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変なテンションの女
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 そう言って、今度は裕子があお向けに。

裕子「マジで怖いんだからね。ゆっくりやってよ。」

「わかってる」(コンドーム装着)

裕子のアソコはかなり濡れていたが、指でとりあえずいじってみる。

奥からドンドン汁が湧き出してくる。

そのくせ、裕子は近くにおいてあったクッションを抱きかかえて、顔をうずめて我慢しているのだから、可愛いものだ。

ついに挿入の時。さらば童貞。

裕子に覆いかぶさるようにして、体を密着させる。

裕子「………ね。」

「ん?」(処女最後の言葉か………?)

裕子「私を壊してよ。お願いね。」


———それがどういう意味なのか。

ピエロ。裕子のことだ。もしかしたら、裕子自身そんな自分に飽き飽きしていたのだろうか。

自分にウソをついて、「フリ」をしている人間は多いのだろう。

わがままや、寂しがり屋の自分を隠して、明るいキャラを演じている人間たち。

だから、ますます寂しくなる。

本当の自分を知っている人間は、ピエロを続けるほどいなくなっていく。

過去に、痛い思い出でもあったのだろう。調子に乗りすぎて失敗して、怒られたとか。

だから、裕子はピエロになったのかもしれない。

そして、それを今、僕によって壊そうとしている。

………全て、僕自身の体験から来る勝手な予想だが。


「わかった」

裕子は、せめて僕の前ででは、裸になっていてもらおう。

ヘンな決心をしたせいで、少々優しさにかけた挿入&ピストンをやってしまった。


裕子には、さんざん背中をひっかかれた。

血がにじんでいるのかもしれない。爪はしっかり切って欲しいものだ。

「………もう終ったんだけど、抜いていい?」

裕子「やだ」

 僕は、射精した後も裕子の膣内にしばらく入れたまま、彼女に抱きしめられていた。

「一回きりじゃないから。またすぐに、こうなるから。」

裕子「………ん。」


裕子が放してくれたので、僕も血だらけのペニスを引き抜く。

しばらく、裕子は僕と手をからめていた。

裕子「たぶん、私こわれた」

「そりゃあ良かった」

裕子「だから、あんたがしっかり責任もって、助けてよ。」

「オンブとかダッコは勘弁しろよ。」

裕子「そんなみっともないことヤダよ。………ただ、私を見ててくれりゃいいから。」


おそらく、愛とかの意味なんて、人によってそれぞれなのだろう。

だから、万人に共通する定義を、今まで誰もできなかったのだ。

裕子にとって、愛とは理解されること。

「愛=理解」とは、漫画「ジョジョ」の第6部の言葉だが、裕子の場合はしっくりくる定義だった。

僕にとって愛とはよくわからないが、行き着く場所は裕子だろう。




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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:胸キュン, 青春,
 

 
 
 
 

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