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468 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/18 00:40
【5月1日 はれ】
その後は、裸のまま毛布にくるまって、抱き合ってた。
早紀は、笑ってる。「なんか、いい感じ。」だって。
ただ、俺は、さすがに避妊しなかったのはやばかったかな、ってちょっぴり後悔していた。
もう、どうにでもなれって感じだったけど、冷静になると、やっぱりこういう気持ちなんだよなぁ。
早紀も早紀で、自分がしてる最中、ほとんど頭が真っ白で、しゃべる言葉も頭の中をつき抜け出ただけ、って感じだったらしい。
「ふふふ、そんなこといってた?私」
「今思うと、ちょっと恥ずかしいな。はは。」
「お兄ちゃん。」
「ん?」
「・・・なんでもない。」
早紀はまた微笑みながら、俺にキスして、、
そして抱き合って、寝た。
こうして、俺と早紀の、新婚生活ごっこの、第一日目が終わった。
474 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/18 00:50
【5月2日 はれ】
目が覚めると、早紀の顔が間近にあった。
早紀はもう起きていて、「おはよう」って言いながら、目覚めのキスをしてくれた。
まだ二人とも裸だったから、毛布のしたで、肌と肌の温度がすごく心地よかった。
そのまま、20分くらい、毛布から出ないで、足をからませながらキスしてた。
今日はとても会社へ行く気分じゃない。
どうせ明日からゴールデンウィーク後半なんだし。今日はやすもう。
そして、半日くらい早紀と抱き合ってた。さすがに服は着替えたけど。
ずーっと、家でゴロゴロしてただけだけど、不思議と退屈しなかった。
早紀も俺から1cmも離れなかった。
こんな生活が続けばいいなって素直に思ったよ。
でも、そうはいかなかった。
その夜。
早紀が夕食を作ってくれている後ろで、たまっていた仕事をやっていた俺。
玄関でチャイムがなり、出ようとした早紀に「いいよ、俺でるから。」と、玄関へ向かう。
普段、新聞屋とかそういうのはこないから、ドアスコープのぞく癖なんてついていなかった。
ドアを開けると・・・ 久しぶりに見た。
「よっ!!久しぶり!!生きてたか!!」
でかいトランクと共に立っていたのは、姉貴だった。
【5月1日 はれ】
その後は、裸のまま毛布にくるまって、抱き合ってた。
早紀は、笑ってる。「なんか、いい感じ。」だって。
ただ、俺は、さすがに避妊しなかったのはやばかったかな、ってちょっぴり後悔していた。
もう、どうにでもなれって感じだったけど、冷静になると、やっぱりこういう気持ちなんだよなぁ。
早紀も早紀で、自分がしてる最中、ほとんど頭が真っ白で、しゃべる言葉も頭の中をつき抜け出ただけ、って感じだったらしい。
「ふふふ、そんなこといってた?私」
「今思うと、ちょっと恥ずかしいな。はは。」
「お兄ちゃん。」
「ん?」
「・・・なんでもない。」
早紀はまた微笑みながら、俺にキスして、、
そして抱き合って、寝た。
こうして、俺と早紀の、新婚生活ごっこの、第一日目が終わった。
474 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/18 00:50
【5月2日 はれ】
目が覚めると、早紀の顔が間近にあった。
早紀はもう起きていて、「おはよう」って言いながら、目覚めのキスをしてくれた。
まだ二人とも裸だったから、毛布のしたで、肌と肌の温度がすごく心地よかった。
そのまま、20分くらい、毛布から出ないで、足をからませながらキスしてた。
今日はとても会社へ行く気分じゃない。
どうせ明日からゴールデンウィーク後半なんだし。今日はやすもう。
そして、半日くらい早紀と抱き合ってた。さすがに服は着替えたけど。
ずーっと、家でゴロゴロしてただけだけど、不思議と退屈しなかった。
早紀も俺から1cmも離れなかった。
こんな生活が続けばいいなって素直に思ったよ。
でも、そうはいかなかった。
その夜。
早紀が夕食を作ってくれている後ろで、たまっていた仕事をやっていた俺。
玄関でチャイムがなり、出ようとした早紀に「いいよ、俺でるから。」と、玄関へ向かう。
普段、新聞屋とかそういうのはこないから、ドアスコープのぞく癖なんてついていなかった。
ドアを開けると・・・ 久しぶりに見た。
「よっ!!久しぶり!!生きてたか!!」
でかいトランクと共に立っていたのは、姉貴だった。
483 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/18 01:00
【5月2日 はれ】
「姉貴!どうしたんだよ今まで!」
俺はびっくりした。すっごく。
「なんだお前、いつからお姉ーさんに向かって姉貴なんて呼ぶようになった? 昔は「ねーちゃん」ってかわいく呼んでたくせに。」
俺の首を掴んで、ヘッドロックする姉。変わってない・・・・
早紀が奥から出てきた。
「何? あんた彼女と住んでんの?」
