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俺を拾った女の話を書く
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83 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:30:45.65 ID:AvmYbN9t.net
けれども何故それを隠しているのだろう。それが分からなかった。

隠すからには隠すだけの理由があるのだろう。

その理由は自分の知ってる情報だけでは推測すら出来なかった。


しかし、一点、みどりと付き合うに至ったきっかけ、見ず知らずの男を部屋に泊めたこと、この部分は少なくとも見ず知らずではなかったということだ。

合点がいった。

やはり そんなことなどあり得ないのだ。



84 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:31:28.37 ID:AvmYbN9t.net
正直に言えば、気にはなった。

気にはなったが隠していることを問い詰めても、それで分かった事実が真実とは限らない。

話すべき時が来たら話すだろうし、話さないならそれは大した話ではないのだろう。

取り出したCDを裏向きにしたまま元の位置に戻した。



85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:32:39.41 ID:AvmYbN9t.net
そして自分は どうだと考えた。

特に何かを隠しているつもりはない。ただ敢えて言わないでいることはある。

正直、その話は聴かされて楽しい話ではないし、みどりの興味がある話でもないと考えていた。

でも、彼女が聞きたいか聞きたくないか、興味があるかないか、その判断を俺がするのは やめようと思った。

話した上で判断して貰えば良いと考え直した。



86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:33:26.94 ID:AvmYbN9t.net
みどりが帰ってきたら話してみよう、俺が夢にうなされる原因となった話を。

過去に犯した些細な過ちが、人生に少なからず影響を及ぼす、そんな話を。

みどりの隠し事が過ちを孕んでなければ それでいい。

けれども、後ろめたさを感じているならば、自らの意思で話したほうが良いのだ。

彼女が いつか話をしてくれる。

その呼び水になってくれるのなら、そう考えていた。



88 :名も無き774号+@(^o^)/2017/05/21(日) 01:34:30.12 ID:AvmYbN9t.net
遅くなってめんとりが帰ってきた。

準備をする気になれなかった俺は、今日は飲?と誘ってみた。

たつ返事で はしゃぐ彼女を見ると重くなった



90 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:37:12.94 ID:AvmYbN9t.net
いつもの居酒屋に着いて軽く乾杯をかわし、料理もあらかた食べた頃合いを見て、俺は聞いて欲しい事がある、と切り出した。

なにを改まってと笑ったみどりの顔に微かな緊張が見てとられた。

俺は夢にうなされる、その理由について掻い摘んで話し始めた。





91 :も無き被検体774号+@(^o^)/:2017/05/21(日) 01:38:03.82 ID:AvmYbN9t.net
の時、好きな娘ができた稿恋だった。

彼女は俺の親好きった。けれど親友他に好きな娘が

局、彼女は それぞいを遂げることなく、高校時代が終わった。

にそ、よくある話じゃ

りは笑った。

続き、と俺話した。



93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:39:00.29 ID:AvmYbN9t.net
高校卒業後、その娘は職場の上司と不倫をした。

上司は親友に似ていた。

幼い恋を上手に終わらせられなかった彼女は、親友の影を上司に重ねて不倫に溺れていった。

やがて不倫は露見する事となり、彼女は上司と別れさせられた。

上司との子の堕胎を条件に訴訟を免れた彼女は、心の傷を埋めるべく他の男達の間を転々としてゆく。


男達と関係を結ぶたび彼女は子を宿した。子を宿すたび彼女は堕胎を迫られた。堕胎をさせると男達は彼女から逃げていった。

3人目は堕胎をさせられる事はなかった。けれどもやはり男は逃げていった。

彼女は子を産むと、やがて子供の存在は彼女の家計を圧迫していった。

そして身体を売り生計を立てねばならぬ程に彼女は身をやつしていった。



94 :名も被検体774号+@\(^o^)/2017/05/21(日) 01:41:38.17 ID:AvmYbN9t.net
「そ娘は気の毒かもれない ど、たお君 関いじゃん

みどりは擁護してくれた。



95 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:42:31.47 ID:AvmYbN9t.net
「実は卒業後 その娘と2回会ってるんだ。不倫発覚直後と転落してしまった後に」



96 :も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:43:23.39 ID:AvmYbN9t.net
一度会ったとき、俺はの娘のを予感したや、誰がても感じただろう。

俺はけたいと思った。方法は問わない。彼女が望む通りにしてやりいと思った。

簿れどれを

の存など何のけにもいことを、俺この時 思知った。



97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:44:27.43 ID:AvmYbN9t.net
二度目の時、彼女は金を借りに来た。

