次々発覚する彼女の浮気
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796 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 00:16 ID:FPg9DKmx
でな、ある時その3人でチューハイ飲みながら、彼女の部屋で騒いでた時に
俺の彼女がセックスで逝くってことが どれだけ気持ちのいいことか、とかそういう話をしたんだって。
二人も興味しんしんで聞いてたって。
二人は実際コンドーム見た事がないらしく、それではいかん!って事で酔っ払い女3人でコンビニにコンドーム買いに行ったんだってさ。
で帰ってきてゴムの着け方の講習会を開いたんだって。バナナまで買ってきてな。
講習と実技試験が終わった後はフーセン大会だったそうだけど。
797 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 00:18 ID:FPg9DKmx
これが本当かどうかは知らない。
Nちゃん&Hちゃんに聞いてみようかとも思ったんだけどやめた。
何故か分からんけど この事はもういいやって思ったから。
言い訳だとしても、笑えるからいいやと思った。
798 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 00:22 ID:FPg9DKmx
もしそのコンドームが浮気に使われたんなら、それを使ったのは誰だろう?
K川か?もしかして それ以外の男?なんだ?この憂鬱は?って。
まぁ浮気相手は二人いたんだけどね…。
799 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 00:24 ID:FPg9DKmx
すまん。眠たくなってきた。おやすみ・
801 :えっちな21禁さん:04/06/30 00:27 ID:BgWpmi71
読んでるぞ!ガンガレ!
まだ登場してない二人目が気になる…
是非最後まで書ききって下さい。
しかし、女は魔物だね。心底そう思うようになった。
--------------------
813 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:14 ID:FPg9DKmx
一応ラスト1/3?くらいまとまりました。相変わらず悪文だけど。
>>776からの続き
彼女が浮気したって確信していたのに、彼女の言い訳に乗っかって自分を誤魔化していた。
丸っきり信じてないのに、それを意識しないようにする事が出来るって人間のこころの防衛反応ってすごいな、と思った。
四月。彼女はNちゃん&Hちゃんとともに老人保健施設に介護の実習に行く。
ちんこ丸出しでウオーと雄叫び上げながら院内を歩き回る、痴呆のおじいちゃんとか、もう身寄りは全くないのに子供らが迎えに来るのを1日中待ってた おばあちゃんとかの話。
電話で毎晩その日にあった、嬉しかった事、悲しかった事、笑えた事を話してくれた。
そういう彼女は、浮気をする前の俺が大好きな彼女だったよ。
814 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:15 ID:FPg9DKmx
この時もある男に言い寄られた事があった。
介護実習は学生の他、一般の人達も受講してたのだが、その中の彼女と同い年の娘を持つ中年男性。
実習が終わって数日後その男から電話がかかった。
「学校の近くに来てるんだけど、会えないかな?」
その時Nちゃん&Hちゃんも傍にいて「四人でどっか飲みに行きましょうか?」と応えると、もそもそと「出来るなら二人で…」と。
いや、それはちょっと…と返事すると電話が切れたそうだ。
男を惹き付ける粉かなんかが、身体からポロポロ落ちてたんだろう。
1年前と比べると格段に色っぽくなってたし。
その男の印象を聞くと「とても感じのよい、立派な紳士だと思ってた」そうだ。
815 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:16 ID:FPg9DKmx
ゴールデンウィークは以前から大きな二つの予定があった。
一つは彼女の学校の定期演奏会のためのドレス選び。
二つ目は、良さそうだと目を付けてた、結婚式場の見学…。
去年の正月に両親、親戚どもに改めて結婚する、と紹介してから彼女は良く結婚情報誌を買うようになった。
そこで紹介されている良さそうな場所に電話しては パンフレットを送ってもらい、検討した後何ヶ所か見学してみるという事になっていた。
こちらに帰ってくる前の電話で嬉しそうに「気に入った式場見つかるといいね」という彼女に「…うん、そうやね」と答える俺。
ラブホの件、彼女の頭の中ではどうなってんだろう???忘れたのか??
