数年前死にそうだった自分をある人が助けてくれた話
(2ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
35 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 22:06:57.48 ID:ajZrtx9fi
>>33
女だからっていうよりはただ単に私の国語力がないだけかと
飲み会当日は岡島が頑張って盛り上げてくれたから、私は空いたグラスやお皿を下げるくらいで基本ずっと隅でぼうっとしてた
でも岡島がいて綾野がいないこと以外は綾野がいたときの飲み会と全く同じで、なんとなくそこに居づらくなって、開始1時間くらいしたところで取引先からの電話のふりをしてお店の外に出た
しばらく外でぼうっと座っていると、「1さん何してるんですか」と岡島がやってきた
結構飲まされてたけど お酒は強いようで、顔色も呂律も全く いつも通りだった
36 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 22:09:11.21 ID:ajZrtx9fi
2人で座って仕事の話とかくだらない話を少ししていたら、岡島に「1さん大丈夫ですか」と真面目な顔で言われた
以下おぼろげだけど会話
1「あんまり飲んでないから大丈夫だよー。それに私お酒強いし。今度飲み比べしようか」
岡島「いやお酒じゃなくて」
岡島に手首を掴まれた
岡島「1さん、配属されて3か月経ってない俺でも明らかに痩せたって分かりますよ。ほら手首めっちゃ細い。ちゃんとごはん食べてますか?」
1「ダイエットしてたから。いやでも3か月で効果が出るなんて頑張った甲斐があるねー」
岡島「いやそうじゃないでしょう」
この時の岡島の声がすごく怖かったのを覚えてる
静かというか、凄みがあるというか
38 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 22:15:10.17 ID:ajZrtx9fi
岡島「1さん、会社出て1人で歩いてるとき、自分がどんな顔して歩いてるか知ってますか?会社にいるときと全く別人ですよ。真っ白い顔して、今にも電車に飛び込むんじゃないかって顔してる」
岡島「それで、すいません俺聞いちゃいました。つきあってた彼氏さんが亡くなったこと」
岡島にそう言われたとき、あれ綾野って死んだんだっけ、「つきあってた」って私たち別れたんだっけとか本気で考えた
岡島「支店のみんな、すごくお似合いだったって言ってました。でも彼氏さんが亡くなってから、1さんがいつも通りに振る舞ってるのを見てて辛いとも言ってましたよ」
このとき すごく岡島にイライラしてた
何言ってんだこいつ、私は全然普通ですけどって思ってた
でも なんかそういうのも全部上手く言葉にできなくて、「ごめん綾野のことは岡島に関係ないよね」とだけ冷たく言い放った
41 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 22:44:06.27 ID:m3Y0uBeFi
綾野って綾野剛のこと?漢字あってるっけ
42 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:26:27.93 ID:ajZrtx9fi
>>41
そうです綾野剛さん 漢字あってますよ〜
でも岡島はまた怒ったような顔をして、「配属後からずっと憧れてていいなって思ってた先輩が壊れそうなのを黙って見てられません」
ってキッパリ言った
ここで私ポカン また何言ってんだこいつって思った
岡島「そういうのはちゃんと泣かなきゃダメなんですよ。なかったことにして それまで通りになんてしちゃダメなんです。じゃないと どこかで絶対おかしくなる」
そう言われて、ああそうか私は綾野が死んだことを認めたくないんだな、なかったことにしたいんだなって妙に納得したのを覚えてる
43 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:28:02.93 ID:ajZrtx9fi
あとあと聞いたら岡島は昔 お父さんを亡くしているようで、そのときのお母さんが私みたいだったんだと
結局全く泣かずに1人で溜め込んでおかしくなって、しばらく入院したりしてたらしい
岡島の言葉を聞いて、そうか綾野は死んだんだって思った
大きな事故だったわりに綺麗なままだった綾野の顔とか 綾野のご両親が泣いてる顔とか そういうのがバーッて蘇ってきて、綾野はもういないんだ、だから もうメールもないし 会いにも来ないんだって、綾野の死を3か月遅れで ようやく実感した
