愛妻家の仮面を被っていたDQN上司の悪事を暴く為に罠を仕掛けた
会社の同僚と上司との修羅場です。投下します。
私A子23歳
同僚C子26歳
上司B男38歳
私はC子と会社の中で一番仲のいい友達のような関係でした。
C子は、美人で大人っぽい外見だけど性格が天然キャラでかわいい人です。
女の子らしい性格で、ガサツでうるさい私とは正反対だったからか、逆にすごく相性がよかったです。
昨年の10月くらいに、C子から相談を受けました。
上司のB男がセクハラっぽいことをしてくると。
始めは信じられませんでした。
だってB男はすごく紳士的で愛想も良くて、愛妻家だし自分の子供の話ばかりするようなマイホームパパというイメージしかなかったからです。
具体的にどんなことをされたのか聞くと、給湯室で二人きりになると、よろけたふりをして胸を触ってきて
「C子ちゃんはCカップくらいかなぁ?」とか、
「C子ちゃんのほっぺは柔らかそうだなぁ。プニプニしておいしそうだ。」とか言ってくるらしいのです。
私には全く想像ができなくて、「C子の勘違いじゃない?冗談で言ってんじゃん?」と軽く見ていました。
そして、まぁあんまり二人きりにならないように私も協力するね と言いました。
今考えれば甘かったなぁと思います。
ある日B男が、「よし、C子ちゃん、今日は勉強のために一緒に外回りに行くか。」と言い出しました。
もちろん他の社員も聞いていましたが、愛想のいい面倒見のいいイメージのB男だったので、「そうだな、B男に連れてってもらって勉強してこい」と言うだけでした。
外回りから帰ってきた後にC子は真っ青な顔で私に言いました。
車の中で突然抱きつかれて「C子の匂いが好きなんだ。」とささやかれて、突き飛ばしたら頬をぶたれて
「おまえが抵抗しようと誰にちくろうと どうにもならないんだよ。言うこと聞いておけよ。」
とニヤニヤしながら言われたそうです。
又聞きすると ただの変質者だし、私もB男がそんなことするとは信じられませんでしたが、C子の頬が少し赤いのに気づき事実と思えました。
おとなしいC子からは他の上司に相談できなくて、C子も了承の上 私が部長に直談判しました。
私「B男さんがC子ちゃんにセクハラをしているようです。厳重に注意してください。外回りも二人きりは危険です。」
部長「アッハハハ!君ら若いねぇ!じゃあ俺もセクハラになっちゃうだろー。お、Aちゃん今日もきれいだねっ♪なんてさ。」
私「違うんです!抱きしめられたり胸さわられたりしたんです!」
部長「B男は そんなことするはずがないだろー」
そう言って、部長は社員がみんないる前で、「おーい!B男B男!若い女の子からかうのも ほどほどにしとけよー!お嬢さんたちが お怒りだぞ」と笑いながら叫びました。
するとB男は「あららら、うちの女の子は みんなかわいいからなぁ。オヤジは若い子見ると ついついねぇ。あははは」と笑いながらおどけていました。
周りはというと、みんな笑いながら冗談のように聞いています。
社員「奥さんに怒られますよ~」
B男「勘弁してよ~」
結局 笑い話で終了。
そのあとで、B男は私に「君がC子になにを聞いたか知らないけど、君らがなに言ったって無駄だ。俺が築いてきた会社での信頼は そうそう覆らないからな。」と言いました。
たしかに、証拠がなければ どうにもなりません。
そこで私とC子がある作戦を立てて決行。
まぁうまくはいかないんだろうなと、だめもとで実行してみました。
ダメなら違う手を考えよう、絶対思い知らせてやると私とC子は はりきっていました。
実際、ほっといたら いつかレイプでもされるんじゃないかという恐怖もありました。
作戦決行。
まず、私が給湯室に録音機を隠しておき、録音状態にしておきます。
その直後、C子が給湯室へ行きB男を待ちます。
これでB男が こなけりゃ意味ないし、きてもB男が何もしなければ証拠にもなりません。
なので、おそらく失敗と思って始めたのが見事成功したのです。
B男「お、またC子ちゃんと二人きりかぁ。うれしいねぇ。」
C子「わざとじゃないんですか!」
B男「わざとに決まってんじゃん。今日も柔らかいオッパイしてんな。」
C子「やめてください!部長に言いますよ!」
B男「むだむだ。みんな俺のこと超愛妻家と思ってるし。ここでお前犯したって誰も しんじねぇよ!あははは!あのハゲ部長もアホだからなぁ。」
いやいや、B男、グッジョブでした。
部長の悪口のオマケまでついちゃうなんて、完璧。
ばれずに回収して、明日の会議で使うイベントの音源デモテープとすり替えました。
次の日、社員全員出席の会議です。
ある社員がデモテープの準備をし始めました。
私とC子は平静を装うのに必死でした。
「え~、それでは来月のイベントで流す音源です。流し終わった後に、ご意見等受け付けます。」
そして…会議室に昨日の給湯室でのやりとりが流れ出しました。
始めは、あれ?間違って違うテープいれたかな?とあわてる社員でしたが、徐々に みんなの顔色が変わってきました。
チラチラB男へ視線が注がれます。
テープが終わり、会議室は静まり返りました。
部長だけは真っ赤な顔をして黙っています。
そこで私が、
「意見受け付けてもらえるんですよね?みなさん、何も意見ないんですか?あ、B男さん、今のデモどうでしたか?大先輩としてぜひ意見を聞かせてください」
と言いました。
B男はひきつりながら
「な、なんだこれは!くだらない!早く本物聞かせろよ!
悪質ないたずらだな!なんだか俺の声に似てんじゃねーか。
あはは、名誉毀損だな!」
あきらかにうわずった声に、みんな事実を確信したようでした。
B男「いやぁまいっちゃうなぁ!俺も嫁さん以外の女の胸さわってみてーなぁ!あははは!ねぇ部長。」
そこで部長にふるアホでした。
部長は見向きもせず、会議室を無言で出ていきました。