816 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:18 ID:FPg9DKmx
俺は二人で過ごす連休の為に、以前から休日出勤をしていて世間並みに休みを確保していた。
で、連休に入る二日前の夜、彼女は帰って来た。
駅に迎えに行くと片手に大きなカバン、片手にバイオリンケース。
これまでに何度も見た、いつもの彼女の姿。
「お帰り」
「ただいま」
ケースを受け取ると、空いた手ですぐに俺の手を握ってきた。
表情を伺うが、これといって変わったとこもなく、全く普通。
普段より念入りにお化粧はしてたが。
二人だけの時しか行かない小料理屋で乾杯のあと、これまた今まで通りの会話、明るい笑い声。
彼女が店の大将と話す
「うちら今週式場見に行くんですよ!」
「○○さん、とうとう覚悟決めたね」と大将
やっぱし俺の思い違いだったのか…そうか…良かった…。
安心したせいか良く飲んだな。
817 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:18 ID:FPg9DKmx
家に帰ると、二人でお風呂に入る。
いつもなら ここで一戦交えるのだがアルコールのせいか役に立たず。
「あーあ、年だねー」と笑いながら その後しばらく湯船に使っておしゃべりした。
お風呂から上がると、翌日の俺の仕事の為「お弁当を作る」と言ってくれたんだが、彼女も長旅で疲れてるはずだから、お礼を言って断った。
818 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:19 ID:FPg9DKmx
食事中、携帯の電源を落としてたので、パジャマに着替えた彼女がメールのチェックを始める。
一通り確認した後、二人で布団にはいるなり彼女はすぐに抱き付いてきた。
何故かもう半泣きになってた。
俺のマウントを取り顔中にキスした後、「会いたかった、大好き」と言いながら片手で裸の俺の上半身を撫でながら、片方はすぐにパンツの中をまさぐってくる。
819 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:20 ID:FPg9DKmx
この時 俺が何を考えてたのか分からない。
ただ半泣きになっている彼女の顔を醒めた目で眺めていた事だけ憶えてる。
パンツの中をしばらく触ってても変化が起きないのに、ちょっと焦った様子でパンツをずり降ろし「疲れた?」と聞きながら唇を近づけたところで制止する。
「A子明日また仕事早いからさ、今日は寝よ?A子も疲れてるでしょ?」
「えーっ!」とちょっと芝居掛かった表情で目をまるくしたが、にこっと笑って「じゃ明日ヤリまくろうね!」と云って俺に背中を向け「いつもので」とせがむ。
「了解」と彼女を背中から包む様に抱いて目をつぶった…。
820 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:20 ID:FPg9DKmx
俺も疲れてたんだろうか、すぐに眠ってしまった様だ。
…彼女の携帯の着信音で目が醒める。
彼女を見ると ぐっすり寝入っている様で、とても穏やかな、安心した表情だった。
着信音はすぐに途絶えた。
これはメールの方だなと思った。午後11時位だったと思う。
彼女と電話をしている時、良く彼女の携帯がメール着信を知らせるメロディを受話器が拾って、俺に聞こえることがある。(聴いた事ないメロディだな?)
彼女の携帯の着信音は大抵バッハのアリアか、宮崎アニメの主題歌、あとは古いモータウンの歌とか そんなのをローテーションで使ってたんだが、今聴いたのは そのどれとも違ってたような気がした。
822 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:21 ID:FPg9DKmx
…なんかすごく嫌な胸騒ぎがした。頭がチリチリしてくる。もう目は冴えまくっている。
布団に入ったまま(あれなんて曲だっけ?)とどうでも良い事を考えて一瞬浮かんだ厭な考えを忘れようとした。
(なんだ?なんだ?なんだ?)
(どうする?どうしよう?)
(だめだろ、そんなことしたら?)
(裏切りだろ?それは?)