44 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:30:29.75 ID:ajZrtx9fi
それからのことは正直あんまり記憶にないけど、涙がずっと止まらなかったことと
岡島にすごいきつく抱きしめられてたことは覚えてる
岡島が鞄を持ってきてタクシーを呼んでくれて、「ごめんなさいまだ飲み会の途中なんで送っていけないですけど」って私を家に帰してくれた
それから家に帰ってずーっと泣いてた
着替えるのもお風呂に入るのも億劫で ただほんとにずっと泣いてた
飲み会は金曜日だったから土日も家から出ることなく、ごはんも食べずにベッドの上でずっと横になってた
45 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:32:33.25 ID:ajZrtx9fi
そしたら日曜に体に力が入らなくて立てなくなって、そのときようやく自分の体が限界だったことに気付いた
一気に熱が出て吐き気も涙も止まらなくて、本当に死ぬんじゃないかと思った
それでもいいやって一瞬考えたけど母とか父とか仲の良い友人とか それから岡島の顔とかが頭に浮かんで、ゼリーとかアイスとかを食べたら少し落ち着いた
月曜の朝、上司に
「何日かお休みを下さい」
と連絡をしたら、すぐに私の異変に気付いたようで
「有給はたくさん余ってるから落ち着くまで休んでいい」
と言ってくれた
46 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:36:12.18 ID:ajZrtx9fi
月曜の夜、岡島が家に来た
係長から住所を聞いたようで、課のみんなからの飲み物とかお菓子とかの差し入れをたくさん持ってきてくれた
得意料理らしい うどんを作ってお土産を置いたらすぐ帰っていったけど、帰り際に「何かあったら連絡下さい」と言って電話番号を置いて行った
大泣きする姿を見せたからか岡島には もうどれだけみっともない姿を見せてもいいやって気になっていて、その言葉が純粋に嬉しかった
結局10日くらい休んで会社に復帰した
その間 涙が止まらなくて暴れてしまったことが何回かあって、落ち着いたあとに岡島に連絡したことがある
岡島はすぐに来てくれて、背中を子供にするみたいにポンポンしてくれた
苦しくて仕方なかったけど、岡島が「1さんはもう大丈夫ですよ」って言うから、不思議と そう思うことができた
47 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:37:33.06 ID:ajZrtx9fi
オゥ…弾切れ…
書き溜めてから また書きに来るほうがいいですか?
それともこの後の流れをサラッと書いてしまったほうがいいですかね?
48 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:38:00.10 ID:zDr+rTut0
見てるよー支援
51 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:47:39.62 ID:ajZrtx9fi
>>48
ありがとう嬉しいです
52 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:50:02.87 ID:ajZrtx9fi
一旦会社に復帰したけど、綾野が死んだときに吐き出せなかったぶん 辛さが小出しに出てきて、精神が不安定で会社を休みがちになった
そんな日が1か月くらい続いたとき、上司に
「仕事のことは気にしなくていいから たっぷり時間をとって休むといいよ」
って言われて、約半年間休職という形を取ることになった
会社に行くと昔支店のみんなで撮った写真があったりして色んなところに綾野がいたから、正直会社に行くのが辛かった
岡島も休職には賛成していて、「今はゆっくり休んだ方がいいですよ」って言ってくれた
この頃 私は岡島のことをすごく信頼してた
なんか岡島しかいない気になってたんだよなあ
休職中、借りてる家も引き払って実家に帰った
岡島からは こまめに連絡がきて、映画とか遊園地とか色んなところに連れ出してくれた
この頃 ごはんも少しずつ食べられるようになっていて、体重もいくらか戻って、見た目にはすっかり健康に戻っていた
53 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:58:30.85 ID:/O8zjM6b0
うん