「あ、いや、この子は、あれ、妹、、、早紀。」
「あーーっ、そういえばお父さん再婚したんだよね。あー、あなたが早紀ちゃんか。」
早紀はわけもわからず、立ってた。
「初めまして! 雄一の姉の、由美です! よろしく!」
姉貴は、俺にヘッドロックかけたまま、自己紹介した。
早紀も おどおどと、氷を溶かすように事態を飲み込んでいって、自分も自己紹介した。
「このでかいトランク、、、まさかここに住もうとか考えてるわけじゃないだろうな?」
ちょっと広めとはいっても、ワンルームマンションで? 3人も? と考えていると、姉貴は、「ピンポーーン! ご褒美のチュ!」とか言って、、、
俺のほっぺが奪われた・・・
早紀もボーゼンと、それを見ていた。
517 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/19 00:59
【5月2日 はれ】
とりあえず姉貴を家にあげ、早紀はかいがいしくウーロン茶のペットボトルとコップを持ってきた。
「今まで家に なんの連絡もよこさないで・・・」
「あはは、いや〜すまん!すまん!」
「親父とは連絡とったのか?」
「だからここがわかったんじゃん。親父、なんだか変わっちゃったね。でも、あまり事情は聞きたくない感じ・・・」
「姉貴も親父を助けてやれよ。やらしい話、金とかの面でも。」
「いっつもお金がなくて泣いている私に、そりゃ無理だわ、あはは。」
早紀は、おどおどしながら黙っている。
「んで、今までどうしたんだよ。」
「あ、あのね、最初は普通に一人暮らししてたんだけどさ、家賃払えなくて追い出されて・・・んで彼氏の家に置いてもらってたんだけど、別れちゃってさ、あははは。」
「あははじゃねぇよ。」
「つーことで、ちゃんと住めるところ見つかるまでよろしくよ。ね!
荷物もこのトランクひとつだけで〜♪よ? ね?」
「はぁ。」
「ね?早紀ちゃんも、いいでしょ?」
「え、あ、はい。」
いきなり振られた早紀は、あわててうなずいた。
「いや〜いい弟をもって幸せだな、あたしは。ふふふ。失踪してたけど、あんたの事は一日でも忘れたことないだからね。」
「よくいうよ。」
「本当だって。ほら、いっつもサイフにこの写真。」
取り出した写真は、あの、スキー場でのツーショット写真だった。
物持ち悪い姉貴にしては信じられない・・・
523 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/19 01:09
【5月2日 はれ】
その夜。
早紀と二人だったらちょうどよかったその部屋も、姉が加わったことで、ちょっと、狭い感じ。
ビールを2缶開けた姉貴と、飲めないくせに無理してあわせてビールを飲んだ早紀は すっかりうちとけていた。
早紀も、「お姉さんができてうれしい」的なノリだ。
冗談じゃない。
昨日から早紀とステキな、二人っきりの生活がはじまってたのに。
でもまぁ、俺の中にも、久しぶりに姉貴に会えてうれしかった気持ちは、あるかもしんない。
そんな気持ちを真逆に真逆に行くかのように、久しぶりに姉貴に憎まれ口も叩けたし。
夜も遅くなって、姉貴がシャワー浴びてるときに、やっと早紀と二人きりになれた。
イチャイチャしようと早紀をひざに抱っこしたら、早紀は ちょっとこわい目つきになって「やっぱりお姉さんと仲がいいね。」って。
「仲がいいって、んああ。」
「やっぱりチューとかしてんじゃん。」
「あれは、、、ああいうノリなんだよ。姉貴はいつも。」
「・・・・」
「・・・・」
「私には?」
「ん。」
5時間ぶりのキス。なぜか「やっと」って感じだった。
529 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/19 01:18
【5月2日 はれ】
時間も忘れて、早紀とさわりっこしてた。夢中になって。
突然「バタン」という、風呂場のドアが開く音がして、俺も早紀もドキッとなった。
あわてて俺のひざから降りる早紀。
姉貴はバスタオル一枚で出てきやがった。
くそ、いい体してやがる。って、そうじゃないだろ俺。
「ちゃんと服着て出て来いよバカ!」と、カツゼツぐだぐだで言う俺。
「なんだ、せっかくお姉さまのセクシーショットを家賃代わりに拝ませてやってるのに。つまらんやつだ・・・」
そういって、また脱衣所に戻る姉。
早紀は「きれーー」って見とれてた。
はぁ。つかれる。
んで、布団敷くときも、3人分も敷けないので2セット敷いて3人ならんで寝ることにした。
なぜか俺が真ん中。
狙ったわけじゃなくて、いや本当。
電気を消して「おやすみー」って姉貴が言うと、俺と早紀も「おやすみ」って早紀はクスクス笑ってる。
「なんか、こういうの、いいな。すっごくいいな。」
「早紀ちゃん、一人っ子だったんだものね。」
「うん。なんか修学旅行みたい。」
「ふふふ。」
俺は眠れやしなかった。二人の会話がうるさいとかじゃなくて、もっと別の意味で。
>>次のページへ続く
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