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戦争の体験談を語るわ
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114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/19(水) 15:26:21.64 ID:WrBrvmSI0
>>1よ

こんなところで話したって この話がこの先多くの人の目に留まる可能性は低いぞ


116 :祐希 ◆fyiPNhmVqk:2010/05/19(水) 15:30:06.60 ID:60HAO/620
>>114
それでも構わないんだ。


例え本を出したとして、日本人の誰が買う?誰が読む?

ブログで書いたとして、誰が見に来る?見に来ないよ。

だって、世界は深刻な状況になって初めて動いたんだ。

日本でだって、そんなに報道されていなかったと思う。

自分達に関係ない話だから。

それでもいい。

これは俺のわがままで書いてるだけだから、多くの人が見てくれなく居ても構わないよ。



117 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:31:02.14 ID:60HAO/620
続き書くね。


楽しい夏休みはあっという間に過ぎ去ってしまい、気づけば9月になっていた。

学校が始まると、それまで毎日のように会っていたソニアとも会えなくなり、とても寂しかった。


それでも、一つ変化があったんだ。

今までは、平日は学校の8人で遊び、休みの日にはソニアの家に俺一人で行っていたのだけれど、夏休み明けには、土曜日には皆でソニアの家に行くようになってた。

俺の場合は、次の日の日曜日にも一人で遊びに行っていたけれど。



119 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:32:24.97 ID:60HAO/620
今考えると行き過ぎだったと思う。

でもソニアと会いたくて、遊びたくて仕方が無かったんだ。

ソニアやソニアのパパ・ママもまた来週って帰り際に言ってくれてさ。

出会って数ヶ月だというのに、まるで小さい頃から一緒だった幼馴染のようだったな。



122 :祐希fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:33:50.26 ID:60HAO/620
9人で遊ぶ秘密基地で、ソニアと人で遊曜日はソニアの家過ごし

に学校の子と遊んだりもし

今と違って携帯なかったから、遊の約束をしてしても行けない時ソニアに電話して伝え調



123 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:35:04.44 ID:60HAO/620
12月に入るとスルツキやフルヴァツキの人々が慌しくクリスマスの準備をして、小さい街ではあるけれど、少し華やかになったのを覚えている。

ボシュニャチの人たちは基本的にムスリムだから、普段と変わらない生活だったんだけどね。



125 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:41:18.83 ID:60HAO/620
俺と父さんは久しぶりに休日を一緒に過ごした。休みの日は殆ど家に居なかったからね。

父さんは色んな料理を作ってくれたよ。

どれもやっぱり美味しくなかったけれど、それでも嬉しかった。

「外国で生活させてしまってごめんな。」といった事を言われたけれど、俺にとっては、既にこの国が故郷のように感じていたし、何より俺に居場所があるというのが嬉しかった。

だからこの国で一生暮らしたいって言ったよ。




126 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:42:06.73 ID:60HAO/620
父さんは笑いながら、ここしか仕事ないし、永住するかみたいな事を言ってた気がする。


新年が過ぎ、冬の季節になった。

日本と比べて そこまで寒いわけではないと思っていたけれど、実際には急に冷え込んだりするから常に厚着をして、厚い時は脱いで手に持ったり、リュックに入れたりしていた。



127 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:43:32.11 ID:60HAO/620
皆で雪だるまを作ったり、丘から雪だるまを落としたりして遊んでいた。

周りは広い平原というか高原、そして山々に囲まれた盆地だったから、本当に一面が真っ白で、ソニアの家から見る景色は綺麗だった。

確かこの時雪合戦をしたんだ。

皆で雪の壁で陣地を作って、4・5に別れてさ。

ドラガンの奴が雪をかなり硬く固めてさ、痛かった。

あぶないなぁーなんて思ってたら、それが丁度サニャの目に当たっちゃったんだ。

サニャは涙ぼろぼろ流しながら大丈夫、大丈夫って言ってたんだけど、それを見たカミーユがぶち切れてしまって、ドラガンにつかみ掛かってた。

止めなきゃって思ったんだけど、この時はメルヴィナが好きにさせときなって言ってさ。



129 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:45:20.68 ID:60HAO/620
「男の子なんだから、たまには ああやって喧嘩しないと分かり合えない。」みたいな事を言っていたよ。

やべーメルヴィナやべー。って皆で口々に言ってた。



131 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:46:45.14 ID:60HAO/620
少し経つとさ、二人とも青タン作りながら喧嘩をやめて、ドラガンがサニャに謝った。

「怪我をさせるつもりじゃなかった。ごめんね。」みたいな事言ってたな。

メルヴィナが俺の後ろで ぼそっと言ったんだ。

「悪いと思えば、悪いと思うほど、素直に謝れない時があるよね。あそこで二人が喧嘩をすれば、ドラガンは素直に謝れる。良かった。」

ってね。



132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/19(水) 15:48:03.36 ID:P0Xxg9cJ0
メルヴィナに惚れた


133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/19(水) 15:48:07.93 ID:SdMM970R0
やべーメルヴィナやべー。

でも後に・・・

ああああああああああああ


135 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:50:55.72 ID:60HAO/620
>>132, 133
うん。メルヴィナは長女でさ、弟が確か何人かいたんだ。

だからかもしれないけど、色々と観察して、何時も一人冷静に俺達の見守り?じゃないけど、注意とかしてくれた。

とても優しくて、強い子だった。



134 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:48:09.65 ID:60HAO/620
ニャは夫ってってど、結局 雪合戦は近くで座って見てることになってさ

カミーユも雪合戦をやて、サニャと一に座ってたな

今思貿、子どもって素直直だ



137 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:55:25.97 ID:60HAO/620
この時期は、ソニアママの言いつけで、危ないから秘密基地には行かないって皆約束させられてたな。


