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交通事故で入院した病院でハーフの美少女と知り合った
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199 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/10 01:42:25 ID:u++THnwd
てな事考えてたある夜、エリカさんから送ってくれコールが入る。

はぇ?…エリカさんバイト始めてからだいぶ経ってますけど、今さら送ってくれコールっすか?。

エリカさんとは毎日連絡は取って縁が切れないようにしてたけど、いきなりっすか?。

「まぁ…良いけどさ…」

いまいち納得出来なかったけど、仕事用に使ってた軽ワゴンに乗ってエリカさんを迎えに行く。

連絡が入って30分後ぐらいに目的地の工場に到着。

エリカさんのバイトしてる工場の近くに車を止めてエリカさんを探す。

「んぁ?ドコにいんだろ…」

暗いし、雨降ってるからドコに居るのか良くわからん。

「携帯に連絡入れたろ…」

エリカさんに電話をかける。

「あ…もしもし、名無しZだけど今工場の前に着いたんだわ。エリカはドコに居んの?」

「あ、ありがとー♪」

はぁ?…いつもと違ってエラく甘えた口調で返事が返ってきた。

「あ…うん…」

「従業員出口のトコで待ってるから来て♪」

何かヘンだなぁ…と思いつつ工場の従業員出口に車を回してエリカさんを迎えに行く。

「お!エリカ発見」

エリカさんは他の従業員らしき人と喋っている。



200 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/10 01:43:37 ID:u++THnwd
俺が傘をさして近づいて行くと、「あ!!こっちこっちぃー」とオーバーに手を振っている。

「あ?…あぁ、お待たせ。待った?」

と言うと俺が言うとエリカさんの横に立っていた工員A(男)が

「この人がそうなの?」

とエリカさんに言う。


工員Aは俺の事をじろぉーっと嫌な目で見てやがる…

「は?」と俺が工員Aに言うと工員Aは「あ…いや…」と言葉を濁して俺から目線をそらせた。

エリカさんが工員Aに

「うん、そぉこの人だよ。じゃ私帰る」

とそっけなく言うと工員Aは「あ…うん…またね…」と言って工場の中に消えて行った。

「今日はごめんね。悪いけど送って行って…」

といつもの感じにエリカさんが俺に話す。

「あ?あぁ!別に良いよ」

エリカさんは俺の傘に入って雨に濡れないように俺に体寄せてきた。

ふぇ?…エリカさんとあいあい傘っすか?…俺( ´ー`)

エリカさんは俺の軽ワゴンに乗る。




201 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/10 01:46:53 ID:u++THnwd
「いきなり連絡来たんで驚いたよ」

と俺がエリカさんに言うとエリカさんは

「あの人ね…深夜のバイトで新しく入って来た人なんだけど、私にすっごくしつこく寄ってきて嫌んなっちゃうのっ!!!」

ははーん…なるほどね…なんとなぁーく事情が飲み込めてきたよ。

「あ?…そ、そーなんだ…」

俺、エリカさんの用心棒代わりって事っすか…俺ってエリカさんにとってなんなんだろ…

なんて事はエリカさんに絶対に言えない根性無しな俺…('A`)

「最近はどっか行こうって しつこく誘ってきて、もうウザくって…」

なぁーにぃ!!エリカさんに誘いをかけてくるだぁーあぁぁっ!!! 許せんなっ!工員Aのヤツ!!!

「下心が見え見えな感じがして、すっごく嫌なタイプなの…あの人…」

車を走らせながらエリカさんの話を聞く。


「そーなの?。でも、嫌いだったらはっきり言った方が良いと思うよ♪」

「うん、何回も断ってるんだけど、それでも誘って来るの…同年代の男の人ってあんな人ばっかだから私嫌なんだ…」

ほぇ?…エリカさん年上好きなんですか?( ´ー`)

「名無しZはガツガツした感じがしないし、ヘンに気を使わなくて良いから一緒にいて落ち着くのになぁ…」

俺って結構良い感じなんだ…ちっとうれしい。

でもさ…それってエリカさんの勘違いなんだよ…

それは、俺に自信が無いから強く出れないって事の裏返しなんだよな…



202 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/10 01:48:28 ID:u++THnwd
「あ?…あははは…俺と一緒に居ると落ち着けるんだぁ…それはうれしいなぁ…」と空元気の虚しい笑い…