という言葉が頭の中をぐるぐるまわる…。
胸苦しいまま、そのまま確か三十分ほど悶々としていたと、思う。
隣からは「すー」という穏やかな寝息。顔を見るとぐっすり眠っている。ちょっとよだれも…。
俺は決心すると、腕枕してちょっと痺れた腕を そっと彼女の頭の下から抜いて、布団から抜け出た。
823 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:22 ID:FPg9DKmx
静かに音を立てないように、ダイニングテーブルに置いたままの彼女の携帯を手に取るとそっとトイレへ。
鍵を閉め、ひとつ深呼吸してメールを確認する。
開いてしまわないように、注意して送信者の名前を……
824 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:25 ID:FPg9DKmx
…Hちゃんか…。(ふう…)と安心すると急に眩暈がして、息苦しくなった。
(他人の日記や、私信を盗み読みするのはそれまで最低だと忌避していた)
しばらく携帯を開いたまま放心してたが、一寸投げやりな気持ちになって1度もうやっちゃったんだから、と居直りつつ
もしかすると これでやっと晴れて彼女を信じる事が出来るのでは?と期待しながら
今までの受信メールを確認していく、あの時は多分ちょっとおかしくなってたんだと思う。
ダイアルを回して次々に確認していく、
俺、俺、俺、Hちゃん、Nちゃん、M先生、俺…
ゆっくり見逃さない様に確認していく。
そして。
825 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:26 ID:FPg9DKmx
(?誰これ?…)
N内。(???)思い当たらない。
嫌な気分がしたが、もうメールを開いていた。
「ところでA子のお気に入りの****に今日行かない?」3/28
次もN内。
「スロット勝った!」3/28
「うん、まあ身体のほうはなんともなかったけど」3/27
「朝から車ぶつけられて…」3/27
N内、N内、…○○の社長と同じ苗字…。
少し記憶を探った後に「ぁ」…。
827 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:33 ID:FPg9DKmx
思い出した…。
彼女の部屋の真上に薬学部の先輩(女性)が住んでいる。
彼女が引っ越してきて すぐに大家さんによる、歓迎パーティが開かれ そこで意気投合したようだ。
で、その場で薬学さんは元彼とヨリを戻したいってずっと、ぼやいていて
パーティが終わる頃には、二人きりで会うのが気まずいので良かったら薬学さんと彼女、元彼とその友人とで飲みに行く事が決定していた…。
その時の話は電話で聞いていた。
その元彼の友人(営業、24)の名前がN内だった。
でな、ある時その3人でチューハイ飲みながら、彼女の部屋で騒いでた時に
俺の彼女がセックスで逝くってことが どれだけ気持ちのいいことか、とかそういう話をしたんだって。
二人も興味しんしんで聞いてたって。
二人は実際コンドーム見た事がないらしく、それではいかん!って事で酔っ払い女3人でコンビニにコンドーム買いに行ったんだってさ。
で帰ってきてゴムの着け方の講習会を開いたんだって。バナナまで買ってきてな。
講習と実技試験が終わった後はフーセン大会だったそうだけど。
797 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 00:18 ID:FPg9DKmx
これが本当かどうかは知らない。
Nちゃん&Hちゃんに聞いてみようかとも思ったんだけどやめた。
何故か分からんけど この事はもういいやって思ったから。
言い訳だとしても、笑えるからいいやと思った。
798 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 00:22 ID:FPg9DKmx
もしそのコンドームが浮気に使われたんなら、それを使ったのは誰だろう?
K川か?もしかして それ以外の男?なんだ?この憂鬱は?って。
まぁ浮気相手は二人いたんだけどね…。
799 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 00:24 ID:FPg9DKmx
すまん。眠たくなってきた。おやすみ・
801 :えっちな21禁さん:04/06/30 00:27 ID:BgWpmi71
読んでるぞ!ガンガレ!