そして気づけば5月。

この国で過ごして1年が経過していた。

毎日が充実して、予定が一杯あって、忙しい日々だったと思う。

それでも、当時の俺にとっては、この一年がとても長く感じた。

充実した一年ではあったけれど。



138 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:56:33.48 ID:60HAO/620
俺の家に8人を招待して、皆でお祝いパーティーみたいのをしたんだ。

父さんは料理が下手だっていうのに、気合を入れて日本料理を作ったりしてさ、でも皆の口には合わなかったらしく、全員引きつった顔をしていたよ。

俺も不味くて引きつった表情してしまったけれどね。

それでも、父さんは俺が友達を作って、そして毎日仲良く過ごしている事に喜んでくれているようだった。



139 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:57:45.51 ID:60HAO/620
この時は、ずっとの幸な期間が永遠とくと思っていたよ。



140 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:58:52.24 ID:60HAO/620
6月末頃だったと思う。

隣のフルヴァツカで戦争が始まったんだ。

隣国だけれど、自分達には特に関係がないものだと思っていた。



141 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:00:47.75 ID:60HAO/620
しかし、実際にはそう簡単な問題ではなかったんだ。

街だけでなく、学校のクラスにおいても、スルツキ・フルヴァツキ、そしてボシュニャチの間で気まずい状況になり、ついにはクラスの席が民族ごとに別れる様な状態になってきた。




143 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:02:14.63 ID:60HAO/620
言うまでも無く、今までのように放課後一緒に遊ぶ事は出来なくなったんだ。

ただ、それでもまだ大きな紛争にはなっていなかった。

まだフルヴァツカだけの話で済んでいたんだ。



145 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:04:32.35 ID:60HAO/620
だから、民族間の陰での対立が始まる兆候が見えてからも、俺達は大人に隠れて こっそりと秘密基地に集まっては、9 人で遊んでいた。

自分達には関係ない話だったんだ。

俺達にとって大切なのは、民族や宗教じゃなくて、目の前にいる友達だった。

だから、何があっても俺達は仲間だ。一緒に助け合っていこう。ずっと一緒だ。

そういった約束を交わしたんだ。



146 :希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:06:44.06 ID:60HAO/620
めん。言てたけど 

日本人

ソニ、サニャルヴカミーユ、メフメト、カマスリ

ルコはフヴァキでローマ・カトリ

ラガンはスルツキスルププラボ



147 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:08:02.12 ID:60HAO/620
あ。殿ルプスカ・プラボスラニナのはセルビア教ね

俺達は友達であり、お互いに頼し合う、同じ言葉を話ていいえ、違う民、そして違宗教集まだっだ。



149 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:10:15.12 ID:60HAO/620
夏休みに入っも、去年に一緒に表立て遊ぶという事出来なくなってた。

つであるけ、着実のこの国でも民族間の、宗教対立、そしの負縁の対立が次第に高まっきていた

は違う民族力話さないようになっていたしてはいけない雰囲気いたんだ



150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/19(水) 16:11:20.22 ID:JeXMzKRoP
ドラガンだけがセルビア人なのか。


151 :祐希 ◆fyiPNhmVqk:2010/05/19(水) 16:13:27.96 ID:60HAO/620
>>150
ん。

実際、俺地域5割くらボシュニャチで、4割がス1割がフルヴァツキみたいなじだった思うんだ

から俺の地域でともスルツキは少数派はなかったよ。



152 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:14:19.09 ID:60HAO/620
父さんは、もしかしたら戦争になるかもしれない。

お父さんは仕事をやめる事が出来ないが、祐希は日本へ帰りなさい。って何度も言われた。

でも、俺は友達を残して自分だけ日本に帰るなんて出来なかった。

それに戦争というものを理解していなかったんだ。

戦争にならないようにすればいいでしょ。そんな風に思っていた。


基本的に同じ民族、殆ど同じ宗教の人々が暮らす日本で育ったから、理解できなかったんだ。民族間の対立というものを。

子どもだったしね。



153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/19(水) 16:16:22.71 ID:P0/+v6OY0
親父の仕事聞いてもいい?


161 :祐希 ◆fyiPNhmVqk:2010/05/19(水) 16:22:17.73 ID:60HAO/620
>>153
研究者だった。

といっても、自然科学系だったんだけど、資料がある部屋とかには入っちゃ駄目って言われたりしてたから、ボスニアの研究機関で仕事してるってことしか知らなかったよ。



62 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:23:29.67 ID:60HAO/620
そして9月になった。

今まではフルヴァツキの軍とフルヴァツカ在住のスルツキの人々との衝突だった紛争が、9月末頃にはフルヴァツカ軍とスルツキを主体としたユーゴ連邦軍の戦争へと発展したんだ。

この国では、ボシュニャチが人口の過半数を占めていて、俺の住んでいたカリノヴィクも例外じゃなかった。


日が経つに連れて、街の中ではフルヴァツキとスルツキの人々の関係が悪化して、時々通りで大人同士が喧嘩をするようになってきていたんだ。



165 :祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 16:25:43.22 ID:60HAO/620
そして10月に入ると、ボシュニャチが大半を占めるこの国では、連邦から脱退しようという声が広がって、ついに政府が主権宣言みたいのをしたんだ。

つまり、連邦内の国家じゃなくて、一つの独立した主権を有する国家となるという宣言なんだ。


父さんから説明されても、当時は理解できなかったけれどね。

その宣言によって、街の中は さらに緊迫した状況になった。

学校の中でも、子どもであるにも関わらず、民族どうして一緒に行動して、そして喧嘩が起きたりしていたんだ。

つい最近までは一緒に遊んでいたのに。




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