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結婚を心に決めた人がいたのに
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ピルがどうのこうのではないが、ここまでなぜに私の事を、想ってくれるのかわからないほど、Mは一生懸命になっている。

Rへの対抗心なのか、純粋に私が好きといっても、あまり実生活で それ以外に関わりがないし、わけがわからないまま、その晩も もう一回セックスし・・Mをちゃんと いかせてから寝た。

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翌日は雨だったが、Mをタクシーに乗せ、それぞれ帰路についた・・・

万が一でもRが部屋にいない事を祈りながら・・・

部屋におそるおそる入るもRは居なくて、安心して改めてシャワーを浴び、昨日の晩の事を考えていた。

Mと距離を置こうと会ったのだが、実際は濃密な時間を過ごしてしまい、Mと何度も抱き合ってしまった・・

Mは この立場で良いと言うが、結婚もしていない私が、片方の女公認で二股など器用な事が出来るはずもなく、しかも、Rには そろそろ疑われてもしょうがないぐらい、最近は週末をMに時間を取られている。

今一度色々と考えさせられた・・。

考えても結論が出るわけでもなく、MからもRからも、携帯へは どんどんメールは来るし、自分でもどうして良いかわからなくなっていた。

Rは 好きだし何も悪い事してないし、愛している。Mは嫌いではない、むしろ好きだが、これ以上の関係には なれないと改めて考えるも、正直セックスは今のMとは最高だ・・・


Rとも長く付き合っている割には相性の良いセックスをしているが、今のMの奉仕セックスは捨てがたいなどと・・邪心が出てきた・・・

あとで この邪心が大きな災いを私にもたらすわけだが・・

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Rを大切にする為にMとの距離を置くつもりが・・自分の意思の弱さで、ずるずるとMとも会い続ける事になってしまった。

Rは全く気付いて居なく、平日もたまに私の家に泊まって、一緒に会社に行ったり、週末もMと会う時は、Rと確実に一緒に居ない時にしか会わなかったし、上手くやっていたと思う。

RともMとも交互のようにセックスもしていた。

私も駄目な男だが・・交互にすると その都度ペニスに伝わる快感が新鮮で、いつどちらとしても新鮮で気持の良いセックスが出来ていた。

Mは 相変わらず尽くしてくれて、何でも私の言う事を聞いてくれた。

Mが言うには、
「私の立場は、あなたの望みを100%叶えてあげないと・・」「あなたが楽に付き合えるようにしないと・・」
というのが口癖だった。

Rと会っている時はメール一つして来ないし、せいぜい意地悪をするとすれば、これからRと会うとか、明日会うとかわかっている時に、何度もセックスや口で精子を出させられる事だった。

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そんな生活が一ヵ月半ぐらい続いて、私も二股を掛ける付き合いに慣れて来た頃だった。

先週末は金曜日R、土曜日夜よりM、日曜日午後よりR、なんて当たり前に過ごした週の明けの火曜日だった。

なんだか いつもと体の調子が おかしくて、下腹部が重い感じ小水をする際にピリリと来る痛み・・・まさか・・・性病・・。

昔、遊んでいた頃に散々セックスばかりしていて、いくつかのの性病に掛かった事があるので、どんな感じになるのかは、すぐにわかる・・・

ここ十年ぐらい一切 病気になってなかったので、久しい感覚ではあったが忘れもしない性病の感覚だ・・

しかも少しの膿が尿道から出ていて、パンツについている・・間違いない性病だ・・一瞬で顔は青ざめた。

性病は絶対に抗生物質を飲まないと治らない。

ましてや私はゴムをしていないし、Mには中だししている。

Rとの時は外にはだしているが生だ。


ここ数ヶ月は このどちらかとしかセックスはしていない。

私がどちらかから移されたと考えるのが当たり前だが、どちらかに特定が出来ない・・・

性病を持っている女性のあそこは、少なからず匂う。


これは私の昔の経験でよくわかる、膣内が炎症を起こしているのと、おりもののせいで匂いが出るのだ・・

しかし2人にクンニしたが、ほとんど無臭だったし、交互にしているだけに本当にわからない・・

さて どうしたものか・・・

私だけ治しても、2人のうちどちらかが持っていたら、どちらにしても移るし、現状を考えても、どちらかから貰って、どちらかに移している事は容易に推測できる・・・・

悩んでいてもしょうがない、まずは自分の病名を確定させようと 泌尿器科へ行った。

性病の検査は培養をしなければいけないので、すぐに結果は出ない。すぐに出なかろうが出ようが、どちらにも話をしなければいけないのだ・・


やはりMか・・しかし最近の私への気持の大きさを考えると、とても他の男に抱かれているとは思えない・・

Rなのか?・・今まで彼女の浮気は一度も疑った事が無い。

行動範囲も限られているし、美人でモテるが男が声を掛けても、完全に無視をするタイプだし、何よりも私との結婚を、一番具体的に考えて行動しているのはRだ・・・

そんなRがいまさら他の男と浮気をするだろうか・・・

どちらかが原因だとわかれば、話の持っていき方が変わるのだが・・

どちらにしても最悪だ・・・


とりあえず病院に行った私は、状況をDrに話し、とりあえず検査してみようと言う事で、検査をした。

性病の検査にも色々あるが、基本的には尿道内の体液と、膿、血液、尿の検査だ。尿道には綿棒の長いようなものをグリグリ!といれてその液を採取するわけだが、これが痛くていたくて・・

