホテルに入った。
俺はバイトに入っておらず、金がないので、ホテル代は彼女に払ってもらった。
ホテルでは、おれはSさんに襲いかかった。もちろん、丁寧に優しく扱ったが、心の中では彼女に襲いかかりレイプするイメージだった。
「勝手なことばかり言って、俺の状況を全く分かってないじゃないか。今俺は大切な時期なんだ・・・」と心の中では思いつつ。
Sさんは、「会いたかったの、抱いて欲しかったの」と言いつつ、俺の頭をうめき声を上げながら抱きしめた。
俺は彼女を犯すようにして、3回射精した。3回目には激しい疲労感が俺を襲い、腹の辺りがむかむかした。
「私を愛してる?」
「ああ」
「本当に?」
俺は頷いたが、内心の嫌悪感を押さえるのに苦労した。
95 :262:2005/05/18(水) 19:54:58 ID:feirRdRg0
受験が近づいた。俺は一日10時間以上勉強した。が、実質はそれほどでもなかった。
頭に、別のことがいつもあったからだ。Mちゃんのこと、Sさんとの関係が泥沼になりそうな気配を感じること。
夢中になって勉強してるときは良いが、ふと我に返ると、いつの間にかそんな事を考えていた。
受験が済んだ。合格発表まで、時間がある。きちんとしている受験生は、ここで手を抜かない。
が、俺はMちゃんとデートしたりし始めた。つくづく自分を馬鹿だと思う。
97 :262:2005/05/18(水) 23:06:34 ID:feirRdRg0
久し振りのデートに、彼女は嬉しそうだった。
俺も、彼女と道場で会うだけでは物足りなかったし、彼女と一緒にいられると思うと、わくわくした。
俺達は原宿に行った。そして、代々木公園や明治神宮を散歩しながら、色々話をした。
俺達のことを、彼女と仲の良い女子道場生はもう知っているという。俺は別に不快ではなかった。これからは、もっと堂々と恋人同士という感じで歩けるな、と思った。
並んで歩くだけで、どうしてこんなに幸福になれるのだろうか、充実した時間なのだろうか。
色々なお店を冷やかしながら、時には小さな買い物をしながら、彼女は嬉しそうだった。
そんな彼女を見ているだけで、俺も嬉しかった。
短答式試験が終わったという解放感もあっただろう。
いつしか彼女と俺は腕を組み、彼女の胸の感触を肘に楽しみながら、歩いていた。彼女も、胸を俺の肘に押し付けてきた。ふとしたことで、肘をぎゅっと胸に押し付ける。
もう少し密着して歩きたかったが、そうすると歩けなくなる。
98 :262:2005/05/18(水) 23:16:12 ID:feirRdRg0
夕食は渋谷だった。渋谷まで歩いてきていた。俺の初体験の場所だ。
Sさんと歩いて、ある程度勝手の分かっているところは、ここしかなかった。
夕食を済ませ、軽くお酒を飲んで、俺は彼女と歩き始めた。
それまでのたわいもない話が途切れがちになり、彼女の目は真剣になった。ホテル街に入ったのだ。彼女の腕に力が入った。
見ると一件の小奇麗な門のホテルがあった。俺は、彼女の髪をなで、「入ろうか?」とささやいた。彼女は、黙っていた。
俺がホテルの門をくぐると、彼女は俺の腕を放し、門の外に立っている。
「どうしたの、おいで」と声をかけると、彼女は俺の腕をむんずと掴んで、外に連れ出した。
そして、黙って速足に歩き始めた。俺は引きずられるように付いて行った。
105 :262:2005/05/19(木) 20:25:04 ID:evq0/3nD0
俺は、このまま駅に向かって歩いていっても良いと思った。が、彼女は別方向に歩いていた。
彼女はふと、立ち止まった。少々息が荒い。少し先に別のホテルの門があった。
腕を組んだまま、俺は彼女の腰に手を伸ばし、彼女の身体を俺の身体の側面に柔らかく固定した。
歩きつつ、ホテルの門の前を通った。彼女の目を俺は見たが、硬い表情で、一瞬俺の目を見て、また視線をそらせた。
俺は優しく方向をホテルの門に向けた。彼女は身体を固くし、逆らう様子を見せたが、俺の意志が固いのを見てか、もう逆らおうとしなかった。
初夜の時よりも、彼女は遥かに緊張していた。