まだ登場してない二人目が気になる…
是非最後まで書ききって下さい。
しかし、女は魔物だね。心底そう思うようになった。
--------------------
813 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:14 ID:FPg9DKmx
一応ラスト1/3?くらいまとまりました。相変わらず悪文だけど。
>>776からの続き
彼女が浮気したって確信していたのに、彼女の言い訳に乗っかって自分を誤魔化していた。
丸っきり信じてないのに、それを意識しないようにする事が出来るって人間のこころの防衛反応ってすごいな、と思った。
四月。彼女はNちゃん&Hちゃんとともに老人保健施設に介護の実習に行く。
ちんこ丸出しでウオーと雄叫び上げながら院内を歩き回る、痴呆のおじいちゃんとか、もう身寄りは全くないのに子供らが迎えに来るのを1日中待ってた おばあちゃんとかの話。
電話で毎晩その日にあった、嬉しかった事、悲しかった事、笑えた事を話してくれた。
そういう彼女は、浮気をする前の俺が大好きな彼女だったよ。
814 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:15 ID:FPg9DKmx
この時もある男に言い寄られた事があった。
介護実習は学生の他、一般の人達も受講してたのだが、その中の彼女と同い年の娘を持つ中年男性。
実習が終わって数日後その男から電話がかかった。
「学校の近くに来てるんだけど、会えないかな?」
その時Nちゃん&Hちゃんも傍にいて「四人でどっか飲みに行きましょうか?」と応えると、もそもそと「出来るなら二人で…」と。
いや、それはちょっと…と返事すると電話が切れたそうだ。
男を惹き付ける粉かなんかが、身体からポロポロ落ちてたんだろう。
1年前と比べると格段に色っぽくなってたし。
その男の印象を聞くと「とても感じのよい、立派な紳士だと思ってた」そうだ。
815 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:16 ID:FPg9DKmx
ゴールデンウィークは以前から大きな二つの予定があった。
一つは彼女の学校の定期演奏会のためのドレス選び。
二つ目は、良さそうだと目を付けてた、結婚式場の見学…。
去年の正月に両親、親戚どもに改めて結婚する、と紹介してから彼女は良く結婚情報誌を買うようになった。
そこで紹介されている良さそうな場所に電話しては パンフレットを送ってもらい、検討した後何ヶ所か見学してみるという事になっていた。
こちらに帰ってくる前の電話で嬉しそうに「気に入った式場見つかるといいね」という彼女に「…うん、そうやね」と答える俺。
ラブホの件、彼女の頭の中ではどうなってんだろう???忘れたのか??
816 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:18 ID:FPg9DKmx
俺は二人で過ごす連休の為に、以前から休日出勤をしていて世間並みに休みを確保していた。
で、連休に入る二日前の夜、彼女は帰って来た。
駅に迎えに行くと片手に大きなカバン、片手にバイオリンケース。
これまでに何度も見た、いつもの彼女の姿。
「お帰り」
「ただいま」
ケースを受け取ると、空いた手ですぐに俺の手を握ってきた。
表情を伺うが、これといって変わったとこもなく、全く普通。
普段より念入りにお化粧はしてたが。
二人だけの時しか行かない小料理屋で乾杯のあと、これまた今まで通りの会話、明るい笑い声。
彼女が店の大将と話す
「うちら今週式場見に行くんですよ!」
「○○さん、とうとう覚悟決めたね」と大将
やっぱし俺の思い違いだったのか…そうか…良かった…。
安心したせいか良く飲んだな。
817 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:18 ID:FPg9DKmx
家に帰ると、二人でお風呂に入る。
いつもなら ここで一戦交えるのだがアルコールのせいか役に立たず。
「あーあ、年だねー」と笑いながら その後しばらく湯船に使っておしゃべりした。
お風呂から上がると、翌日の俺の仕事の為「お弁当を作る」と言ってくれたんだが、彼女も長旅で疲れてるはずだから、お礼を言って断った。
818 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:19 ID:FPg9DKmx
食事中、携帯の電源を落としてたので、パジャマに着替えた彼女がメールのチェックを始める。
一通り確認した後、二人で布団にはいるなり彼女はすぐに抱き付いてきた。
何故かもう半泣きになってた。
俺のマウントを取り顔中にキスした後、「会いたかった、大好き」と言いながら片手で裸の俺の上半身を撫でながら、片方はすぐにパンツの中をまさぐってくる。
819 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:20 ID:FPg9DKmx
この時 俺が何を考えてたのか分からない。
ただ半泣きになっている彼女の顔を醒めた目で眺めていた事だけ憶えてる。
パンツの中をしばらく触ってても変化が起きないのに、ちょっと焦った様子でパンツをずり降ろし「疲れた?」と聞きながら唇を近づけたところで制止する。
「A子明日また仕事早いからさ、今日は寝よ?A子も疲れてるでしょ?」
「えーっ!」とちょっと芝居掛かった表情で目をまるくしたが、にこっと笑って「じゃ明日ヤリまくろうね!」と云って俺に背中を向け「いつもので」とせがむ。
「了解」と彼女を背中から包む様に抱いて目をつぶった…。
820 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:20 ID:FPg9DKmx
俺も疲れてたんだろうか、すぐに眠ってしまった様だ。
…彼女の携帯の着信音で目が醒める。
彼女を見ると ぐっすり寝入っている様で、とても穏やかな、安心した表情だった。
着信音はすぐに途絶えた。
これはメールの方だなと思った。午後11時位だったと思う。
彼女と電話をしている時、良く彼女の携帯がメール着信を知らせるメロディを受話器が拾って、俺に聞こえることがある。(聴いた事ないメロディだな?)
