温泉旅館で働いてた時の話をしてみる
部屋数200以上のかなり大きな温泉旅館(ホテル)で働いてました。
正社員です。
仲居さんがいて和室の部屋で、温泉があって、部屋でご飯を食べる、みたいなとこ
JTBからも表彰されるような、結構有名な旅館でした
働いていた部署は仲居さんに指示だしたり、お客さんのクレームを管理するような とにかくなんでもやらされる雑多な部署でした
たまにフロントにも立ちますが ほっとんどは裏方です
ホテルマンのくせに接客は あんまりしませんでした
温泉旅館はその性質上、地方にあります
そのため社員は ほとんどが現地人か社員寮に住み込みの社員になります
これが この業界最大の闇になります
また、ホテルの業務というのは その性質上 朝食とチェックアウト、チェックインから夕食までの間が忙しくお昼間は暇になります。
そのため仲居さんや調理場の人は朝出て、昼は長い昼休みを取らされ、夕方はた出てくるという
おっそろしく精神的な拘束時間の長い勤務シフトが組まれます
しかも休憩するのは回りに なにもない社員寮です
そんな浮世離れした世界で当然仕事が続くこともなく、ほとんどの新入社員が3年以内に辞めていきます
ですので、ほとんどが住み込みの派遣社員になります
そんな僻地にくる派遣なので、だいたいが わけありの人か、本当に金が目当ての人になります
また男女比が極端で女性が多い世界なので、女同士の関係がドロドロです
男女関係は それ以上にドロドロですけど
この時期はとにかく忙しいので、泊まりにいくことは あまりオススメしません
まともなサービスは期待しないでください、って失礼な話ですが
ホテルマンは基本的に接客が好きな人間が多いので お客様に話しかけられたりお願いされるのは好きな人種です
ただし これは余裕のあるときの話
今の時期はみんな精神的にも肉体的にもピリピリしてて、裏では罵詈雑言が飛び交ってます
また彼らが家に帰れるのは冬やすみが終わるころという悲しい事実
誰かが楽しんでいるとき、誰かがそのうらで必ず はたらいているのです
旅館だと仲居さんに部屋まで案内されると思いますが
そのときに心づけをどうするか、というなんともいえないモヤモヤした葛藤があると思いますが
基本的に出さなくても問題ありませんし、裏でケチな客だと言われることもありません
というのも、うちのホテルでは あのお金は全体でプールされ不公平のないように年に何回か公平に分担されるシステムになってました
なので、自分のポッケにナイナイしないかぎり、あーーんまり関係のないものだったりするのです
もちろん海外のホテルはチップという概念があるので別ですが
残念ながら男です
男女比が偏っているので、男の社員は基本的に女性に不自由はしません
ほとんどの男性社員は社内結婚です
そして辞めれなくなるという地獄
賢い女の子や綺麗な子ほど うまくやめていきます
できない人ほど残るという悲しい事実
質問とかも されないんで適当に書いていきます
温泉のお湯は実は源泉からバキュームカーみたいなので持ってきて沸かしてます
出ることは出るのですが量が十分じゃなかったり、色が安定しなかったりいろいろあります
なかなか かけ流しの源泉なんてありゃしません
大切なのは雰囲気です、
お湯に何入ってても肌から吸収されたりしませんぜ
またミネラル分が多いので、配管の清掃が以上に多いです
これがまた めんどくさいのです
また上でも書きましたが、風呂を掃除するのも必然的に深夜になります
つまり大晦日の夜に風呂を洗う仕事をしてる人がいるっていうことです
めんどくさい おきゃくさんも たくさん来ます
さいきんだと韓国方が増えたのですが、たいがいマイキムチを持ち込みます
そして それを冷蔵庫に入れます
当然においが残ります
部屋のにおいはオゾンとか消臭スプレーでなんとかなりますが冷蔵庫の においはどーしようもありません
もし冷蔵庫利用する機会あったら、中の匂いは気をつけてください
買ってきたケーキをしまっていたら。。。。とかありえますんで
部屋のコップは洗っているの?という話がよくありますが基本洗います
ただ、気をつけていただきたいのが、未使用の袋やタグを使用後に再装着して元に戻されると使っていないと勘違いされ、そのままにされる可能性があります
部屋の清掃はパートさんや、業者がされるので、袋がかかってたら多分そのままにされます
なかなか無い話だと思いますが、部屋の食器類は軽くゆすいだり、良くみてから使ったほうが無難です
世の中には悪意を持って余計なことする人が必ずいるので