106 :262:2005/05/19(木) 20:35:55 ID:evq0/3nD0
部屋に入り、彼女にシャワーを浴びるように伝えた。
俺は彼女が愛おしかった。ホテルの中なのに、俺の息子は余り元気がなかった。息子は正直で、彼女を単なる性欲の対象として見ていないのだ。
俺は自分のこんな反応が、驚きであった。
彼女を抱かずに帰っても良いかな、と俺は思った。
彼女はバスからなかなか出てこなかった。そこで俺は裸になり、バスに入った。
Mちゃんはバスの中に浸かって背中を向けていた。俺は彼女に近づき、背中に優しくお湯をかけてあげた。
彼女は俺に背中を向けながら、しくしく泣いていた。
「どうしたの、哀しいの?」
彼女は顔を左右に振った。
「恥ずかしいよう・・・・」
蚊の鳴くような声だった。
俺は彼女の顎に手をかけて、顔をあげさせた。涙で頬が濡れている。
俺は、彼女に優しく口づけした。長い長いキスだった。
キスの後、2人は見つめあった。彼女は涙に潤んだ目でぎごちなくほほ笑んだ。
107 :262:2005/05/19(木) 20:48:38 ID:evq0/3nD0
彼女を先にバスから出して、俺は入念にシャワーを浴びた。
俺がバスから上がると、彼女はベッドに一人横になっていた。下を向いて、眠るでなく、俺を見つめるでなく、半眼で横になっていた。
布団をはぐと、彼女は浴衣を着ていた。パンティーも、ブラも付けていた。
俺が彼女を愛撫する。浴衣をたくし上げ、パンティを見ると、あそこにしみができていた。
太ももからお尻に向けて愛撫を繰り返す、小さなしみははっきりと濡れに変わってゆく。
身体を起こし、上を向かせる。ブラを外し、浴衣の前を開き、パンティを脱がせた。
彼女は今にも泣きそうに見えた。唇が震えつつ、ヘの字になっている。
彼女の肉体を眺め、俺は触り始めた。張りのある肌。鳩胸なので、乳房はそれほど大きくない。
彼女の乳房を優しく触り、乳首をつまむ。もう一方の乳首は口に含み、舌で押し付けるようにしてなめ回した。
彼女にとって前回は、酒の勢いがあったのだろう。今回は酒が入ってはいたが、ごく少量だった。
「私は禁酒しようと思うの」と彼女は言っていたのだが、無理に少々飲ませてしまったのだが。
342 :262:2005/05/28(土) 10:49:59 ID:TQeFi0iF0
うっすら汗をかいた彼女の肌を俺はなで回し、舐めた。
そして、彼女自身に手を伸ばした。
前回は、酔いも入っており、形状などはっきりと意識せずにインサートしてしまったが、今回はじっくりと触ってみた。
Sさんのそれと比べる。随分個人個人で違うものだと思った。
Sさんは毛が薄く、クリトリスも小さかった。入り口も肛門寄りだったが、Mちゃんはクリトリスが大きく、小陰唇も小さかった。なぜ小さいのかと不思議だった。
それは、彼女がいわゆる上付きだったからだろう。
343 :262:2005/05/28(土) 10:52:21 ID:TQeFi0iF0
俺は彼女のあそこをじっくり眺めたわけじゃない。あの時代にはAなど無かったし、その意味でテクニックを学ぶことが難しかった。
俺はSさんから教えてもらったものしかない。
Sさんの反応を見ながら、みようみまねで学んでゆくしかなかった。
Sさんは俺自身を舐めたり、自分のものを舐めてもらうなど好まなかった。
俺も当然そんなものだろうと思っていた。
あそこの形状について書き込めるのは、ほとんど全て指で感じたことだけだ。
344 :262:2005/05/28(土) 10:58:59 ID:TQeFi0iF0
Mちゃんは、息を荒く弾ませていた。胸が大きく波打っている。
俺が彼女のあそこに指を伸ばしたとき、彼女は両足をぴったりとくっつけた。
「恥ずかしいの?」俺が聞くと、彼女はこっくりと頷く。
「大丈夫だから、力を抜いてごらん」俺は優しく誘導した。
彼女はおずおずと力を抜くが、抜ききれない。
「イヤなの?」彼女はかぶりを振る。が、なかなか力が抜けない。無理強いすることもできない。
そっと両足を広げようとしても、力が入ってしまうので、片足だけをゆっくりと外側に広げた。
