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小学生の時から知ってる女の子のこと想い過ぎたら大変なことになった
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18 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:07:07 ID:PDj(主)
中学で部活を引退してから、家にパソコンが配置され、俺はネットゲームにはまり、高校生活は灰色だったが個人的に納得のいく楽しみ方をしていた。
携帯電話を持ち始め、当時はモバゲーというSNSが流行っていて、当然俺も仲間と一緒にやりはじめる。
同じ学年でアイドル的な存在の子の日記を読むのが俺の趣味でもあった。
他にも、中学一緒だった友人の日記や、憧れの啓子先輩の日記もしっかりと監視していた。
そんなある日、啓子先輩の日記にある写真が載せられていた。
綾子の写真だ。
一緒に食事にいったらしく、楽しそうにアイスを食べている綾子の姿が写っていた。
透かさず俺は画像を保存した。
そしてプライベートフォルダーにつっこんで、セキュリティをつけ、じっくりと写真をみる。
彼女の姿をみるのは三年振りだったが、すごく綺麗になっていた。
啓子先輩よりもいいんじゃないのか?そんなことさえ思った記憶がある。
啓子先輩のページに飛び、友達のリンクを開く。
もしかしたら、綾子のページがあるかも知れないと思ったからだ。
しかし、見つからなかった。
啓子先輩に直接聞くのもありだが、告白して振られており、そんな人に聞くのは抵抗があってできないでいた。
唯一、知れた情報というのが啓子先輩の日記にかいてあった綾子の希望進路だ。
どうやら看護師になるために大学にいくらしい。
看護師かぁ、すごいな
当時の俺は職業にあまり詳しくなく、看護師は頭が良くなければなれないという感覚しかなかった。
20 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:07:59 ID:PDj(主)
なんだか綾子に負けたくない感情が生まれた。
丁度進路に迷っていた時期であり、なんとなく専門学校ってどんなのがあるのかみてみる。
料理関係、医療関係、建設関係など色々な専門学校があった。
そのなかで一番目についたのが、航空整備士を養成する専門学校だった。
飛行機の整備士かぁ、車よりすごそうだ。
本当にこんな感覚。
まさか地獄への道をこんな感じで選ぶことになるとは俺自身おもってもみなかった。
21 :責名宰無し東さ扇ん往@おーぷん娘 :釣2015/09/29(火貿)00:08:33 ID:vw2
小学貞生の墜頃写か縦ら想浄い続線け搾るとか鼓
秒権速5センチメ設ートルかよ時ww老
22 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:08:53 ID:PDj(主)
時は過ぎて、俺は専門学校に進学した。
実家からは飛び出し、学生寮にひとり暮らしだ。
パソコンはなく、ネットゲームは封印されてしまった。仕方ない。
どんな専門学校かはご想像にまかせる。
とにかく俺は専門学校を舐めていた。
学生だから楽しいでしょと思っていたが、現実は全くべつだ。ひたすら勉強の毎日。遊び呆けていた高校時代とは訳が違った。
整備士になるには筆記試験と実地試験というのを受けなければならず、筆記試験はまぁ勉強すれば簡単にいける。
しかし実地試験だけはかなり勉強と練習が必要だった。
同級生達との順位争い、高い学費による親からのプレッシャー、将来に対する不安。が押し潰されそうになった。
あの当時俺の心を支えていたのは綾子の写真だった。
きっと綾子も大学でかなり苦しんでいるに違いない。いや、俺よりももっと辛いかもしれない。
なんせ医療関係だ。
24 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:10:03 ID:PDj(主)
ひたすら歯を食い縛り、我慢と努力を続けた。
初めは順位が低く、どうしようもなかった俺だがみるみるうちに順位が上がっていった。
その度に綾子という存在に近づいていってるような感覚があった。だから頑張り続けれたのだと思う。
俺は二十歳になる。