54 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:59:15.37 ID:ajZrtx9fi
綾野のことを思い出さない日はなかったけど、それでも前みたいに気持ちが不安定になって暴れることはなくなったし、唐突に涙が出るようなことも減った
辛いとか悲しいとかっていう気持ちは相変わらずでも、心が落ち着いてきているのが自分でも分かった
年末、岡島と初詣に行った
私が休職してから絶えず連絡をくれていたけど それに対して唐突に申し訳なくて仕方ない気持ちになって、
「だいぶ元気になったから もう一緒にいてくれなくていいよ、今までごめん」
って言った
この言い方は酷かったなあと今になって思う
そしたら岡島は、
「弱みにつけこむようで言うのを我慢してましたけど、俺が1さんと一緒にいるのは1さんが好きだからです。
今はまだつきあってくれなんて言うつもりはないけど、1さんさえ嫌じゃなければ、俺はまだ1さんと一緒にいたい」
と言ってくれた
綾野も思ってることを素直に伝えてくれる人だったけど岡島はそれ以上に真っ直ぐ言葉をぶつけてきて、この言葉がすごくすごく嬉しかった
55 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:10:59.00 ID:FNgUDBigi
岡島を好きだとかつきあいたいとか、さすがにまだそんな気持ちにはなれなかったけど、岡島が特別な存在だったのは事実で
それからは前にもまして一緒にいる時間が増えた
年度が変わって仕事に復帰した
異動で一部メンバーが変わっていたけれど、上司をはじめ支店の人たちは あたたかく迎えてくれた
前ほどではないけど仕事も普通にできるようになって、綾野との思い出なんかも自然に思い出せるようになった
その頃、岡島に正式に告白された
すごく嬉しいけど綾野を忘れることなないということ、辛い思いをさせることが多いかもしれないことなんかを伝えたら、
「そういうもの全部背負う覚悟ができました。
綾野さんのこと抜きで、1回俺のことをどう思うかだけ考えてみてください」
と言われた
少し時間をおいて考えたけど やっぱりまだ岡島のことを異性として好きかどうかは分からなくて、それでも一緒にいたいと思ってることを伝えると、なぜだか嬉しそうに
「じゃあよろしくお願いします」と言われて岡島とつきあうことになった
56 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:15:34.84 ID:VQePbRIz0
>>1ふぁいとー
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>56
ありがとう!
でも眠気が限界を迎えたので 続きはまた明日書かせてください…
57 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:17:40.15 ID:ecDVyw8D0
岡島は健気だな
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>57
確かになあ
今でも私のどこを好きになってくれたのか全く分からん
58 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:20:01.54 ID:iIL9A24+0
見てるよ
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>58
ありがとう嬉しい
そんなわけでごめんなさい、続きは明日書きます
たぶん明日で終わるかと…
見てくれてる方すみません
60 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 01:27:00.61 ID:VQePbRIz0
ほしゅ
63 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 17:58:47.26 ID:FNgUDBigi
>>60
ありがとう
また夜に書きに来ます
>>33
女だからっていうよりはただ単に私の国語力がないだけかと
飲み会当日は岡島が頑張って盛り上げてくれたから、私は空いたグラスやお皿を下げるくらいで基本ずっと隅でぼうっとしてた
でも岡島がいて綾野がいないこと以外は綾野がいたときの飲み会と全く同じで、なんとなくそこに居づらくなって、開始1時間くらいしたところで取引先からの電話のふりをしてお店の外に出た
しばらく外でぼうっと座っていると、「1さん何してるんですか」と岡島がやってきた
結構飲まされてたけど お酒は強いようで、顔色も呂律も全く いつも通りだった