そーだよな…所詮、30歳毒男の俺なんて そんなモンだよ…

毒男のネガティブマイナス思考…

どんどん暗くなって行きそうな気分だったので ここらで話題を変える。


「あっ…そーだ、あのねぇ、俺腰の具合も良くなってきたから そろそろ仕事に復帰する事にしたんだ」

「えっ!おめでとー。良かったね。それじゃ腰は完全に治ったんだ?」

「あ…いや、椎間板ヘルニアって完全には治らないらしいんだ」

「えっ…そうなの?」

医者の話によると一度椎間板ヘルニアになった人はまたいつ再発するか判らんらしい…こんな痛い思いすんの嫌だぞ…俺('A`)

「うん、いつ再発するか判らないんだってさ…でも、再発しない人もいるらしいから判んないんだってさ」

「そうなんだ…大変だね…」

エリカさんが暗い顔してます…

「あっ!!大丈夫、大丈夫。俺は再発しない人に内定してるから…てへ♪」

「あはははは…何それー、根拠の無い内定だね。あはははははは」

やっぱり笑いがあった方が俺は落ち着くわな…根っからのお調子モンですから♪



203 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/10 01:49:28 ID:u++THnwd
ついでに…北海道にツーリングに行く計画をエリカさんに話す。

「んでね、仕事に復帰する前に北海道にツーリングに行こうと思ってんのだよ」

「あっ!!良いね。いつから行くの?」

「うーん…まだ、決めてないんだけど、お盆の時期って込むし、旅行代高くなっちゃうから7月中に行ってこようと思ってんだ」

「あ…もうすぐ行くんだ…どれくらい行って来る予定なのかな?」

「うーん…思い切って10日から2週間ぐらい行ってこようかなぁ…って思ってる」

「あ…けっこう長いんだね…」

そんな話をしてる内にエリカさん実家に到着。


「今日はホントにありがと。助かっちゃった…また送ってもらっても良いかな?」

「あ…うん、仕事に復帰するようになったら ちっとキツイかもしれないけど出来るだけ送るよ」

「あ……うん…その時はムリしなくて良いからね…」

エリカさんと別れて家に帰る。


家に着くとエリカさんの事をちっと整理する。

「バイト先でしつこくナンパしてくる無礼者がいるのか…」

「バイト先から家まで送ってやりたいけど、仕事始めたらちとムリだなぁ」

その日はシャワーを浴びて寝た。



204 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/10 01:52:19 ID:u++THnwd
翌日から北海道ツーリングの予定を組む事にする。

予定と言っても行き帰りの日程&交通手段(船)を決めるだけで後は何も決めない。

やっぱり旅は風まかせが一番!!と言うポリシーの漢だからだ。

ごめんなさい…ウソつきました…単に俺がズボラなだけです…m(_ _)m


「うーん…青森か大間のフェリー乗り場に着けば何とかなるっしょっ」と予定を決めたんだか決めてないんだか判らないような予定を立てた。


ネットで北海道の情報を検索してたら、エリカさんから携帯メールが入った。

「お?…午前中にメール入るなんて珍しいな…何かあったのかな…なんだろ?」

メールを開くと

「おはー今日ヒマかな?。ヒマだったら名無しZの家に遊びに行っても良い?」

はぇ?…えぇぇぇぇぇ!!エリカさんが俺んちに来るのぉぉぉぉぉお!!!

