2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg

easterEgg

 
 

おすすめ記事

 

1. 汚嫁の凄まじい内容の浮気に数ヵ月前から完璧な準備を重ね、仕掛け発動後、高見の見物しながら実況する

2. 彼女にフェラされたら何故か悪者にされたが、復讐して無念を晴らした

3. 汚嫁の不倫発覚、追い詰め最中に最悪の展開が待っていた

4. 嫁がどうやら深刻なセックス依存症みたいなんだが

5. 恋人と親友が浮気してる疑惑→親友の悪魔の本性が覚醒した

6. 嫁が職場上司と浮気して調教されていたので、徹底的に追い詰めた

7. 昨夜、同居中の義母とセ○クスしてしまった…

8. 死なせてしまった女に贖罪をさせてくれ

9. 嫁が知らぬ間に複数の男のオモチャになってた話

10. 変わり果ててしまった妻

11. 彼女の過去の乱交経験が発覚、しかも現在進行形だった

12. 婚約中の彼女の浮気。他の男とセ●ロスしている所をデジカメにおさめてから彼女が狂うまで

13. 嫁が中出しされ開脚ポーズしながら笑顔でVサインの写真が出てきた

14. 帰宅したら妻がヤられてた。間男は逃走。妻は自殺をはかった。

15. 既婚♂が職場の既婚♀に精子提供を強要されてる

16. 小6の頃同級生2人とやっていた

17. 嫁の心を信じて他の男とデートするのを公認。まさかの事態に。

18. 嫁が他人の子を妊娠してしまった

19. 妹とSEXしてしまいました

20. 中2から中3まで輪姦され続けた思い出を吐き出す
 
 
 

おすすめ記事(短め)

 

1. 度重なるパワハラに対する最高の復讐

2. 結婚記念日に嫁と花屋でバッタリはちあわせした

3. 高校の時に彼女と駆け落ちした時の話

4. 妻のハメ撮り画像が見つかった

5. クラスの男子達にアソコを開いて見せた結果

6. 不倫した側の妻の後悔の告白

7. 浮気されたのに、いつのまにか自分が浮気した側にされていた

8. 彼女の浮気現場に生で遭遇し、毅然と別れを伝えた結果

9. 南アルプスの山に登って来た

10. 俺にセフレができたときの切ない体験ついて語る

11. 呼び込みについて行ったら大変な目にあった話する

12. 東大に入りたがっていた女性を指導した経験を話す

13. DQNに絡まれたんだが意外な展開に、、、

14. 私に危害を加えた人達の現在

15. 根暗の俺がDQNのおかげで生まれ変われた話
 
 
 

15年片想いしてた人に別れを告げてきた
(3ページ目)  最初から読む >>

 



63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/11/24(木) 22:01:25.66 ID:vbuqeZbH.net
「もしもし、藤森だよ」

