2泊3日の旅行の初日夜、温泉に入って飯もくい、Aの部屋で酒も散々かっくらって盛り上がりも一段落した頃、Aが「麻雀かりてやらね?」といいだした。
女房連はブーたれていたが おまえ等も参加しろ、というとルールもわからんくせに集まり始めた。
「じゃあ脱衣麻雀な?」
と突然Aが言い出すと、それまでの飲みで下ネタ話してた影響もあってか「エ〜」とか「ヤダー」位の反対しかない。
これはイけるなと思い、男衆はルールを決めることにした。
相談の結果、着る枚数とルールを決定。
着るもの…
男女はそれぞれペアで着る物の枚数は男6枚、女7枚。
風呂上りなので浴衣に帯、足袋は一人2枚計算、上着と下着を合わせて公平に統一、冷房を強くし上着をかけて準備完了。
脱ぐ順序は本人の意思によるものとする。
1stルール…
振込み:1ハンにつき-1枚、親上がりの場合は1枚追加
ツモ上がり:点数関係無しに子の上がりは親が-2枚、他2組が-1枚、
親上がりの場合は子の3組が-2枚。
赤3枚アリアリルールで南局はノーテン親流れなし。
焼き鳥は-2枚。
ウマとして三位-1枚、四位-2枚。
トビは2人とも全裸。
半荘で全裸カポが出来てもおかしくはないインフレ気味のルール。
麻雀わかんない人にはつまんなくてゴメン。
俺は麻雀にはそんなに自信がない。つーかAとBが強すぎる。
Bはフリーでガンガン打ちにいくツワモノ、Aは波があるが大きな手作りをするタイプ。
特殊なルールにどこまで対応するかがカギだったので必死に集中して計略を巡らせた。
黙ったまま牌を積んでいると藍がうしろで「負けないでよー」と耳打ちしてくる。
でも俺は知ってる。藍はちょっと露出癖の持ち主。
昼間のビーチでも堂々下着姿で着替えてたくらい。
自慢のFカップ、見せてやれよと思いつつも負けるのは嫌なので、とりあえず東局は様子見のつもりで、振り込まないことだけを考えて打った。
さっきまで「脱衣麻雀とかバカすぎー」とか言ってた回りも始まった途端真剣になっていた。
それぞれのカップルは互いに身を寄せ牌を覗き込んでいる。
麻紀がひそひそと「これかこれが来ればいいのー?」と聞いてBに怒られたw
東一局で親BのダマにCが振り込む。
異様のテンションの中いきなり二人の足袋がなくなる所から始まったが、あまり大きなアガリも無く、オーラスはトップを狙ったBの白のみに俺が振り込み終了。
半荘1回目が終わった時点で
A組は3着でAは浴衣とパンツだけ、小雪は足袋と上着以外無事。
B組はトップでBは浴衣・帯・パンツ、麻紀は足袋の片方だけ無い
C組はドベでCは下着だけ、由美は浴衣、下着のみ。
俺等は2着で二人とも足袋が無くなり、最後に俺は上着を脱いだ。
唯一の年上女の由美は 酒に酔っているせいもあるかテンション高く、Cに向かって「何負けてんのよー」とか言いながら、帯もスルスルと外して下着が見えないように襟を抑え、ケラケラ笑っている。
男女共に興奮のせいか冷房を切ったせいか顔が赤くなってきていた。
ここでウマとして3位と4位が脱ぐことに。
小雪が帯をほどく。腰のあたりを縛っていた、細身の体を強調する帯がスルッと螺旋を描いて床に落ちる。
同時に胸元がほろりとはだけ、エンジと白のかわいいブラが顔を覗かせる。
その色っぽさに男女から「おぉー」と歓声が上がった。
小雪は慌てて胸元を両手で隠しペタンと床に座り込み、「かわいいブラだねー」という藍の言葉にテレ笑いをしてみせた。