「別に良いけど俺んち汚いし、お袋居るよ…('A`)」とメールを返す。


俺んちは数年前に親父が死んでお袋が一人になったんで俺がお袋と同居してる。

兄貴は結婚してたんで独身の俺がお袋と同居する事になったってワケである。


「あはははは♪名無しZのお母さんが居ても私はかまわないけど、部屋だけは掃除しといてね(はぁと」

「ぐぁ…今から掃除すると時間かかっちゃうけど良いの」

「私が名無しZの家に行くのが嫌なのかな…嫌だったら行かないけど…」

ぐぇぇ…こんな言い方されたら断れるワケないじゃんか・・・('A`)




205 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/10 01:54:38 ID:u++THnwd
「速攻で部屋掃除しますっ。出来るだけ早くします…」

「了解。じゃ私ドコに行けば良いのかな?」

「んじゃ、俺がエリカさん家の近くのコンビニまでバイクで行くです」

「はぁーいOKでーす。じゃあ、連絡来るの待ってまぁーす♪」


いきなり俺ん家に来るなんて どしたんだろ…何かあったんかな?

んな事考えながらも、部屋の掃除を始める。


エリカさんに見られるとまじぃモノ(エロ関係のブツ)は全部袋に詰め込んで死んでから使わなくなっている親父の部屋に突っ込む。

パソコンはMXで落としまくった非合法の映像が満載なHDDは起動ドライブを残して全てパソコン自体から引っこ抜く。

「良かったぁ…起動HDDに非合法なモノ入れてなくて…」

なんて幸運な俺( ´ー`)


なんて事してたらお袋が不信に思ったらしい。

「あら…珍しく部屋の掃除なんかしてんの…女の人でも来るのかい?」

「あ…いや、友達が家に来るっていうからさ…ちょっと片付けようかなぁ…なんて思っただけ…ははは…」

ぐぁぁぁ…こんな時にそんな事気付くなよ…My・マザー… _| ̄|○

一時間ぐらい片付けに時間がかかっちまった…('A`)


速攻で部屋着の汚いユニクロスウェットを脱ぎジーパン、Tシャツに着替えてエリカさんを迎えに行く。

息を切らせながらエリカさんの待ってるコンビニまでバイクをすっ飛ばす。

家を出る時に連絡入れといたんでコンビニにエリカさんが居た。



206 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/10 01:56:06 ID:u++THnwd
お、お待たせ…」

「すごい汗だけど そんなに急いできたの?。そんなに慌てなくても良かったのに…」

慌てさせた張本人が何言ってやがるっヽ(`Д´)ノ


「あ…いや、今日晴れてて暑かったからさ」

あれ?…今日のエリカさんの格好いつもとちと違うっす…


オヘソが出るような短い赤のTシャツとローライズジーンズ。

靴はヒールが少しあるサンダルみたいなヤツはいてる…

スタイル良いなぁ…とは思ってたけど、こんな姿してるエリカさん見たのは始めてだった。


エリカさんって身長高かったから目立たなかったけど…

結構…胸が…ぼいんぼぃーんなんだね…(;´Д`)



232 :名無しZ ◆dMsNeLSBQw :05/03/11 00:49:42 ID:XTw5QXpu
「ちょ、ちょっと待っててね」

と俺は言うとコンビニで500mlのポカリ買うと一気飲み。

ついでに午後の紅茶1.5L(レモン)とお茶菓子を適当に購入する。


「汗メチャメチャかいちゃったけど臭くねぇかな…俺」と思いつつ、待たせていたエリカさんをバイクに乗せる。


ぐぁ…エリカさんヒールのある靴履いてっから身長が俺よりはるかにでけぇょ…('A`)

「ホントにお待たせ致しました。んじゃ、行くとしますかねぃ」

バイクで俺んちに向かう。

途中、信号待ちの時にエリカさんが、俺に

「名無しZの家ってどんな感じなの?」

と聞いて来た。

「あ…うん…ふつーの家だよ。期待しても何にも出ないよ」

俺んちは築30年を超えるが、骨董的価値が付かないよーな木造モルタル2階建てのきったねー家ですわ… _| ̄|○

そんな、こんな話をしてる内に名無しZ家に到着。

家の前にいつも置いてるようにバイクを駐車するとエリカさんを下ろす。


「ここが俺んち…き、汚い家っしょ?。玄関開けると豪華なシャンデリアが貴女をお出迎え…なんてこたぁー有り得ませんから、遠慮せんと家に上がり込んじゃって下さい…」

はぅっ!…ギャグのセンスも冴えねぇぞ…俺('A`)




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