次々発覚する彼女の浮気
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684 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:44 ID:N5ZBhT8n
その後 何度か家の電話と携帯が交互に鳴ったが、わざと無視した。
けっこうしつこく掛かって来たのだが徹底して無視してると、ようやく電話は鳴らなくなったが携帯にメールが。
「心配かけてごめんなさい。本当に悪かったと思ってます。疑っているかもしれないけどヘンな事はなにもありませんでした。また明日電話します、おやすみなさい」
返信はしなかった。
685 :えっちな21禁さん:04/06/28 21:47 ID:sfDZ7KiP
いよいよ本題か
686 : ◆5hacwpBqf2 :04/06/28 21:49 ID:hwQv3sBB
だね。
687 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:49 ID:N5ZBhT8n
翌日は、仕事中ずっと気分悪いままで、同僚や機械にやつあたりしたり。
仕事はルーティンワークで、なにも考えずに出来たのがちょっと救いだった。
ただ ふとすると、昨日の電話のことを考えてしまい、そうなるとダムに空いたちいさな穴が どんどん大きくなる様に疑いもどんどん膨らんでくる。
その後 何度か家の電話と携帯が交互に鳴ったが、わざと無視した。
けっこうしつこく掛かって来たのだが徹底して無視してると、ようやく電話は鳴らなくなったが携帯にメールが。
「心配かけてごめんなさい。本当に悪かったと思ってます。疑っているかもしれないけどヘンな事はなにもありませんでした。また明日電話します、おやすみなさい」
返信はしなかった。
685 :えっちな21禁さん:04/06/28 21:47 ID:sfDZ7KiP
いよいよ本題か
686 : ◆5hacwpBqf2 :04/06/28 21:49 ID:hwQv3sBB
だね。
687 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:49 ID:N5ZBhT8n
翌日は、仕事中ずっと気分悪いままで、同僚や機械にやつあたりしたり。
仕事はルーティンワークで、なにも考えずに出来たのがちょっと救いだった。
ただ ふとすると、昨日の電話のことを考えてしまい、そうなるとダムに空いたちいさな穴が どんどん大きくなる様に疑いもどんどん膨らんでくる。
689 : ◆QXvek0mrCQ :04/06/28 21:51 ID:hwQv3sBB
いやあ、そんな状況ならそうなっても無理ないような気も…
690 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:52 ID:N5ZBhT8n
なにもなかったって、ウソじゃないか?
電話しないでといったのも怪しいし とか思ってると電話での彼女の声の調子とか、細かい事すべてが俺の疑いを肯定しているような気がして、悪いほうへ、悪い方へ考えてしまう…。
691 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:58 ID:N5ZBhT8n
昼休み頃までに俺はひとつ考えが浮かんだ。
彼女にカマ掛けてみようって。
それを思いつくと、早く実行したいと気持ちが焦る。
昨日彼女は本当のことを話してくれたんだろうか?それともウソをついたのか?
693 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:02 ID:N5ZBhT8n
仕事を終え、彼女にメール
「昨日は不機嫌になってごめん、夜にまた話そう 電話するの遅くなるかも。11時頃かな」
返信は「うん、わたしもごめん。電話待ってます」
694 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:07 ID:N5ZBhT8n
電話する時間を迎えるにつれ、こんなことするのなんか意味があるのかどうか分からなくなってくる。知らんほうがいいこともあるのに。
でも、昨日彼女には何があったのか知りたいという気持ちは大きくて同時に自虐的かつ、彼女を問い詰めることを喜ぶ残酷な気持ちもあった。
695 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:12 ID:N5ZBhT8n
11時少し過ぎて電話。すぐに彼女が出た。
「・・・おす。あのな昨日ちょっとA子をいやな気持ちにさせたよね、ごめんな」
「いや、わたしが悪いから。わたしこそごめん」
と謝り、一旦話を昨日のことからわざとそらす
「ちょっと電話するの遅かったよね。明日学校は朝から?」
「うん1日みっちり授業とレッスンがあるよ・・・」
また昨日のことを責められると思ってたんだろう。会話が昨日のことに触れなくてすむと饒舌になった。
696 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:16 ID:N5ZBhT8n
学校が朝からなら起きるのは七時半くらい。
彼女は睡眠時間をたっぷり取る方なので午前0時頃には寝る予定だろう。
「あまり今日は遅くまで話せないだろ?もう寝る薬のんだら」
「うん…。ちょっと飲んでくる受話器ちょっと置くね」
「うん」
697 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:24 ID:N5ZBhT8n
戻ってきた彼女と しばらく学校や仕事の話、楽器の話などをしていると結構な時間が経っていた。
で、彼女の声も眠たげになってきた。
時計を見るとすでに0時過ぎている。
「もう寝る?」
「いやいいよ もうちょつと話したい」と彼女。
でもう少し時間稼ぐために彼女の親友のNちゃんの話を振ったりする
その友達は彼とのことでちょっと間抜けな悩みがあり、彼女は楽しそうにその話をする。
698 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:27 ID:N5ZBhT8n
ひとしきり話をしていると
「そういえばね・・・」とすでに以前聞いた事のある親友Nちゃんの失敗談を笑いながらしだした。
その話を俺も笑いながら聞いていて(実際何度聞いても笑えるのだが)
もういいか、俺は思った。
同時にすごい罪悪感も。
699 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:30 ID:N5ZBhT8n
「あのさ、昨日の話なんだけど」
「うん?昨日?」
「ほら学校の先輩とさボーリング行ってきたって…」
「あぁーうん。スコア全然ダメだったよ。あ、話したか」
声の様子を受話器に耳をあてて伺う。
700 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:35 ID:N5ZBhT8n
「昨日ね ほら、Hな話で盛り上がったって言ってたじゃない?」
「あぁ!そうそう詳しく話してなかったよね」
「うん」
「それがねー一緒にいた女のコの友達でさ・・・」
と念の為、話を引き伸ばす。
彼女の口調がどんどんゆるくなってきた。
で、今日の昼に考えたことを実行に移す。
702 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:38 ID:N5ZBhT8n
「昨日A子さ、その学校のK川って先輩に誘われたって話したよね?」
「・・・うん」
流石に声が緊張する。
「俺さ昨日その話聞いてショックだったよ」
「うん」
「でもね、俺A子信じるよ」
「うん。ありがとう」
703 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:43 ID:N5ZBhT8n
今夜の電話では まだ問い詰めたりはしない。
あくまでも明日の夜のための、前振りだ。
そのK川に関してのどうでも良い話をする。
じつはそんな会話の中身自体にはあまり興味はなかった。
ただ彼女に今夜、K川に誘われた事について電話で俺と話したってことだけがうっすら記憶に残ってくれれば良かった。
704 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:48 ID:N5ZBhT8n
せっかくだからどこで、何故、K川と知り合いになったのかを聞いてみようかと思った。
「その先輩とは いつから知り合い?」
「ええと、うちとは別の学科だけど、その先輩と同郷の女の子がいて その子はわたしと同じ学科なんよ」
「うん」
「で、わたしほら結構目立ってしまうやんか?
年違っててもあんまし遠慮せんし人見知りもせんし、で」
「うん。それで?」
705 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 22:50 ID:N5ZBhT8n
「で、その子がクラスに面白い子がいるって その先輩にちらっと話したらしくて」
「その子と学食でお昼食べてたら たまたまその先輩がおって・・・」
そういうことで二人は顔見知りになったが、以後はあまり顔も合わすことなく会っても挨拶をする程度だったそうだ。
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