36 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 22:09:11.21 ID:ajZrtx9fi
2人で座って仕事の話とかくだらない話を少ししていたら、岡島に「1さん大丈夫ですか」と真面目な顔で言われた
以下おぼろげだけど会話
1「あんまり飲んでないから大丈夫だよー。それに私お酒強いし。今度飲み比べしようか」
岡島「いやお酒じゃなくて」
岡島に手首を掴まれた
岡島「1さん、配属されて3か月経ってない俺でも明らかに痩せたって分かりますよ。ほら手首めっちゃ細い。ちゃんとごはん食べてますか?」
1「ダイエットしてたから。いやでも3か月で効果が出るなんて頑張った甲斐があるねー」
岡島「いやそうじゃないでしょう」
この時の岡島の声がすごく怖かったのを覚えてる
静かというか、凄みがあるというか
38 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 22:15:10.17 ID:ajZrtx9fi
岡島「1さん、会社出て1人で歩いてるとき、自分がどんな顔して歩いてるか知ってますか?会社にいるときと全く別人ですよ。真っ白い顔して、今にも電車に飛び込むんじゃないかって顔してる」
岡島「それで、すいません俺聞いちゃいました。つきあってた彼氏さんが亡くなったこと」
岡島にそう言われたとき、あれ綾野って死んだんだっけ、「つきあってた」って私たち別れたんだっけとか本気で考えた
岡島「支店のみんな、すごくお似合いだったって言ってました。でも彼氏さんが亡くなってから、1さんがいつも通りに振る舞ってるのを見てて辛いとも言ってましたよ」
このとき すごく岡島にイライラしてた
何言ってんだこいつ、私は全然普通ですけどって思ってた
でも なんかそういうのも全部上手く言葉にできなくて、「ごめん綾野のことは岡島に関係ないよね」とだけ冷たく言い放った
41 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 22:44:06.27 ID:m3Y0uBeFi
綾野って綾野剛のこと?漢字あってるっけ
42 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:26:27.93 ID:ajZrtx9fi
>>41
そうです綾野剛さん 漢字あってますよ〜
でも岡島はまた怒ったような顔をして、「配属後からずっと憧れてていいなって思ってた先輩が壊れそうなのを黙って見てられません」
ってキッパリ言った
ここで私ポカン また何言ってんだこいつって思った
岡島「そういうのはちゃんと泣かなきゃダメなんですよ。なかったことにして それまで通りになんてしちゃダメなんです。じゃないと どこかで絶対おかしくなる」
そう言われて、ああそうか私は綾野が死んだことを認めたくないんだな、なかったことにしたいんだなって妙に納得したのを覚えてる
43 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:28:02.93 ID:ajZrtx9fi
あとあと聞いたら岡島は昔 お父さんを亡くしているようで、そのときのお母さんが私みたいだったんだと
結局全く泣かずに1人で溜め込んでおかしくなって、しばらく入院したりしてたらしい
岡島の言葉を聞いて、そうか綾野は死んだんだって思った
大きな事故だったわりに綺麗なままだった綾野の顔とか 綾野のご両親が泣いてる顔とか そういうのがバーッて蘇ってきて、綾野はもういないんだ、だから もうメールもないし 会いにも来ないんだって、綾野の死を3か月遅れで ようやく実感した
44 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:30:29.75 ID:ajZrtx9fi
それからのことは正直あんまり記憶にないけど、涙がずっと止まらなかったことと
岡島にすごいきつく抱きしめられてたことは覚えてる
岡島が鞄を持ってきてタクシーを呼んでくれて、「ごめんなさいまだ飲み会の途中なんで送っていけないですけど」って私を家に帰してくれた
それから家に帰ってずーっと泣いてた
着替えるのもお風呂に入るのも億劫で ただほんとにずっと泣いてた
飲み会は金曜日だったから土日も家から出ることなく、ごはんも食べずにベッドの上でずっと横になってた
45 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:32:33.25 ID:ajZrtx9fi