彼女の携帯の着信音は大抵バッハのアリアか、宮崎アニメの主題歌、あとは古いモータウンの歌とか そんなのをローテーションで使ってたんだが、今聴いたのは そのどれとも違ってたような気がした。
822 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:21 ID:FPg9DKmx
…なんかすごく嫌な胸騒ぎがした。頭がチリチリしてくる。もう目は冴えまくっている。
布団に入ったまま(あれなんて曲だっけ?)とどうでも良い事を考えて一瞬浮かんだ厭な考えを忘れようとした。
(なんだ?なんだ?なんだ?)
(どうする?どうしよう?)
(だめだろ、そんなことしたら?)
(裏切りだろ?それは?)
という言葉が頭の中をぐるぐるまわる…。
胸苦しいまま、そのまま確か三十分ほど悶々としていたと、思う。
隣からは「すー」という穏やかな寝息。顔を見るとぐっすり眠っている。ちょっとよだれも…。
俺は決心すると、腕枕してちょっと痺れた腕を そっと彼女の頭の下から抜いて、布団から抜け出た。
823 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:22 ID:FPg9DKmx
静かに音を立てないように、ダイニングテーブルに置いたままの彼女の携帯を手に取るとそっとトイレへ。
鍵を閉め、ひとつ深呼吸してメールを確認する。
開いてしまわないように、注意して送信者の名前を……
824 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:25 ID:FPg9DKmx
…Hちゃんか…。(ふう…)と安心すると急に眩暈がして、息苦しくなった。
(他人の日記や、私信を盗み読みするのはそれまで最低だと忌避していた)
しばらく携帯を開いたまま放心してたが、一寸投げやりな気持ちになって1度もうやっちゃったんだから、と居直りつつ
もしかすると これでやっと晴れて彼女を信じる事が出来るのでは?と期待しながら
今までの受信メールを確認していく、あの時は多分ちょっとおかしくなってたんだと思う。
ダイアルを回して次々に確認していく、
俺、俺、俺、Hちゃん、Nちゃん、M先生、俺…
ゆっくり見逃さない様に確認していく。
そして。
825 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:26 ID:FPg9DKmx
(?誰これ?…)
N内。(???)思い当たらない。
嫌な気分がしたが、もうメールを開いていた。
「ところでA子のお気に入りの****に今日行かない?」3/28
次もN内。
「スロット勝った!」3/28
「うん、まあ身体のほうはなんともなかったけど」3/27
「朝から車ぶつけられて…」3/27
N内、N内、…○○の社長と同じ苗字…。
少し記憶を探った後に「ぁ」…。
827 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/30 20:33 ID:FPg9DKmx
思い出した…。
彼女の部屋の真上に薬学部の先輩(女性)が住んでいる。
彼女が引っ越してきて すぐに大家さんによる、歓迎パーティが開かれ そこで意気投合したようだ。
で、その場で薬学さんは元彼とヨリを戻したいってずっと、ぼやいていて
パーティが終わる頃には、二人きりで会うのが気まずいので良かったら薬学さんと彼女、元彼とその友人とで飲みに行く事が決定していた…。
その時の話は電話で聞いていた。
その元彼の友人(営業、24)の名前がN内だった。
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