そう、二十歳といえば成人式だ。成人式といえば、同窓会だ。
同窓会当日、俺はワクワクしていた。何年振りだろうか、綾子に会えるかもしれない。
何を話したらいいのだろう。
いきなり看護師になれそうか聞いたらなんで知ってるの?って話になるよな
ストーカーと勘違いされたくないぞ。
いろいろ考えていると、同窓会ははじまった。
懐かしい中学時代の友人たちがたくさんいる。
しかし、綾子の姿がみえない。
俺はお酒には手をつけず、綾子を探し回った。
だけども見つからない。
それでも諦めずに探していると、同じ陸上部だった綾子の友達に声をかけられた。
25 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:10:34 ID:PDj(主)
友達「俺くん、久しぶりー!もしかして綾子さがしてるのー?」
俺「おっ、久しぶり!なんでわかったんだよw」
友達「だって、さっきから明らかに誰か探し回ってるしw」
俺「恥ずかしいところみられちまったなぁww綾子って今日はこないのか?」
友達「綾子は今日、同じ高校だった人達のところの同窓会に参加してるよ」
俺「え、そうなん!?」
あいつ、なんでこっちの飲み会に参加しないんだよ。俺との約束だってあるってのに…
悲しい気分になったのはよく覚えている。
友達「というか俺くん全然飲んでないじゃん!いま元陸上部で話してるから俺くんも参加しなよ!ほらほら!」
そうして俺は元陸上部の仲間たちとお酒を飲み、皆がそれぞれどんな進路にいこうとしているのか話を聞いた。
中でも一目おかれていたのは消防士になろうとしていた俺の友達。
イケメンで、将来安定しているのか女子達からすごくちやほやされていた。
消防士になればよかったかもしれない。
26 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:11:35 ID:PDj(主)
就職活動は難なく終えることができた。
本当に運が良く、第一希望の企業に一発で内定をいただいた。
そしてなんとなく社会人になる。
転勤族になってしまい、もう地元の東北に戻ることはなさそうだ。
綾子にはいまだに会えていない。
連絡先もなにもかも知らない。
それでも希望は感じていた。
いつかまた会える。
それだけを信じて、日々仕事をこなしていく。
社会人になって一年目、同期の一人にFacebookというSNSに誘われ、スマホにアプリをインストールして始めてみた。
携帯のアドレス帳から友達かもしれない人を紹介してくれる機能があり、知り合いの人達が次々とでてきては友達申請をしてくれる。
かなりの人達がこのSNSをやっているらしかった。
情報収集にも役立ち、友人達のページを眺め回っているとすごいものを発見した。
友達かも?、というページに綾子の名前があったのだ。
まじかよ!
あいつもこれやってたのかよ!
すぐにページをみる。
見なければよかったのに。
綾子のページには大学生活をすごく楽しんでいるような写真がたくさんあり、その中にも綾子の写っている写真がたくさんあった。
本当に綾子は綺麗になっていた。
相変わらずの笑顔をしていて、毎日楽しそうな雰囲気がそのページには溢れている。
27 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:11:48 ID:PDj(主)
この近くに自分がいないことをすごく切なく感じた。
中学のあのときから、俺と綾子の道は完全に別れきっていたのだと実感がもてる。
たまらず、携帯をスリープモードにした。
綾子はもう、俺との約束を覚えてないのかもしれない。
初めて、諦めそうになった。
28 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:12:47 ID:PDj(主)
それからというもの、我武者羅に働いた。何かを忘れたくて、働きに働き続けた。
職場にも慣れてきて、仕事も覚えてきて、綾子のことを忘れていられる時間も増えた。
これでいいんだ。
別の素敵な人といつか巡り会える。
そして素敵な家庭を築いてやるんだ。
何度も諦めようとした。
だけど、小学校のときの出逢いや、中学での思い出が脳裏に流れてくる。
時間が経てば経つほど、思い出って綺麗に思えるし切なくもなると知った。
結局俺は諦めることに失敗して、綾子のページをたまにみるようになった。
