何と言っていいかわかりません
でも「行かないで」とは書けなかった
「そっか!いい子だといいね
応援できないけど好きな人には幸せになってほしいと思ってるよ
連絡はもう取れない」
みたいなこと返したと思います
覚悟してたものの、やっぱり耐えられないと思った
もう会えないと思った
でもほんの少しだけど良かったねって思うことができて嬉しかった
なっちゃんから何度も電話かかってきたけど出られなかった
その時思い出しました
なっちゃんの家に持ってった物がたくさんある
連絡取れないって言ったそばからメールしてしまいました
「そのうち荷物を取りに行きます
仕事中に行くから外に出しておいてください」
返事は来ませんでした
実感はないのにいなくなることが怖くてドキドキしてその日は眠れませんでした
翌日私は有給を取りました
なっちゃんが間違いなく仕事をしている時間帯に家へ荷物を取りに行きました
荷物は出されてませんでした
昨日の今日だから仕方ないと引き返そうとしたら
なっちゃんがコンビニ袋を持って帰って来ました
「絶対今日取りに来ると思った
話そうよ」
なっちゃんの家に入ります
「また会えてしまった」って笑ったら
「そんな事言うな」と泣きそうになってました
私が笑ったからなっちゃんは普段通りになりました
コンビニ袋から私の好きなプリンとヨーグルトを出してきて一緒に食べました
いつものようになんでもない話をしました
「好きだよ」
ってなっちゃんは いつものように言います
「たぶん私の方がなっちゃんを好きだよ」
と答えました
昨日のは何だったのかというほど いつも通り
ごはんを作ったりテレビを見たり
すごく暑い日でした
寝汗やばいくさいって言ってなっちゃんがシャワーに行ったので
その間に置いといた私の荷物を片付け車に積み込みました
帰る準備ができました
シャワーから戻って一服するなっちゃんに私は言いました
「ずーっと一緒にいたからね
私はあなたの言動で何か変化があるとすぐ気づいてしまう
昨日みたいに」
「たぶんなっちゃんが思ってるよりずっと、私はなっちゃんのことが好きだよ」
「だから誰かを好きになっていくなっちゃんを隣で見てるのは辛くてできない」
私の役目が終わったんだと思いました
なっちゃんは泣いてました
「なんでなっちゃんが泣くの」
あなたが自分で去っていくのに