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水遣り
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この体の変化が不思議なのです。
妻は膣に手をやります。クリトリスは自分の手でも、夫の圭一にも愛撫してもらった事はないのです。
右手は膣に左手は乳房に。
膣口を擦り上げ、乳房を揉みしだき夢中でオナニーをするのです。
妻にはオナニーの習慣はありません。結婚前に数度、その程度です、勿論 結婚してからは一度もありません。
オナニーで絶頂に達します。
一度では体が満足していないのが解ります。達した後も手が膣に乳房に伸びてしまうのです。
佐伯の名を呼びながら、何度も何度も絶頂に達しやっと体の火照りから解放されます。
こんなに体が求めるのは佐伯への思いが強いからだと妻は信じ込んでしまうのです。
佐伯は媚薬を使ったのです。ワインに混ぜて飲まされたのです。
佐伯は焦ってはいないのです。今日、行為まで及ばなかったのは、妻に佐伯を恋焦がれる思いを十分にさせたかったのです。
金曜日には、私の帰宅が10時以降になる事も妻から聞いて知っています。
妻がオナニーをする時間は十分あります。
そして佐伯の計画は まんまとその通りになったのです。
3時間程の持続性のある媚薬です。
食事を始めたのが6時半、今は10時、そろそろ薬の効果が切れる頃です。
着替えが終わり居間のソファーに座ります。
『さっきまでの私は何だったのでしょう?今の私は夫にどう映るのでしょうか?』
媚薬の効果が薄れ平常に戻った妻は急に心に痛みを覚えます。
--------------------
金曜日の夜は ほぼ毎週、得意先と懇談を兼ねた食事会です。
本当は早く帰りたいのです。
たまには金曜日の夜、妻とゆったりと過ごしたいのです。自然と帰り足が早くなります。
「只今」
「貴方、お帰りなさい。お疲れ様でした。お風呂にしますか?」
「そうしてくれ。飯はいい。客と食べてきた」
仕事から帰れば先ず風呂です。妻と過ごす時は清潔でいたい、そう言う気持ちがあるからかも知れません。
妻は常に私の後です。結婚して以来の習慣です。
バスルームに入ります。
『うん?』
タイルが、誰かが風呂を使った後の様に濡れています。
一瞬、女臭の様なものを嗅いだ気がしましたが、石鹸の強い匂いに紛れてしまいます。
『気のせいか』
「洋子、お風呂使ったか?」
「はい、今日棚卸しのお手伝いで汗をかいたの。先に使って御免なさい」
私の何気ない言葉に妻の表情が変わります。小さな事でも嘘が嫌いな妻です。嘘をつくのが辛いのでしょう。
私は その嘘が気づきません。
「いや、良いんだ。タイルが濡れていて気になっただけだから」
妻は その話題から逃げたいのでしょう、話を逸らします。
「貴方、ビールにしますか、それともウィスキー?」
「今日はワインが飲みたい。ワインにしてくれないか」
妻は目を伏せます。
「はい、解りました」
ワインの言葉で佐伯を思い出したのでしょうか、顔が朱色に染まります。
鈍感な私にも妻の様子の変化が解ります。ふっと物思いに沈んだ顔の中に、いつも以上の色気を漂わせています。
「顔が赤いが、どうかしたか?」
「棚卸しで疲れたみたい。でも大丈夫です。私もワイン頂こうかしら」
私にこれ以上詮索されたくないのでしょう。顔の赤みをワインで相殺させます。
私は性への欲求は強い方ではありません。
いや、妻がセックスに興味が無いものと思い込み、自分の衝動を抑えているだけかも知れません。
しかし今日の妻の表情を見ていると抱きたい衝動が湧いてきます。
妻を寝室に誘います。
「おいで」
「疲れてるの。その気になれないわ」
私のベッドに体を横たえたものの、やんわり拒絶します。
ほんの1時間ほど前に4度も5度も達した体です。後には何も残っていないのでしょう。
それでも強引に口を吸い、乳房を愛撫します。
少しは感じたのでしょうか、妻の口から甘い香りが漂ってきます。妻は感じ始めると甘い吐息を漏らすのです。
膣の中に自分の物を収めると何か違う感じがします。いつもより熱く、少し緩い感じがします。愛液も多い様です。
しかも、いつもは私の背中を抱く妻の腕がありません。だらりとベッドの上に伸びたままです。
