友達に告白してきた娘のとんでもない秘密
ちょっとスレ違いかも知れないんだが
友達の彼女の話
携帯電話がまだ普及する数年前だった
高校3年の時、俺の友達が女の子から告白された
俺達は男子校だったので彼女いる奴は少なかった
その友達もわりと かっこいいのだが女には縁がなかった。
告白してきた女の子がえらく可愛い子だったので、その友達もメチャクチャ喜んでいた
その友達の名前はヒロキ。
同じ部活の仲間であり、家も近いので毎日一緒に登下校している。一番仲のいい友達だ
ヒロキに告白してきた女の子の名前はサヤカちゃん
サヤカちゃんは俺達の1つ年下だ
ちなみに俺の名前はヒデキ
>>92続き
ヒロキは彼女が出来てからほとんど俺と遊ばなくなった。
学校の帰りはサヤカちゃんと毎日会ってる。日曜も部活が終わってからサヤカちゃんと二人で遊んでる。
ペアの指輪したり、部屋の中もサヤカちゃんの写真を飾ってる。
人前でも平気でキスするし、俺がサヤカちゃんに話しかけると怒るし、いつもノロケ話しばかり。
ヒロキは完全にサヤカちゃんにメロメロになってた。
テレビで深田恭子を見るとサヤカちゃんの事を思い出す。どことなく似てる。
下手したらサヤカちゃんのほうが可愛いかったかもしれない。
>>93続き
ヒロキはいつもキスマーク付けてた
サヤカちゃんの写真を色んな奴に見せ自慢してた
嬉しいのは分かるが、その行動がアダになった。
ヤンキー達に目をつけられるようになった。
「あいつムカつかねえ?」
「女マワしてやっか?」
俺と同じクラスのヤンキー達がそんな会話をしてた
俺はヒロキに忠告した。
「学校であまりサヤカちゃんの事を話すな、写真も見せるな」
しかしヒロキは聞く耳を持たない。完全に色ボケになってる。
そして事件は、ヒロキとサヤカちゃんが付き合って3ヶ月が過ぎた頃に起きた。
夏休みに入るちょっと前だった。
>>94続き
夜、ヒロキから電話がかかってきた。
「今、サヤカに電話かけたんだけど家に帰ってないんだ…母親にサヤカが何処に行ったか知りませんかって言われて」
「…もう11時だぞ」
「さっきサヤカは女友達の家に泊まるって親に電話かけたらしいんだけど…それがウソだったみたいで…」
「…俺は何も分からないぞ」
「今日バス停でサヤカ見送ったんだけど…あの後、何処に行ったんだよ…」
「とにかくサヤカちゃんから電話かかってくるかもしれないから電話切ったら」
「あ、ああ…そうだな」
ヒロキはえらく動揺してた
結局、その夜はサヤカちゃんから電話はかかって来なかったらしい
>>95続き
次の日、学校で休み時間にヒロキに会った
「サヤカちゃんの行方解らないのか?」
「ああ…サヤカ何処に行ったんだよ…」
ヒロキは休み時間の度に俺の所に来た
「俺に聞いたって何も分からないぞ…俺はサヤカちゃんには数えるくらいしか会った事ないんだし…交遊関係も全然知らない」
「分かってる…不安なんだ…」
そりゃそうだ
そして、その日の夜もサヤカちゃんは家に帰らなかった
>>96続き
サヤカちゃんがいなくなって3日目
ヒロキは休み時間にまた俺の所に来た
何か疲れきってる、おそらくほとんど寝てないのだろう
「あのさ…俺と同じクラスの奴、昨日も今日も学校来てない奴がいるんだ…ウチの部活の武田も2日休んでる…何か関係あんのかな…」
「…考え過ぎじゃないのか?」
そうは言ったが思い当たる事があった
ウチのクラスの堤と土田も昨日も今日も学校来てない…
あいつらサヤカちゃんを『マワしてやろうか』って話してた奴らだ
まさか本当に?…