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昨日、嫁の墓参りに行ってきた
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124 :名無しさん@おーぷん :2016/07/13(水)00:44:09 ID:krt(主)
この日から、俺と嫁はバイトが一緒になると帰りに飯に行くようになった

ただ本当に友達として、付き合うでもなく

多分心地よかったんだと思う



135 :名無しさん@おーぷん :2016/07/13(水)00:49:14 ID:krt(主)
そんな感じがしばらく続いたある日、嫁がえらく酔っ払った日があった

いつもなら お酒飲んでニコニコっとするぐらいなのに

様子がおかしいなと思ったら、ベロッベロに酔った嫁から急に告白された

付き合ってくれ―って

あまりに驚きすぎたので瞬間断ってしまい、その日から急激に嫁とは距離感が生まれた



160 :名無しさん@おーぷん :2016/07/13(水)01:00:15 ID:krt(主)
断ってからの一ヶ月、なんとか変な雰囲気をなくそうとしたけど全くうまくいかなった

嫁の方も そんな感じ、必要以上に明るく接してきたりとか

でもそんな時タイミングよく、二人で塾の子供向けのパーティーの幹事を二人ですることになった



164 :名無しさん@おーぷん :2016/07/13(水)01:04:21 ID:krt(主)
結構この幹事の仕事が大変、授業の終わりに催し物考えたりとかするし

必然的に二人での作業も増える

後から分かったことだけど、これ塾の社員さんの差金だった



165 :名無しさん@おーぷん :2016/07/13(水)01:08:03 ID:krt(主)
結果的にパーティーは大成功だった、

子どもたちも かなり喜んでくれたし

そして俺と嫁さんの仲はこれを機に一気に縮まった

二人でご飯行くとかだけじゃなく、映画館とか、遊園地とか所謂デートって奴をするようになった



166 :名無しさん@おーぷん :2016/07/13(水)01:10:28 ID:krt(主)
とても都合がいいかもしれないが、俺は嫁の事が大好きになっていた

いや思えば告白されたあの日には好きだった気がする、

驚きすぎて わけのわからない対応をしてしまったんだと思う



167 :名無しさん@おーぷん :2016/07/13(水)01:12:47 ID:krt(主)
大学三年の夏休み、二人で行った花火の帰りに俺は嫁に告白した

嫁は満面の笑みで応えてくれた





187 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:46:59 ID:n4c(主)
嫁と付き合い始めてから しばらくたったある日、嫁と近くのショッピングセンターに遊びに行ってたところをうちの母ちゃんに見つかってしまった

「おいおい、その可愛いおねぇちゃんは彼女かい?」とかウキウキな感じで話しかけてくる母ちゃん、絶望感に打ちひしがれる俺

そんな俺の様子を知ってか知らずか

「はい!お付き合いさせていただいております!」なんて元気よく挨拶する嫁

母ちゃんが考えた我が家の家訓は いつも元気に挨拶するべしだったので、母ちゃん的には嫁さんをすぐ気にいったみたいだった

その流れで三人で飯食う羽目になり、挙句そのままうちに来ることにまでなった



188 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:48:10 ID:n4c(主)
三人で家に帰れば何も知らないパンツ一丁の親父がリビングに

親父完全にキョトン顏

母ちゃんが「ほら、うちの若様が彼女連れてきたよ!」なんていったら大慌てで退場、お気に入りのワイシャツ来てから再登場した



189 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:49:26 ID:n4c(主)
四人の会話はいたって普通、母ちゃんはなんか嫁さんにいろいろ質問してた、

親父は若い女の子と喋る機会が無いのか妙にデレデレしてた

結局夕飯も食べて行ったんだが みんなで楽しく過ごした

嫁さんは一人暮らしだから こういう家族の感じが嬉しいって言ってた



190 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:50:07 ID:n4c(主)
うちは子供が俺だけなんだが、本当だったら俺の下に妹がいるはずだった

生まれてすぐ死んでしまったんだけど、そういう経緯もあって両親共嫁さんが娘の様に思えて嬉しかったんだと思う、

実際結婚してからうちの両親は嫁さんを本当の子供の様に接していたし



191 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:51:55 ID:n4c(主)
それからまた しばらく経ったある日、急に幼馴染みからメールが来た

「なにしてんのさ」みたいな

「彼女と飯食ってるよ」って返信したら、「ほう、幼馴染みとしてあんたの嫁さんを見定めてやろう、どこでご飯食べてんだ」

なんて返信がすぐさまきたから俺は頭を抱えてしまった



192 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:53:05 ID:n4c(主)
嫁さんは ほんわか系、幼馴染みはドSの一匹狼、こんな二人が はたして合うんだろうかと

結局 嫁さんも「幼馴染みちゃんの話聞いてたからね会ってみたい!」というので不安を抱えつつ場所を変え三人で飲むことになった



193 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:53:43 ID:n4c(主)
結論から言うと この2人めちゃめちゃウマが合った、というか途中から女子会に俺が参加してるみたいな構図になってた、

幼馴染みが自分から人に連絡先聞くなんて本当に無いことだから驚いたのを覚えてる

「もし こいつに酷いことされたら すぐに連絡して、石で殴ってやるから」という言葉も強烈だったので覚えてる

子供の頃、喧嘩した時 公園の石で思いっきり殴られた過去があったからだと思う

その他にも顔面グーパンチとか日常茶飯事だったし



194 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:54:13 ID:n4c(主)
ちなみに中学の時、幼馴染みをいじめてたグループに話したのはこの話

そりゃ電話で慌てて謝るわな



195 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:54:21 ID:pCC
幼馴染さんは彼氏いたの?