「藤森くん!?久しぶり!どうしたの?」

「うん…」

俺の声は震えてたかもしれない。かけてみたはいいものの、なんて言っていいかもわからず、曖昧な返事をした。

ここまで来ても保身に走る自分への怒りと、久しぶりに聞いた翼の声を聞けた嬉しさで俺の頭はどうにかなりそうだった。


「…元気にしてる?」

沈黙に耐えきれなくなったんだろうな。翼の方から話しかけてくれた。

彼女はいつもそうだった。第一声はいつも翼の方からで、俺はその言葉に曖昧に返事をするばかりだった。

「元気だよ、翼ちゃんは?」

「私?まあまあ元気」

「藤森くんは学校楽しい?」

「まあまあ、かな」

「なにそれー」

「翼ちゃんは、楽しい?」


全部おうむ返し。つくづく自分のコミュ力の無さが嫌になる。

「楽しい、よ?」

くすくすと笑う翼の声にどこか影があるような気がした。

もちろん俺にそれ以上掘り下げる勇気なんてあるはずもなくて、それから数回似たようなやりとりをした。


「そういえば、引っ越すんだって?」


ようやく俺の心臓も落ち着いてきた頃、俺は聞きたかった質問を投げ掛けた。


今日、告白しようと思った。

付き合ってほしいとか、彼女の返事を聞きたいとか、そんなことは一切考えてなかった。

小学生の頃、くだらない理由で伝えられなかった言葉を伝えようと思った。


彼女が引っ越してしまえば、それこそ気軽に話せる環境ではなくなってしまう。

もう声だって聞けないかもしれない。

会うことなんて、もっと難しくなるだろう。

頭ではわかってるのに。

結局、この日も俺は想いを告げられなかった。




64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/11/24(木) 22:30:44.11 ID:vbuqeZbH.net
それからすぐ、翼一家は日本を旅立った。

俺は空港まで見送りに行った。


好きだとは伝えられないくせに、見送りには行かせてほしいと身勝手な約束をした。

翼は喜んでいた、と思う。


別れはあっさりしてた。

当然、俺と翼は付き合ってるわけでもないし、お互い泣くような間柄でもなかったしな。俺は泣きたかったけど。


これで、ようやく前に進めると思った。

翼のことは忘れようと思った。


いつでも会える距離に、声が聞こえる場所にいたからずっと引きずってたんだ。

そう思い込むようにしていた。


久々に会う翼はやっぱり可愛くて、小学校の頃とは違う大人びた格好をしていた。

まあ、お互い中学1年生だし、今思えばまだまだ子供らしい服装だったけど。


「見送り来てくれるなんて思わなかった」

翼は笑ってた。たぶん、作り笑いじゃなかったと思う。

「向こうで元気にやってね」

俺にはこの言葉が精一杯だった。

寂しいとか、好きだとかそんなことを面と向かって言える人は本当にすごいと思うし、今でも尊敬する。

なのに、彼女はそれが言える人だった。

「…藤森くんと会えないのは、寂しいなぁ」

翼は、少しうつ向き気味にそんなことを言った。

息が止まった。

それくらい驚いた。

まさかそんなこと言われるとは思ってなかったから。


「俺もだよ」

目は泳いでたと思う。

結局はオウム返ししかできなかったけど、彼女の言葉は泣いてしまいそうになるほど嬉しかった。



65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/11/24(木) 23:13:53.62 ID:vbuqeZbH.net
「また会おうね、藤森くん」

「うん、また会おう」

しばらく翼は俺に手を振って、俺も振り返した。

翼のお父さんとお母さんはとても良い人で、彼女が俺のことを事前に伝えていたのだろう。

「翼と、これからも仲良くしてね」

そう言って、翼一家はゲートの奥に言ってしまった。


もう明日から、俺は彼女のことを忘れて生きていこう。告白もせずに勝手に惚れて、勝手に諦めた。


でも、彼女の一言が、また翼をどうしようもなく好きにさせてしまった。

「高校生になっても、大学生になっても忘れない!藤森くんに会いに行くよ!だから、また一緒に話そう!」


大きな声でそう言った翼は、他の人たちから興味深そうな目で見られていた。いいねーなんて言ってるおばさんもいた。

ドラマみたいだと思った。

だから、俺も彼女の言葉に大きな声で返事をした。


誰に見られてもいいと思った。今なら、笑われても構わなかった。

どこの名前も知らない他人に笑われるより、俺は翼の笑顔が見たかった。


「絶対また会おうね!ずっと待ってるからね!」

好きとは言えなかったけど、頑張った方だろ?