そしたら日曜に体に力が入らなくて立てなくなって、そのときようやく自分の体が限界だったことに気付いた
一気に熱が出て吐き気も涙も止まらなくて、本当に死ぬんじゃないかと思った
それでもいいやって一瞬考えたけど母とか父とか仲の良い友人とか それから岡島の顔とかが頭に浮かんで、ゼリーとかアイスとかを食べたら少し落ち着いた
月曜の朝、上司に
「何日かお休みを下さい」
と連絡をしたら、すぐに私の異変に気付いたようで
「有給はたくさん余ってるから落ち着くまで休んでいい」
と言ってくれた
46 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:36:12.18 ID:ajZrtx9fi
月曜の夜、岡島が家に来た
係長から住所を聞いたようで、課のみんなからの飲み物とかお菓子とかの差し入れをたくさん持ってきてくれた
得意料理らしい うどんを作ってお土産を置いたらすぐ帰っていったけど、帰り際に「何かあったら連絡下さい」と言って電話番号を置いて行った
大泣きする姿を見せたからか岡島には もうどれだけみっともない姿を見せてもいいやって気になっていて、その言葉が純粋に嬉しかった
結局10日くらい休んで会社に復帰した
その間 涙が止まらなくて暴れてしまったことが何回かあって、落ち着いたあとに岡島に連絡したことがある
岡島はすぐに来てくれて、背中を子供にするみたいにポンポンしてくれた
苦しくて仕方なかったけど、岡島が「1さんはもう大丈夫ですよ」って言うから、不思議と そう思うことができた
47 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:37:33.06 ID:ajZrtx9fi
オゥ…弾切れ…
書き溜めてから また書きに来るほうがいいですか?
それともこの後の流れをサラッと書いてしまったほうがいいですかね?
48 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:38:00.10 ID:zDr+rTut0
見てるよー支援
51 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:47:39.62 ID:ajZrtx9fi
>>48
ありがとう嬉しいです
52 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:50:02.87 ID:ajZrtx9fi
一旦会社に復帰したけど、綾野が死んだときに吐き出せなかったぶん 辛さが小出しに出てきて、精神が不安定で会社を休みがちになった
そんな日が1か月くらい続いたとき、上司に
「仕事のことは気にしなくていいから たっぷり時間をとって休むといいよ」
って言われて、約半年間休職という形を取ることになった
会社に行くと昔支店のみんなで撮った写真があったりして色んなところに綾野がいたから、正直会社に行くのが辛かった
岡島も休職には賛成していて、「今はゆっくり休んだ方がいいですよ」って言ってくれた
この頃 私は岡島のことをすごく信頼してた
なんか岡島しかいない気になってたんだよなあ
休職中、借りてる家も引き払って実家に帰った
岡島からは こまめに連絡がきて、映画とか遊園地とか色んなところに連れ出してくれた
この頃 ごはんも少しずつ食べられるようになっていて、体重もいくらか戻って、見た目にはすっかり健康に戻っていた
53 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:58:30.85 ID:/O8zjM6b0
うん
54 :名も無き被検体774号+:2013/11/11(月) 23:59:15.37 ID:ajZrtx9fi
綾野のことを思い出さない日はなかったけど、それでも前みたいに気持ちが不安定になって暴れることはなくなったし、唐突に涙が出るようなことも減った
辛いとか悲しいとかっていう気持ちは相変わらずでも、心が落ち着いてきているのが自分でも分かった
年末、岡島と初詣に行った
私が休職してから絶えず連絡をくれていたけど それに対して唐突に申し訳なくて仕方ない気持ちになって、
「だいぶ元気になったから もう一緒にいてくれなくていいよ、今までごめん」
って言った
この言い方は酷かったなあと今になって思う
そしたら岡島は、
「弱みにつけこむようで言うのを我慢してましたけど、俺が1さんと一緒にいるのは1さんが好きだからです。
今はまだつきあってくれなんて言うつもりはないけど、1さんさえ嫌じゃなければ、俺はまだ1さんと一緒にいたい」
と言ってくれた
