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一生ぶん泣いた恋から一年が経った

 

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http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1160584735/


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 01:38:55.91 ID:fEg4GrKE0
つまらん話だが暇なやつだけ聞いてくれ。

いろいろあった恋からようやく一年が経って、気持ちの整理をつけたい思いから

なんとなく書いてみる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大学を卒業して、東京に来てもう俺も今年で26になった。

なんだかんだでバイトを転々としながら ようやく とある小さな会社の正社員になった。

社員は少ない、給料も安いが社会人になれた事がモチベーションになり なんとか頑張れていた。

そんな中、仕事の出張で ちょうど実家のほうに帰る案件が出てきた。

6月、空がそろそろ梅雨の表情を呈してきた時期だった。

実家に寄って、知り合いにも会いたかったから少し余裕を持って2日程早く帰った。

空港の小さなロビーを出て、取り敢えず実家に向かおうと思ってバス停に向かおうと足を進めた。


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 01:40:01.99 ID:fEg4GrKE0
「すみません、人違いだったらすみません。XX君、じゃない?」

全く聞き覚えの無い声で振り向くと、ちょうど俺と同じくらい(170cm)の背丈の女の人が立っていた。

誰だろう…正直、覚えていなかった。

昔から知り合いは多いし、物覚えは良いほうだったんだが、この人は記憶の中に思い当たらなかった。


「はい、そう、ですけど。」

女「あ、やっぱりそう!!XX君、○○高校のXX君でしょ?あたしKだよ。K。覚えてる?」


7 :以下、名無しりましてVIPがお送りす:2006/10/12(木) 01:40:31.94 ID:g6faWeVS0
ほうほうそれで


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 01:41:14.36 ID:fEg4GrKE0
K…記憶を必死で辿ってみる。

いた。確かにいたいた。同じクラスにはなった事はなかったが、同じ高校のすごく可愛い子だった。

大人っぽくて当時から同級生の間でも評判だった。

ほら、おまいらもよく同級生と話したろ。「○組の△△、すげー可愛いよな」って。そんな感じの子だよ。

よく喋る明るい、体育祭などではチアリーダーを務める活発な子だった。


が、確かに そんな子はいたが目の前の子は当時と似ても似つかないくらい大人びている。

「もしかして、K○○(フルネーム)さん?」





16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 01:46:00.99 ID:fEg4GrKE0
K「そうそう!!覚えててくれたんだ☆ 何してるの?仕事?」

俺「え、ああ。うん。そそ。ちょうどこっちで出張あってさ。それで帰省したんだ」

K「へー、すごい。社会人っぽいじゃん」

俺「一応、正社員になれたからねww Kさんは今何やってるの?」

K「今は、…えと、うん。あたしも社会人だよ。こっちで勤め先見つかってね。」


話をしているうちに、だんだん当時の笑顔とか顔の癖(えくぼとかね)が記憶に蘇ってきて、ああ、この子は確かにKだ。って実感した。

本人なんだから当たり前なんだけどさww


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 01:50:47.35 ID:fEg4GrKE0
そうこうしてるうちにバスが来た。

K「XX君は今からすぐ仕事?」

俺「いや、余裕もって帰ってきたから取り敢えずウチにでも帰ろうかな、って感じ」

K「ホント?じゃあさ、バス次のに乗ってさ、ご飯一緒に食べようよ」

俺「うん。そだね」


いつも友達と食事行く時の軽いノリで、俺たちは次のバスを待ち、それまで高校当時のとりとめも無い話を続けていた。


街で食事をしながら、当時の事とか、誰が今は何をしているかとか話した。

俺は(皆そうなのかもしれんが)本当に仲の良かった連中とも 少しずつ疎遠になっていったから あまり同期の事は知らなかったが、彼女はもっと何もしらないふうだった。

「Kさんは結構 皆と仲よかったじゃん。連絡とってないの?」


25 :以下、名無しにかわりましVIPがお送します:2006/10/12(木) 01:53:36.89 ID:YL+UvxZaO
( ∀;)イイハナシタ


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 01:54:59.97 ID:fEg4GrKE0
>>25
泣きフラグは おまいの中で どこに立ったのか説明汁wwww


K「…んー、そう、だね。うん」

なんかよく分からんが聞いちゃまずかった事でもあったかと思ったんで、適当に話題を切り替えて話を続けた。


んで時間も経ったし、飯も食ったし そろそろ出よう、って事になってKが

K「XX君、帰ってきたところ悪いんだけどさ、しばらくこっちにいる?」

俺「一週間くらいはいるよ。取引先とは3日しか会わないんだけどねww」

K「ホント?聞いてて なんだけど仕事サボりになるんじゃない、それ??」

俺「まあ、そうだけどwwウチの会社は営業には意外と目向けてないから」

K「あはは、そうなんだww でさ、唐突でアレなんだけど、また会えないかな?