345 :262:2005/05/28(土) 11:07:52 ID:TQeFi0iF0
「愛しているよ」と俺が言うと、彼女は無言で俺を見つめる。つぶらな目には涙が溜まっていた。
片足も一定角度以上には開かない。それ以上だと力が入る。ちょっと無理な体勢かな、と思った。
俺はそれでも彼女に身体を重ねた。それからSさんと同じあたりに息子自身を押し付けたが、無い。下にずらすと、肛門になってしまう。
「変だな」と思ったが、今度はずっと亀頭を上げてみた。
すると、予想よりずっと上の方で俺自身が彼女の中に滑り込んだ。
彼女の足は片足が伸び切り、もう片足がかすかに開いている。それでもインサートできた。
俺がゆっくり動くと、彼女は「はー」と息を吐いた。
346 :262:2005/05/28(土) 11:19:28 ID:TQeFi0iF0
俺がゆっくり動くたびに、彼女の身体のこわばりはほぐれていった。
足もきれいに左右に開いた。彼女は感じるまでには至らない。
充分濡れてはいるけれど、息を弾ませてはいるけれど、それだけだった。
「痛む?」ときくと、かすかに「うん」と言う。
俺は彼女をいたわりつつ動き、発射した。膣外射精だった。
俺は彼女のお腹の精液をぬぐい、彼女のあそこもティッシュでぬぐった。
彼女は俺にしがみついてから唇を近づけてきて、俺の唇に押し当てた。
ほてった彼女の肌が暖かく心地よく、俺は彼女を愛おしく思った。
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347 :262:2005/05/28(土) 18:09:01 ID:TQeFi0iF0
この頃の毎日の生活は、単調だった。
月曜から金曜まで、大学に行き授業の無いときは研究室に入り浸る。
とにかく一瞬一瞬が大切だった。
短答式の結果は出ていなかったが、論文の勉強を始めねばならなかった。
民事訴訟法、財政学、破産法など、学ぶべき事柄は山程あった。
土曜日曜はMにバイトに入った。俺はオープニングのトレーナーだったので、朝6時半には店に入り、オープニングに合わせるために秒単位の仕事にとりかかる。
手順がきちんと行くと、一秒の無駄もなく幾つかの作業を同時並行して進めることができ、それでなければオープンには間に合わない。
8時間目一杯仕事をした後、道場に向かう。
道場で3時間の稽古を行い、その頃には肉体的にくたくたになっている。
348 :262:2005/05/28(土) 18:46:21 ID:TQeFi0iF0
俺の心中では、Mちゃんがメインで、Sさんはただの都合の良い女性に過ぎなかった。
Sさんとはバイトで出会うが、話を交わすのはクルーのいる中だったので、ありきたりの事柄だけだった。
平日は俺が忙しくしていることをSさんも分かっていたので、無茶は言ってこなかった。ただ、電話は結構かかってきていた。
俺がつめたくなったと思っているようで、そんな不安感を訴えてきたこともあった。俺は、そんな事はないと丁寧に伝えたが、心中どきりとさせられた。
短答式の結果が出た。俺は駄目だった。研究室では何人も合格していた。とりわけ、俺の友人が合格していたことが俺にはショックだった。
彼は、余り頭が良いとは俺には思えなかった。が、熱心に勉強していた。視線が真っ直ぐで、俺にはまぶしく思えることのある友人だった。
彼はその年は論文で落ちたが、一年浪人して合格し、今は裁判官をしている。
349 :262:2005/05/28(土) 18:54:17 ID:TQeFi0iF0
Sさんが残念会をしようと、食事に招待してくれた。彼女の自宅である。
俺は気が進まなかったが、無理やりといった感じで呼ばれていった。
ご主人はいなかったが、子供達がいた。37歳の、独身と言っても不思議の無い彼女に、17歳の堂々たる兄妹がいるとは、信じられなかった。
特に妹は、Sさん似の丸顔で、整った顔立ちだった。洒落っ気はないが、もてるだろうと思った。実際蒼らしい。
話の中で、受験の話になった。2人とも優秀で、兄などは俺の高校時代よりずっとできるだろう。話は随分盛り上がり、細かい受験のノウハウにまで話が行った。