本当は早く帰りたいのです。
たまには金曜日の夜、妻とゆったりと過ごしたいのです。自然と帰り足が早くなります。
「只今」
「貴方、お帰りなさい。お疲れ様でした。お風呂にしますか?」
「そうしてくれ。飯はいい。客と食べてきた」
仕事から帰れば先ず風呂です。妻と過ごす時は清潔でいたい、そう言う気持ちがあるからかも知れません。
妻は常に私の後です。結婚して以来の習慣です。
バスルームに入ります。
『うん?』
タイルが、誰かが風呂を使った後の様に濡れています。
一瞬、女臭の様なものを嗅いだ気がしましたが、石鹸の強い匂いに紛れてしまいます。
『気のせいか』
「洋子、お風呂使ったか?」
「はい、今日棚卸しのお手伝いで汗をかいたの。先に使って御免なさい」
私の何気ない言葉に妻の表情が変わります。小さな事でも嘘が嫌いな妻です。嘘をつくのが辛いのでしょう。
私は その嘘が気づきません。
「いや、良いんだ。タイルが濡れていて気になっただけだから」
妻は その話題から逃げたいのでしょう、話を逸らします。
「貴方、ビールにしますか、それともウィスキー?」
「今日はワインが飲みたい。ワインにしてくれないか」
妻は目を伏せます。
「はい、解りました」
ワインの言葉で佐伯を思い出したのでしょうか、顔が朱色に染まります。
鈍感な私にも妻の様子の変化が解ります。ふっと物思いに沈んだ顔の中に、いつも以上の色気を漂わせています。
「顔が赤いが、どうかしたか?」
「棚卸しで疲れたみたい。でも大丈夫です。私もワイン頂こうかしら」
私にこれ以上詮索されたくないのでしょう。顔の赤みをワインで相殺させます。
私は性への欲求は強い方ではありません。
いや、妻がセックスに興味が無いものと思い込み、自分の衝動を抑えているだけかも知れません。
しかし今日の妻の表情を見ていると抱きたい衝動が湧いてきます。
妻を寝室に誘います。
「おいで」
「疲れてるの。その気になれないわ」
私のベッドに体を横たえたものの、やんわり拒絶します。
ほんの1時間ほど前に4度も5度も達した体です。後には何も残っていないのでしょう。
それでも強引に口を吸い、乳房を愛撫します。
少しは感じたのでしょうか、妻の口から甘い香りが漂ってきます。妻は感じ始めると甘い吐息を漏らすのです。
膣の中に自分の物を収めると何か違う感じがします。いつもより熱く、少し緩い感じがします。愛液も多い様です。
しかも、いつもは私の背中を抱く妻の腕がありません。だらりとベッドの上に伸びたままです。
10数分かの結合の後、妻の膣に精を放ちます。
妻は達していない様です。
今時の高校生なら もう少しましな事をするでしょう。自分でも随分稚拙だと思う時があります。
『妻は達していなかった。どうして背中を抱かなかったのだろう?』
ふと疑問が湧きますが、仕事の疲れから睡魔に襲われ直ぐに眠ってしまいます。
自分のベッドに戻った妻は眠った私の横で冴え冴えとしています。
『勝手な人。私を置いていって。もう少しだったのに』
考えずとも、妻は私と佐伯の愛撫を比べてしまいます。
佐伯には乳首を愛撫されただけで達してしまう。乳首がこんなに感じるとは思ってもいなかったのです。
夫のそれは雀が啄ばむ程度にしか感じません。
佐伯の接吻はストレートグラス一杯にも余る量の唾液を流し込まれ、全身に疼きを走らせたのです。
舌と舌を絡み合わせ、痺れるほど思い切り吸われ、長い舌を差し込まれた時は脳を焼かれる思いでした。
佐伯の唾液、長い舌は、その経験が無い妻にとっては、ザーメン、男根に匹敵、いやそれ以上のものだったのです。
夫とのそれは ただ唇と唇を、舌と舌を合わせるだけです。
勿論、唾液を飲んだ事もありません。
愛する人との人との行為は それでも快感をもたらします。
しかし、佐伯の行為は次元が違います。
妻のメスの本能を掘り起こすのです。
--------------------
夫に対し酷い事をしてしまった、すまないと言う思いはあります。
しかし、まだ抱かれた訳ではありません。
そんな思いより、佐伯に植えつけられた快感の残滓の方がはるかに大きいのです。
たった一度、口を吸われ、乳首を愛撫されただけでこんなにも変わってしまった。
もし佐伯に抱かれたら、またどう変わっていくのでしょうか?
