次々発覚する彼女の浮気
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666 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:10 ID:N5ZBhT8n
「でな、それがお父さんとの最後の会話になったんよ・・・」
「・・・」
667 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:20 ID:N5ZBhT8n
「それからおかあさんも怪我して入院するし、わたしは学校行って、病院にお見舞いに行って、バイトに行って」
「やっと眠れるかと思ったらすぐ学校行かんといけん時間が来てさ」
「ほんとあの時はもう ぎりぎりやったよ」
668 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:27 ID:N5ZBhT8n
「わたし頑張ってるよな?今まで頑張ってきたよな?」
「うん、頑張っとるよ。でももうあまり頑張りすぎは良くないよ。少しは力抜かなきゃ」
「・・・うん」
「A子が頑張ってるのは俺が一番知ってるしさ、俺はそういうところをホント尊敬してるよ」
「でもな」
「うん」
「でな、それがお父さんとの最後の会話になったんよ・・・」
「・・・」
667 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:20 ID:N5ZBhT8n
「それからおかあさんも怪我して入院するし、わたしは学校行って、病院にお見舞いに行って、バイトに行って」
「やっと眠れるかと思ったらすぐ学校行かんといけん時間が来てさ」
「ほんとあの時はもう ぎりぎりやったよ」
668 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:27 ID:N5ZBhT8n
「わたし頑張ってるよな?今まで頑張ってきたよな?」
「うん、頑張っとるよ。でももうあまり頑張りすぎは良くないよ。少しは力抜かなきゃ」
「・・・うん」
「A子が頑張ってるのは俺が一番知ってるしさ、俺はそういうところをホント尊敬してるよ」
「でもな」
「うん」
669 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:29 ID:N5ZBhT8n
「○○ちゃん、神様って見てくれてるよな?」
「・・・」
「頑張ったら幸せになれるよな?」
「・・・」
670 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:31 ID:N5ZBhT8n
「おとうさんにもう一回会いたい」
「会って、A子はすごいってほめられたい」
号泣・・・・・・
672 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:41 ID:N5ZBhT8n
俺に抱きついたまま、ひとしきり泣いた後、俺の顔をみて改めて
「なぁ○○ちゃん神様っておるんやろうか?」
「・・・A子のいう神様ってお父さんの事かな?」
「・・・わからん…。うんそうかもしれん」
673 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:47 ID:N5ZBhT8n
この夜、俺もっと他に言うべき言葉があったはずなんだけど、その後の俺の話ってのが・・・
「神様がおるかどうかは誰も証明できんから俺には分からんよ、でも人でも動物でも 死んでしまったら、この世から消えてしまうだけ。ただそれだけだと思う」
「死ぬっていうことの恐さとかは想像でしか分からんけど、ある状況の人にとってはそれが 救いになるのかもしれんし」
「でも、死ってさ、死ぬことってだけが全ての生き物にとって平等だよね。死は誰も差別しないし」
バカか俺は…。
675 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:49 ID:N5ZBhT8n
この時の事を昨日思い出してしまって、なんでもっと彼女に優しく出来んかったんだろうと思ったよ。
もっと他の言葉があったはずなのにね…。
676 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 17:52 ID:N5ZBhT8n
すまん少しのはずがまたもや脱線しまくりだったよ。ごめん。
えとちょっと晩飯の仕度するんで休憩。
夜に書き込むとしたら今度は>>622からの続きになる。
今夜書き込めそうも無かったら、一言いれますので。では。
678 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:29 ID:N5ZBhT8n
続き再開するよ。
誘われはしたものの、なにもなかったとの事なので俺も大分落ちつきを取り戻した。
「で、そいつ名前はなんていうの?」
「K川」
「あのさそのK川の電話番号教えて」
「え、なんで?」
「そいつに電話する。当たり前だろ。君(イライラしてるときは彼女の事を君と呼ぶ)酔ってたんでしょ?なにもなかったから良いけど、1歩間違ってたら君が危ない目に遭ってたかもしれないじゃない」
「だから今後そういう事しないように釘を刺す」
679 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:30 ID:N5ZBhT8n
「○○ちゃん、もう2度とその人とは会わんし、後ですぐにメモリ消すから」
「そうして。でも1度そいつと話しときたいんだけど?」
「ごめん、それはやめて」
「なんで?」
「その人はもう卒業するけど、まだ学校では顔を会わせるかもしれんし」
「だから?」
「・・・」
「だからなんでさ?なんで電話したらいかんの?」
「顔あわせてしもうたら、気まずいやん・・・」
680 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:32 ID:N5ZBhT8n
この辺でまたイライラしてくる。
「君はダメって言ったのに、それでもしつこかったんだろ?」
「いや強い口調で拒否したらあとは すぐ言うこと聞いてくれたから」
「いや、でもな俺の気持ちが収まらんのやけどね」
「お願いやから。ね?もう絶対外で会う事ないから・・・」
「・・・」
「ね?ほんとごめん」
ここで考えたのは、俺が電話しなくても顔を合わせたら気まずいには違いなく、K川がもう一度 A子を誘う事はないだろう。
実際 俺がK川に電話かけた場合、もしこいつが腹を立てて彼女にとって悪い風評とかを学内で広められたら、彼女は学校に居難くなるんでは?という事だった。
681 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:37 ID:N5ZBhT8n
それでも何度か押し問答しているうちに、ふともう一つ質問するのを思い出した。
「そいつは君は彼氏持ちだということ知ってて誘ったんだよね」
「・・・いや知らん、と思う」
「ハァ??なんで?君、俺と付き合ってるってこと言わなかったの?」
「いや…聞かれんかったし…」
ここで再び怒りが。
682 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:38 ID:N5ZBhT8n
「あのな、聞かれんかったら話さんの?そう言う事はちゃんと言うべきじゃない?」
「うん…ごめん」
ホントになにもなかったんだろうか?と心証灰色に・・・
彼女は右手薬指に俺があげたプラチナにいくつかの小さいダイヤが埋め込まれたリングをしていた。
「指輪はしてたんだろ?」
「うん」
「K川ってやつは指輪見てるよね」
「うん」
「ほんとに聞いてこなかったの?彼氏いるの?とかさ」
「うん」
683 :514 ◆QkRJTXcpFI :04/06/28 21:40 ID:N5ZBhT8n
でこの後
「一言いわせろ」
「ごめん頼むからそれはやめて」
の問答が繰り返され 俺もいい加減どうでも良くなってきた。
投げやりに
「あぁそう。電話すんのはもういいよ。でもまた誘ってきたら絶対教えてね。で、そん時はもう絶対K川ってやつに電話するからな」
「…うん、ごめん…やっぱり怒ってるよね…」
「別に。なんもなかったんだろ?ならいいよ」
「怒ってるやん」
「あのさ明日早いからもう寝るわ」
「…」
「じゃまた明日ね」
ガチャ。
>>次のページへ続く
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