とはいっても綾子はあんまり近況を投稿したりせず、就職活動や資格取得が忙しいのか大して情報は入ってこなかった。
ストーカー紛いだが、ギリギリセーフだと思いたい。
こんなことするなら、綾子にさっさと友達申請して、アプリ内のメッセンジャーで連絡を取ればいいというのに、俺はそれだけはしなかった。
連絡を取り合えば、更に傷つくような気がしたからだ。
臆病だった。
どうすればいいかも、動くこともできず、まるで牢屋に閉じ込められているようだ。
時は残酷にも進んでいき、綾子は無事に看護師になり、男の影も感じられるようになってきた。
21歳の時だ。
綾子のSNSのページに男と二人っきりで仲良くお祭りに行っている写真が張られていた。
心に深い傷を負うというのはまさにこのことかも知れない。
29 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:13:49 ID:PDj(主)
結局俺は綾子を思うだけで、なにも行動できず、ただただ流れていく時間を過ごしていただけ。
あの写真に写る綾子の笑顔を思い出すだけで苦しくなった。
人は苦しいことを進んでする生き物じゃない。
だから俺は自然と綾子のSNSのページをそのころから見なくなる。
仕事にひたすら明け暮れる日々を過ごした。
進んで会社に残り、資格取得の勉強をする。
3年ぐらいしてから、それなりに資格を獲得し、仕事もできるようになった。
給料も安定してきたし、人間関係もよくなる。
当然女性の知り合いも増えていった。
よくいく小さな居酒屋の看板娘と友達になり、二人で遊びに行くことも。
業務中によく話すCAと食事にいくようになったした。
本当にただの友達みたいなもので、お互い彼氏彼女の関係になろうとは思っていない。
彼女達と二人でいると、どうにも綾子のことを思い出してしまう。
別にもう綾子には興味はないし、向こうだって俺のことなんて覚えていないだろう。
いつかの約束なんて所詮、そんなものなんだ。
>>次のページへ続く
中学で部活を引退してから、家にパソコンが配置され、俺はネットゲームにはまり、高校生活は灰色だったが個人的に納得のいく楽しみ方をしていた。
携帯電話を持ち始め、当時はモバゲーというSNSが流行っていて、当然俺も仲間と一緒にやりはじめる。
同じ学年でアイドル的な存在の子の日記を読むのが俺の趣味でもあった。
他にも、中学一緒だった友人の日記や、憧れの啓子先輩の日記もしっかりと監視していた。
そんなある日、啓子先輩の日記にある写真が載せられていた。
綾子の写真だ。
一緒に食事にいったらしく、楽しそうにアイスを食べている綾子の姿が写っていた。
透かさず俺は画像を保存した。
そしてプライベートフォルダーにつっこんで、セキュリティをつけ、じっくりと写真をみる。
彼女の姿をみるのは三年振りだったが、すごく綺麗になっていた。
啓子先輩よりもいいんじゃないのか?そんなことさえ思った記憶がある。
啓子先輩のページに飛び、友達のリンクを開く。
もしかしたら、綾子のページがあるかも知れないと思ったからだ。
しかし、見つからなかった。
啓子先輩に直接聞くのもありだが、告白して振られており、そんな人に聞くのは抵抗があってできないでいた。
唯一、知れた情報というのが啓子先輩の日記にかいてあった綾子の希望進路だ。
どうやら看護師になるために大学にいくらしい。
看護師かぁ、すごいな
当時の俺は職業にあまり詳しくなく、看護師は頭が良くなければなれないという感覚しかなかった。
20 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:07:59 ID:PDj(主)
なんだか綾子に負けたくない感情が生まれた。
丁度進路に迷っていた時期であり、なんとなく専門学校ってどんなのがあるのかみてみる。
料理関係、医療関係、建設関係など色々な専門学校があった。
そのなかで一番目についたのが、航空整備士を養成する専門学校だった。
飛行機の整備士かぁ、車よりすごそうだ。
本当にこんな感覚。
まさか地獄への道をこんな感じで選ぶことになるとは俺自身おもってもみなかった。
21 :責名宰無し東さ扇ん往@おーぷん娘 :釣2015/09/29(火貿)00:08:33 ID:vw2
小学貞生の墜頃写か縦ら想浄い続線け搾るとか鼓
秒権速5センチメ設ートルかよ時ww老