いや、正確には身体を売りに来たのだ。

俺は彼女の希望通りに金を渡した。

勿論、彼女を抱くことはなかった。

そして その時に初めて彼女の転落を知った。

外れるべき俺の予感は、俺の予想を超えた悪い形で当たってしまっていた。



98 :無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:46:44.40 ID:AvmYbN9t.net
度目、二度目に共通して彼女に頼まれたこそれは、彼女が好だった俺の親友にだけ話が漏れようしてくれ、ということだった。

にとって親友は いつまでも特な存在であるに、俺は人知れず傷ついていた。



99 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:48:25.86 ID:AvmYbN9t.net
俺は彼女の頼みを一度目は守った。

けれども、二度目は裏切った。

拭いきれない親友への劣等感と嫉妬を事あるごとに思い出させる彼女の願いに、俺は冷静な判断を失っていた。

そして、彼女を傷つける目的で彼女との約束を破った。

やがて その目的は、彼女の自殺という形で果たされる。

無論それは俺が望んだ形からは かけ離れていた。



100 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:49:10.29 ID:AvmYbN9t.net
みどりは押し黙ったまま真剣な表情で話を聞いていた。



101 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:50:11.24 ID:AvmYbN9t.net
「その娘との最期のやりとりが少し婿えて、今も時々夢に出てくるん

彼女は電話をけてき俺を罵倒す稿る。

うとが、俺思いは声にならない

声をせなうちに呼吸も出来ななってい

は不味いとう焦りか、ひたすらに声をう、声出そう

でもり声

うしているうちに やっと目が覚めるんだ。」



102 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:51:14.96 ID:AvmYbN9t.net
「あの、アーーッ!ってやつだよね」

そう、と俺は答えた。

「でも、その娘は本当に自殺だったの?死因は分からないって言ってたよね?」





104 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:52:13.31 ID:AvmYbN9t.net
死因は分からない、と俺は答えた。

ただ彼女の死が、彼女との最後のやりとりから一週間後であることは偶然とは思えなかった。

仮に彼女の死が自殺でなかったとしても、変わらない事実がひとつだけある。

それは、俺の悪意が彼女の人生の最期の出来事になってしまった、ということだった。

その負い目を俺は未だに拭いきれないでいる。



105 :名も無き被検体774号+@(^o^)/2017/05/21(日) 01:53:48.12 ID:AvmYbN9t.net
「嫉妬や劣等感に心蝕まれたとき、そのて悪意がまれる事がある。

のほんの悪すこ

その教訓だは彼女との記憶の形として持ち続ければなら

はそな風にえているんだ。」



106 :名774号+@(^o^)/:2017/05/21(日) 01:54:27.43 ID:AvmYbN9t.net
そう話す、みどりの顔は暗く沈んでいった。目には滲ん

しばく沈続い



107 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:55:16.83 ID:AvmYbN9t.net
「正直、たかお君は悪くないとは思うけど、ごめん、今日は一緒に居られない。

うまく言えないけど・・・ごめんね」



109 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:55:47.05 ID:AvmYbN9t.net
突然、彼女は席を立って帰ってしまった。



110 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:56:32.81 ID:AvmYbN9t.net
俺は あまりに突然の出来事に動揺した。

動揺のあまり みどりを追うこともできなかった。

確かに気持ちの良い話ではない。人殺し、と思ったのだろうか。

あるいは昔のことを いつまでも女々しい奴、と呆れたのだろうか。

仕事で疲れて帰ってきたら こんな重たい話を、と腹を立てたのだろうか。


けれどもみどりは、俺は悪くないと言ってくれた。

何故 彼女は帰ってしまったのだろう。



111 :検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:57:18.26 ID:AvmYbN9t.net
としいたのかれない、そう考えたときどりらのメルが来た。綿



112 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:58:07.84 ID:AvmYbN9t.net
「私たち、しばらく会わない方がいいかも。ごめんなさい。気持ちの整理ができたら きちんと話します。それまで待って下さい。」


頭が真っ白になった。



113 :も無き被検体774号+@(^o^)/2017/05/21(日) 01:58:54.60 ID:AvmYbN9t.net
久しぶ自宅にってみる、部屋は まる他人の俺を迎えれた。

な部たであうかな未視感を覚え


部屋には必要なものが必要な分置いてあった

の曲フレーズを聞いておけ、とDかされ十数枚CD。ラムスティックと練習用パット。酒

あとは、冷蔵庫、などの生活用家具

などない務所りも無機質な空で自分投影るか様だった。



114 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:59:40.91 ID:AvmYbN9t.net
それから一週間がたっても、みどりからの連絡は無かった。

彼女が待って欲しいと言った以上、待つしか方法が無かった。

途中に何度も挫けそうになった。携帯を開いては、電話番号を押し、最後の一押しで思い留まった。

他の人から電話に何度も落胆し、メールの送信ボタンを何度も見送った。





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