その頃には、膿が本格的に出ていたので、確実な性病という自信はあった。Drからは、これは淋病かなぁ・・と言われ結果を待った。

淋病も過去にかかった事があるが、性病でもやっかいな方に入る病気だ。

結果はやはり淋病・・・薬を貰い、完治には少し掛かるからセックスしちゃだめだよ!と言われた。

さて、問題はこれからだ・・・どっちから貰ったんだろう・・どちらにしても先にMに話そうと思い、Mを食事に誘った。

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MはZから誘ってくれるなんて嬉しい!と無邪気にいい、ゆっくり話の出来るダイニングバーに行った。

小一時間ぐらい食事をするも、Mからは全く淋病についての話はない。

一息ついた所で、私は話を切り出した・・・・


「Mさぁはっきり言うけど、お前に淋病移されたっぽいよ」「病院にも もう行ったし、はっきりしてる」「どっかで貰ってきた?」「病気は治せば良いからいいけどさ、俺にはRが居るから」「これからが大変だよ・・、どこで貰ってきたの?」一気にかまを掛けつつMに迫った・・。



「えっ?、淋病って性病だよね?」「あなたとしかセックスしてないもん、ありえないよ・・」

私は そういうMの表情を見ていたが、少しいつもとは確実に違う。強気に攻めた。



「いや、考えられるのはMしか居ないんだよ」「残念ながらこの期間はRとはセックス中はゴムしてたしね」「それに回数も圧倒的にMの方が多いしね」「でも怒らないよ、しょうがないじゃん彼氏じゃないしさ」「移ったのも俺の責任だし、この後の事を一緒に考えてよ」


「・・・・・」「私じゃないよ・・ホント私だと思ってる?」「絶対にRちゃんが浮気して貰って来たんだよ・・」


そう言いながらMは目に涙を貯めるも、私は追い討ちを掛けるように攻めつづけた。



「ホント怒らないってば」「淋病ってさ、2人の女からの可能性がある場合は」「両方検査すると、どっちが先に掛かってるか わかるんだってよ」「そんな事もしたくないし、それはそれでいいから」「早く病院も行かなきゃね・・」


M「でも私だったら嫌いになるでしょ?」



「いやならないよ、逆に申しわけなく思ってるよ」「ちゃんと付き合ってればこんな事にならなかったでしょ?」「ゴメンネ・・」

と色々な言葉の技を使いながらMを追いつめていく・・・。



「でも、私病気とかになってるか自分でわからないよ・・」「どちらにしても私にも移ってるって事でしょ?」


Mが自爆した。本当にしていない、自信のある人間はこんな事は言わない。


私「どんな男とやっちゃったの?寂しかった?」



「・・・・」「最後まではしてないよ・・・」


そんなわけはない・・。



「だから、そういう事は どうでもいいんだよ」「俺的には正直これからRに話をしなければいけないし」「今はその方が大事なんだ」



Mは 涙を浮かべながら

「ごめんなさい・・」「どうしても寂しくて寂しくて、前の不倫してた男に会っちゃった時に移されたのかもしれない・・」「でも、Zとそうなってからは初めてだよ・・」「他の男と寝たのは・・」

犯人はこの男だ!


その後、Mには、それはどうでも良いし、その男には、ちゃんと言ったほうがいい、奥さんとしてれば そっちも移ってるしMが直しても、その男が治ってなければまた移るよ、と半ば突き放し気味に話した。


正直ショックだった、Mの事は嫌いではなかったし、一途に愛してくれる姿に気持がフラフラしていたのも事実だ。


俺との接触期間中に他の男に どんな顔で抱かれていたのかと、思うと、ちょっと寂しい気持になるものだ・・。


Mは黙って聞いていたが
「私の事嫌いになった?本当にごめんなさい」「でも まだ私って決まったわけではないでしょ?」「私はなんともないよ・・・」



「まぁ早めに一回病院に行ってよ・・」


またお互い治ったらね・・。

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それからというもの、自業自得とは言え、結婚も考えているRに対してなんと言おうか、色々と悩み考えた・・・別れたくはないのだ・・。

病気が発覚してからは、Rの事ばかり考えて一週間が過ぎてしまった。

どうすれば一番良いか・・もし全て正直に話をしたら、きっとRは、別れる事を言い出すと思うし、正直知っているMというのは さらにまずい・・

病気に感染してから二週間近く経つわけで・・

そろそろRも自覚症状を訴えてくるかもしれない・・

うーむ

週末になり、いつものようにお泊りセットを持って来るという・・話をしなければ・・

私の方は治療が進み、きっと次回の通院で薬を貰って終わりだろう・・・


>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:浮気・不倫,
 


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