29 :以下、無しにかわりましてVIPがお送りします2006/10/12(木) 01:59:02.34 ID:fEg4GrKE0
ぎた。

なんてエロゲ?とか何フラグ?とんなんばっに浮かんで勢い


「い時間いたら連絡するよ


て携帯交換してた。

今思うと素直にしい良かた気もするし、こで良かったのかもないとも思う。分からん


くペースが遅くてススorz


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 02:10:18.40 ID:BOos9M6rO
>>39
なんで実家に泊まらなかったんだ?


49 :以下、名無しにかわりしてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 02:14:47.89 ID:fEg4GrKE0
>>44
実家はネット引んだ

俺くらいいじいしの無駄って事で俺が大入っら解約さたorz

ホテルなら回線引っ張ってるとこあ仕事PC使うか已む無テルです


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 02:05:13.55 ID:1kw0HHyT0
これ最近の話ってことでいいのか




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 02:07:28.39 ID:fEg4GrKE0
>>36
1年前だ。


んで、次の日から仕事でレンタカー乗って仕事に奔走した。3日かける予定が色々あって1日で駄目になった。

帰ったら どやされるのは明らかだったが、会社に電話したら部長に

「なんとか言い訳してやっからゆっくりしてこい。実家、久々なんだろ?」

って言ってもらえた。

今でも感謝している ありがとう部長。これで酒癖悪くなけりゃ最高の上司なんだがww


んで、仕事もひと段落したし、その日は家族とも飯食ってゆっくりした。

ホテルに帰ってシャワー浴びて、ベッドに横になってから何となく、本当に何となくな気持ちでKにメールをした。


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがおします:2006/10/12(木) 02:14:47.89 ID:fEg4GrKE0
事が予定よ早く片付間出たよ

って内容だった。

夜中2時くだったのに すぐ電話が鳴り、返信メーと思って携帯いたらKからの着信


「もしも

K「あ、ゴメン、寝てた?

俺「いや、今メールしばっかじゃんwww起きてるよww

K「そっか、そねwwwへへww

「元いいね〜、変わらず。俺のほうこそ起こった?ごめん

K「あ、大丈。あたし夜型だから☆

っかww俺も寝る時間いんだよ、いつも

K「お互い不適者ですな

うるせよw


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 02:21:13.07 ID:fEg4GrKE0
内容の無い話で1時間近く話したかな、一瞬会話が途切れて沈黙になったときにKが

「ね、今から会おっか?」

と一言。

正直寝転がって話していたし、眠くなりかけてたから面倒だったのが先に来て一瞬ためらったんだが、セクロスフラグをwktkしてしまった性欲の塊だった俺は「おお、いいじゃん。支度するよ」と口にしていた。


68 :以下、しにかわりましてVIPがお送ります:2006/10/12(木) 02:28:16.57 ID:fEg4GrKE0
切ってから1時間くらい経って、Kの家にレンタカ迎えに行

ジーズに赤いTシャツで首にシうかスカーフみたいのを巻いてて それとじ柄ンを持ってた。


K「わざありがとー、これ自の車?

俺「レンタカーだよカー京からてこないってww」

地元州です。


人で行き先は適当で、って事使になビニに寄っ飲み物と食べる物を買っ

は車だからなかったがKは3本くら酒を買って1で飲ん


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 02:31:32.36 ID:fEg4GrKE0
しばらく走った。

地元の人間ならしょっちゅう通る道で、まっすぐだからドライブになんとか適している道を走ってるときに、鼻をすする音が聞こえた。

Kだった。


K「あ、ごめん。大丈夫だから」

俺「クーラー寒すぎた?消そうか?」

K「その冗談ダサくね??wwwホントに大丈夫、ありがと」


冗談のつもりはなかったんだが…orz


けっこう遠くまで走って街ふたつ越えるくらいまで来た。

駐車場の異常に広いコンビニがあったんで そこでちょっと休憩しようと思って車を止めた。


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 02:35:59.45 ID:fEg4GrKE0
Kは、泣いていた。

何かあったのかな…とは思ったんだが正直ファビョってしまって こういう時にかける言葉が見つからない。

一瞬Kを見たんだが黙って何も言えなかった。


K「ごめん、ちょっと色々思い出しちゃって。。。びっくりしたよね、ごめんね」

俺「いや、俺はいいんだけどさ。大丈夫?」

K「うん、なんか整理ついてなくて話すには まとまらないんだけど。でも大丈夫。ここ駐車場広いね!!田舎の醍醐味だねww」

俺「だよなーww」

なんか無理矢理明るくつとめようとしているKがちょっと見てて切なかった。


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/12(木) 02:43:05.16 ID:fEg4GrKE0
俺「なんかさ、お互い大人だから色々あるよな」

なんか一生懸命ごまかそう、ごまかそうとして必死だった希ガス。


K「そうだねー、もう20代後半に差し掛かっちゃったもんねー。四捨五入すると30ですよww」

俺「やめれwwww若さのかけらもねぇwww」


深くため息をついて背伸びをするK。

涙はまだ出てたんだが笑顔がだいぶ戻っていた。


K「あのさ、XX君―」

俺「うん?」


K「しよっか?」




>>次のページへ続く


 


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