22 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:08:53 ID:PDj(主)
時は過ぎて、俺は専門学校に進学した。
実家からは飛び出し、学生寮にひとり暮らしだ。
パソコンはなく、ネットゲームは封印されてしまった。仕方ない。
どんな専門学校かはご想像にまかせる。
とにかく俺は専門学校を舐めていた。
学生だから楽しいでしょと思っていたが、現実は全くべつだ。ひたすら勉強の毎日。遊び呆けていた高校時代とは訳が違った。
整備士になるには筆記試験と実地試験というのを受けなければならず、筆記試験はまぁ勉強すれば簡単にいける。
しかし実地試験だけはかなり勉強と練習が必要だった。
同級生達との順位争い、高い学費による親からのプレッシャー、将来に対する不安。が押し潰されそうになった。
あの当時俺の心を支えていたのは綾子の写真だった。
きっと綾子も大学でかなり苦しんでいるに違いない。いや、俺よりももっと辛いかもしれない。
なんせ医療関係だ。
24 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:10:03 ID:PDj(主)
ひたすら歯を食い縛り、我慢と努力を続けた。
初めは順位が低く、どうしようもなかった俺だがみるみるうちに順位が上がっていった。
その度に綾子という存在に近づいていってるような感覚があった。だから頑張り続けれたのだと思う。
俺は二十歳になる。
そう、二十歳といえば成人式だ。成人式といえば、同窓会だ。
同窓会当日、俺はワクワクしていた。何年振りだろうか、綾子に会えるかもしれない。
何を話したらいいのだろう。
いきなり看護師になれそうか聞いたらなんで知ってるの?って話になるよな
ストーカーと勘違いされたくないぞ。
いろいろ考えていると、同窓会ははじまった。
懐かしい中学時代の友人たちがたくさんいる。
しかし、綾子の姿がみえない。
俺はお酒には手をつけず、綾子を探し回った。
だけども見つからない。
それでも諦めずに探していると、同じ陸上部だった綾子の友達に声をかけられた。
25 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:10:34 ID:PDj(主)
友達「俺くん、久しぶりー!もしかして綾子さがしてるのー?」
俺「おっ、久しぶり!なんでわかったんだよw」
友達「だって、さっきから明らかに誰か探し回ってるしw」
俺「恥ずかしいところみられちまったなぁww綾子って今日はこないのか?」
友達「綾子は今日、同じ高校だった人達のところの同窓会に参加してるよ」
俺「え、そうなん!?」
あいつ、なんでこっちの飲み会に参加しないんだよ。俺との約束だってあるってのに…
悲しい気分になったのはよく覚えている。
友達「というか俺くん全然飲んでないじゃん!いま元陸上部で話してるから俺くんも参加しなよ!ほらほら!」
そうして俺は元陸上部の仲間たちとお酒を飲み、皆がそれぞれどんな進路にいこうとしているのか話を聞いた。
中でも一目おかれていたのは消防士になろうとしていた俺の友達。
イケメンで、将来安定しているのか女子達からすごくちやほやされていた。
消防士になればよかったかもしれない。
26 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:11:35 ID:PDj(主)
就職活動は難なく終えることができた。
本当に運が良く、第一希望の企業に一発で内定をいただいた。
そしてなんとなく社会人になる。
転勤族になってしまい、もう地元の東北に戻ることはなさそうだ。
綾子にはいまだに会えていない。
連絡先もなにもかも知らない。
それでも希望は感じていた。
いつかまた会える。
それだけを信じて、日々仕事をこなしていく。
社会人になって一年目、同期の一人にFacebookというSNSに誘われ、スマホにアプリをインストールして始めてみた。
携帯のアドレス帳から友達かもしれない人を紹介してくれる機能があり、知り合いの人達が次々とでてきては友達申請をしてくれる。
かなりの人達がこのSNSをやっているらしかった。
情報収集にも役立ち、友人達のページを眺め回っているとすごいものを発見した。
友達かも?、というページに綾子の名前があったのだ。
まじかよ!