これが彼女に恋をしてもうすぐ7年目の出来事だった。


それからしばらく、中学を卒業するまで、俺は彼女の声を聞くことはなかった。

もちろん、彼女の方から電話がかかってくることもなかった。

それでも片想いを続けて、気づけば9年になっていた。




73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/11/25(金) 15:16:47.62 ID:09W5ShRG.net
俺は中学で翼を見送った日から心に決めたことがあった。

それは、彼女と対等に話せるような男になること。

具体的にはもっと勉強をして、せめて翼の学力に追い付けるくらいの学力を身に付けること。

彼女に尊敬してもらえるような人間になることだった。


昔から翼に気を使わせていて、肝心な時はいつも彼女のオウム返ししかできない情けない自分を変えたかった。


だから勉強をした。

部活もがんばった。

そんな日々が続いた。


そうすると、なんというか、やっぱり自分に自信がついてくるんだよな。

少しずつだけど友達も増えてきて、卒業を迎える頃には充実した学校生活を送ってたと思う。


実は何度か告白されたりもした。

全部断ったけどね。

頭では諦めようと思ってても、そんなのできるはずなかった。

それくらい俺は彼女が好きだった。

空港で彼女に言われた言葉が、ずっと頭の中で響いてた。



相変わらず、夢にも時々出てきてくれた。

小学校の低学年の姿じゃなくて、ちゃんと成長した彼女の姿だった。

でも、場所は大抵小学校の教室だった。

小学生の高学年くらいに彼女の家を知ったけど、翼との思い出はやっぱりあの教室だったから。


彼女の、また会おうねっていう言葉だけを糧に俺は勉強に打ち込んで、そして高校にも無事に入学が決まった。



74 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/11/25(金) 15:58:42.28 ID:09W5ShRG.net
彼女がニュージーランドから帰国すると知ったのは、俺が高校に入学してすぐのことだった。

これも小中同じの友人から聞かされたことで、どうやら翼と弟だけが帰国することになったらしかった。

ふたりは母方の祖母の家で暮らすようで、俺の家から車で2時間ほどの距離になる。

飛行機で半日かかる距離から、たったの車で2時間弱。


飛び上がるほど嬉しかった。

というか、友達からその話を聞いたとき思わずガッツポーズをしてしまった。

友達には俺が翼に惚れていることがばれてしまったが、そんなことはどうでもよかった。


また翼に会える。

16歳に成長した彼女に会いたかった。

身長は伸びたのだろうか。

髪型は?声は?どんな服を着るようになったんだろうか。


ひとりで妄想してた。

ほんと気持ち悪いと言われそうだが、それくらい彼女に会うのが待ち遠しかった。


俺は中学2年から身長がぐっと伸び、彼女と最後に会った時は150後半くらいだったのに、今では170に届くところだった。

成長した俺の姿を彼女に見てほしかった。


といっても、戻ってくるのは1ヵ月後。

今までは夢にまで見ていたが、今度は眠れない日が続くようになった。



75 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/11/25(金) 16:11:41.33 ID:09W5ShRG.net
本当に好きな人ができると人って変わるんだよな。

もうすぐ翼に会えると思ったら、いても立ってもいられなかった。


オシャレなんかに興味なかったはずなのに、気づけばメンズファッションの雑誌を読み漁っていた。

髪型なんて寝癖を直すくらいで気にしなかったのに、ワックスを買って使ってみたりした。

にきびが出来ないように化粧水なんかも買ったりして、もうなりふり構わずだったと思う。

それくらい翼に俺を見てほしかった。


ただ、日本から帰ってきた先の空港で俺が待ってたらさすがに気持ちが悪い。

これじゃ本気でストーカーだ。

かといって、俺は翼の祖母の家を知らない。

既に携帯は持っていたけど、彼女の連絡先も知らなかった。


だから俺は、少し待とうと思った。

本当は今すぐにでも会いたくて待ちきれなかったけど、中学の時の彼女の言葉を信じたかった。


藤森くんに会いに行く。

そう言ってた彼女だから、日本に戻ってくれば自然とまた会える。

なんとなくそんな気がしていた。






>>次のページへ続く


関連記事

 






























 
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 青春,
 

easterEgg記事特集ページ

 
 
 

おすすめリンク

 
 
 

殿堂入りのおすすめ記事

 
 
続きを見る
 

おすすめリンク2

 
 
 
 

おすすめリンク3

 
 

新規相互

 
 
 

人気記事(7days)

 
 
 
easterEgg [イースターエッグ] : https://eegg.fun/
Mail: 2easteregg@gmail.com