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あなたの知らない世界
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26 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 15:17 ID:7JFkRRq+
気がつくと涙が頬を伝っていた。解っていたことだが、やはり辛かった。

ビデオの中はまさに”知らない世界”だった。

信じられない光景を目の当りにし、しばらく放心していた。

ビデオの中の千春は私の全く知らない千春だった。まるで多重人格者のようだ。

しかし明らかに千春は高平とのSEXを楽しんでいた。そしてなにより私と一緒にいる時より輝いて見えた。



ビデオの中の千春は高平の上に跨っていた。そして自分の手でそれ挿入しはじめた。

高平が起き上がりそのまま座位の体制になる。

ベッドが激しく揺れる。

そして千春と高平は舌を絡ませあっていった。



27 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 15:33 ID:7JFkRRq+
私はビデオを停止した。

目の前で繰り広げられる映像をこれ以上見るのが耐えられなかった。


週末再び千春はやってくる。いつも変わらぬ千春がやってくる。

自分で選んだ道だ。私は全てを見る事を選んだ。

全てを見た。そして確信した。



千春との”別れ”を決意した。



31 名前: えっちな21禁さん 投稿日: 03/07/02 16:29 ID:i2zJyrgP
切ないねぇ・・・

切なさと興奮でマジでドキドキしてるよ・・・


33 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 16:59 ID:7JFkRRq+
金曜日、いつものように千春が泊まりに来た。

私の家には千春の私服がいくつも置いてある。だから週末は会社帰りにそのまま私の自宅へ直行するが通例だ。


その日の夜、私は千春を抱くことはしなかった。

口には出さなかったが、千春が求めてきたのが解った。

私は欲情を抑え、千春に背を向け目を閉じた。悲しいかな今の私は狸寝入りするのが精一杯の抵抗だった。

私の知る千春は ここでさらに求めてくるような女ではない。それはビデオの中のもう一人の千春だ。



40 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 17:53 ID:7JFkRRq+
次の日、つかのまの休日を千春と二人で過ごした。

千春にとってはいつもの休日。

そして私にとっては千春との最後の休日だった。


映画を見た、ショッピングした、試着して千春が一番似合った服をプレゼントした。

いつもよりちょっと高めのディナーをした。

その後 普段行かないようなバーに入った。


いつも並んで歩く駅からの帰り道。この日二人は手をつないで自宅まで歩いた。




44 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 18:31 ID:7JFkRRq+
自宅に着いてまもなく千春が浴室へ向かった。

私は少し飲みすぎたようだ。

千春が入っている浴室のドア越しに私は立っていた。


「良ちゃんそこにいるの?」

「ああ。一緒に入っていいか?」

私は普段こんな事は言わないし、二人で風呂に入った事などない。

「酔っ払ってるの?もうすぐ出るから待ってよ。」

私は既に裸だった。

そして強引に狭いユニットバスの中へ入っていった。



45 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 18:37 ID:7JFkRRq+
「ちょ、ちょっと良ちゃん!何してんのよ!」

「いいだろ別に?」

「んもう・・しょうがないなあ・・でも私もう出るからね。」

「もう少しいいだろ」

私は千春を強引に抱き寄せた。強引に舌を絡ませた。

胸から陰部へと指を這わせる。千春のそれはおびただしい量の愛液で包まれていた。

シャワーの水とは明らかに違うそれは、ビデオの中の千春を想像させた。



46 名前: 前スレ704で1 投稿日: 03/07/02 18:39 ID:SR4mEIyQ
ハァハァ(´Д`;)


47 名前 えっち21禁ん 投稿日: 03/07/02 18:39 ID:W70wRvmq
良チソ強引尿ーキタ━(゚∀゚)━━━━!!!!!!


49 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 18:43 ID:7JFkRRq+
「すごい濡れてるね。」

「アホ!」

千春にげんこつされた。いつもの千春に戻ったのを見てなぜか高平に嫉妬した。

「じゃあ私先にでるね」

「先に出て待ってるって言う意味か?」

「アホ!!」

半ば照れ隠しに千春は浴室から出て行った。


それにしても普段無口な私が、この日はよく喋った。そうさせたのは言うまでもなく酒と、そして今もビデオデッキに入ったままのあのビデオテープだった。



50 名前:21禁さん 投稿日: 03/07/02 18:46 ID:EwwauWfo
の鼓わってくるぁ・


51 名前: 前スレ704で1 投稿日: 03/07/02 18:50 ID:bC4QZKZL
ビデオテープを入れっぱなしだったのか!!