あいつもこれやってたのかよ!
すぐにページをみる。
見なければよかったのに。
綾子のページには大学生活をすごく楽しんでいるような写真がたくさんあり、その中にも綾子の写っている写真がたくさんあった。
本当に綾子は綺麗になっていた。
相変わらずの笑顔をしていて、毎日楽しそうな雰囲気がそのページには溢れている。
27 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:11:48 ID:PDj(主)
この近くに自分がいないことをすごく切なく感じた。
中学のあのときから、俺と綾子の道は完全に別れきっていたのだと実感がもてる。
たまらず、携帯をスリープモードにした。
綾子はもう、俺との約束を覚えてないのかもしれない。
初めて、諦めそうになった。
28 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:12:47 ID:PDj(主)
それからというもの、我武者羅に働いた。何かを忘れたくて、働きに働き続けた。
職場にも慣れてきて、仕事も覚えてきて、綾子のことを忘れていられる時間も増えた。
これでいいんだ。
別の素敵な人といつか巡り会える。
そして素敵な家庭を築いてやるんだ。
何度も諦めようとした。
だけど、小学校のときの出逢いや、中学での思い出が脳裏に流れてくる。
時間が経てば経つほど、思い出って綺麗に思えるし切なくもなると知った。
結局俺は諦めることに失敗して、綾子のページをたまにみるようになった。
とはいっても綾子はあんまり近況を投稿したりせず、就職活動や資格取得が忙しいのか大して情報は入ってこなかった。
ストーカー紛いだが、ギリギリセーフだと思いたい。
こんなことするなら、綾子にさっさと友達申請して、アプリ内のメッセンジャーで連絡を取ればいいというのに、俺はそれだけはしなかった。
連絡を取り合えば、更に傷つくような気がしたからだ。
臆病だった。
どうすればいいかも、動くこともできず、まるで牢屋に閉じ込められているようだ。
時は残酷にも進んでいき、綾子は無事に看護師になり、男の影も感じられるようになってきた。
21歳の時だ。
綾子のSNSのページに男と二人っきりで仲良くお祭りに行っている写真が張られていた。
心に深い傷を負うというのはまさにこのことかも知れない。
29 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:13:49 ID:PDj(主)
結局俺は綾子を思うだけで、なにも行動できず、ただただ流れていく時間を過ごしていただけ。
あの写真に写る綾子の笑顔を思い出すだけで苦しくなった。
人は苦しいことを進んでする生き物じゃない。
だから俺は自然と綾子のSNSのページをそのころから見なくなる。
仕事にひたすら明け暮れる日々を過ごした。
進んで会社に残り、資格取得の勉強をする。
3年ぐらいしてから、それなりに資格を獲得し、仕事もできるようになった。
給料も安定してきたし、人間関係もよくなる。
当然女性の知り合いも増えていった。
よくいく小さな居酒屋の看板娘と友達になり、二人で遊びに行くことも。
業務中によく話すCAと食事にいくようになったした。
本当にただの友達みたいなもので、お互い彼氏彼女の関係になろうとは思っていない。
彼女達と二人でいると、どうにも綾子のことを思い出してしまう。
別にもう綾子には興味はないし、向こうだって俺のことなんて覚えていないだろう。
いつかの約束なんて所詮、そんなものなんだ。
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