196 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:54:59 ID:n4c(主)
>>195
ちょいちょい出来てたみたいだけど、長続きした事は無いみたい



197 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:55:30 ID:n4c(主)
付き合ってから半年ぐらい過ぎると、嫁さんが一人暮らしということにかこつけて嫁さんちに入り浸るようになった、

一緒にご飯食べてまぁやる事やって寝るという感じ

ある日の朝いつも通りにお互い下着姿で寝てたら、ふいに家のドアが開いて直後に怒鳴り声が聞こえた

嫁さんのお姉さんだった

どうやら たまたま近くを寄ったので連絡なしで来たらしい

下着姿で正座してお姉さんに怒られる2人、

服を着たかったけど そんなこと言える雰囲気じゃなかった



198 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:56:27 ID:n4c(主)
お説教がひと段落すると ふいにお姉さんにこんなことを聞かれた

「それで、君はこの子との事をどこまで考えてくれてるわけ?」





199 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:58:40 ID:n4c(主)
唐突だったけど別にこの場を誤魔化すためじゃなく、結婚したいですって言った

たぶん声は上ずってた

嫁さんは下着姿のまま俺に飛びついた

それを見たお姉さんは服を着ることを許してくれた



201 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)21:59:25 ID:n4c(主)
楽しかった大学生活は あっという間に過ぎた、

俺は普通の会社の営業に、嫁さんは保険会社の営業になった

俺の方は まぁそこまできつい仕事じゃなかったんだが、嫁さんは かなり辛そうだった

チャームポイントのほっぺは もうこけてしまいそうだったし、2人で会っていると無理に笑顔を見せているのがすぐにわかった



203 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:00:16 ID:n4c(主)
俺は考えた、こんな辛い顔をさせるくらいなら いっそ結婚してしまえば良いんじゃないかと、もともと結婚願望強かったし、何より嫁のこと愛してたし

お互いが社会人になって一年が経った時、俺は嫁さんにプロポーズをした

俺の奥さんに再就職しない?って今考えてもダサいけど

嫁さんは また満面の笑みで応えてくれた



205 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:02:35 ID:n4c(主)
それから可愛い可愛い娘ができた、

生活はきゅうきゅうだったけど本当に幸せな時間だった

休みになると家族で出かけて たくさんの写真を撮った

娘の寝顔が可愛くて仕事疲れも吹っ飛んだ

こんな感じが ずっと続くのが人にとって一番の幸せなんだと思った

嫁と娘のためなら どんな事だって乗り切って頑張れる気がした



210 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:05:12 ID:n4c(主)
娘が生まれてしばらくして俺の娘誕生祝いという程で中学の同窓会が開かれた、

もちろん幼馴染みも出席した

幼馴染みは一定の酒量を越えると厄介さんになる体質だった

怒→笑→怒→泣 みたいな感じで俺を含め周囲に絡みまくってた

相当酔ってたので、帰りは俺が送る事になった

この辺の記憶が曖昧なんだが何故か俺の家に幼馴染みが来ることになり、それを嫁に電話で伝えるとえらく喜んでいた



211 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:06:42 ID:n4c(主)
家に着くなり泥酔状態で嫁と喋る幼馴染み、嫁さんも楽しそうだった

一時間ぐらい経った時 嫁さんが不意に変なことを言った

「幼馴染みちゃんって本当にいい子だね、俺君をこれからもよろしくね」

なんの脈絡もなく急に出た言葉だった

その時はからかわれてるんだと思って幼馴染みと二人揃って「勘弁してくれ、気持ち悪い」だなんて返した



212 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:08:42 ID:n4c(主)
それから数ヶ月後、俺が出張で一週間程家をあけることになった

せっかくだし実家に帰ったらと嫁に言うと少し悩んだ後、それじゃあ行ってこようかなと娘を連れて田舎に戻る事に



213 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:09:58 ID:n4c(主)
出張4日目の夕方、宿泊先のビシネスホテルに戻っていた俺に嫁の母親から電話があった

嫁が死んだと



217 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:16:56 ID:n4c(主)
その日、嫁さんと嫁さんのお母さん、おばあちゃん、娘の四人で少し離れたデパートに買い物に行く予定だった

でも朝、急に嫁さんが体調よくないから三人で行って来てと言ったらしい

嫁さんのお母さんは それなら今日は行くのやめにしようと言ったみたいだが、家で一人で寝てれば大丈夫だから三人で楽しんできてと心配するお母さんを送り出したっていうことだった



218 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:17:14 ID:n4c(主)
嫁さんの父親が若くして亡くなったのは心臓の病だったらしい、

嫁さんも子供の頃から あまり心臓が強い方ではなく、出産の時もその辺が心配だったが なんとかその時は安産だったし母子ともに健康だった



219 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:17:33 ID:n4c(主)
嫁さん、実家のソファーで寝ているように死んでたらしい

三人が帰った時には もう遅かった



220 :名無しさん@おーぷん :2016/07/14(木)22:20:07 ID:n4c(主)
電話を切ってから通夜まで、あっという間に流れていった

どこか現実味がなくて信じられない気持ち、薄情かもしれないけど嫁さんの顔を見ても呆然とするだけだった

通夜と葬式は嫁さんの実家の方でする事になった、うちの家族と話を聞いた幼馴染みが飛んできてくれた







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カテゴリー:人生・生活  |  タグ:泣ける話, 純愛,
 

 
 
 
 

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