『佐伯に抱かれてみたい』
佐伯のまだ見ぬ男根に思いを馳せてしまうのです。
--------------------
明くる朝、目覚めて暫くすると昨夜の事が蘇ってきます。あれが現実の事だとは信じられません。
初めての食事で唇と乳房への愛撫を許してしまった、それも会社の上司にです。
自分がそんな事をする女だったとは とても信じられません。
今考えれば、代行の件にしても、何故断らずに佐伯の車に同乗してしまったのか、普段の自分からは想像も出来ない事です。
夫に抱かれた後、佐伯と比較してしまった事、佐伯を思い描いてしまった事、そんな自分を恥じ入ります。
媚薬を使われたとは知る由もありません。何も知らない人が媚薬を使われても大した効果はない様です。
その状況と”媚薬を飲んだ”と言う本人の意識が効果を高めるのです。
妻の場合は ”媚薬を飲んだ”意識はなくとも、最高級の料亭の個室での食事、佐伯による体へのタッチ、その後のリムジンでの帰宅、それも頼れる上司と二人きりです。
どんな女でも気分が高揚し 何がしかの期待感も生まれるでしょう。
佐伯の接吻がトリガーになり後は頂まで駆け上るだけだったのです。
媚薬の体への効果は3時間程度のものです。精神の高ぶりは もう少し続くようです。
しかし、精神への影響も無くなった今、妻は激しく後悔し、夫の顔を見る事もできません。
--------------------
その日の朝食が終わった後、二人でコーヒーを飲んでいます。
妻が淹れたコーヒーは いつもの休みの朝と同じ様に、変わらぬ朝の寛ぎを与えてくれます。
>>次のページへ続く
妻は達していない様です。
今時の高校生なら もう少しましな事をするでしょう。自分でも随分稚拙だと思う時があります。
『妻は達していなかった。どうして背中を抱かなかったのだろう?』
ふと疑問が湧きますが、仕事の疲れから睡魔に襲われ直ぐに眠ってしまいます。
自分のベッドに戻った妻は眠った私の横で冴え冴えとしています。
『勝手な人。私を置いていって。もう少しだったのに』
考えずとも、妻は私と佐伯の愛撫を比べてしまいます。
佐伯には乳首を愛撫されただけで達してしまう。乳首がこんなに感じるとは思ってもいなかったのです。
夫のそれは雀が啄ばむ程度にしか感じません。
佐伯の接吻はストレートグラス一杯にも余る量の唾液を流し込まれ、全身に疼きを走らせたのです。
舌と舌を絡み合わせ、痺れるほど思い切り吸われ、長い舌を差し込まれた時は脳を焼かれる思いでした。
佐伯の唾液、長い舌は、その経験が無い妻にとっては、ザーメン、男根に匹敵、いやそれ以上のものだったのです。
夫とのそれは ただ唇と唇を、舌と舌を合わせるだけです。
勿論、唾液を飲んだ事もありません。
愛する人との人との行為は それでも快感をもたらします。
しかし、佐伯の行為は次元が違います。
妻のメスの本能を掘り起こすのです。
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夫に対し酷い事をしてしまった、すまないと言う思いはあります。
しかし、まだ抱かれた訳ではありません。
そんな思いより、佐伯に植えつけられた快感の残滓の方がはるかに大きいのです。
たった一度、口を吸われ、乳首を愛撫されただけでこんなにも変わってしまった。
もし佐伯に抱かれたら、またどう変わっていくのでしょうか?
『佐伯に抱かれてみたい』
佐伯のまだ見ぬ男根に思いを馳せてしまうのです。
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明くる朝、目覚めて暫くすると昨夜の事が蘇ってきます。あれが現実の事だとは信じられません。
初めての食事で唇と乳房への愛撫を許してしまった、それも会社の上司にです。
自分がそんな事をする女だったとは とても信じられません。
今考えれば、代行の件にしても、何故断らずに佐伯の車に同乗してしまったのか、普段の自分からは想像も出来ない事です。
夫に抱かれた後、佐伯と比較してしまった事、佐伯を思い描いてしまった事、そんな自分を恥じ入ります。
媚薬を使われたとは知る由もありません。何も知らない人が媚薬を使われても大した効果はない様です。
その状況と”媚薬を飲んだ”と言う本人の意識が効果を高めるのです。
妻の場合は ”媚薬を飲んだ”意識はなくとも、最高級の料亭の個室での食事、佐伯による体へのタッチ、その後のリムジンでの帰宅、それも頼れる上司と二人きりです。
どんな女でも気分が高揚し 何がしかの期待感も生まれるでしょう。
佐伯の接吻がトリガーになり後は頂まで駆け上るだけだったのです。
媚薬の体への効果は3時間程度のものです。精神の高ぶりは もう少し続くようです。
しかし、精神への影響も無くなった今、妻は激しく後悔し、夫の顔を見る事もできません。
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その日の朝食が終わった後、二人でコーヒーを飲んでいます。
妻が淹れたコーヒーは いつもの休みの朝と同じ様に、変わらぬ朝の寛ぎを与えてくれます。
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