セックスが本当にお互いにとって心身ともに喜びになり、ケンカは相変わらずしつつもとても楽しく充実した日々を過ごしていた。
嫌がっていた女性器への口での愛撫や69なども喜んでやるようになったし、お尻への責めもこの頃から始めた。
愛しているってこう言う事かなってよく思った。
シャワー浴びたらアルコール抜けてしまった。ちょっと残念な気がする。
ひとつ思い出したエピソードを書いておこう。
去年の夏ごろ、レイプ未遂があった。
相手はクラスメート。
人当たりは凄く良く、社交的な男だったらしい。
その頃彼女はバイオリンも良い先生についてもらい、彼女自身について明るい未来の展望が見えて来たり、自信もついてきたところだった。
良い友達にも恵まれ、それまで深刻に彼女を悩ませていたパニック障害も自力で難なく落ち着かせる事が出来るようになった。
人に頼ることなく、自分でしっかり生きていけるはずだという自信とあとセックスによる肉体的な快感を得られる様になったことが彼女を凄く周囲に魅力的に見せていたのだと思う。
それは夕方天気があまり良くなかった日だったらしい。
学校やレッスンで疲れていた彼女は そのクラスメートの車で家まで送って貰うことになった。
その日の数日前から俺と彼女は電話で激しく口論しており、会話も刺々しいばかりで お互いかなり不機嫌だった。
で、それまでは飲まないでも大丈夫だった安定剤を その日の昼食前に飲んでいたのだが学校が終わって車に乗せてもらった時点で急激に眠気が襲ってきたらしい。
夢うつつの中 そいつの「ちょっとガソリン入れたいから、スタンド寄るね」という声が聞こえたそうだ。
半覚醒状態で「あ、うん」とか返事をして眠くなるのを我慢しながら車の中からは、裏道裏道へと抜ける窓の外の風景だった。
地元民ではない彼女には当然、車が何処へ向かっているか分からない。
車の振動に身を任せるうちに寝入ってしまった。
目が覚めるとどこかのさびしい山道。
日もすっかり落ちて車内に二人きり、だったそうだ。
彼女の方をずっと見てたらしいそいつが
「なぁ乳もませてくれん?」
「はぁ?」
「いいやろ?」
「はぁ?なにいってんの?」
で、手を出してきたらしい。
最初は冗談だと思い軽く手を払っていたのだが それにちょっとアドレナリンが高まったらしく そいつは本気で力をいれて胸に手を出してきた。
「やめてって言ってるでしょ!」
語気を強めて手を払いのけ拒否すると一瞬考え込む様にしゅんとしたらしいが、すぐに
「じゃ ここ手でさわって」と股間を触らせようとしたらしい。
「ふざけんで。風俗にいけば?」と返すと
「じゃあ口でして」
「ハァ??」なにが「じゃあ」なんだかw
と今になって笑えるが、その時はホント身の危険を感じたので、持ち前の気の強さで断固跳ね除けたそうな。
するとそいつは急に逆切れ気味になり黙り込む。
こんな知らない山道において行かれたら、という恐怖感が襲いかかってきたそうだが携帯を取りだしつつ「家に送ってくれるんでしょう?お願い」と頼む。
黙っている そいつに対し
「頼むから帰ろう?じゃないと警察に電話する」
この一言でそいつはエンジンを掛けたそうだ。
この事件以後、学校で顔を合わせるが不愉快だったのにしばらくは平然として そいつは彼女に話し掛けてきたらしい…。
で、この件。落ちがあるのだが
こいつはこの後、中学生に対するわいせつ行為で警察に捕まった。
起訴もされ確か罰金刑だったと聞いた。
地方の小さな新聞にも名前が出た。
しばらくは学校や近辺で姿を見せていたらしいが自主退学という形で学校をやめたらしい。
彼女の友達に聞いた話だと、近隣の県の学校に在籍しているという噂があるらしい。