綾野も思ってることを素直に伝えてくれる人だったけど岡島はそれ以上に真っ直ぐ言葉をぶつけてきて、この言葉がすごくすごく嬉しかった
55 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:10:59.00 ID:FNgUDBigi
岡島を好きだとかつきあいたいとか、さすがにまだそんな気持ちにはなれなかったけど、岡島が特別な存在だったのは事実で
それからは前にもまして一緒にいる時間が増えた
年度が変わって仕事に復帰した
異動で一部メンバーが変わっていたけれど、上司をはじめ支店の人たちは あたたかく迎えてくれた
前ほどではないけど仕事も普通にできるようになって、綾野との思い出なんかも自然に思い出せるようになった
その頃、岡島に正式に告白された
すごく嬉しいけど綾野を忘れることなないということ、辛い思いをさせることが多いかもしれないことなんかを伝えたら、
「そういうもの全部背負う覚悟ができました。
綾野さんのこと抜きで、1回俺のことをどう思うかだけ考えてみてください」
と言われた
少し時間をおいて考えたけど やっぱりまだ岡島のことを異性として好きかどうかは分からなくて、それでも一緒にいたいと思ってることを伝えると、なぜだか嬉しそうに
「じゃあよろしくお願いします」と言われて岡島とつきあうことになった
56 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:15:34.84 ID:VQePbRIz0
>>1ふぁいとー
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>56
ありがとう!
でも眠気が限界を迎えたので 続きはまた明日書かせてください…
57 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:17:40.15 ID:ecDVyw8D0
岡島は健気だな
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>57
確かになあ
今でも私のどこを好きになってくれたのか全く分からん
58 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:20:01.54 ID:iIL9A24+0
見てるよ
59 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 00:23:49.51 ID:FNgUDBigi
>>58
ありがとう嬉しい
そんなわけでごめんなさい、続きは明日書きます
たぶん明日で終わるかと…
見てくれてる方すみません
60 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 01:27:00.61 ID:VQePbRIz0
ほしゅ
63 :名も無き被検体774号+:2013/11/12(火) 17:58:47.26 ID:FNgUDBigi
>>60
ありがとう
また夜に書きに来ます
\ シェアする /
関連記事
- DNA検査したら自分の子ではなかったよー。
- 借金女を救った話
- 私が初恋をつらぬいた話
- ちょっとおっさんの昔話をしていいか?
- 風俗にハマって人生転落した話
- 浮気告白で、もう二度と会わないと約束した汚嫁だったが、、、
- 妻が俺の戦隊ヒーローの玩具全部捨てやがった
- 姉ちゃんの結婚式で親父を見直した
- 虐待と差別に耐えて生きた結果
- 嫁に不倫され、なんと隠し子ができていた
- 妻の姉とヤってしまって罪悪感やばいんだが
- 用務員なんだけど女教師泣かせてクビになりそう
- 親父と友達がセクロスしてた
- 怪物のような女性と関わった話
- もうすぐ子供産まれるのに結婚破棄になったんだが
- 嫁さんが妊娠して3ヶ月なんだけど、まさかの事実が発覚
- とんでもない新人がいたんだが
- 純粋に大学受験5浪している者だけど、ガチクズ浪人体験談を語る
- ホストにハマっていた一年間
- DQNだった俺を更正させた女の話をする
- 托卵されて育った子供だけど語らせてほしい、あと質問があれば。
- 前は子供なんて大嫌いだったけど赤ん坊が出来てから考えが変わった
- 娘が可愛い過ぎる
- 会社設立から8ヶ月で倒産したった
- 妹が学校でいじめられているんだが
- 彼女にそろそろ結婚したいと伝えたら既に妊娠してると発覚。他人の子でした
- 【閲覧注意】惨めさを痛感するコピペ 中盤
- 元彼女の彼氏から 電話きた
- 昨夜、同居中の義母とセ○クスしてしまった…
- ある地方の夜の相手のしきたり
-