ワクワクドキドキ(´Д`;)ハァハァ


60 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 19:28 ID:7JFkRRq+
浴室を出ると部屋は真っ暗だった。

ベッドの上が膨らんでいる。千春が布団の中にいる。

明らかに私を誘っている。千春から私を誘っているのだ。こんな千春は初めてだった。

布団に入ると千春は下着姿だった。



61 名前: 良介稿: 03/07/02 19:30 ID:7JFkRRq+
か今日のお前変よ?

なのはゃんで

なら全部脱いでけばいのに

「私限界です

また高平に嫉した。

ての千春の限界は所詮下着姿

は頭にが上り、強引に下着を剥ぎ取った。



63 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 19:58 ID:7JFkRRq+
私は千春と口を重ねる事もなく、布団の下へと潜っていった。

千春の足を広げ局部に顔をうずめる。


「良ちゃ・・・」


千春がなにやら話そうとしたが、すぐにそれは息遣いに変わっていった。

いつもと違う事に千春は感じている筈だ。

そしてこの日千春はそれを受け入れた。

いや、千春のそこから溢れ出す愛液を見る限り、むしろこれを望んでいるかのように感じられた。




65 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 20:22 ID:7JFkRRq+
布団を剥ぎ取り千春の顔を覗き込む。

「気持ちよかった?」

「布団かけてよ」


「だから気持ちよかった?」

「ねえ・・どうして今日はそういう事言うの?」


「たまにはいいじゃん。それよりすげー濡れてるよ。」

「ねえやめてよ・・そういう事言うの。早く布団かけて。」


「いいじゃねーか別に。ほらこれ見ろよ。」


愛液を手につけ千春に見せつける。それを見て千春が顔をそむける。



66 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 20:50 ID:7JFkRRq+
「なあ裏ビデオ見る?」

「良ちゃん?いい加減にしないと怒るよ。」

「なんでいいだろ?ビデオ見ながらやろうぜ。きっともっと濡れるよ。」


千春が私を睨んだ。

千春の大きな瞳で睨まれ、私は思わず視線をそらした。

このビデオを見せたら千春はどういう行動を取るだろう。どれほど傷つくだろう。


千春との”別れ”が目前に迫っていた。

このビデオを再生すれば全てが終わる。



67 名前ちな21禁さん 投稿日: 03/07/02 20:51 ID:Lc7pazZ3
美味ーーーー


68 名前: えっちな21禁さん 投稿日: 03/07/02 20:53 ID:rkN4r5SL
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!


69 名 えっな21禁ん 投稿日: 03/07/02 20:56 ID:Rfdm/nc0
く早く(*゚∀゚)=3ハハァ


70 名: 良稿日: 03/07/02 21:05 ID:7JFkRRq+
「よし!

私は起き上りテレビをつけた。すデオ画面に切り替

してデオのリモコンに手をかた時、千春が大声を上使





千春ち上服を着じめ。千春は私に退向けままそれ以何も言わなかっ

こうなるは初めから想できた。

言う無く千春はビデの中ない


このままはたの喧嘩別れになってまう。真を知らせなま別る訳寿にはいかない

こみる涙をこらえ、静かに生ボを押した



71 名前: えっちな21禁さん 投稿日: 03/07/02 21:06 ID:0PlK449n
うおおおおおお!!!!

どうなるんだあああああああ


76 名前: 良介@続きは自宅からカキコする 投稿日: 03/07/02 22:09 ID:7JFkRRq+
再生音の後すぐに画面から女の声が聴こえてきた。

「馬鹿みたい!私帰るから!今日の良ちゃん変だよ」

着替え終わった千春が私の方を振り向かずそう言った。

しかしテレビの中の千春は止まらない。

(あぁぁ・・高平さんも・・・早く・・早くして?・・ぁあ・・)

玄関へ歩き出そうとした千春の動きが止まった。

目の前にある窓ガラスが、現実の千春のその姿を映し出していた。



81 名前: ウッソ@おうち ◆8HmCVsUsSo 投稿日: 03/07/02 22:31 ID:ZiG/OfSD
泣けるTT


93 名前: 良助@自宅 投稿日: 03/07/03 00:03 ID:Fd9J6JdJ
「ど・・・どうして!?」

千春の声は悲鳴に近かった。


「それはこっちが聞きたいよ・・・」

私は不思議と冷静だった。


「見ろよ千春。お前ってこんな事する女だったんだな・・最低だよお前は。」


テレビの中の千春が私の名を叫び絶頂を迎える時だった。

私はテレビのボリュームを上げた。


私は千春が一番傷つくであろう言葉を選んだ。

そして一番傷つくであろう行動を選んだ。

そうする事で自分自身にけじめをつけたかった。




>>次のページへ続く



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