話のついでのように「Hさんに家庭教師をしていただいたらどお?」Sさんが2人に聞く。
2人はまんざらでもなさそうだったが、俺は断った。受験生にそんな余裕はない。
Sさんは「そう、残念ね」と、俺を軽くにらみつけた。
351 :262:2005/05/28(土) 19:03:35 ID:TQeFi0iF0
お宅をおいとました後、夜風に当たりながら軽くワインの酔いが回った頭で考えた。
その時ピンと来たのが、Sさんの意図だった。我ながら鈍いと思う。
家庭教師になれば、いつでも家に行けるし、その気になれば・・・・ということだろう。
俺にとっても都合の良い話ではあったろうが、俺は再びぞっとした。Mちゃんのためにも、早くSさんと手を切らねばならないと、その時思った。
俺は、バイトを辞めることにした。マネージャーにその旨伝え、クルー仲間にも挨拶した。
辞めるとなったらあっさりしたものだ。休憩室を後にして、もうここに来ることはあるまいと思った。
その夜、Sさんから電話があった。怒ったような声だった。実際、彼女は怒っていたのだ。
356 :262:2005/05/28(土) 23:50:01 ID:TQeFi0iF0
「Mを辞めたのね」
「うん、そう」
「何故、ひとことも相談してくれなかったの?」
「ごめんね、反対されると思ったし、勉強が忙しいんだ」
「もう、余り会えなくなるじゃないの!」
「電話で話せるじゃないか。いつでも会えるさ」
「電話だけじゃ、寂しいわ」
「僕も我慢しているのだから、Sさんも我慢してくれないかな」
等々会話が続く。文字にすると大した事無いが、語気は荒く、ほとんど喧嘩腰だった。
「今度アパートに行くわ、電話だけじゃ、話にならないから」
「ちょっと待って、僕が忙しいのは、分かっているだろう? アパートには夜にならないと帰らないよ」
「別に、かまいやしないわ」
困るのは俺なんだけども、と思いつつも・・・・
「ご主人や、子供達にはどうするの?」
「あなたには関係ないでしょ」
ガチャン。
357 :262:2005/05/29(日) 00:00:01 ID:TgIuwESG0
俺は、研究室が閉まるギリギリまで粘っていた。自宅やアパートでは、上手く勉強できないのだ。
アパートに帰るのは、夜9時過ぎが普通だった。
真っ暗な道をとぼとぼと歩いてアパートに向かう。寂しげな感じがするが、俺はこういうの嫌いではなかった。
ただ、今回は流石に気が重かった。アパートの前にSさんがいるのではないか、などと考えてしまう。
数日後、俺はアパートで民事訴訟法の勉強をしていた。
忘れもしない、三ヶ月章著の基本書を読んでいたところだった。三ヶ月先生のこの本は、僕が一番好きな基本書だった。行間に熱気がこもっている。
夜の10時過ぎだった。ドアがノックされた。
俺は弟だと思ってドアを開けた。弟は獣医学部に今年から入学し、時々アパートを訪ねてきていたからだ。
立っていたのはSさんだった。
359 :262:2005/05/29(日) 00:10:21 ID:TgIuwESG0
「やあ」と俺は彼女を招き入れた。俺の顔は少々こわばっていたかもしれない。
彼女はツンとした雰囲気で部屋に入ってきた。それから机の上の本や資料を見つめ、
「お勉強?」
「見れば分かるだろう、そうだよ」
「お邪魔かしら・・・」
邪魔だよと言いたいがぐっと堪えて、俺は、
「紅茶でも入れようか」
いつもは手伝ってくれるのだが、俺の姿を冷ややかに見ている。紅茶を入れ、有り合わせのクッキーなどを皿に入れ、テーブルに置いた。本や資料を崩さないように移動させ、彼女と向かい合っておれは座った。
「ご主人や子供達は?」
「知らないわ、あなたには関係ないでしょ」
最初から戦闘モードであるのに、俺は理不尽さを感じていた。
何故Mを辞めただけでこれだけ不機嫌になられなければならないのか。
別れ話は未だおくびにも出していないのに・・・
>>次のページへ続く
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